【閲覧注意系SS】絵里「誕生日に『希の○○○を○○りたい』と言ったら希にドン引きされた……」
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絢瀬絵里生誕祭2019参加作品
☆警告☆
かなり悪趣味な性癖を抱えた絵里が、希を困らすSSです。覚悟のある方だけお読みください。 201X年10月21日––––
この日、いつも通りの練習を終え、部室に帰ってきた絵里を待っていたのは、メンバー達が極秘に拵えた絵里のサプライズ誕生日パーティーだった––––
そして、その帰り道–––– 希「ふふ……」
希「どうやった?エリち」
希「エリちのサプライズ誕生日パーティーは……」
絵里「ありがとう、希」
絵里「まるで、夢のような時間だったわ……」恍惚
絵里「だって、こんなに大勢の人から誕生日を祝われたの……生まれて初めてなんだもん」
希「そう言ってくれたら、仕掛け人のウチも嬉しいな……」
足ピタッ……
絵里「?」キョトン
絵里「どうしたの?希」
絵里「急に立ち止まったりして……」 希「……なぁ、エリち」
希「何か、欲しいモンとかある?」
絵里「なによ、突然……」
絵里「プレゼントなら、さっきみんなから『世界のチョコレート詰め合わせ』を貰ったわよ?」
希「それは『μ'sのみんな』からやろ?」
希「……ウチが言いたいのは」視線下向き
希「ウチとエリちだけが知っとる、秘密のプレゼントをあげたいなぁ〜〜って……////」
絵里「…………」 希「ん?どしたの?」
希「いろいろあって、何にしようか迷っとるん?」
絵里「……い、いいの?ほんとに」
希「遠慮せんでええよ」
絵里「ホントにホントにホントにホントにホントにホントにホントにいぃぃ?」
ハァハァ……
希(……こっちの顔にまで届きそうな、すごい鼻息や)
希(こんなに欲望むき出しなエリち……初めて見た)
絵里「…………」ハァハァ 希(ハッ!!!!)
希(ま……まさか!!ウチと
/ ̄ ̄ ̄ /
 ̄/ / ̄ /' 7'7./''7 /' 7'7./''7 /' 7'7./''7 /' 7'7./''7
__/ /___. _'__,'ノ / _'__,'ノ / _'__,'ノ / _'__,'ノ /
/____/ /____,./ /____,./ /____,./ /____,./
な事を……!!) 絵里「…………」
希(ちょ……なに沈黙しとるんよ////)
希(間が持たんやん……////)
絵里「……じゃ」
絵里「じゃあ……」
生唾ゴクリ
希「…………////」
絵里「……のぞみの」
絵里「希の……」
絵里「〜〜〜〜〜」言い淀む 希(な、なに!?)
希(ウチの何が欲しいん!?)
絵里「…………はっ」
絵里「はなっ………」声上ずり
希「ハナ?」
絵里「………………」
絵里「……鼻クソをほじりたい」
希「……………………」
希「……………………」
希「は?」 . /:: :: :: :: :/:: :: :: :: / ¨¨/:/¬=-\:: :: ::| :: :: :: :: :: :‘, :: :: :: ::‘,
/: ::: :: :: :/_::,., '" .:/ ¨¨` \:: | :: :: :: :: :: :: ‘,: :: :: :: ::
:′:: :: :: :′x=ミ 、 /" x======ミメ、:: :: :: :: :: :: :: :} :: :: :: ::|
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|:: :: :: :: :| 〃_)心 込 斗 ' "|i:: ::/:: :: :: ::/:: :: :: :: :::ト
|:: :: :: :: :| 人_込ン リ: /:: :: :: ::/ :: :: :: :: :: |∧
∨:‘,:: :∧ .: /: /:: :: :: 〃⌒V:: :: :: ::|: ∧
V::‘,:: :∧ 〈 幺イ:: :: // てう}:: :: :: :i|:: ::∧
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八 こ¨¨` {: :: {:{:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: }
}\ 从 ::| {:: ::{ :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::厂¨¨}
/: :: \ . :个 ',:j {:: 人:: :: :: :: :: :: :: :: ::ノー- /
{:: :: ::/ 丶、 .,s≦ 人{ ゚'*。 ::_::_::,s≦\__/
从:: / ≧==≦. / Υ¨ヽ / } ‘,__ノ:: ::ニ=- _
V{ {_人:: ::‘, 。*'" }ニニニ}s.,j__r‐┘:: :: :: :: :: :: :: :: :ニ=- _
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〃ニニニニ}/ . ヽ厶s≦ / }′\ニ/ニニニニニニニニニニニ ´ニニニニ\:: :: :: :: :: :: :: :: ::
/ニニニニ / / { } / / /{ニニニ \ニニニニニニニニニ./ニニニニニニニニム:: :: :: :: :: :: :: :: :: } _人人人人人人人人人人人人_
> ハッ!!!!!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
,__、 ____
/ ./ ゛ヽ
. / / ヽ 'ヽ
ノ lヽヽノ´"`ヽヽゝヽ .l
( ( .( ( l`◎ ◎´l ノ
. ) l/ヽゝ"" 口 "" l_/
./ .ノ`ヽ))ヽ__________ノヽ
ヽノ ./´`j::》o《::lヽ O 絵里「あっ…………」絶望
絵里「ああっ……………」
希「…………」
絵里「いっ!!いまっ……」
絵里「いま言ったことは忘れてぇ〜〜〜〜!!!!」
ランランナウェイ!!!!
希「あっ!!エリち……」
ダダダダダダダダダ…………
希「……………………」呆然
秋風ヒュウウウウウウウウウ…… __
'´ 、`ヽ
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ それから?
と) 芥)つ
く/_i_i_>
し'ノ (校舎・屋上)
穂乃果「絵里ちゃんが学校に来なくなって、もう一週間になるね……」心配
ことり「どうしたんだろう……絵里ちゃん」
海未「私たちが連絡しても、『放っておいて!!』の一点張りですし……」
海未「まさか、学校で誰かからいじめでも……」
凛「まさかぁ〜〜!!」呑気
凛「スクールカーストの頂点に君臨する絵里ちゃんが、いじめだなんて……」 花陽「ひょ、ひょっとして……」
凛「かよちん?」
花陽「私たち……この間の誕生日パーティーで、何か気に触ることをしちゃったのかも……」
凛「………………」
凛「やっちゃったね……矢澤さん」
肩ポンッ
(三ω三)/J(*▽_▽*)し
にこ「なんで私に振るのよ!!」 真姫「ねぇ……希」
希「なに?」
真姫「あなた……パーティーの後、ふたり一緒に下校したのよね?」
真姫「なにか、絵里に変わった事とかなかった?」
希「………………」
希「いや…………」
希「特に異常はなかったよ」知らぬ顔の半兵衛
希「ウチも、エリちに何があったんか、首をひねっとるんよ……」
にこ「あんた、絵里が傷つくような事とか言ったりしなかったの?無意識のウチに……」
凛「にこちゃんならともかく、希ちゃんがそんな無礼なことをするハズが……」
にこ「」
ほっぺツネツネ
凛「みなひゃ〜〜ん!にこひゃんが下級生をいひめてまふよぉ〜〜!」涙目 両手パンパン!!
海未「さ、皆さん!」
海未「絵里がいないからといって、気落ちしてはいられません!」
海未「私たちは、私たちのやるべき事をやるだけです!」
海未「気分を切り替えて、練習を始めますよ!」
一同「は〜〜い……」
凛「ひょっとぉ〜〜!!見て見ぬフりひないでよぉ〜〜!!」
にこ「自業自得でしょうが!!」
希「……………………」 海未「1・2・3・4、1・2・3・4……」手拍子
穂乃果「おっとっとっと!」両手バタバタ!!
地面に尻もち!!
穂乃果「いったぁ〜〜……」
ことり「大丈夫!?穂乃果ちゃん」
海未「何ですか穂乃果!弛んでますよ!」
花陽「ぴ、ぴゃあっ!!」グラグラッ
凛「あ、かよちん!」
花陽「ご、ゴメン……」 海未「ハァ…………」溜め息
海未「どうにも、ダンスの練習に身が入りませんね……」
にこ「こんな時、アイツがいてくれたら……」
真姫「やっぱり、絵里が抜けた穴はデカいわね……」
希「………………」
凛「絵里ちゃ〜ん!!カムバックだにゃあ〜〜!!」
希「………………」
希(…………エリちのアホ) ___
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二二二二二二ヽ iヽ二二二二二二二二i |:::::::::::|
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| それからそれから? .\ . |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
\__________/ 〜絢瀬家・絵里の自室〜
扉コンコン……
亜里沙「お姉ちゃ〜ん、ご飯だよぉ……」
絵里「…………」髪ボサボサ
絵里「いらない」落ちくぼんだ目
絵里「食欲がわかない……」定まらない視点
亜里沙「…………わかった」
絵里(…………もうダメだ)絶望 絵里(みんな、心配してLINEを送ってきてくれるけど……)
絵里(希だけ、なしのつぶて……)
絵里(完全に希に嫌われた……)
絵里(…………私のバカ)涙じわり
絵里(いくら誕生日モードで、テンション爆上げだったからって……)
絵里(つい舞い上がっちゃって、自分の性癖を暴露するだなんて……)
絵里(お陰で希と顔を合わすのが怖くて、学校に行けなくなっちゃったじゃない……) 絵里(ああ……今でも思い出す……)
絵里(希のあの軽蔑しきった表情……)
ピローン!
絵里「!?」
スマホ確認
絵里「……………うっ」硬直
のぞみん:
おいこら変態
絵里「………………」恐怖 のぞみん:
おい
のぞみん:
既読スルーするなよ
のぞみん:
いるなら生存報告しろよ
なんでしょうか
のぞみん:
あのさぁ
のぞみん:
なんで学校こないの?
のぞみん:
お陰さまで
私があんたを
いじめたって嫌疑を
かけられたんだけど
絵里(希が、標準語……)
絵里(マジギレモードだ……)戦慄 のぞみん:
っていうかさぁ
のぞみん:
どう考えても
私が被害者なんだけど
のぞみん:
何?鼻クソほじらせろって
のぞみん:
新手のセクハラ?
のぞみん:
_____
/:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
. /::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::ヽ
l::::::::l:::::ノ::::ノ`ノヽ::::::::::::l
ヽ:::::l::::l ▽ ▽ヽ::::l
. ヽ:/l::ゝ ๑ ◇ ๑ y:/ ムキーーッ!!
/ヽlノヽm__________ノヽ
.{==/ヽ( )》o《:lヽ{==}
./::::::ヽ__ノ:⊂ニノ l::::ヽ
l:::::::::l j:::::::j l:::::::)
ヽ:::::l/_/_l_l_l_l_ヽノ:::::ノ
. ヽ_i__/
l::::::l::::/
`-`-´ 大変申し訳ありませんでした
どうか
あの発言は
無かったことに……
のぞみん:
無理
のぞみん:
一生忘れられない
インパクトがあった
ええ……
のぞみん:
百歩譲って
キスさせろとか
胸もませろとか
パンツ見せろとかの方が
まだマシだった
のぞみん:
まさかそんな
アブノーマルな嗜好の
持ち主とは思わなかったから
のぞみん:
汚い言葉になるけど
「マジキメェ!!」って
思った
絵里(は……針のむしろって、こういう状態を言うのね……) のぞみん:
おい、変態
のぞみん:
私の絢瀬絵里を返せ
あのね、希
そうやって簡単に
人の性癖にダメ出しするの
よくないと思う
のぞみん:
は?正当化する気?
のぞみん:
私に泣き寝入りしろって
いうの?
のぞみん:
なんなら、μ'sのみんなを
ここに招待して
この事をぶちまけて
ヤバいかどうか多数決を
取ろうか?
それだけはやめて
社会的抹殺だけはやめて のぞみん:
冗談は置いといて
のぞみん:
明日からちゃんと
学校に来て下さい
のぞみん:
あなたがいないと
ダンス練習が
しっちゃかめっちゃか
なので
無理です
のぞみん:
強情はるなよ
今の私
希と目を合わす
勇気がない のぞみん:
叱られて現実逃避とか
子供かよ
ごめんなさい
あなたを
幻滅させて
こんな性癖を
もった自分を
恨めしく思う
わたし
このまま
消えてしまいたい 〜1時間後〜
絵里(どうしたのよ、希……)
絵里(沈黙してから、もう一時間も経つわよ……)
ピローン!
絵里「!!!!」
慌ててスマホの画面覗き込み のぞみん:
お〜〜い
のぞみん:
ひょっとして
自殺しようと
してない?
のぞみん:
まだ生きてるなら
返事してよ
絵里(……………………)
ごらんの通りよ
でも
何かの弾みで
首を吊りかねないかも のぞみん:
あのさぁエリち
絵里(いつもの口調に戻った……!?)
のぞみん:
ホントに反省しとるん
やったら
のぞみん:
生のエリちの
血の通った声で
謝ってほしいな
のぞみん:
だから学校に来てよ
もう怒ってない?
のぞみん:
まだ完璧に許してないけど
のぞみん:
ただ
絵里(ただ……?) のぞみん:
正直な話
のぞみん:
エリちがいない学校が
こんなに寂しいモノとは
思わなかったから
のぞみん:
エリちの無事な顔を
1秒でも早く
見たいんよ
ウチは
絵里(…………希!!)
スマホ画面に涙ポタポタ…… のぞみん:
さっきは
ウチもちょっと
口調が過激すぎたね
のぞみん:
ごめんなさい
のぞみん:
どうか
幻滅しないで下さい
わかった
明日からちゃんと
学校に行く
のぞみん:
人目がある中じゃ
話しづらいだろうし
のぞみん:
明日は7時半に
教室に来てよ
そんなに早く!?
のぞみん:
来なかったら
みんなにバラすよ
ハイ…… _,,:-ー''" ̄ ̄ ̄ `ヽ、
,r'" `ヽ.
__,,::r'7" ::. ヽ_
゙l | :: ゙) 7
| ヽ`l :: /ノ )
.| ヾミ,l _;;-==ェ;、 ,,,,,,,,,,,,,,,_ ヒ-彡|
〉"l,_l "-ー:ェェヮ;::) f';;_-ェェ-ニ ゙レr-{ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ヽ"::::''  ̄´.::;i, i `'' ̄ r';' } |
. ゙N l ::. ....:;イ;:' l 、 ,l,フ ノ | 从*´ ヮ`ル
. |_i"ヽ;:...:::/ ゙'''=-='''´`ヽ. /i l" <
.| ::゙l ::´~===' '===''` ,il" .|'". | それから?
.{ ::| 、 :: `::=====::" , il | \________
/ト、 :|. ゙l;: ,i' ,l' ノト、
/ .| \ゝ、゙l;: ,,/;;,ノ;r'" :| \
'" | `''-、`'ー--─'";;-'''" ,| \_ 〜翌日・早朝の教室〜
扉ガララ……
絵里「…………」
シ〜〜〜〜ン……
絵里「……希のヤツ」
絵里「早く来いって言っておきながら……」
絵里「自分は見事に遅刻してるじゃない……」
ハァ…………
∬cV;- ♢-v 絵里「まったく……」
絵里「自分で約束しておきながら……」
希「ヒザかっくん!!」
∬cvºДºV╭*( ๑˘ᴗ˘๑ )*╮
⊂ニニニ ) /~y ヘ ヘ
と| /) / /| ) )
/`/ /~/⌒\ヘ ⊂/
Σ/ / /(ゞ /\_| |
\\ガッ ̄/// | |
\\ \ | |
⊂/ヘ / ⊂__|
絵里「チカァッ!?」
ドタッ!! 絵里「…………っつ〜〜」
絵里「…………の、希!?」
希「おやおや?」ニヤニヤ
希「何ズッこけてるんですか?元バレリーナさん」
希「体幹なら、誰にも負けないんじゃなかったんですか?」クスクスクスダ
絵里「…………っ」決まりの悪い顔
立ち上がり
絵里「恥ずかしいとこを見られちゃったわね……」
希「あ、大丈夫」
希「これぐらいの事じゃ驚かんから」
希「なんせ、これよりもっと『恥ずかしいとこ』を一週間前に見ましたからねぇ」薄ら笑い
絵里「〜〜〜〜〜〜////////」体プルプル 希「…………なぁ?エリち」
希「…………」真顔に戻る
希「早う聞かせてよ」
絵里「えっ」
希「昨日、約束したやろ?」
絵里「………………あ」
絵里「…………その」
絵里「…………」目をそらす
絵里「ごめん」ボソッ 希「ん〜?聞こえな〜い」
希「どうしたの?照れてるのかなぁ?」
希「それに、人に謝るときは、ちゃんと相手の目を見なきゃアカンよ?」
絵里「……………」
_{r‐/⌒ク>へ ヽヽ
__{/ ̄ ̄ ̄ ~''く〕 い
-< { -‐-ミ \ } l
/ { \ \ l
/ /l ト \ ヽ弋
/ / 、 l \ \ヽ l \
, j / \ \ Y l \\
l| l''" ̄ 二\  ̄`〜ミ_l l } l \ヽ
|l { ,xぅ芯ミ 'て)心x,} j j い )ノ
! l ミ(弋:゚:リ 弋:゚:ソ 个/ / l !
八l\  ̄ !  ̄ // / }ノl }
{`ト\ _ _ /ィノ
ヽ}人 - ノ { l
ノノ} \ イ ヽ} }
〈( j /__l ー '"|┐〈(_ノ j
ノ / /`'''┐┌''" 〉ヽ V
/ /イ{ ハ ハ / /\トー
/// r―‐-くr-rニニ二} } } ヽ
/{(_ノ {ニニニ{ /ニニニノ 、__ノノ \
/ l  ̄ l/ニニHニニ\{  ̄V |
l l| /ニニニニ爪ニニニニ\ ∨ / ヽ
l { / \ニニニ∧∧ニニニ/ V ノ
/l ∨ ヽ/ ヽ/ l \
絵里「…………ごめんなさい」 希「…………うん」
希「わかった」
絵里「…………許して、くれる?」
希「……………………」
絵里「………………?」
絵里(ど、どうしたの?希)
絵里(急に、押し黙っちゃって……)
絵里(まさか、許す気なんてさらさら無いんじゃ……)
希「……………」モジモジ 腕ガシッ!!
絵里「!?」
希「ちょっと……」
希「ついてきて……」
絵里「えっ!?」
ズルズルズルズル……
絵里「ちょっと!?希っ!?」
絵里「どこへ連れて行くのよ………!?」 〜校舎三階・社会科準備室前のトイレ〜
個室の扉バタンッ!!
絵里「」顔引きつり
絵里「一体、何を始めるつもりなの……」
希「座って」
絵里「え?」
希「そ・こ・に・座・っ・て」圧
絵里「…………ハイ」
/⌒∬cV;σ _σv
| ( つ つ __
ヽ ( ⌒) ) (三(@
に二二 UJ
) r'
└ー┘ 絵里「……座りました」
希「……………………」
(ここで、顔を紅潮させた希の両手が、絵里の太ももにのし掛かる)
絵里「!!??」
希「…………んっ」
(今、絵里の目の前には、両目を固く閉ざした希の顔が–––––)
希「………………」
絵里「え?え?」
絵里「ちょっ……?」 希「…………するなら早くしてよ」
絵里「…………!?」
希「目……終わるまで閉じてるから」
希「ウチの鼻クソ、ほじりたいんやろ?」
絵里「!!!!!!!!」
希「ホラ、早くせんと授業が始まるよ……」
絵里「…………」
絵里「……いいの?」
絵里「許せないんじゃなかったの?」
絵里「『マジキメェ』んじゃなかったの?」 希「…………今回のことは、ウチの胸だけにしまっとくから」
希「…………だから」
絵里「…………」
希「もう、学校を休んだりしないでよね」
希「ウチ……ほんと寂しかったんやから」
絵里「………希」
絵里「…………動かないでね」
絵里「ちょっとでも動くと、粘膜を傷つけて鼻血が出ちゃうから……」
希「…………エリちのアホ」ボソッ 絵里「…………じゃあ」
絵里「指を入れるわよ」
希「ん…………」
指つっこみ……
絵里(…………やっちゃった)
絵里(希の鼻の穴に……指を入れちゃった////)
絵里(…………あれっ?)
絵里「ねぇ、希……」
希「何?」
絵里「あなたの鼻の中……」
絵里「鼻クソが凄いこびり付いてる……」
希「もうっ!!いらん実況せんといて!!////」
希「う〜〜〜〜〜////」顔真っ赤っか 絵里「あなた、ひょっとして鼻炎持ち?」
希「…………いや」
希「その…………な?」
希「昨日の夜から、自分で『処理』してないから……」
絵里「……………あ」
絵里「ひょっとして……」
絵里「私のため……に?」
希「こらぁ〜〜!!さっきから手が休んどるよ!!」
希「ウダウダ言うんやったら、もう辞めるから!!」
絵里「は、はい……」 鼻ホジホジ……
絵里「……………」
(ピンと立てた絵里の人差し指に、親友の瑞々しい汚物が粘り着いている)
絵里(こ、これが……)
絵里(希の……鼻クソ……)
絵里(うすい緑色で、まるで宝石の欠片のような……)
絵里(…………尊い)やばい
紙カラカラカラ……
(絵里は手繰り寄せたトイレットペーパーへ、希の鼻クソを後生大事そうに包んだ) 絵里「…………どう?希」
希「うん……」
希「ちょっと、呼吸が楽になった」
絵里「じゃ、つぎは左の穴を……」
鼻ホジホジホジ……
希「……………」
うす目チラリ……
希(うぅっ…………)
希(エリちの顔……)
希(すごく幸せそうで……しまりのない顔になってる)
希(これが、かつて氷のように冷たかった元生徒会長の本性かと思うと……) 絵里「♪〜〜〜〜〜」ハッピーフェイス
希(昨日のLINEで、なんか自殺しそうな雰囲気だったから……)
希(励ます意味合いもかねて、一度だけならと腹をくくったけど……)
希(なんだか……)
希(エリちの将来が心配になってきたわ……)
希(間違いを起こさんように、ウチが徹底的に調教せねば……)
絵里「…………もう目を開けていいわよ」
希「…………えっ?」
絵里「終わったわよ、希」
希「あっ………うん」 両目パッチリ……
希「……ゲッ」
(希の目に飛び込んできたのは、ティッシュペーパーの上にうず高く盛られた自分の鼻クソだった)
希「…………捨てて」
絵里「え……」
希「早くトイレに流してよ、ソレ……」
絵里「…………」
絵里「ヤダ」
希「」
希「ハァァァァァァァァ!?」 絵里「取っておきたい……私のお守りにしたいの!!」
希「正気か!?あんた!!」
絵里「ねぇ……お願いだから」
希「ダメェ〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
絵里「そこを何とか……」
希「さすがにウチも、そこまで譲歩できんよ!!」
絵里「のぞみぃぃぃぃ……」悲痛な顔
希「アカンったらアカン!!!!」
絵里「やだやだやだぁ〜〜〜〜!!!!」四歳児 | || | || それからぁ〜〜?
_|i| | || | ||_
./l:::∩ ∩ :::/
/:::l::::从*´ ヮ`ル::/
/::::::l::::/ /:::/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 〜部室〜
∬cV;- _-v
〽 〽
╭*( ๑˘ᴗ˘๑ )*╮
お肩モミモミ……
絵里「如何でしょうか……希さん」
希「あ〜〜、ええ気持ちやん♪」
にこ「どういう気の変わり様なのよ、絵里」
絵里「いいのいいの……」アハハッ
絵里「私がやりたくて、やってるんだから……」
希「気にすることないよ、にこっち」
希「一週間も学校を休んで、みんなにぎょ〜〜〜〜さん心配かけたんやから……」
希「これはウチからの『罰』なんや」ニシシッ にこ「あ、そう……」
にこ「じゃ、それ終わったらにこの肩も揉んでくれない?」
希「にこっち……」
希「無理せんでええよ……」哀れみ
希「ホントは肩こりなんて、生来なった事ないんやろ?」
にこ「それ、どぉ〜〜ゆぅ〜〜意味!?」 穂乃果「……どうしちゃったんだろう、絵里ちゃん」ヒソヒソ
ことり「やっと学校に来たと思ったら……」ヒソヒソ
海未「なにか、希に弱みでも握られたのでしょうか……」ヒソヒソ
花陽「……あれ?」
花陽「絵里ちゃん、どうしたの?このお守り」
(テーブルの上に置かれた絵里のスクールバッグには、今までなかった神田明神のお守りがぶら下がっている)
絵里「あ……そ、それね」アセアセッ
絵里「この間の誕生日にね……希がくれたのよ」
真姫「へぇ〜〜〜〜、仲のよろしい事で……」
真姫「ごちそうさま」フフッ
希「ま、真姫ちゃん……////」 凛「でも……なんかイメージが合わないなぁ」
凛「絵里ちゃんが、神頼みをするだなんて……」
(––––と、凛がお守りに手を掛けた、瞬間)
_人人人人人人人人人人人人_
> 触らんといて!!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
╭*( ;๑◎☖◎๑ )*╮
凛「にゃっ!!!!????」ビクンッ
6人「!!!!????」
絵里「…………」
シーーーーン…… 希「………ハッ!!」
希「な、なぁ……凛ちゃん」作り笑い
希「そのお守りはね、ウチがスピリチュアルな気を念入りに入れた特別なお守りなんよ」
希「うかつに手に触れたら、中の気が外へ漏れる恐れがあるから……」
希「ぜ〜〜ったい触っちゃ、アカンよ……」
凛「……わ、わかったよ」怯え顔
にこ「そんな放射能みたいな危なっかしいモノ、よく鞄にぶら下げてるわね……」 希(アカン……)
希(ウチともあろうものが……)
希(すっかり取り乱してもうた)
希(……だって)
希(あのお守りの中には……)
希(ウチの……)
希(……………………////)
希(…………ホンマ)
希(…………エリちのアホ) 絵里「肩もみ五分間、終わりました……」
希「ん、ご苦労さん」
希「じゃ、次はにこっちにしてあげて」
絵里「え……」
絵里「なんで、にこの肩まで揉まなきゃ……」反発
(と、ここで絵里の耳元へ–––––)
希「『何でもするから』って土下座してまで懇願してきた変態さんに、拒否権はないで」耳打ち
絵里「」
希と絵里の謎めいた主従関係はしばらく続き、校内にて様々な憶測や邪推が飛び交ったが、『正解』にたどり着いた者は誰1人としていなかった。
〜おわり〜 いつも電車の通勤時間狙って投稿してくるのズルくない? __
'´ 、`ヽ
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ おつおつ
と) 芥)つ
く/_i_i_>
し'ノ 今回は非常に良いですね
微笑ましさを感じる作品でした しまむらがSS上げる度に300円くらいドネーションしたくなる 最近ラ板はお前のために見てると行っても過言ではない
絵里「やだやだやだぁ〜〜〜〜!!!!」四歳児
すこw いったいどんな思考回路してればこんな話かけるのやら‥ >にこ「そんな放射能みたいな危なっかしいモノ、よく鞄にぶら下げてるわね……」
ここすき 2次創作ではクール組とスマイル組の知能指数が逆転するのなんなんだ >>84
これも貴方のだったのかw
すごいな
>>89
これ読んでるけど面白いよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています