愛「かすみんもやってみなよ、ママ活」かすみ「何ですかそれ?」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
愛「お金と時間はあるけど、身の回りに若い女の子がいなくて寂しがってる女性と交流することだよ」
かすみ「……それって援助交際ですよね?」
愛「ちがうってー!全然からだの触れ合いはないんだな、これが!一緒にご飯食べながら雑談するだけで向こうは大喜びってわけ!」
かすみ「何か相手を騙して心の隙間に潜り込んでるみたいでいい気はしませんね」
愛「それを言ったらスクールアイドルも同じでしょ?」
かすみ「全然違いますよ!」
愛「同じだよ!日常に張りの無い人に笑顔と元気を届けてあげるのがスクールアイドルでしょ?」
かすみ「うっ……そう言われると……」 かすみ「ということがあったんだけど」
しずく「ママ活流行ってるよね、私もやってるよ」
かすみ「えっ!しず子も!?」
しずく「そんなに驚くこと?せつ菜さんもやってるよ」
かすみ「えぇ……軽蔑しますよ、せつ菜先輩……」
しずく「かすみちゃんもやってみたら?」
かすみ「でも……」
しずく「私の使ってるサイト教えてあげるね!」 かすみ(流れで始めてしまった……)
かすみ(でも学校のみんなもやってるみたいだし、こうやって違う年齢の人と交流することもスクールアイドル活動に役立つのかも……)
かすみ(そっか、実際に会ってご飯を食べても、そこで相手が楽しそうにしてなければ自分の分は自分でお金を払えばいいんだし……)
かすみ(あっ、もうマッチングした!) 「はじめまして!職場は同年代の人ばかりで、たまには新鮮な、若い気持ちを取り戻したいと思って登録しました!お時間あれば返事ください!」
かすみ(テンプレっぽい文面だなー、相手の年齢は……46?ちょっと喋り方が若作りしすぎな気がする……でも写真は美人だ、こんな人でも利用するのかぁ)
かすみ「はじめまして!15歳、高校1年生です!学校ではスクールアイドル活動をしています!色々な立場や年齢の方と触れ合うことで社会勉強したいと思っています!」
かすみ(ちょっと固すぎるかな、自分の情報も出しすぎちゃったかも……愛先輩はギャルサーに入ってるって嘘ついてるみたいだし、まああの人の場合はむしろそっちのほうがほんとっぽいけど) 「わあ!スクールアイドル!?うちの娘も秋葉原の学校でスクールアイドル部に入ってるんですよ?もしかしたら会ったことがあるかもしれませんね!」
かすみ(あっ、そっか、近場の人とマッチングしやすいんだ……それにしても娘さんもスクールアイドルなのか、親近感感じるなぁ……)
かすみ「そうかもしれませんね!でもイベントで競い合うことになっても、私、負けませんよ!?」
「ふふっ、言うじゃない!結構勝ち気なところがあるのね?」
かすみ「あっ、すみません、初めてのメッセージでこんな素が出てしまって……」
かすみ(何だか同年代の友達と話すよりも素直になれるな、みんながハマるのも分かるかも……) しずく「どうだった?」
かすみ「……うん、思っていたよりも全然健全だったね」
しずく「そうでしょ?確かに最初は相手に奢ってもらって、帰りも車で送ってもらうのは気が引けるけど、それくらい楽しい思いをお互いにしてるし……もう会うところまではいったの?」
かすみ「ううん、でも次の土曜日に秋葉原で待ち合わせてご飯する予定、まだちょっと怖いからランチだけどね」
しずく「そっか、いい人だといいね!」
かすみ「いい人なのは間違いないと思うけどねっ!」
しずく「もうどっぷりハマっちゃってるね、ふふ!」 かすみ「ただいまー、今日も疲れた〜!」
「おかえりなさい、私もついさっき仕事が終わったところよ、今は電車の中なの」
かすみ「お疲れさまです!お仕事って大変そう、私も学校なんかで弱音吐いてられないや!」
「そんなことないわよ、学校生活も体力精神ともに消耗するでしょう、自分が今いる世界を卑下しては駄目よ」
かすみ「……私もそんな風に他人を気遣えるような大人になりたいです」
「ふふっ、きっとなれるわ」 かすみ「本当は、友達にこのサイト勧められたけど、ちょっと不健全な気がしてやりたくなかったんですよ……でも今は始めて良かったって心から思えます、あなたに会えて良かったです」
「嬉しい……そんな風に言ってもらえることって、年を取ると少なくなるから……ありがとう、やっぱりスクールアイドルなだけあるわね、元気になれるもの……」
かすみ「そんな……早く会いたいです、楽しみにしていますね!」
「私こそ、土曜日が待ち遠しい……」
かすみ(あぁ、早く金曜日終われー!) かすみ(結局全然寝れなかった……クマもとれてない……こんな顔見せたくないなぁ)
かすみ(……約束の時間まであと10分か)
かすみ(ちょっとお手洗いに行こうかな)
かすみ(……よしっ!ちゃんと隠れた!今日も可愛いかすみんの完成っと!)
かすみ(……あれ、もう12時だ、あの人は……)
かすみ(いない……どうして……?電車が遅延したかな) かすみ(……もう13時だよ、メッセージの返事も来ないし……何でだろ、かすみん何かした……?)
かすみ(……あーあ、こんなことならやっぱり始めなければ良かった……どうしてやりたくもないママ活なんて始めて勝手に傷付いてるんだろ……)
かすみ「会いたかったな……」
??「待ち合わせすっぽかされたんだ?」
かすみ「っ!?すっぽかされたなんてこと……!って、あれ、あなたは」 絵里「私のこと知ってくれてるんだ?」
かすみ「えっ、えっとあの!えっ!あの、知ってますよ!μ'sの……!」
絵里「ありがとう、もしかしてあなたもスクールアイドルだったりして?」
かすみ「え、ええ、お台場の学校で……」
絵里「やった!当たり!」
かすみ「……」
絵里「あら?元気無いわね、会いたかった、って聞こえたけど?」 かすみ「……そうなんです」
絵里「お友だち?」
かすみ「いえ、あの、最近知り合った方なんですけど、でも色々と相談してたりして……」
絵里「信頼してた方なのね……心中お察しするわ……」
かすみ「……っ、ひぐっ、うぅ……どうして来なかったんでしょうか……?」
絵里「そんなこと私が分かるわけないじゃない……でも、話を聞くくらいは出来るわよ?」
かすみ「うっ、うぅ……」
絵里「そこの喫茶店に入らない?安心して、同じスクールアイドルのよしみで、お金は私が持つから、ね?」
かすみ「……う、うん……あり、がとうございます……」 梨子「絵里さん!やっぱりあなたは天才です!」
絵里「そ〜お?ふふっ」
鞠莉「ワンダホ〜ォッ!またヒットよぉおおお!!スクールアイドル!イエーッ!!!」
ことり「ほんとにすごいよ、絵里ちゃん、ママ活サイトで知り合った子との約束をドタキャンして、傷付いたところをナンパなんて……!」
絵里「これもμ'sとAqoursの威光あってのものよ、穂乃果と千歌に感謝なさい」
梨子鞠莉ことり「は〜いっ!」 絵理ちゃん悪魔かよ…
でももっとかすえり見たいんだけど?
カスなエリチカじゃないからな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています