【安価SS】理事長「こら、学校になにを持ってきているのですか!」ヒョイ
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理事長「生徒会の副会長が、学校に余計なものを持ってきてはだめでしょう。これは私が預かっておくので、金曜日の放課後に取りにきなさい」
希「はーい」
理事長「ず、随分と聞き分けがいいですね」
理事長「…ところで、これはなんですか?」
希「○○度測定器ですよ」
理事長「なんて?」
希「○○度測定器」
理事長「前半部分がよく聞こえないのだけど…」
希「こういうんの主人公が理事長って珍しいですね」
理事長「はい?主人公?」
希「じゃ、お気をつけて」ペコッ タタタ…
理事長「いや!展開の入りが雑ゥ!!」
希「割と時間ないんで」ヒョコ
理事長「わかりましたから!早く行きなさい!」 ○○度を測定する機械を理事長(親鳥)が手に入れました
出会った人 >>3
測定内容 >>4
※ コンマがそのまま%になります。00はどっちになるかお楽しみ! 理事長「なにもわからないまま怪しいものを預かってしまったわ…」
理事長「悠長に金曜日とか言わないで、今日の放課後にしておけばよかったかしら…」トコトコ
理事長「まあ、使わなければそれで済むだけの話だからいいんだけど──」
海未「おや、理事長。こんにちは」バッタリ
理事長「! 海未ちゃん…あっ、園田さん」
海未「校内でそう呼びそうになるなんて、なにか考え事でもしていらしたのですか?」フフ
理事長「ええ、少しね…恥ずかしいところを見せてしまっ『海未ちゃん!!レズ度は16%や!!!』
理事長「うるさ!!!」
海未「!?」ビクッ ○○度測定器『まず始めに出会ったのは、一人娘の大親友、園田海未!これはいいカードやね!そして測定内容は──レズ度!こんなんことりちゃんには言えない内容やん!?』
理事長「めっちゃ喋る!スカウターみたいに私にだけ見える仕様じゃないの!?」
○○度測定器『こういうんもたまにはアリやん?』
理事長「返事しないでちょうだい!?」
海未「…理事長」
理事長 ハッ! 理事長「ち、違うのよ海未ちゃん。これはさっき東條さんから没収したもので、なんだか怪しいものだから職員室で預かっておこうと思っていて、私がこれを使ってなにかしたかったわけじゃないしね、あのね、
海未「なぜ…私のレズ度が16%だと知っているのですか…!?」ヒキ…
理事長「あっそれ自覚ある感じなの!?具体的なパーセンテージまでも!?」
理事長「…あなたがそれで引くのはちょっと違くないかしら!?」 海未「ええい、レズ度が16%もあると知られてしまったからにはあなたをこのままことりの元へ向かわせるわけにはいきません!」
海未「昔から大恩あるおば様に手荒な真似はしたくありませんが…」
理事長「別にことりのところへ行こうと思ってなんかいないけれど!?」
理事長「というか、レズ度──が存在することは置いておくとして、16%くらいならそんなにひた隠しにすべき度合いでもないんじゃ…」
海未「じゃあ何%からがまずいんですか!言ってみてくださいよ!」
理事長「ごめんなさい、それは知らないわ」
海未「レズ度がものすごい>>11の前でも同じことが言えるのですか!?」
理事長「さらっとなにを暴露してるの!?」 海未「レズ度がものすごいヒデコの前でも同じことが言えるのですか!?」
理事長「さらっとなにを暴露してるの!?」
海未「ヒデコのレズ度は50%です。こんなことが知れれば、もう学校に来ることは愚か、おちおち穂むらへおまんじゅうを買いにいくことだってできないのですよ」
理事長「海未ちゃんが言わなければ誰にも知られることはなかったんじゃ…」
海未「私のレズ度だけがバレるなんて、耐えられませんので」
理事長「こ…この子割と性格が…!」
理事長 (だめだ。なんとか諫めないと、海未ちゃんとことりが不仲になってしまう。ここは海未ちゃんを刺激しないように、なんとか…)
理事長「>>13」 理事長「こ、これを!」バッ
海未「…なんですか?これは」
理事長「○○度測定器よ」
海未「え?」
理事長「○○度測定器」
海未「前半部分がよく聞こえないのですが…」
理事長「これを貸してあげるから、ここはどうか穏便に済ませてちょうだい。あなたは他の人の弱味を握れるし、私は厄介なものを手放せる。お互いに悪くないでしょう?」
海未「あなた、本当に教師ですか?」
理事長「理事長は教師ではないからセーフよ」
海未「アウトな思考の自覚はあるのですね…」
理事長「ね?ね?いい話でしょ。はい決まり、これ持っていって!」
海未「めっちゃグイグイ来る」 海未「というか、無理やり押し付けられたところで有用性も用途もわからないのですが…」
理事長「見て!あそこに>>16がいるでしょ?認識してみてちょうだい!」
海未「は、はあ…」
理事長「はい使った!海未ちゃんも使った!これで私ばかりを責めさせはしないわよ!」
海未「いえ、もうあなたに取り合うのもイヤになってきたので責めるつもりもありませんよ」
理事長「私ナイスぅ!」グッ
海未 (ことりも将来こうならないとよいのですが)
測定内容 >>17 海未「真姫!」
理事長「西木野さん!」
真姫「!」
真姫「理事長…それに海未。なにしてるんですか」トコトコ
海未「理事長が反面教師として完璧な立ち居振舞いを見せてくださっているところですよ」
理事長「教師じゃないったら」
真姫「反面教師は教師である必要ないと思いますけど」
理事長「そんなことより、さあ!西木野さんのレズ度も暴いてあげてよ!」カモン!
真姫「は?」
海未「いえ真姫、これは…」
○○度測定器『真姫ちゃんの学校に対する満足度は31%!!』
うみまきりじ「「「!!」」」 理事長「え?レズ度………え、学校に対する…さんじゅう……?」
海未「レズ度ばかりを測る機械ではないようですね、これは」フム
理事長「そんな…いえそんなことより、31%…」
真姫「海未は満足してるの?この学校に」
理事長「あの、割と本気気味のトーンでその会話をするのやめてもらえないかしら」
海未「えー……ええ、まあ…ことりと穂乃果もいますし…」
理事長「海未ちゃんがトドメを刺しに!!」
○○度測定器『備品古いしなあ』
理事長「入ってこないで!!」 真姫「私、学校に対して31%の満足度なのね」
海未「そのようですね」
理事長「…」
真姫「どの部分なのかしら」??
理事長「自覚してる度合いはもっと低そうなんだけど!?」
海未「凛と花陽に出会えたことではありませんか?」
真姫「ああ」
理事長「それギリこの学校じゃなくても成立しちゃう回答よね!?」
理事長「………………それ加味しても31%なの!!?」 真姫「なんでそれでショック受けてるんですか?」
理事長「な、なんでって…曲がりなりにも私が理事長を務めてるんだもの。音ノ木坂の生徒には学校を好きでいてほしいに決まってるじゃない」
真姫「ふうん、音ノ木のこと大事にしてるみたいな物言いですね」
理事長「みたいなって、大事にしてるわよ!私が偽善ぶってるような言い方をしないで…」
真姫「廃校が公表されたばかりの頃」
真姫「生徒が慌てふためく中、『どこへ旅行に行こうか』わくわくしていた理事長がいるそうよ。怖い話ね」
理事長「その節は本当にすみませんでした」
海未 (なぜその話を知っているのでしょうか) 真姫「私、音楽室に行く途中だったんだけど。もう行ってもいい?」
海未 チラッ
理事長 ズーン…
海未「いいんじゃないですか。この場に真姫を引き留めそうな人はいませんし」
真姫「そ。じゃ行くわね。また放課後に」
海未「はい」ノシ
海未「…理事長、」
理事長「私を傷つけて満足したかしら…?」
海未「私はなにもしていないのですが」
次に出会った人 >>24
測定内容 >>25 海未「絵里」
絵里「『えりちや!えりちが出たァ!』
海未「校内で絵里に会うことがそんなに珍しいことですか」
絵里「『いやや!測りたくない!測りたくない類いの相手と内容やもん!知りたくない!あーあーあーあー!』
海未「う、うるさ…」
絵里「『ってゆーかこれ!これウチの一存で天国も地獄も作り出せるやつやん!だって見てよ、安価のコンマ見てよこれ!』
海未「とうとうメタにまで手を出しましたね」
絵里「『あおーげばー、とおーとしー、わがーしのー、おんんんん』
海未「いい加減絵里に喋らせなさい!!」 絵里「『やれやれ、呼ばれたから来たのにこれはどういう仕打ちなの?』
海未「理事長ォ!いつまでも落ち込んでいないでこの機械を持って早く理事長室へ帰ってください!」
絵里「『…』
シーン…
海未「理事長…?」
書き置き『理事長という役職は、勤務の時間および場所には縛られません。今日は在宅ワークに入ります。 りじちょ』
海未「親鳥ァ!!」 海未「測定したならしたで早く結果を言いなさい!話が進まないではないですか!」
○○度測定器『へ〜え、海未ちゃん知りたいんや。えりち→穂乃果ちゃんへの好感度、急かしちゃうほど知りたいんや〜。ふーん、へ〜え、ほおおおう』
海未「よし、この機械を焼却炉へ持っていって戻ってくるまでに二分もかかりません。そこからは穏やかな昼休みが戻ってくるでしょう」
絵里「海未」
海未「え──絵里!喋れるのですか…!?」
絵里「喋れるけれど長くはもたないわ。中の人の集中を逸らしておけるのはわずな時間、この隙に話してちょうだい」
絵里「なぜ、見かけた私を呼びつけたのか──!」
海未「そ、それはそんなに理由があってのことではありませんが…」 絵里「ちなみに中の人の集中をどうやって逸らしたかというとね、簡単よ。私が溜めに溜めたみんなのとっておきの画像をありったけ送信したの」
海未「そこはそんなに気になっていませんが…」
絵里「みんなのことが大好きな彼女のこと、そんなものが送られてくれば無視はできないわ。何枚送ったと思う?30枚よ、30枚。これだけ送ればダウンロードして保存するのに相当な『一括保存した♡』
海未 (絵里ィーーーーーーっ!!) 絵里「『穂乃果ちゃんと花陽ちゃんが幸せそうにそれぞれパンとおにぎりを頬張ってる画像』
絵里「『凛ちゃんが片手逆立ちに成功した瞬間の画像』
絵里「『カサを忘れたことりちゃんをにこっちがぶっきらぼうに引き寄せてる画像』
絵里「『真姫ちゃんが羨ましそうに見てるんはどっちやろうなあ』
絵里「『えへへ、画像フォルダがまた潤ってしもたよ』
海未「絵里…」 機械の主張が激し過ぎてなんだかなぁ。これなら希そのまま出して水晶玉かなんかで占わせる体にした方がよっぽどマシやん 海未「もしかして、絵里はこのまま終わりまでもう話すことができないのでしょうか」
絵里「『ウチが被せて話し続ける以上、そういうことになるなあ』
海未「それは残念ですね…」
海未「ところで、絵里の穂乃果への好感度は…」
絵里「『もちろん100よ。そうやなかったら、こんないい表情の画像なんか持ってるわけないやん』
○○度測定器『もう話せないから──』
絵里「『もう話せないから、その測定結果が活きることはないけどな…』
海未 (フェイントをかけたのに、すぐに対応されてしまったようですね…) 海未「しかし、当初の主人公である理事長が去ってしまいましたよ。ここからどうするつもりなのでしょうか」
絵里「『そらまあ、誰か探し出してなんか測定するしかないやろ』
海未「それならそれで、もう絵里を解放してあげてください」
出会った人 >>36
測定内容 >>37 海未「こういうときに限って誰にも出会わないものですね」キョロキョロ
海未「特段狭い校内でもないですし、そりゃ昼休みの短い時間で特定の人達にそう次々と出会う方がおかしいとは思いますが…」
海未「こうなったら穂乃果でも呼んでしまいたいところですが、それはなんだかルール違反のような気もしますね…」
絵里「あ。亜里沙」
海未「へ?」
亜里沙「おねーちゃーん、海未さーん」タタタ…
海未「あ、亜里沙?ここは音ノ木坂ですよ、なぜあなたがこんなところに…」
亜里沙「うーん…」 亜里沙「今なら海未さんに会えそうな気がしたからです!」
海未「そ、そうですか…」
絵里「私のところへ来てくれたわけではないのね…」
海未「あれ?そういえば、絵里、話せるようになっていますね」
絵里「あら?ほんとね…言葉を被せられなくなってるわ」
亜里沙「ついでですけど、おねーちゃんがいじめられてるような感じもしたので」ゴソ
亜里沙「終わらせておきました!」つシュシュ
うみえり「「……………!?」」
終わり 乙
ヒデコがとばっちりにあってるとこひどくてワロタ >>45 ssに頻繁にコメントするんだからssに関心があるんだよな?
ガイフォンって何かss書いたことあるの? まあ元々さくっと完結できる短めのってお題やったし、駆け抜けたんやろ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています