曜「ダイヤさんの」善子「妹狂想曲」
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「Aqoursのお泊りプラン 〜イタリア編〜」のネタバレが含まれています \前回のラブライブ!サンシャイン!!/
曜「3年生を探しにイタリアまで来たら、すったもんだの末ライブをやることになったAqours」
曜「ひとまず鞠莉ちゃんの別荘に泊まることになったんだけど」
曜「そこには一つ大きな問題があって……」
千歌『う〜ん、ベッドの数が足りないとか?』
善子『何言ってんの、そんなことあるわけないじゃない』
鞠莉『その通りでーす……』
8人『えええええええええ!?』
曜「運命のトランプに導かれた部屋割で一夜を明かす私たち」
千歌『いや、早く寝ようよ!!!』
果南・梨子『うわあああああああああ!!!』
善子『明日になったら、覚えてなさいよ!!!』
曜「波乱万丈な夜が明け、いざローマへ出発!」
曜「……と思いきや、あるペアの様子がおかしくて……?」
鞠莉『ねっ?ルビィ』
ルビィ『うんっ!鞠莉おねえちゃん!』
ダイヤ『鞠莉……お姉ちゃん……?』
ルビィ『あっ!前のおねえちゃんだ!』
ダイヤ『ル……ルビィ……?』
曜「一体どうなっちゃうのー!?」 千歌「あわわわわ……」
花丸「ど、どうするずら千歌ちゃん」
梨子「一体鞠莉ちゃんの部屋で何があったって言うの……?」
果南「いやまぁ、何となく想像は出来るけど、そんなことより……」
ダイヤ「前の……お姉ちゃん……」ブツブツ
ダイヤ「あぁ……ルビィ……ルビィはどこへ……」ブツブツ
千歌「完全に魂が抜けちゃってるね」
花丸「再起不能ずら」 善子「……ねぇ、どうすんのよこれ」ヒソヒソ
曜「いや、私に言われても困るというか……」チラッ
鞠莉「はい、ルビィ。あ〜ん」
ルビィ「あ〜ん♪」
曜「むっ……」
鞠莉「美味しい?」
ルビィ「美味しいよ、鞠莉おねえちゃん!」
曜「むむむっ……」
ルビィ「鞠莉おねえちゃん、だーいすき♪」
鞠莉「Oh!ルビィったら〜♪」
曜「むむむむむむっ……」 曜「……閃いた!」ピコーン
善子「よ、曜?」
曜「善子ちゃん、良いこと思いついちゃった」
善子「良いこと?」
曜「えっとね」ゴニョゴニョ
善子「……は、はぁ!?」
曜「っていうのはどうかな?」
善子「嫌よ!嫌に決まってるじゃない!」
曜「でも一晩とは言え一緒に夜を明かしたダイヤさんがこのままじゃ可哀想じゃん?」
善子「寝袋で一夜を明かした私の方が何百倍も可哀想よ!」
善子「ていうかババ抜きで容赦なく私を蹴落としたダイヤにそこまでする義理は無いんですけど!?」
曜「まぁまぁ、それはそれ。これはこれで」
善子「納得いかなーーーい!」 曜「でもこのままギスギスした空気の中ローマに行くのは善子ちゃんだって嫌でしょ?」
善子「うっ……それは」
曜「仲間を助けると思ってさ?」
善子「さっさと一番乗りで布団ゲットしたくせによく言うわよ」
曜「へへー、それほどでも」
善子「褒めてないわい!」
善子「まぁ良いわよ。曜の作戦に乗ってあげる」
曜「さっすがヨーシコー!」
善子「ヨハネ!」
果南「さっきからあの2人は何してるんだろ?」
梨子「さぁ?」 曜「ねぇ鞠莉ちゃん」
鞠莉「あら、曜。どうしたの?」
曜「ルビィちゃんって、鞠莉ちゃんの妹になったの?」
鞠莉「えぇ、そうよ。それが何か?」
ダイヤ「……!」グサッ
曜「ふ〜ん。ていうことはさぁ、ダイヤさんの妹って……今は空いてるよね?」
鞠莉「What's?」
ルビィ「えぇっ?」
ダイヤ「……?」
曜「それなら、私たちがダイヤさんの妹になっちゃおうかな」
鞠莉「よ、曜……?」
ルビィ「えっ?えっ?」
ダイヤ「……???」 曜「だめかな?ダイヤ……お姉ちゃん?」
ダイヤ「……!」
鞠莉「曜、あなた何を言って……私“たち”?」
曜「ほら、善子ちゃんも」
善子「うぅ……何で私が……」
曜「よ・し・こ・ちゃ・ん?」
善子「わかったわよ!……こほん」
善子「ダイヤ……姉さん」
ダイヤ「……!!!」
ルビィ「!?!?!?!?」
果南「うわーまためんどくさそうなことが始まった」
梨子「でもダイヤさん満更でもなさそう」
千歌「口が緩みきってるね」
花丸「妹なら誰でも良いずらか?」 ルビィ「うゆゆゆゆゆ……」
鞠莉「Oh〜、なんだか大変なことになったわね」
ダイヤ「あの、曜さん?善子さん?」
曜「もう!私たちは妹なんだからさん付けしないでよ!」
善子「そうよ」
ダイヤ「えぇ?そ、そういうことならば……」
ダイヤ「曜」
曜「うん!お姉ちゃん!」
ダイヤ「善子」
善子「善子じゃなくてヨハネよ、姉さん」
ダイヤ「……!」パァァァ
ルビィ「うゆゆ〜!」 果南「ねぇ鞠莉、おかしなことになってきたしそろそろダイヤに謝って元通りにすれば?」ヒソヒソ
鞠莉「そ、そうね。流石に調子に乗りすぎたかしら……そもそもOne Night限定の話だったわけだし」ヒソヒソ
鞠莉「ね、ねぇルビィ?そろそろ……」
ルビィ「良いもん!ルビィには鞠莉おねえちゃんが居るから!」
鞠莉「What's!?」
ダイヤ「ふ、ふん!わたくしだって曜と善子が居るから十分ですわ!」
千歌「うわぁ、ルビィちゃんがムキになるパターンかぁ」
花丸「まさか姉妹喧嘩になるとは思わなかったずら」
果南「でもこういうとこ見ると、ルビィってダイヤの妹なんだなぁって思うよ」
梨子「感心してる場合?ていうかそろそろ時間じゃ」
千歌「うわぁ!そうだった、早く出発しないと。月ちゃんも待ってることだし」
花丸「善子ちゃーん、曜ちゃーん。出発するずら〜」 曜「だって。行こ、お姉ちゃん!」
善子「置いてくわよ、姉さん」
ダイヤ「はいはい。今行きますわ」
ルビィ「鞠莉おねえちゃん、ルビィたちも行こ!」
鞠莉「そ、そうね」
千歌「はぁ〜。どうしてこうなった〜」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
花丸「ローマには電車で行くずらね」
千歌「そうだよ〜。向こうで月ちゃんが待っててくれてるみたい」
善子「なら早速乗りましょ」
ダイヤ「そうですわね」
曜「私はお姉ちゃんの隣〜♪」
善子「あ、ずるい。私も」
ダイヤ「ふふ、ではわたくしが真ん中になればよろしいですか?」
曜「さっすがお姉ちゃん!」
善子「くっくっくっ、これが姉を極めし者の器……」
ダイヤ「おバカなことを言ってないで、早く席につきますわよ」
善子「ば、ばかじゃないもん!」
ルビィ「……」プクー
鞠莉(あらあら、ほっぺ膨らませちゃって。これはこれでSo cuteでーす) ガタンゴトンガタンゴトン
善子「……んー」ウトウト
ダイヤ「善子、眠いのですか?」
善子「ヨハネよ、姉さん。寝袋で全然寝れなかったから寝不足で……」
善子「あと電車乗ってると眠さ倍増するわね」
曜「あ、分かる。電車が揺れるリズムって眠気を誘うよね〜」
ダイヤ「なるほど。寝袋の件は仕方ないとして」
善子「仕方ないじゃないわよぉ。あんなムキになって勝ちにきちゃって」
ダイヤ「勝負事なので当然ですわ。まぁその罪滅ぼしとは言いませんが……」
善子「?」
ダイヤ「ほら、わたくしの膝を貸して差し上げますわ」
善子「え、えぇ!?」
ルビィ(……!!!) ダイヤ「到着したら起こしますので、おやすみなさいな」
善子「い、いいの……?」
ダイヤ「はい」ニコッ
善子「……」
善子(いつだったかルビィに聞いたことがある)
善子(おねえちゃんの膝枕は世界一だって……!)
善子「じゃ、じゃあお言葉に甘えて……」モソッ
善子「……こ、これは!」
善子「極楽〜」
ダイヤ「もう、大げさですわ」クスクス
ルビィ(そこはルビィの特等席なのに〜!)プクー 善子「……Zzz」
ダイヤ「あらあら、よっぽど眠かったのですね」
曜「善子ちゃん気持ち良さそー」
ダイヤ「曜はどうしますか?膝ならもう片方空いていますが」
曜「んー、魅力的な提案だけど……お姉ちゃんとお喋りしてたいかな!」
ダイヤ「ふふっ、分かりましたわ」
ルビィ「むぅ〜」プンスコ
鞠莉「ふふっ、ほーらルビィ?」
ルビィ「わわっ」
鞠莉「そんなに膝枕してほしいなら、いつでもマリーの膝を貸すわよ?」
ルビィ「鞠莉ちゃん……」
鞠莉「No!鞠莉お姉ちゃんでしょ?」
ルビィ「鞠莉おねえちゃん……」 鞠莉「ほら、どうぞ」
ルビィ「うん……あっ」
ルビィ(鞠莉おねえちゃんの太ももすべすべしてて気持ち良い……)
鞠莉「ダイヤの膝枕には敵わないかもしれないけど」ナデナデ
ルビィ「そんなことないよぉ……」
ルビィ(ナデナデも気持ち良い……これならすぐに眠れそうかも) ダイヤさんに膝枕してもらう善子ちゃんは映えますなぁ ....................
..........
.....
ルビィ(寝れない!)
ルビィ(鞠莉おねえちゃんの太もももナデナデも気持ち良いのに寝れない!)
ルビィ(なんだろう、枕が変わると寝れないってこういうことなのかな……)
ルビィ「……」チラッ
善子「すぅ……すぅ……Zzz」
ルビィ(何で善子ちゃんは気持ち良さそうに寝れるの!)
ルビィ(妹としてのプライドは無いのかな!?)
ルビィ(うゆゆゆゆ!) 〜ローマ〜
善子「ふわぁ……よく寝たわ〜」
ダイヤ「ぐっすり眠れたみたいですわね」
善子「姉さんの膝枕最高ね!」
ダイヤ「それは光栄ですわ」
曜「私もお姉ちゃんといっぱいお喋り出来て楽しかったー!」
ダイヤ「わたくしも曜とお喋り出来て嬉しかったですわ」
ワイワイガヤガヤ
月「え〜っと、ぼくが居ない間に何があったのかな」
千歌「かくかくちかちかまるまるで」
月「なるほど。それは大変だったね」アハハ
千歌「いやほんと」
月「あはは。とりあえず、ひと休みしよっか」 善子「んー♪このティラミスうまっ!」
ダイヤ「流石は本場の味ですわね」
曜「ていうか善子ちゃん食べるのはやっ」
ダイヤ「でも本当に美味しそうに食べますわね」
善子「……」ジー
ダイヤ「善子?」
善子「姉さんのも美味しそう」
ダイヤ「ふふっ、善子の好きなイチゴがトッピングされてますものね」
ダイヤ「一口食べますか?」
善子「良いの!?」 ダイヤ「勿論ですわ。はい、あ〜ん」
善子「え、えぇっ!?そ、それは流石に恥ずかし……」
ダイヤ「恥ずかしがらずに、ほら」
善子「うぅ……あ〜ん」モグモグ
ダイヤ「美味しいですか?」
善子「うん///」コクリ
曜「あーずるいずるーい!私もあ〜ん」
善子「今日の曜は甘えん坊さんですわね」クスクス
曜「へへーっ」 ダイヤ「ほら、ほっぺについてますわよ」
曜「わわっ、ありがとうお姉ちゃん!」
ダイヤ「ふふ、どういたしまして」ペロッ
曜「ちょっ!///」
善子「……!」
善子「……」パクパク
ダイヤ「ど、どうしたのですか?そんなに勢いよく食べ始めて」
善子「……」モグモグ
善子「ん!」
ダイヤ「もう、勢いよく食べるから善子もほっぺについてるじゃないですか」
善子「えへへ」
ルビィ「む〜」プクー ルビィ「鞠莉おねえちゃん!」
鞠莉「どうしたの?」
ルビィ「あ〜ん!」
鞠莉「OK。はい、あ〜ん」
ルビィ「……」モグモグ
鞠莉「ルビィ、ほっぺにクリームついてるわよ?」
ルビィ「ほんと!?」
鞠莉「何で喜んでるのよ……はい、取れた」
ルビィ「〜♪」
鞠莉「全く……ん?」
ダイヤ「……」チラッチラッ
鞠莉(ほんっっっとこの姉妹は) 果南「それじゃ、そろそろ移動しよっか」
梨子「ライブが出来そうな場所、早く見つけないとね」
曜「じゃあお姉ちゃん!行こっ」
善子「姉さん、行くわよ」
ダイヤ「あぁもう、引っ張らないで下さい!」
ルビィ「……」
ルビィ「鞠莉お姉ちゃんいこっ!」
鞠莉「はいはい」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
善子「ずら丸!ちゃんと撮ってよ!」
花丸「はいはい、早く並ぶずら」
善子「そうだ、姉さん。堕天ポーズやりましょ!」
ダイヤ「だ、堕天ポーズ?」
曜「え〜、それより敬礼ポーズにしようよ!」
善子「堕天!」
曜「敬礼!」
ダイヤ「はいはい、喧嘩しないの。2回撮れば良いじゃないですか」
曜「なるほど!」
善子「言われてみれば」
ダイヤ「では1回目はどちらのポーズにしますか?」
善子「堕天!」
曜「敬礼!」
ダイヤ「全くもう」クスクス
花丸「早くしてほしいずら〜」
ルビィ「うゆゆゆゆゆ……」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ダイヤ「先程ティラミスを食べたばかりだというのに、今度はジェラートですか……」
曜「いや〜デザートは別腹なもんで」
善子「これ見よがしに私たちの周りで食べてる観光客が悪いのよ」
ダイヤ「どんな理論ですか……」
善子「と、言いつつしっかり姉さんも買ってるのね」
ダイヤ「なっ!別に良いではないですか!」
曜「あれ、でも何でお姉ちゃん2つも買ってるの?」
ダイヤ「あ、いえ……ついいつもの癖で」
善子「どんな癖よ?姉さんってば食いしん坊なんだから」
ダイヤ「ち、違いますわ!」 鞠莉(いつもの癖ねぇ……)
ルビィ「あっ!」ポトリ
鞠莉「ルビィ?」
ルビィ「どうしよぉ鞠莉おねえちゃん……落としちゃった……」
鞠莉(そういうことね)
鞠莉「はい、ルビィ」
ルビィ「えっ?」
鞠莉「マリーのをあげるわ」
ルビィ「でもそしたら鞠莉おねえちゃんの分が……」
鞠莉「さっきティラミス食べてお腹いっぱいになっちゃったのよね〜」
鞠莉「だからシェアしましょ?」
ルビィ「そういうことなら……ありがと!鞠莉おねえちゃん!」
鞠莉「どういたしまして」ニコッ
ダイヤ「……むぅ」 ルビィ「〜♪」
鞠莉「ふふっ」
鞠莉(んー、とは言えナンダカンダなぁなぁのまま過ごしちゃってるけど)
鞠莉(お互い意識してるのバレバレだし、そろそろ何とかしないとね〜)
鞠莉(チカっちたちも何となく気まずそうな雰囲気だし)
鞠莉(……かくなる上は)
ピロン
曜「んん?」
善子「何かしら」
曜「……」チラッ
善子「……」コクリ
ダイヤ「どうされました?」
曜「な、何でもないよ!」
善子「ちょっとお手洗いに行ってくるわね」
曜「私も行くー!」
ダイヤ「そ、そうですか」
ダイヤ「あんなに慌てて……よっぽど我慢してたのでしょうか?」 ☆トレヴィの泉
果南「ここがトレヴィの泉かぁ」
千歌「色々回ったけど、最後はやっぱりここなんだね」
鞠莉「ローマの名所と言ったらここは外せませーん!」
花丸「トレヴィの泉はコインの言い伝えが有名ずら」
千歌「コインを泉に投げると願いが叶うんだっけ?」
月「ざっくり言えばそうだけど、投げる枚数によって願いが違うんだよ」
千歌「へぇ〜」
鞠莉「コイン1枚だとローマに再び来ることが出来る」
鞠莉「2枚だと大切な人と永遠に一緒に居ることが出来る」
鞠莉「3枚だと恋人と別れることが出来る、って言われてまーす」
梨子「3枚投げるのはちょっとした修羅場ね……」 曜「大切な人と永遠に一緒に居ることが出来る、か」チラッ
ルビィ「?」
ダイヤ「曜、どうしたのですか?」
曜「ね、お姉ちゃん!一緒にコイン2枚投げようよ!」
ダイヤ「えぇ……?構いませんがどうしてまた2枚なのですか?」
曜「だってそしたらお姉ちゃんとずっと一緒に居られるかなぁって」
ルビィ「!」
善子「それならヨハネも姉さんとコイン投げたい!」
ルビィ「!!」
ダイヤ「もう、では3人で投げますか?」
曜・善子「うん!」 ルビィ「……」
鞠莉「ルビィ」
ルビィ「鞠莉おねえちゃん」
鞠莉「うーん、マリーから焚き付けておいて何だけど」
鞠莉「そろそろ意地を張るのやめたら?」
ルビィ「えっ?」
鞠莉「あなたのお姉ちゃんは誰?」
ルビィ「それは……」
鞠莉「このままじゃあの2人に取られちゃうわよ?」
ルビィ「そ、それは嫌!」
鞠莉「ふふっ、やっと本音を言えたわね」
ルビィ「鞠莉……ちゃん」
鞠莉「ほら、早くダイヤと仲直りしてきなさい?」
ルビィ「……!」コクリ 曜「2人とも、準備出来た?」
ダイヤ「いつでも構いませんわ」
善子「右に同じく」
曜「じゃあ行くよ、せーーーの!」
ルビィ「だめーーーーーーー!!!!」
曜「わわっ」
ダイヤ「ル、ルビィ!?」
ルビィ「はぁ……はぁ……」 曜「ルビィちゃん……」
ルビィ「こっち来て!」
ダイヤ「ちょ、ルビィ!?」
善子「ルビィ、いきなりどうしたのよ?」
ルビィ「曜ちゃんと善子ちゃんには渡さないもん!」
ダイヤ「ル、ルビィ?」
ルビィ「おねえちゃんの妹はルビィだけなんだから!」
ダイヤ「!」
曜「ふぅん?今更そんなこと言うんだ」
善子「ダイヤにあんな酷いこと言っておいて」
ルビィ「それは……」
曜「ダイヤさん、凄い悲しんでたよ」
善子「それなのに今更自分だけが妹だなんて随分と調子がいいわね?」
ダイヤ「あの、お二人とも、わたくしはもうそんなことは……」オロオロ
ルビィ「うゆゆ……」ウルッ
曜「なんてね」
ルビィ「ふぇ?」 曜「ほらほらダイヤさんもルビィちゃんもこっちに来て」
善子「ルビィ、このコイン使いなさいよ」
ルビィ「え、えぇ?」
ダイヤ「あの、一体何を」
曜「何って、2人でコイン投げるに決まってるじゃないですか」
善子「永遠の契を結べるのは、真の姉妹だけよ」
曜「というわけでごゆっくり〜」
善子「退散!」
ダイヤ「……嵐のように去っていきましたね」
ルビィ「そうだね……」
ダイヤ「ルビィ?」 ルビィ「おねえちゃん……ごめんなさい!」
ルビィ「その、酷いことも言っちゃったし、今日もずっとムキになっちゃって」
ダイヤ「それを言うなら、わたくしの方こそ申し訳ありませんでした」
ダイヤ「曜さんたちに唆されたのもありましたが、ルビィのことを蔑ろにしてしまって」
ルビィ「そんなこと……」
ダイヤ「でも曜さんたちはわたくしを元気付けようとしてただけなので」
ダイヤ「あまり責めないでくださいね?」
ルビィ「鞠莉ちゃんも、最後はルビィの背中を押してくれたから怒らないであげて?」
ダイヤ「分かりましたわ……と言いたいところですが」
ダイヤ「諸悪の根源なのは変わらないので後できつくお灸をすえましょう」
ルビィ「あはは……」
鞠莉「くしゅん!あの2人何を話してるのかしら」 ダイヤ「さ、せっかく曜さんたちに仲直りの機会を頂いたので」
ダイヤ「2人でコインを投げましょうか」
ルビィ「そうだね!」
ダイヤ「ではいきますわよ」
ダイヤ「せーーー」
ルビィ「のっ!」
チャポン 鞠莉「やっぱり血の繋がった姉妹には勝てないわね」
果南「当たり前でしょ」
曜「ダイヤさんの妹はやっぱりルビィちゃんだよね」
梨子「ていうか2人とも随分ノリノリだったね?」
曜「いやー何か楽しくなっちゃってつい。ね、善子ちゃん?」
善子「……まぁ、否定はしないわ」
月「曜ちゃんにもあんな一面があったなんてね〜」
花丸「それは善子ちゃんにも言えるずら」
善子「うっさい!」
曜「あはは、そう言われると何だか恥ずかしいね」
鞠莉「にしても最後はだいぶルビィのこと煽ってたわね?」
鞠莉「あそこまで本気でやるとは思わなかったでーす」 〜回想〜
鞠莉『来たわね2人とも』
曜『急に呼び出してどうしたの?』
鞠莉『単刀直入に言うわね。ダイヤとルビィを仲直りさせたいの』
善子『……』
鞠莉「こうなった原因を作った私が言えたことじゃないけどね』
鞠莉『でもあなたたちもこのままじゃいけないってのは薄々思ってるんじゃないかしら?』
鞠莉『まさか本気でダイヤの妹になりたいわけじゃないでしょ?』
曜『……まぁね』
善子『そろそろ潮時だとは思ってたわ』
鞠莉『じゃあ!』
曜『でもどういうやり方にするかは私たちに任せてくれないかな?』
鞠莉『えっ?』
善子『鞠莉はルビィの背中を押してあげるだけで良いから』
曜『大丈夫、悪いようにはしないよ』ニッ 鞠莉「自信満々に言うから全部任せちゃったけど」
鞠莉「迫真の演技すぎて逆に怖かったわよ」
善子「演技じゃないわよ」
鞠莉「えっ」
曜「最後のは半分くらい本心だったしねー」
鞠莉「えっ」
千歌「な、何はともあれめでたしめでたしだね!」
ルビィ「えへへ♪おねえちゃんだーいすき♪」 〜帰国後〜
☆黒澤家
ルビィ「で、これはどういうことなのかな?」
善子「ダイヤ姉さんの膝枕はやっぱり最高だわ〜」
曜「これが噂に聞いてたダイヤお姉ちゃんの膝枕……天国だぁ」
ダイヤ「ふふっ」
ルビィ「善子ちゃん!曜ちゃん!何してるの!あとおねえちゃんもデレデレしないで!」
善子「いやーダイヤの膝枕の感触が忘れられなくて」
曜「またダイヤさんに甘えたくなっちゃったなぁって」
ルビィ「うゆゆゆゆゆ……!」 千歌「2人とも抜け駆けは駄目だよ!」
花丸「ずら!」
ルビィ「千歌ちゃん!?花丸ちゃん!?」
千歌「チカだってダイヤさんの妹になってみたい!」
花丸「マルも膝枕されたり頭ナデナデしてほしいずら!」
ルビィ「うそぉ!?」
梨子「ずるーい!私だってダイヤさんに甘えたいのに!」
ルビィ「梨子ちゃんはアイス食べたいみたいに言わないで!」 果南「何だか大変なことになってるねぇ」
ルビィ「あ、果南ちゃん」
果南「何かみんなを見てたらちょっと興味出てきたなぁ」
ルビィ「えっ?」
果南「ダイヤより1ヶ月後に生まれたから私も妹になる資格はあるよね!」
ルビィ「無いよ!?何言ってるの!?」
果南「ってことでダイヤ〜!」
ルビィ「そんな、果南ちゃんまで……!」 鞠莉「ハロー、ルビィ。随分と楽しそうね?」
ルビィ「楽しくないよ!」
鞠莉「こんな楽しそうなこと、マリー抜きでやるなんて許しませーん!」
鞠莉「マリーもダイヤの妹になりまーす!」
ルビィ「何でそうなるのぉ!?」
ルビィ「ていうか生まれで言えば鞠莉ちゃんは1番最初だからね!?」
ワイワイワイワイ
ルビィ「うゆゆゆゆゆゆゆゆ……」
ルビィ「お姉ちゃんの妹はルビィだけなんだからーーー!」
おわり 劇場版尼特典のドラマは子安脚本じゃないから狂気不足だけど
千歌ちゃんがツッコミマシーンになったり珍しい組み合わせがあったりと新鮮でした
じもダイヤさんをすこれ (q|`˘ ᴗ˘)ʅʅ(なんだか善子さんと曜さんに無性に腹が立ってきましたね…) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています