[SS]もしも、真姫ちゃんが信号無視しちゃったら……
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〜朝・通学路〜
._
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| |.  ̄
| |.
真姫「あ〜〜っ、もうっ!!」イライラ
真姫「早く青になりなさいよ!!」イライラ
真姫「私としたことが……寝坊だなんて」
真姫「新学期早々、遅刻なんて事になったら……」
真姫「きっと、鬼の首を取ったように、凛の奴……」
凛(真姫ちゃ〜ん……凛が寝坊したときはネチネチ怒るのに、自分には甘々だにゃ〜〜!!)
真姫「」イラッ ._
| | ._
| |─|■|
| |─|□|
| |.  ̄
| |.
真姫「…………くっ」
真姫「こうなったらもう、背に腹は……」
キョロッ キョロッ
真姫「…………誰も見てないわね」
真姫「………………」
真姫「…………えっ」
真姫「え〜〜〜〜いっ!!!!」 ._
| |.. __
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|_|
| | ダダダダッ
| ̄|
""""""""ヾヾ从;廿 _ 廿从"""""""""""
\ \ノ( )ヽ \ \
\ ノ >  ̄ .\
\ \ ̄ ̄ ̄ ̄ \. \
\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .\
"""""""""""""""""""""""""""""""""" 真姫「はぁ……はぁ……」
真姫「……………」
真姫「やっ」
真姫「やっちゃった…………」プルプル
真姫「生まれて初めて……信号無視しちゃった」
キ〜〜ン コ〜〜ン カ〜〜ン コ〜〜ン……
真姫「あ、予鈴が鳴ってる……」
真姫「急いで教室まで行かないと……」
ダダダダダダダダ…… __
'´ 、`ヽ
i 人ヽリ)
イw(´ヮ`ハ それから?
と) 芥)つ
く/_i_i_>
し'ノ 〜休み時間・1年生の教室〜
扉ガララ……
えりうみ「……………………」
花陽「あ、絵里ちゃんに海未ちゃん」
凛「2人そろって、何の用?」
絵里「……真姫はいるかしら?」
真姫「え、私?」
海未「ちょっと、お時間よろしいでしょうか?」
真姫「なっ、何よ?改まって……」 〜屋上〜
真姫「一体何なのよ?こんな所に呼び出して」
海未「…………真姫、あなた……」
絵里「海未、ここは私に任せて……」
絵里「あなたの口からは、言いにくいでしょうから」
海未「絵里…………」
真姫「早くしてよ、休み時間が終わっちゃう」カミノケクルクル
絵里「真姫…………」
絵里「単刀直入に聞くけど……」
真姫「?」
絵里「あなた……今朝、通学路で信号無視したでしょ」
真姫「えっ」ギクッ 絵里「…………やっぱり」
海未「図星のようですね……」
真姫「……………な、なんで!?」
真姫「なんで、あなた達が知ってるのよ!?」
海未「監視社会が猛威をふるう今日では、それぐらいすぐにバレますよ」
絵里「さっき、学校に刑事さんが来てたわよ」
真姫「け、刑事!?」
海未「理事長が上手く対応したので、すぐに引き払ってくれましたが……」
真姫「たかだか信号無視で、なんで刑事が……」
バチンッ!! 从◎ _ 廿(#从「!!!!????」
海未「たかだかとは何です!!たかだかとは!!」拳プルプル
真姫「う、海未……?」
海未「一歩間違えてたら、真姫は車にはねられて死んでたんですよ!?」
絵里「残念だわ……真姫」
絵里「よくも、かしこいかわいいソルゲ組に泥を塗ってくれたわねぇ」ワナワナ
真姫「ど……どうしちゃったのよ、2人とも」アセアセッ
海未「本題に入ります」
海未「真姫にはソルゲ組を抜けて、スマイル組に編入してもらいます」
真姫「ハァ?」 絵里「これからはスマイル組で、三バカ改め、四バカとして活動してもらうから」
真姫「なっ!!!!」
海未「社会規範を破ったのですから、当然の報いですよね」
真姫「それだけはやめて!!!!お願いだから!!!!」
真姫「ピュア組を通り越して、いきなり二階級降格だなんて!!!!」
真姫「あの3人と同類になるなんて、わたし……」
扉バタンッ!! 花陽「はぁ……はぁ……」
真姫「あ、花陽……」
絵里「どうしたの?血相を変えて……」
花陽「………………たっ」
花陽「大変だよ!!真姫ちゃん!!」
真姫「えっ??」 〜廊下・掲示板の前〜
ザワザワ……ザワザワ……
真姫「な、何なの……この黒山の人だかりは」
凛「あ、真姫ちゃん……」
真姫「凛、これは一体……」
凛「…………グスンッ」
真姫「?」
凛「真姫ちゃん……(涙目)」
凛「真姫ちゃんだけは、そういう事とは無縁だと思ってたのに……」
真姫「え?」 (あ、西木野さんだ……)
(西木野さんが、どうして……)
(一体何が、西木野さんにそうさせたの?)
真姫「み、みんな……どうしたのよ!!」
真姫「悲しそうな表情で、私を見て……」タジタジ
花陽「掲示板を見れば分かるよ……真姫ちゃん」
真姫「掲示板?」 告示
以下の者は通学路にて信号無視を犯し、当校の名誉と評判を著しく毀損した為、ここに無期停学処分とする。
普通科1年 西木野 真姫
2013年9月4日
国立音ノ木坂学院 真姫「……………………」
真姫「ハァァァァァァァァ!?」
花陽「真姫ちゃん……無期停学だって」
真姫「ちょちょちょっ、ちょっと〜〜!!」
真姫「なんで信号無視なんかで、無期停学なのよ〜〜!!」
(西木野さん……なんか荒れてるよ……)
(言われてみれば、1学期の頃とは別人みたい……)
(きっと夏休みの間に、信号無視に手を染めたんだわ……)
真姫「みんなして、変な憶測を立てないでよ!!」 先生「よ〜〜く見とけ!!!!お前ら!!!!」
真姫「せ、先生!?」ビクンッ
先生「これが信号無視だ!!!!」
先生「あの学年成績トップの西木野が、信号無視しただけで、こうなっちゃうんだぞ!!!!」
先生「信号無視を憎め!!!!信号無視を……憎め!!!!(涙目)」
真姫「どうして私が、まるで薬物に手を出したみたいな騒ぎになってるのよ〜〜!!」 从*´ ヮ`ル
. / U ∽ U \
│* そ *│
│* れ *│
│* か *│
│* ら *│
│* ? *│
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 〜駅界隈〜
真姫「はぁ…………」
トボトボトボ…………
真姫「結局、強制退去処分を受けて、学校から追い出されちゃった……」ゲンナリ
真姫「………………」
真姫「…………どうして」
真姫「ねぇ、どうしてなの……」
真姫「信号無視してる人なんて、たくさんいるじゃない……」
真姫「どうして、私が信号無視したらダメなのよ……」
真姫「………………グスン(涙目)」 \号外で〜〜〜す!!!!/
真姫「?」目ゴシゴシ
真姫「駅の前で、新聞を配ってる人がいる……」
真姫「何か、重大事件が発生したのかしら」
タタタッ
真姫「一部ください」
新聞男「は〜〜い……」
新聞男「…………ゲッ」
真姫「!?」
ダダダダダダッ………… 真姫「な、何よアレ!!急に逃げ出して!!」
真姫「それに、人の顔を見て「ゲッ」って!!」
新聞バサッ
真姫「………………」
真姫「………………」
両手プルプル
新聞ガサガサ……
真姫「…………ウソ」 読売新聞 号外
信 ま
从廿 _ 廿从 号 き
まきちゃん(16) 無 ち
視 ゃ
ん
遅刻を恐れての犯行 真姫「私のことが、号外にまでなってる……」
真姫「………………」
真姫「うっ」 ___ ┌┐く>く> 、 __
|__ | ┌‐┘└‐┐ __//__ / /
| | └‐┐┌‐┘└ッ rー┘ _ // _
__| | .ヘ||へ Lニニヽ 」└ハ、//-、 } }
|___| 〈_,/||ヽ_〉 <ー-'_ノ`ヘ_「ツノ/_/l└'_ノ
 ̄ ` ̄  ̄
830252521 植田まさし r ⌒⌒⌒⌒丶
( _,、_,、_,、_ ヽ
((ヽ / ( )
ヽ._ . ヽ )
▽<▽ ̄ 9 ノ こら!!コボ!!
(_,へ \(_,、ノ 信号無視しちゃダメでしょ!!
ヽ_ ( υ
/⌒丶 ⌒` ヽ
(_/(_/し\ノヽゝノ
|^ ⌒ |∴∵:| え〜〜っ!?
|. . |∵∴:| まきちゃんだって
c ∂∵:| 信号無視してるよ!?
(_ ヽ∵/
ヽ__ / 真姫「コ……コボちゃんにまでネタにされてる!!」
ジロジロジロジロ……
真姫(え、駅前のみんなが……私の顔をジロジロ見て……)
(おい、あの子、ひょっとして……)
(間違いない、まきちゃんだ!!)
(μ'sの面汚しめ!!)
真姫「ヴ、ヴエェェェェッ!!」
ダダダダダダッ 〜公園前〜
真姫「ぜぇ……はぁ……」
真姫「恐ろしい目にあったわ……」
チビッ子A「あ〜〜っ!!あいつ!!」
チビッ子C「ひっ!!!!」
真姫「?」
チビッ子A「今、信号を無視してまきちゃんしたぞ〜〜〜〜!!」
チビッ子B「まきちゃんだ〜〜!!まきったぞ〜〜!!」
チビッ子A・B「や〜〜い!!ま・き・ちゃん!!ま・き・ちゃん!!」お手々パンパン
チビッ子C「や、やめてよ〜〜!!みんなぁ〜〜!!(涙目)」 真姫(な、なんて事なの……)
真姫(早くも私が、信号無視を表す動詞にされてる……)
真姫(このままじゃ私、年末の流行語大賞を受賞してしまう……)
チビッ子A・B「ま・き・ちゃん!!ま・き・ちゃん!!」お手々パンパン
真姫「…………(青ざめ)」ブルブル
チビッ子A・B「ま・き・ちゃん!!ま・き・ちゃん!!」お手々パンパン
真姫「いっ」
真姫「イヤァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
ダダダダダダダダッ
チビッ子A・B・C「????」 -=と从*´ ヮ`ル それから
-=/ と_ノ それから?
-=_//⌒ソ 〜真姫の自室〜
真姫「…………」
スマホポチポチ
返信先:@Maki_Nishikinoさん
まきちゃんサイテーさしすせそ!!
返信先:@Maki_Nishikinoさん
もう医大に受からないね。人生詰んだね
返信先:@Maki_Nishikinoさん
赤信号は「イメージカラーが赤の人は渡れ」じゃないですよ
真姫「…………」 テレビON
NHKアナ『この時間は、西木野真姫さんの信号無視に関するニュースをお伝えしております。なお、連続テレビ小説『あまちゃん』は、お休みさせていただき……」
リモコンポチッ
恵俊彰『というわけで、まきちゃんの信号無視は、交通問題をより一層泥沼化にする恐れがあるわけですが……』
志らく『上級国民だったら何やっても許されるという、そういう思い上がりが……』
テレビOFF
真姫「…………」 prrr……
真姫「……凛からだわ」
通話オン
真姫「…………もしもし(やつれ声)」
凛『あ、真姫ちゃん!?』
真姫「…………ちょうど良かったわ。話し相手が欲しかった所よ」
凛『真姫ちゃん…………』
花陽『あ、あのね!真姫ちゃん……』
真姫「花陽?」 花陽『さっき、クラスのみんなと、真姫ちゃんのことで話し合ったんだけどね……』
凛『クラス全員で、真姫ちゃんの減刑嘆願の署名活動をする事になったんだにゃ!!』
真姫「そんな…………そこまでしてもらう義理は」
凛『なに言ってるの!?真姫ちゃんは、みんなの大事な友達だよ!?』
花陽『そ、そうだよ!!このまま座して死を待つよりは全然良いよ!!』
真姫「…………」
真姫「あっ……」
真姫「ありがとう……」涙ポロポロ
凛『真姫ちゃん、世間のバッシングに負けちゃダメだよ!!』
花陽『一日も早く、真姫ちゃんの無期停学が解けるために、私たち努力するから!!』
真姫「うん…………」
通話オフ 真姫「………………グスン」
真姫「私って、とんだ果報者ね……ヒック」
真姫「こんなにも素晴らしい友達が、私を見捨てずにいてくれるなんて……エグッ」
扉コンコン
真姫「…………誰?」
真姫ママ「私よ…………入っていい?」
真姫「ちょ、ちょっと待って……」
目ゴシゴシ
真姫「いいわよ……」
扉ガチャッ 真姫ママ「………………」
真姫「……………………」
真姫ママ「真姫ちゃん……」
真姫「?」
真姫ママ「私たち……もう限界」
真姫「ど、どうしたの?ママ」
真姫ママ「さっきから、家にも病院にも、苦情の電話が殺到してるのよ……」
真姫「ええっ…………」
真姫ママ「パパもママも、ほとほと疲れてしまったわ」
真姫「ご……ごめんなさい」
真姫「私が信号無視なんかしたから……」 真姫ママ「そこでね、真姫ちゃん」
真姫「ん?」
真姫ママ「私たち、日本を捨てて、ブータンに移住することに決めたの」
真姫「ブッ、ブータン!!!!????」
真姫ママ「ブータンはね、信号機がない国なの」
真姫ママ「ここなら真姫ちゃんも、後ろ指を指されることは無いわよ」
真姫「ちょっ、ちょっと!!なんでそんな急に!!」
真姫ママ「今日の夜に日本を出るから、荷造りしておきなさい」
真姫「そんな!!飛躍しすぎてイミワカンナイ!!」
真姫ママ「聞き分けのない事を言わないで、真姫ちゃん……」 真姫パパ「真姫!!お前のせいで、ママはノイローゼに陥ってしまったんだぞ!!」
真姫「パパ!?」
穂乃果「真姫ちゃん!!真姫ちゃんがいなくなっても、μ'sは8人で頑張るから安心して!!」
真姫「えっ!?ほ、穂乃果!?」
穂乃果「真姫ちゃんは、ブータンから新曲を送ってくれればいいから!!」
真姫「どうして穂乃果がここにいるのよ!?ねぇ!?」
ことり「最初は寂しいだろうけど、すぐに馴れると思うから……」
にこ「安心してブータンに行っていいわよ、真姫」
希「μ's全員で、遠い国にいる真姫ちゃんの幸運を祈っとるよ……」
真姫「私の質問に誰か答えてよ!!ねぇ!!」
真姫「ねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」
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――――――――
――――― 目覚ましジリリリリリリ!!
真姫「はっ!!!!」
ガバッ!!
真姫「………………」
チュンチュン…………
真姫「……………ゆ」
真姫「夢…………?」
寝汗びっしょり
真姫「うっ、すごい汗…………」
真姫「…………………………」
真姫「ひどい夢だったわ……」 〜朝・通学路〜
凛「まっきちゃ〜〜ん、おっはよ〜〜〜〜!!」
花陽「おはよう、真姫ちゃん」
真姫「おはよう、花陽、凛」
花陽「…………?」
花陽「真姫ちゃん、なんだか疲れてるように見えるけど……」
真姫「あ、ああ……」
真姫「ちょっと、目覚めの悪い夢を見たのよ……」
凛「へぇ〜〜!!どんな内容なの?」
真姫「いや、人に言うほどのモノじゃ……」
凛「あっ、信号」 ._
| | ._
| |─|■|
| |─|□|
| |.  ̄
| |.
キョロキョロッ
凛「赤だけど……車は来ないね」
凛「今のうちに、渡っちゃお〜〜っと!!」
真姫「!!!!」
花陽「ちょっ!!ちょっと凛ちゃん!?」
腕ガシッ!!
凛「!?」
凛「ま、真姫ちゃん!?」 真姫「………………」首フルフルッ
真姫「ダメよ、凛……」
真姫「ちゃんと信号を守らなきゃ……」涙ポロポロ
花陽「ま、真姫ちゃん?どうしちゃったの?」
真姫「お願いだから、信号無視はやめて」鼻水ズズッ
真姫「じゃないと、凛の人生が……」ヒック
真姫「凛の人生が……」グスッ
凛「真姫……ちゃん?」
真姫「凛の人生が、メチャクチャになっちゃう……」
花陽(真姫ちゃん……涙と鼻水で、顔がクシャクシャになってる……)
凛「今日の真姫ちゃんは、なんだか変だにゃ〜〜!!」
〜おわり〜 信号無視に手を染めたんだわ…
こんなの卑怯だろ面白かった最高朝からありがとうまた書いてください 信号無視して車に轢かれて死んだけど朝からステキな話をありがとう 面白かった 合間に入るそれからかよちん可愛すぎ
また書いてください よいこのみんな!信号無視はあぶねえし運転手の運命を奪ってしまうからやめようね! >>61
マジでこれ、クソガキ轢いて俺の人生もめちゃくちゃ >>61
交通整理されていない横断歩道付近に歩行者が居たら一時停止しようね^^ >>62
何すんねん
子供の母さんが腹痛めてやっと生んだ命を たったの一日で特番組むテレビ局やばすぎだろ…
他にもなんか書いてたのですか…?
面白かったから気になる AAが良かった。赤信号を無理に渡れば事故に遭う。「赤は止まれ」だ。 アメリカ横断ウルトラクイズ〇×クイズ
「紅衛兵の時代、中国では信号機は革命の色・赤が進めだった」 いつものしまむらの人ですか
おつです
>>73
『理亞「姉様がお尻にバブを挟んでお風呂に入るのを見ちゃった……」』 の人と同じだと思う >>78
ありがとう読んできたわ
どっちも楽しいとか奇跡かよ 楽しく読ませていただきましたが
夢オチにしたせいで過去作よりキチ度は低く感じました 電車で吹くくらい面白かった
もうしまむらでしか服買わない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています