お母さんが元気になるまで、お母さんのマネをして……あのお店を……


花陽「それじゃ……亡くなったのって……」

「結構な時間が経過していたようだけど。あの子の母親さ」

「寝たままで、衰弱してしまったんだろうねぇ…可哀想に……」

花陽「……………」


 とても哀しいお話です
 あの小さな女の子は看病していたお母さんが死んでいるのがわからず、元気になるまで自分が店番をしようとがんばっていたのです

 やがて家の食料も底をつき、それでもお母さんが起きてくるまで一人でお店を守って……


エミ「なんという事でしょう……」グスッ

花陽「エミちゃん、いつのまに!?」