ラブライブサンシャインSS【とある殺人事件】
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※一応、千歌が主人公です。
千歌「こ、こんな事って…」
先生「」
曜「き、救急車、いや警察もか!!」
ピーポーピーポー、ウーウーウー
〜翌日〜
鞠莉「という訳で先生の刺殺事件ですが、強盗の線、もしくは怨恨ということで捜査しているそうデス」
千歌「…」
曜「生まれて初めて死体を見たであります」
梨子「大丈夫?」
ダイヤ「無理もありません。第一発見者である千歌さんと曜さんにはお辛い事ですし」
果南「しかし、誰が犯人だろうね。まさか、私たちがスクールアイドルをしてた時にお世話になった先生を殺すなんて…」
花丸「どういうことずら?」
果南「被害者の先生はね、私たちがスクールアイドル始めた際に色々と相談に乗ってくれて、良く頑張ってるご褒美に飲み物を振舞ってくれたり、差し入れもしてくれたんだ。ほんと、いい先生だったよ」
ルビィ「うゆ。そうだったんだね」
善子「それならば、せめてその恩師とやらが冥土へ行けるよう祈らないとだめね」 ※一応、モブキャラも含まれ、設定も異なります。
鞠莉「しかし、こんな事件が起きるなんて、まるで2年前のモブ子以来ね…」
ダイヤ「っ!?」
千歌「んっ?」
曜「モブ子…?」
梨子「だ、誰?」
鞠莉「ちかっち達は知らないわよね。モブ子というのは…ダイヤ「鞠莉さん!!」
鞠莉「Wow、どうしたの、ダイヤ!?」
ダイヤ「モブ子さんの話はよしてください!!あの事件はもう」
善子「ちょっ、ダイヤなんで鞠莉の話を止めるの!?気になるじゃないの!」
花丸「おらも気になったずら。話してください」
ダイヤ「ですから、そのことは!!!」
鞠莉「ダイヤ、落ち着いて。気持ちはわかるけど、一度話そうとしたんだから、最後まで言わせてちょうだい」
ダイヤ「!……ですが」
果南「ダイヤ、別に話してもいいと思う。むしろ、気になったままじゃスッキリしないって」
ダイヤ「か、果南さんまでっ!?」
ルビィ「ルビィは、知ってるよ…。モブ子さん…お姉ちゃんたちの友達で、一緒にスクールアイドルをやってたって…」
ダイヤ「ルビィ!!」キッ
5人「えっ!!?」 鞠莉「あちゃー。ルビィに言われちゃったら、こりゃもう話すしかないわね」
ダイヤ「はぁ、わかりましたわ。このままじゃスッキリしないでしょうし、千歌さんも」
千歌「ど、どういうことですか?!確か、2年前スクールアイドルをやっていた果南ちゃんに鞠莉ちゃん、そしてダイヤさんの3人のはずじゃないですか!?」
鞠莉「うぅん、私と果南、ダイヤの他にもう一人いたのよ。それがモブ子よ」
曜「えっ、そのモブ子さんって人の話、聞いたことが」
鞠莉「聞いてないのは当たり前よ。学校が存在を隠したもの…」
梨子「えっ?!」
善子「存在を隠したってどういうことよ!?そもそもその、モブ子って人の事件ってなによ!」
ダイヤ「2年前のことです。元々幼馴染であるわたくし達は、浦の星女学院に入学してすぐ同級生となったモブ子さんと仲良くなり、一緒にスクールアイドルを始めた訳ですが…」
果南「東京のイベントに帰ってすぐそのモブ子が自殺したんだ」
ルビィ「…」
5人「ええぇぇーーーっ!!?」 梨子「じ、自殺って」
花丸「どういうことずら!?」
果南「それが分からないんだよ」
千歌「どうして?」
ダイヤ「遺書もなし、特に悩んでいた様子もありませんでしたのに、急に…。」
曜「でも、2年前に浦の星女学院で自殺があったって話、聞いたことがないけど」
鞠莉「さっき話した存在を隠されたのと一緒よ。当時、浦の星女学院が「生徒が自殺したって話が広まれば学院の存亡に関わる」ってことで自殺の事もモブ子の存在も全部隠蔽したのよ!!」
5人「えええぇぇーーーっ!!?」
ルビィ「ルビィは随分前にお姉ちゃんから聞いたけど、本当に酷過ぎるびぃ…」
梨子「け、警察の捜査はどうなったんですか!?」
鞠莉「突発的な自殺ってことで処理して終わりよ。詳しい動機さえも捜査しないでね」
梨子「そ、そんなぁ…」
花丸「それはあんまりずら」 ダイヤ「ただ一つだけですが、当時気になる噂がありました」
善子「んっ、噂?」
果南「噂を話す前だけど、2年前にネットに私たちの悪口が書き込まれたりとか、なぜか部室が荒らされるとかの嫌がらせがあったんだ」
千歌「えっ、果南ちゃんたちの悪口とか、嫌がらせ!?」
鞠莉「で、ダイヤが言った噂の話はここからよ。2年前の悪口や嫌がらせは私たちのスクールアイドル活動を快く思わない者の仕業って睨んでいたけど、実はその犯人がモブ子ではないかって噂があって」
曜「うそっ!?」
ダイヤ「あくまでも噂ですし、私たちは信じていませんでしたわ。けれど、学校中にその噂がたったため、モブ子さんは自殺したと周りの生徒たちはそう納得しましたわ」
果南「ほんとに悲惨な事件だったよ。私たちの友人のモブ子にあらぬ噂がたった挙句自殺、しかも学校によって存在も自殺のことも隠蔽されて…」
ダイヤ「ですから、わたくしは思い出したくもない事件として胸の奥にしまってましたのに」
鞠莉「けど、どうであれ、モブ子は私たちのクラスメイトであり、友人でもあり、一緒にスクールアイドルとして頑張った仲間よ。忘れるのはあんまりよ、ダイヤ!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています