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海未「…もうこんな時間!」
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0001名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2019/07/31(水) 23:39:13.77ID:ITx4QB5V
海未「今日は教会の掃除当番の日なのに…こんな日に限って寝坊とは…」ゴソゴソ…

海未「仕方ありません…タクシーを呼びましょう」

プルルルルル…

「はい、こちら○×タクシーです」

海未「あの、〜〜の……なんですが、△□教会までタクシーお願いできますか?今すぐに」

「はい、ではすぐ近くを巡回しているタクシーに向かわせますので、5分ほどお待ち下さい」

海未「はい、宜しくお願いします」

「では、失礼いたします」

ガチャ…

海未「ふぅ…これならなんとか間に合いそうですね」

海未「やはりタクシーは便利ですね…困ったときの頼みの綱です」


私は、一年ほど前から教会に通っています。
きっかけは…
数年前に大学へ入学し、一人暮らしを始めてから色々あって…
辛くて、孤独で、心がどうしようもなくグチャグチャになってしまい、
クリスマスの日にふと1人でふらっと町の教会に立ち寄ったところ、司祭に声をかけて頂いて…
それから、毎週欠かさず教会に通うようになりました。

それから人生が一気に好転、というわけにはいきませんが、
教会の方々の暖かさに触れ、少しずつ、心に栄養が行きわたっているのを感じています。
0004名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2019/07/31(水) 23:53:50.28ID:ITx4QB5V
教会

海未「ふぅ…今日はあまり汚れていませんね…もうこれでおしまいでいいかもしれません」

ガラガラガラ…

「あ…園田さん」

海未「あ…星空さん、おはようございます」

凛「ご、ごめんなさい…凛、寝坊しちゃって…」

海未「大丈夫ですよ。今日はほとんど掃除するところがなかったので、すぐ終わっちゃいましたから」

凛「ごめんね…お詫びに今度ラーメンでも奢らせて欲しいにゃ…」

海未「ふふっ♪じゃあお言葉に甘えて、ご馳走になります」

凛「うん。…はぁ、疲れたぁ…」

海未「星空さん、いつもは何時に起きるんですか?」

凛「凛はいつもは早起きなんだけど、今日に限って何故か起きたら8時で…猛ダッシュで来たんだけど、どうやっても間に合わなくて…」

海未「そ、そうですか…」

海未(うっ…!私は起きたの8時15分だったのに…タクシー使ってなかったら星空さんより遅刻してました…)

凛「ちょっと凛、給湯室でお水飲んでくるね…」

海未「あ、私が持ってきますよ。ここで休んでいてください」

凛「ほんと?ありがと、園田さん」

海未(せめてもの罪滅ぼしです…)
0005名無しで叶える物語(家)
垢版 |
2019/08/01(木) 00:22:13.46ID:JPmtejsn
いい雰囲気にゃ
0007名無しで叶える物語(しまむら)
垢版 |
2019/08/01(木) 00:53:47.73ID:VBpIDHza
海未「はい、どうぞ」

凛「ありがと…あ、ポカリスエット」

海未「なんか冷蔵庫に入っていて、勝手に取っていい、って書いてあったので」

凛「助かるにゃ……ゴクッ…ゴクッ………ぷはぁっ!」

海未「お疲れさまです」

凛「ところで、今日は凛たちしかいないね。この時間ならもう少しくらい人来てるのに…」

海未「まぁ、夏休みですから、帰省してたり出掛けてたりで出席率が少ないんでしょう」

凛「園田さんは夏休みはどこか行ったりするの?」

海未「私は…特に予定はありませんね…」

凛「そっかぁ…」

海未(私には、行くところも、一緒に何かを楽しむ人もないですから…)

凛「ところで、園田さんって何歳だっけ?凛は今年で21になるんだけど、同じくらいだよね?」

海未「21です。星空さんより一つ上ですが、遅生まれなので」

凛「あ、同い年だったんだ〜。大学生?」

海未「あ…はい、まぁ一応…。でも、今は色々あって休学してしまって、まともに通えていないんです…」

凛「そうだったんだね…。ごめんね、辛いこと思い出させちゃったかな?」

海未「いえ、大丈夫です」

凛「凛も、一応大学には行ってたんだけど、いろいろあってやめちゃったんだ」

海未「そうだったんですね…」
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