桜内は母子家庭に育った 金の問題はいつもついて回った。

アクセ一つ、洋服一着無駄にできない環境

そんな中でも、桜内の母はピアノを続けさせた。桜内もそれに答え、みるみる頭角を現していった

Aqoursに入り、世代を代表するピアニストと言われ始めると、色々な楽団から栄養費が支給された

桜内はそれをすべて親孝行と借金の返済に当てた

余分な金はいらない。母に楽をさせてやりたい。桜内女史は母の苦労を知っていたのだ

だがそんなおり、愛用のピアノが壊れてしまう

栄養費は母の口座に振り込んだばかり、手元に金はない

まさか返してくれと言えるはずもなく、桜内女史は途方に暮れた

そんなとき、レズ雑誌の片隅にビデオモデル募集の広告を見つけたのだ

桜内はお前達の言うような女ではない。真面目で誠実な女性なのである