「ねえあなた。村にはもう子供しか残ってないって言ってたわね?」

花陽「へ? あ、ああ、はいっ」


「じゃあ、これ見てくれる?」スッ

花陽「これは、女の子の絵?」


 ローブの人に一枚の絵を渡されました。小さいけど立派な額縁に入った女の子の絵


花陽「えっと……これが?」

「……………」


 それは自身の髪が踝にまで伸びた小さな女の子
 見た感想としては、ただ可愛らしい女の子だなって感想しかでません
 服装がヒラヒラフリルのドレス姿で、まるでお姫様みたい


「ん、その反応はホントに知らないみたいね」

「どうすんだ?」

「ここが最有力だったんだろ?」

花陽「………?」