ヒュンッ ゴオォォ…


花陽「っ!?」

「うおっ!」


 突然背後からものすごい風が通り抜けます
 でもこれも魔法によるものなんでしょうか、私には何の感触もありません
 私が捕まえてる人は少し飛ばされそうになっていましたが、腕がそこに固定されているように動きません

 一方的な干渉。なんだかすごいです
 あとは私がちゃんとやれれば……


花陽「すいません、お話しがあるので待っていてもらえますかー?」


「なんなのあの子……」フルフル

「やっぱり幻術なんかじゃねぇ、実体がある……」