よし、きっと大丈夫…このまま作戦続行です!
 とりあえず私の後ろから近づいてる人に…


 タタタッ

花陽「あ、あのっ!」

「むうぅ、くっ」サッ シュッ

花陽「ごめんなさい、あたりません」スルッ

「くそっ」タッ

花陽「あ、待ってください」ギュッ

「うわっ、離しやがれ!!」グイ


 本当なら男の人の力に私が勝る要素なんてありません
 だけど私が握る手をこの人は振りほどけない。振り切る力をぶつける先がないからです

 干渉されないという事は、こちらからの干渉に対して無抵抗だという事……で、いいんですよね?


「なんだこれ、腕が…あがらねえっ!」ググ…

花陽「帰ってくれないなら、聞きたい事があります」