花陽「あ、あのっ……村からでていってくださいー……」

「あん?」

花陽「もうここには何もありません。来るだけ無駄ですっ」

「何もないことぁないだろ。隠れ潜んでる奴がいる」

「それに、少なくともアナタがいるわね?」

花陽「私達は明日にでもここを離れます。ここをどうにかしたいのならその後好きにしていいですから」


「お嬢ちゃんは、私達が誰だかわかっているの?」


花陽「え……えっと、クレスタリアの騎士団……だった人達ですよね?」

「そうだな」

花陽「戦争の事もあなた達の事情も私にはよくわかりません、だけど……」

「俺達の正体を知っているのなら、やはり生かしてはおけんな」チャキッ

花陽「えっ…!?」