【安価SS】黒澤ダイヤの実況、四日目
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ダイヤさんが『ポケットモンスター オメガルビー』をプレイする様子を粛々と書き綴るSSです
たまに安価が発生します ダイヤ「貸しなさい!」バッ
ダイヤ「りこちゃん♡はここを撫でてあげるととても気持ちよさそうにするし、」スッスッ
りこちゃん♡『〜♡』
ダイヤ「ルビィ♡♡♡はこの抹茶ポフレがずっと目で追うほど好きですし、」スイッ
ルビィ♡♡♡『〜♡』パクパク
ダイヤ「ようちゃんは進化をしてからパズルでより生き生きとした表情を見せてくれるようになったし、」スッスッ
ようちゃん『♪』
ダイヤ「ダイヤさんは赤色のきのみがお好きなようです」スイッ
ダイヤ『…』
ダイヤ「このコ達の魅力を誰よりも知っているのはわたくしに違いないのですから、そう気安く手出ししないでいただきたいですわ!」フフンッ
ルビィ「ルビィきなこの食べる〜」
鞠莉「…ん。さすが、ダイヤは coffee 淹れるのも上手なのねえ。ふんわり甘いのはなにかしら…」
ダイヤ「聞ーきーなーさ〜〜〜いっ!黒糖です!!」 しばらくして…
鞠莉「落ち着いた?」
ダイヤ「どの口が…ッ!」
鞠莉「そろそろ始めましょうよ、contest battle」
ダイヤ「構いませんけれど、わたくしが勝ったら本当に教えてくださるのですよね?ヒンバスの進化について」
鞠莉「モチロン!マリーに二言はないわ」
ダイヤ「…それならばよいのですが」
鞠莉「それよりも、準備の時間はいらない?言っておくけど、contest って普通の Pokemon battle とは勝手が全然違うのよ」
ダイヤ「ええ、まあ。鞠莉さんがこちらへ来るまでの間に少しだけ調整しておきましたから、大丈夫です」
鞠莉「あら、そう」
鞠莉「じゃさっそく始めましょっか!負けたからって泣かないでよね、ダイヤ♡」
ダイヤ「………………鞠莉さんこそ、約束は守ってもらいますからね」ギラン
ルビィ「…っ!」ゴクリ… 続きは今日の夕方。
いざ、コンテストバトル開始へ! 鞠莉「どの部門で battle しましょうか。かっこよさでもたくましさでもマリーはなんでもいいよ。あ、ダイヤはうつくしさが好きかしら」カチカチ
ダイヤ「かわいさ部門で」キッパリ
鞠莉「hmm...」
ダイヤ「かわいさ部門ではお気に召しませんか?」
鞠莉「…そんなことないよ。マリーは all rounder だもの」
ダイヤ「それならばよかったです」
鞠莉「…?」
鞠莉「それじゃ悪いけど、カイナシティまで戻ってもらえる?マリーはその間に polock でも追加しちゃおっカナ〜」
ダイヤ「それには及びません。すでにいますから」
鞠莉「早いね…」ポカン
ダイヤ ニコッ
ダイヤ「それでは始めましょうか」カチカチ
鞠莉 (なに?この違和感…いつもの素人っぽさがまるで感じられない…ような…)
ダイヤ「もくたんちゃんとステージに立つのは、このコですわ」カチ
ルビィ「………っ!」
鞠莉「──────エ…!?」 鞠莉 ポカーン…
『優勝』
『もくたん & プラスル!』
ダイヤ フッ
鞠莉「そん、な…」
ちとせ(クチート)
■■■■□□□□□□□□
プラスル
■■■■■□□□□□□□□□□□
ドン…!!
ダイヤ「持ち掛けられた勝負なので身構えたけれど、鞠莉さん、ご自分から提案なさった割には大したことありませんでしたわね」
鞠莉「ば…ばかなァっ!!」
鞠莉「嘘よ、こんなの嘘よ!マリーのちとせが負けるなんて──しかも、こんなにも──」
ルビィ (圧倒的…それは圧倒的な戦いだった──!) ルビィ (場面は二人がコンテスト勝負を始めるところにさかのぼる…と言っても、振り返る意味すら感じられないほどに、それは圧倒的な蹂躙だった!)
ダイヤ「もくたんちゃんとステージに立つのは、このコですわ」カチ
鞠莉「エ…!?」
『プラスル ♀』
鞠莉「ぷ、プラスル…?」
ダイヤ「ええ。なにか不都合でもありますか?」
鞠莉「う、ウウン、不都合なんてないわよ。マリーの partner はこのコなんだから!」
『ちとせ ♀』
ダイヤ「ほう…クチート、ですか」ピク
ダイヤ「道中あまり見かけた記憶がないポケモンですが…」
鞠莉「ダイヤの方ではまだ出てないのかもね」
ダイヤ「でしょうかね。知らないポケモンだからといって、それを反則だと吊し上げるようなつもりはないのでご安心を」カチカチ
鞠莉「それはよかった」カチカチ 『ポケモンコンテストライブ!』
『かわいさ部門』
『エントリーナンバー1 マリー & ちとせ!』
ちとせ パァァァッ
鞠莉「フフン、どう?ちとせは桃色 polock なら百個だって食べられちゃうんだから!」
ダイヤ「ほう…可愛いですね」
鞠莉「ねー!ダイヤなんかよりよ〜〜っぽどカワイーんだから!」
ダイヤ「…なぜわたくしと比べるのですか。比べるならばせめてもくたんちゃん、でなくプラスルちゃんでしょう」
鞠莉「ン〜、そうねえ」
──【コメント】ダイヤさんってクチートに似てるよね
──ダイヤ『はい?クチート?なんですかそれは、まさかわたくしの知らないポケモンではないでしょうね!?』
鞠莉「ま、なんだっていいんだけど」 観客 ワァァァ!
鞠莉「ちとせの可愛さに大盛り上がり!優勝は決まりね!」
ダイヤ「まだ早いでしょう。終わっていないどころかアピールタイムにすら入っていませんし、プラスルちゃんがステージに上がってすらいませんわ」
鞠莉「んもう!チャキチャキ動かないとノンノンよ、ダイヤ」
ダイヤ「そう急かされずとも、間もなく参りますから。それに、こともあろうにかわいさ部門で焦り急ぐなど、もっての外ではありませんか」
『エントリーナンバー2 もくたん & プラスル!』
鞠莉「さてさて、まずはダイヤのプラスルがどの程度ちとせに張り合えるのかお手並み拝見〜っと…」
プラスル キラキラ パァァァァッッ
観客 ウオオオオオオッ!!
鞠莉「!?」
鞠莉「ち、ちとせのときより盛り上がって──」
ダイヤ「いるように、わたくしには見えますわね」
鞠莉「そんなはずない!いいわよ、結果はすぐにわかるんだから…!」 小さい頃はコンテストの仕様覚えるのが難しくて殆どやらなかったなあ 『おひろめタイム 終了!』
『続いて、アピールタイムに 移ります!』
鞠莉 ドキドキ…
ダイヤ「…」
『アピール順』
『1.もくたん & プラスル』
『2.マリー & ちとせ』
『3.塾帰り & エネネ』
『4.短パン小僧 & キャモキャモ』
鞠莉「………!」
ダイヤ「プラスルちゃんがトップバッターのようですわね」
鞠莉「うう…っ」 ルビィ (まずはっきりと差が出たのはここ)
ルビィ (コンテストに参加するポケモンをお披露目してコンディションを競う一次審査)
ルビィ (この評価基準は単純明快、参加する部門のパラメータが高ければ高いほど高得点。そしてそのパラメータは、もちろんポロックを食べさせた量で決まる)
ルビィ (鞠莉ちゃんが連れてきたクチートのちとせちゃん。鞠莉ちゃん自身が言ったわけじゃないけど、たぶん、このコは捕まえたばっかりでほとんど育成していなかった個体)
ルビィ (ポロックだって、普段からよっぽどマメに作ってないとしたら、短い時間で作って食べさせられる数は限られる)
ルビィ (そして、付け焼き刃で食べさせた程度の数じゃ、パラメータは満足に伸びない)
ルビィ (…とは言ってもさすが鞠莉ちゃん、ノーマルランクやスーパーランクなら余裕で飛び抜けちゃうくらいのパラメータまで持っていっていたのは凄い)
ルビィ (けど)
ルビィ (お姉ちゃんのプラスルちゃんは、かわいさが振り切って──上限に達してる…)
ルビィ (勝てるはずが、なかった)
ルビィ (一次審査の結果が高得点であるほど、二次審査のアピールの順番は早くなる。それがわかってるからこその、鞠莉ちゃんの表情…そしてなにより)
ルビィ (お姉ちゃんの、表情…!) 鞠莉「ダイヤのプラスルの方が、マリーのちとせよりかわいさの condition がいいと評価された。その事実は受け止めるわ」
鞠莉「でも、だからって、ちとせよりプラスルが可愛いだなんてことにはならないんだからね!マリーはちとせが一番可愛いと思ってるんだから!」
ダイヤ「ええ、それはそうでしょう」コク
ダイヤ「あくまで審査基準に則って測られた杓子定規の順位ですから。わたくしだって、たとえプラスルちゃんのアピールが最後に割り当てられていたとしても、最も可愛いことを疑うつもりなど毛頭ありませんわ」
鞠莉「むぅ〜っ…」
鞠莉「…いいもん、次よ、次!この appeal time で審査員達の節穴おめめにも間違いようがないほどの差を見せつけてやるわ!」
ダイヤ「はい。正々堂々、競い合おうではありませんか」ニッ 鞠莉 (まずは…)
『ちとせは どのわざで アピールする?』
鞠莉 (これよ!)
→じゃれつく カチ
鞠莉 (じゃれつくは自分より前に appeal したポケモンにいたずらして、驚かせちゃうわざ。まずはマリーの前に立ったことを後悔させて、そのまま流れを崩しちゃうんだから)
鞠莉 (プラスルがどんなわざで appeal したって、ちとせがじゃれついてアゲル──)
『プラスルの アンコール!』パンパンッワアアッ
『アピールが まだの ポケモンを 緊張させた!』
鞠莉「!」
『ちとせは 緊張してしまった!』
鞠莉「!!」
『エネネは…』
『キャモキャモは…』
鞠莉「あ、あ…ちとせ…」オロ…
『ちとせは 緊張して アピール できなかった…』
鞠莉「!!!」 鞠莉「だ、イやぁ…!」
ダイヤ「そのような視線を向けられる覚えはありませんわよ。正々堂々、ルールに則った戦い方でしょう」
ダイヤ「自身のパートナーを如何に輝かせるか。そのために、障害があるならば妨害をすることが許されているのがポケモンコンテストです」
ダイヤ「悔しいのならば、アピールで取り返しなさいな」
鞠莉「くっ…」
鞠莉 (まさかマリーの方が出鼻を挫かれるなんて。でも、悔しいけど…ダイヤの言う通りよね)
鞠莉 (妨害されなければ、ちとせがプラスルを妨害してたんだもの)
鞠莉 (悔しいなら、アピールで取り返す…!) 『二回目の アピールタイム!』
ダイヤ「あら、初手を譲ってしまいましたか。アンコールは強力な妨害効果がある分、自身のアピールは程々になるものね」
鞠莉「…」
鞠莉 (second turn は、first turn で緊張せずに高得点を獲得したエネコが一番目。次がダイヤのプラスルで、ちとせと、同じく緊張して appeal できなかったキャモメが最後に続く)
鞠莉 (さっきに続いてまたプラスルのすぐ後だけど、まさか真っ直ぐ一辺倒だと思ってたダイヤが初手から妨害してくるなんてね。完全に想定外だったわ)
鞠莉 (それを踏まえると、各回きちんと appeal を重ねていかないと、積み重ねが足りなくなってしまう)
鞠莉 (ここは素直に高得点のわざ!)
→うそなき カチ 『エネネの…』
鞠莉 (プラスルの行動。なにをしてくるのかしら…) ドキドキ…
『プラスルの ねむる!』zzz...
『プラスルは すやすやと 眠ってしまった!』
鞠莉 (ねむる…)
鞠莉 (このわざの効果は知ってるわ。後から妨害されてもその影響を受けないのよね)
鞠莉 (妨害戦術に併せて、きちんと防衛の手立ても用意してる。堅実、と見るならとってもダイヤらしい戦い方ね)
鞠莉 (でもその代わりに、ねむるは獲得できる得点が低い)
『プラスル ♡ ×1』
鞠莉「今のうちに突き放すわよ、ちとせ!」
『ちとせの うそなき!』エーンエーン…ニヤリ
『ちとせの かわいさで 会場が 盛り上がった!』
『ちとせ ♡ ×4』
鞠莉「よしっ!カワイーわよ!!」グッ 『三回目の アピールタイム!』
ダイヤ「最後に回ってしまったわね」
鞠莉「打って変わって次はマリーが最初よ!」
ダイヤ「プラスルちゃんはねむるで守ったものの妨害はされず、結果的にはアピールの機会を活かせなかった」
鞠莉「その反面、ちとせはうそなきで誰よりも多く得点を稼ぐことができた」
ダイヤ「…こういうこともあります。順当な流れですわ」カチ
鞠莉 (exciting bonus は取られちゃったけど、一番お話になってないキャモメだからまだマシだったわね。次はマリーが貰うんだから!)
鞠莉 (後ろに三人も控えてるんだから、少し妨害を警戒した方がよさそうね。またダイヤがなにかしてこないとも限らないし) カチ 『ちとせの あまいかおり!』フワァァン…
『あまいかおりが ちとせを 包んだ!』
鞠莉 (これでよしっと。この turn は exciting bonus が発動することもなさそうだし、ダイヤが変なことをしてこなければ問題ないわ)
『キャモキャモの…』
『エネネの…』
鞠莉 (さて、ダイヤの番)
鞠莉 (アンコールにねむる、これまでプラスルは得点が高いわざを使ってこなかったけれど、まさか覚えてないなんてことはないわよね…?)
鞠莉 (そろそろダイヤも強気に攻めないといけないところまで来てると思うんだけど──)
『プラスルの なきごえ!』プュラァッ!
『プラスル ♡ ×2』
鞠莉 (得点が低い…!) 鞠莉 (いける…いけるわ!)
鞠莉 (次の turn でダイヤが一番目になっちゃったら絶望的だったけど、これならその心配は zero!残る turn をしっかり抑えればちとせとマリーが優勝でき──)
『プラスルは アピールが とても うまく いった!』
鞠莉「──え…?」
『プラスル +♡ ×5』
鞠莉「つ、追加得点…しかも五つも…!?」
ダイヤ「…なきごえは」
鞠莉「!」
ダイヤ「通常のアピールで行えば得点はハート二つ。これといった妨害効果もない、目立たないわざ──のように、見えますが。ある条件下で行うとアピールがとてもうまくいくのです」
鞠莉「ある条件下って、…まさか」
ダイヤ「ええ」
ダイヤ「誰より遅く、最後の番でアピールをすることですわ!!」
鞠莉「──っ!」 鞠莉「そのための──ねむる…!」
ダイヤ「ご明察」コク
ダイヤ「ねむるは言わずもがな、ハート一つ分のアピールしかできない代わりに、そのターンは全く妨害を受け付けなくなるわざ」
鞠莉「妨害されて大打撃を受ける risk をなくし、かつ次の行動を最後に持ってくる可能性を極めて高くする…」
ダイヤ「そうして最後の手番を取れば、プラスルちゃんはなきごえで超高得点を叩き出す」
鞠莉「…っ、なんて…策略的な…」
ダイヤ「いえいえ、鞠莉さん。まだ終わっていませんわよ?」
鞠莉「へ?」
ダイヤ「このターン、最も多くの支持を得たのはプラスルちゃんです。これがどういうことだか、わかりませんか?」
鞠莉「………」
鞠莉 ハッ!
ダイヤ「…気づいたようですね」ニヤリ ダイヤ「続く第四ターン、プラスルちゃんは一転誰よりも早くアピールします。もちろん、この部門にそぐう『かわいさ』溢れる技で、ね」
鞠莉「……そうなると、」
エキサイトゲージ ★★★★☆
ダイヤ「会場はプラスルちゃんのアピールで大盛り上がり必至。そして放つ必殺の『煌めきのラプソディ』で──」
ダイヤ「この会場を包む声援は、プラスルちゃんに向けられたもので染め上がることでしょう」
鞠莉「──────」
鞠莉「マリーの完敗、ね…」ガクッ… ルビィ (そして、そのままプラスルちゃんは他の参加者さん達全員を引き離して堂々の優勝)
ルビィ (時間は今に追い付いて──)
『優勝』
『もくたん & プラスル!』
鞠莉「…文句のつけようもないわ。この勝負、マリーの負け」
ダイヤ「まさか鞠莉さんとコンテストで勝負することができるなんて、思ってもいませんでした。とても楽しかったですわ」
鞠莉「ねえダイヤ、一つ聞かせてよ」
ダイヤ「なんですか?」
鞠莉「あなた、いつ contest なんかやったの?しかもこんなにも熟知するくらいに…」
鞠莉「だってあなた、いつも再開したらすぐに冒険の続きに取りかかって、contest で遊ぶどころか用事もなく道を戻ることすらないのに」
プラスル『…』
鞠莉「そんな、もくたんの手持ちで見たことないポケモンまで出してきて…」 ダイヤ「確かにわたくしは、基本的にオメガルビーをプレイするときは後戻りもしないし不要な寄り道もしませんわ」
ダイヤ「ですが、だからといって旅の道を急ぐばかりで少しも遊びがないのかと言うと、決してそんなことはありません」
ダイヤ「ひとたびポケパルレを始めると、なかなか皆さん放してくれなくて、ついそれだけで終わってしまう日もあります」
鞠莉「それくらいは、知ってるけど…」
ダイヤ「わたくしには、全く冒険を放ったらかして、ポケパルレやコンテストなどの寄り道にばかり明け暮れていた期間があるのですよ」
鞠莉「うそ!一回や二回やったくらいで到達できる熟練度じゃなかったもの!」
ダイヤ「一度や二度ではないからよ。十や二十でも聞きません」
鞠莉「そんなに丸々見逃すほどダイヤの playing から目を離したことなんか、マリーないもん」
ダイヤ「本当に?」
鞠莉「ホントーだよ…」 ダイヤ「本当にずっとわたくしのプレイングを観ていたのですか?どんなときも?」
ダイヤ「わたくしが、冒険を放ったらかしていたときも、ですか?」
鞠莉「…………えっ」
──鞠莉『あ、やってる…けど』
──ダイヤ スイスイスイスイ
──ダイヤ『ハイスコア…!』
──ダイヤ スッスッ
──ダイヤ『かなんさんはオレンジ色のが好きなんですわよね〜♡』
──鞠莉『またポケパルレね…』
鞠莉「あ──あの時期に!?」
ダイヤ「お恥ずかしながら」 ダイヤ「テッセンさんに敗北を喫し心が折れていたわたくしは、冒険の手を止めました」
ダイヤ「そこでわたくしがたまにオメガルビーを起動してなにをしていたかというと、ご存知の通りポケパルレ。それと──ポケモンコンテストなのです」
ダイヤ「ルールを理解するまでは何度もただ闇雲に参加するばかりでしたが、それが自分の中に落ちてからは、わざわざオメガルビーを起動せずとも机上で作戦は存分に練れるもの」
ダイヤ「このプラスルちゃんだって、そのとき共にコンテスト優勝を目指すパートナーとして白羽の矢を立て、一緒に頑張った仲なのです」
鞠莉「そっ、か…」
鞠莉「道理でやたら落ち着いてるし、立ち回りも良すぎると思ったのよ。手持ちにいないポケモンまで一秒で引きずり出してきちゃうし」
鞠莉「勝てるはずがなかった──わね…」
ダイヤ「悔しいのならば、いつでも再戦を受けて立ちますわ。コンテストでもよいし、もちろん、ポケモンバトルでも」
ダイヤ「ただし」
ダイヤ「ヒンバスのダイヤさんを進化させてから──ですけれど、ね♡」 以上です
おれの知識がそもそも付け焼き刃なのと、ダイヤさんに勝たせるためにご都合を混ぜこんだのとで、かなりガバガバなのだとは思いますが…
サブストーリー的な位置付けなので、あまり考えずに「ダイヤさんすげー」で読んでおいてください! いや面白かったよ
俺は基本高得点出して運ゲーゴリ押すしかやってなかったからプラスルで工夫するの好き おつおつ
鞠莉ちゃん負けて涙目になったりしなくて良かった(安堵) >>487
そういえばこれはどういう…?
なにかミスがありましたか? 今朝はちょっと書けなさそうです
夕方には更新できると思います 鞠莉とのコンテスト中にコメントのレスしてた人に対してじゃない? なるほど。
わかりづらかったと思いますが、コンテストの様子も配信されていました
鞠莉がDS持って家に来てくれたので、ダイヤの環境を変えずに通信できたためです ダイヤ(ミロカロス)のとくせい >>521
※ ふしぎなうろこ、かちき、のいずれか。
ふしぎなうろこ…状態異常のときとくぼう1.5倍
かちき…相手に能力ランクを下げられるととくこうがぐーんと上がる
あと、まだ少し先ですが
じこさいせい(ミロカロスLV31習得)を覚えるか否か >>523
※ 覚えさせるなら、どくどく、たいあたり、なみのり、メロメロ、の中から忘れさせるわざを指定。 ダイヤ カチカチ
『ダイヤの うつくしさが 上がった!』
ルビィ「おねいちゃんストップ!」
ダイヤ「へ?」
鞠莉「もう perfectly beautiful みたいよ」
ダイヤ「あら。ポロックならまだまだあるというのに」
鞠莉 (どれだけ熱心に作ってたらそんな大量にできるのよ…)
ルビィ (廃人が過ぎる…)
ダイヤ「これでレベルを上げればこのコは進化するのね?」
鞠莉「そーよ。マリーがこの期に及んで嘘をついたと思う?」
ダイヤ「半信半疑ですかね」カチカチ
鞠莉「ダイヤのばかぁっ!」 ダイヤ「それではヒワマキシティへ戻る道すがら、レベルを上げるとしましょうか」
ルビまり「「はーーーい」」
ダイヤ「…」
ダイヤ「別に構いませんが、なぜ二人とも食い入るように画面を見つめるの?」カチカチ
ルビィ「ルビィもくたんちゃん達の旅の様子を見るのだいすきだから!」
鞠莉「マリーはせっかく来たしこれだけで帰っちゃうのも惜しいからなんとなく!」
ダイヤ「…そうですか」
ルビィ「おねいちゃん、なみのり使えるようになってから下の道行った?真ん中になんかどうぐあったはずだよ」ネエネエ
ダイヤ「だからあなたは無闇やたらと余計な口出しをしないでと…」
鞠莉「あ、ダイヤダイヤ。マリーここで野生の whip cream 捕まえたんだよ!」
ダイヤ「あなたはあからさまな嘘を言わない!」カチカチ 『なみのりを 使いますか?』
ダイヤ カチ
ダイヤ『ヴルルッ!』カットイン!
ダイヤ「ひ、ヒンバスに跨がってなみのりとは…」
ダイヤ「そういえばかずおさんがいなくなるからとなみのりを覚えてもらったのだったわね…もう間もなく進化させてあげるから、我慢してちょうだいね」
鞠莉 (ホントーに話しかけながらやってるのね)
ルビィ (今までもずっと観てたでしょ)
鞠莉 (画面越しだと、どうしても movie かなにか観てるような感覚なのよ。でも目の前で実際に見ると、これはなかなか…)
ダイヤ「む、メノクラゲですか。どくどくは効果がないから気を付けなければね」
ダイヤ「よいですか、ダイヤさん。旅路を共にするわたくし達は一蓮托生の身、わたくしの知識があなた方の力となり、あなた方の力がわたくしの知識となるのです」カチカチ
ダイヤ「思うところはあるかもしれないけれど、助け合いながら先を目指しましょうね」
『相手の メノクラゲは 倒れた!』
ダイヤ「Excellent ですわ、ダイヤさん!」イエーイッ
鞠莉 (結構な絵面だね)
ルビィ (そうだね) 119番道路
『雨が 降り始めた!』
ダイヤ「ふっふっふ…ダイヤさんのとくせいはすいすい!雨が降っているとき、とても素早くなりますわ!」
ダイヤ「それはいかにマッスグマと言えども──」カチカチ
『ヒンバスの なみのり!』ザバァァアアッ
ダイヤ「超えられるほどの速度!」
ダイヤ「しかもぉ…」
ダイヤ「雨ならばみずタイプの攻撃は威力が上がります!まさに今こそダイヤさんの独壇場!ここからさらに進化をして強くなってしまうかと思うと、怖くて震えが止まりませんわ」ニヤニヤ
ルビィ (…とは言え確定三発っぽいダメージ。これだけ条件が整っててもこんなって、やっぱり並の火力じゃないよね…)
『相手の マッスグマの ほしがる!』
ダイヤ『…』
ダイヤ「…あれェ!?このままだと撃ち負けますわ!?」ガーーンッ
鞠莉「ヒンバスって弱いのね」
ダイヤ スパンッ
ダイヤ「そんなことは、ありま──せん!」カチカチ
鞠莉「叩かれたわ」ヒリヒリ
ルビィ「おねいちゃんのポケモンの悪口ゆうからだよ」 やがて…
トロピウス『…』
ちか『…』パタパタ…
ダイヤ「さて。次のエアカッターでこのトロピウスは倒れ、わたくしの計算に間違いがなければダイヤさんはレベルが上がり29レベルとなります」
ダイヤ「そして鞠莉さんの情報に嘘がなければ、ダイヤさんは進化することでしょう」
鞠莉「またマリーのこと信じてないみたいに言ったー!」
ダイヤ「ここまでそのことについてルビィが口を出さずにいることからも、おそらく嘘ではない──少なくとも取り返しのつかない事態にはならないのであろうことくらいは想像ができますが」
ルビィ「あ、あはは…」
ルビィ (口出ししなかったらしなかったで読んでくるなんて、どうしようもないなあ…)
鞠莉「ふんだ。勝てないからってちかに交替したくせに」ボソッ
ダイヤ「ダイヤさんはタイプの相性もよくない中、頑張って猛毒を浴びせる大健闘をしたでしょうが!」スパンッ
鞠莉「またぶったーー!」
ルビィ「学ばないね鞠莉ちゃん」 【コメント】3人がどんな場所にひみつきち作ったのかとかどこに模様替えのこだわりがあるのかとかいずれ語る配信してほしいな 【コメント】世界で最も美しいポケモンに自分の名前を付けるなんて、ダイヤさんってなまらナルシストなんですね ダイヤ「運命の一手」カチ
鞠莉 ゴクリ…
ルビィ ワクワク
『ちかの エアカッター!』シュパパパン
『こうかは ばつぐんだ!』
『相手の トロピウスは 倒れた!』
『ちかは 経験値を 貰った!』
『がくしゅうそうちで 手持ちの ポケモンも 経験値を 貰った!』
『ダイヤは 29レベルに 上がった!』
ダイまりルビ「「「!!」」」
『…おや?ダイヤの 様子が…』
ダイヤ「!!!」ガタッ 【コメント】ダイヤちゃんもしかしてミロカロスの姿を見越して名前をダイヤって、、、! ………パァァァァ
『ダイヤは ミロカロスに 進化した!』テーテーテー
https://i.imgur.com/oOpSvfi.png
ダイヤ「…!」
ダイヤ「本当に、進化した…」
鞠莉「so beautiful...」ポーッ
ルビィ「ミロカロスに進化するとこ初めて見たぁ…」
ダイヤ「ずいぶん…ずいぶんとうつくしい姿ですわ…」
鞠莉「ね…」
ルビィ (鞠莉ちゃん、おねいちゃんにぶーぶー言うのも忘れちゃってるみたい)
ルビィ (でも、ミロカロスってほんとに綺麗だもんね。ストーリーで自分のポケモンが進化したら、確かに感動しちゃうよ)
ダイヤ「ポロックが…青いポロックの効果がこんな形で表れるとは…」
鞠莉「すごいね、ヒンバスだった頃とは比べ物にならないね…」
ダイヤ「はぃ…」 ダイヤ「素晴らしい…素晴らしいですわ、ダイヤさん」
ダイヤ「ポロックを食べた影響も全くないとは言わないでしょう。ですが、食べ物だけで誰しも美しくなれるのならばそんなに簡単なことはありません」
ダイヤ「その姿は一重にあなたの、あなた自身の願いと努力が結実したものに違いない」
ダイヤ「美しい──美しいという表現がこうも相応しく思える成長を遂げたことに、わたくしは最大級の賛辞を贈りたい──」
【コメント】世界で最も美しいポケモンに自分の名前を付けるなんて、ダイヤさんってなまらナルシストなんですね
ダイヤ「──えっ」
ルビィ「ぶっw」
ダイヤ「せ、世界で最も…?そこまでのことを言ったつもりはありませんし、いえそのくらい美しいことは疑いようもありませんが、その、それは順番が逆で名前を付ける方が早かったのは皆さんご存知の通りですし、──なまら…?まさか…」
鞠莉「ねーダイヤ、ポケモン図鑑見てみてよ」
ダイヤ「え?は、はい」カチカチ
『ミロカロス いつくしみポケモン』
『最も 美しい ポケモンと いわれている。 怒りや 憎しみの 心を 癒して 争いを 鎮める 力を 持っている』
ダイヤ「 」 鞠莉「...woo. これはやったね、ダイヤ」
ダイヤ「や、やってません!こんなの知りませんでしたし!知ってたら自分の名前など付けるはずが…」
ダイヤ「そりゃダイヤさんと連れ立つことを決意したときは、あのお世辞にも格好よくも可愛くもない姿をなんとかしたいと、できればいいと願ってはいましたが、どうなるかはわからなかったことで」アワアワ
ダイヤ「なんなら花丸さんのお名前を借りようかと思っていましたし!万が一のことを考えて差し控えておきましたが、一つ違えばこのコのお名前ははなまるさんでしたし!」
【コメント】ダイヤちゃんもしかしてミロカロスの姿を見越して名前をダイヤって、、、!
ダイヤ「だぁぁぁから違うと言っているでしょうに!!あなたがどなたか存じませんが、わたくしが葛藤する様子を見ていなかったのですか!!273レス目から読み直してきなさいな!!!」
ルビィ「おねいちゃんメタってるメタってる」
鞠莉「ふーん、へーえ」
鞠莉「ダイヤってば自分のこと世界で最も美しいだなんて思ってるのね〜」
ダイヤ「思っていません!!」
こうしてダイヤは無事ミロカロスへの進化を遂げましたとさ…
鞠莉「これは気軽に『ダイヤさん』なんて呼べないわねー。ダ、イ、ヤ、さ、ま♡」
ダイヤ「んきぃぃぃいいいっっっ!!」 現在のパーティ
(ナギ挑戦前、最新)
りこちゃん♡(ジュカイン)♀ くさ LV37 しんりょく
メガドレイン、がんせきふうじ、リーフブレード、ダブルチョップ
ちか(アメモース)♀ むし、ひこう LV35 いかく
エアカッター、しびれごな、あまいかおり、ぎんいろのかぜ
かなん(ケッキング)♀ ノーマル LV38 なまけ
いわくだき、かいりき、いあいぎり、だましうち
ようちゃん(バシャーモ)♀ ほのお、かくとう LV36 もうか
つるぎのまい、にどげり、バトンタッチ、ブレイズキック
ルビィ♡♡♡(エアームド) はがね、ひこう LV36 がんじょう
ほえる、はがねのつばさ、エアカッター、まきびし
ダイヤ(ミロカロス)♀ みず LV29 かちき
どくどく、たいあたり、なみのり、メロメロ ところでとくせいって進化前後のどちらともで2種類ある時は進化前のとくせいで進化後のとくせいも固定されてなかった?
違ってたらスマソ この>>1、意外なタイミングでコメント拾うから鞠莉を意識してレスされたコメントのいくつかも変な使い方されそう ナギ戦の先鋒 >>
※ 上記六匹のうち、いずれか。
参考までにナギのパーティ
オオスバメ LV33
ペリッパー LV33
エアームド LV33
チルタリス LV35
なお全員♀です、残念。
次の更新はナギ戦だけど、鞠莉とルビィが隣にいる状態で始める? >>537
調べたらその通りだった
となると、ダイヤはふしぎなうろこ固定ということになりますね
どうしましょ? 善子といちゃついてたくらいだしこのダイヤさんならメス同士でも何ら疑問に思うことなくメロメロ使いそう
ということでミロカロス先鋒
>>540
この世界のオメガルビーはきっと仕様が違うんだろう チルタリスに苦戦しそう…と思ったらORASは竜舞ないんだな ルビまりは続行がいいなあ
指摘しといてあれだけどどちらでもよいかと
すいすい描写しちゃったのに矛盾が生まれるけど気にしなければ ダイヤ、カゲツにぶちギレそう
プリムにエリーチカみたいとか、言う分けねえか また安価つけ忘れてましたね、ミロカロスでいきます
あとまあ今さらなのでかちきで行きましょう
ご容赦ください! 【コメント】まりちゃん、ダイヤちゃんにメロメロだ!! もくたん ザッ…
ナギ『…』
ダイヤ「大変長らくお待たせいたしました」
ダイヤ「所用がありカイナシティまで足を運んでいたため遅くなりましたわ」
鞠莉「その子友達と遊んでただけデース」
ダイヤ「外野ァ!やかましい!」
ダイヤ コホン
ダイヤ「ですが、」
『ダイヤ LV29』
ダイヤ「お待たせした分の成果は持ち帰ってきたつもりです。あのまま挑戦していた場合よりも、確実によい試合ができると思いますよ」
ダイヤ「御託宣は結構、ですか。ふふ、おっしゃる通りです。わたくし達ポケモントレーナーが語り合うとき、手段は一つ」
ダイヤ「さあ!お相手願いましょうか──!」カチー
鞠莉「what's ゴタクセン?」
ルビィ「どきどきするびぃ!がんばれおねいちゃん!」
鞠莉「わからないからって無視しないで」 ナギ『制空力』
ナギ『それは制戦力』
ナギ『古来より、地に生きる者全てが憧れとしてきたのは、大空を自在に舞う者の姿』
ナギ『私はお空を飛べないけれど』
ナギ『空舞う者への対抗手段、あなたは持っていますか?』
ナギ『持たぬなら、そのまま伏せよ、勇み足』
ナギ『雄々しく羽ばたけ、私の鳥ポケモン達!!』
『ジムリーダーの ナギが 勝負を 仕掛けてきた!』 『ナギは オオスバメを 繰り出してきた!』
ダイヤ「先鋒はオオスバメですか。鳥ポケモンの導入とも言うべき存在ですわね」
ダイヤ「対するこちらは──」
【コメント】私たちの新しい力を見せてあげる!
もくたん『いっておいで!ダイヤ!』
ダイヤ『キュオオオァンッ!』
ダイヤ「そう!完全新戦力のダイヤさんことミロカロス!」
ダイヤ「ひ弱な姿から一転、滝登りを為した鯉ではありませんが、立派に成長を遂げたダイヤさんの力を見せてさしあげましょう!」
鞠莉「ひ弱って言ったよ」
ルビィ「おねいちゃんは過去に囚われない女だから」 オオスバメ『…』
ダイヤ『…』
ダイヤ (まずは初撃)
ダイヤ (相手がオオスバメとあっては、すいすいの加護を失ったダイヤさんが先手を取ることは十中八九不可能)
ダイヤ (後攻から戦い抜く術を構築する必要があるけれど、まず取るべき行動は──) カチ
ルビィ「………ぁっ」
鞠莉「ホワ?」
ルビィ「う、ううん、なんでもない…」
『相手の オオスバメの かげぶんしん!』
『相手の オオスバメの かいひりつが 上がった!』
ダイルビ「「──よし!」」
ルビィ「はずれて…っ!」
ダイヤ「は?」
『ダイヤの どくどく!』ブクゥブブブッ
『相手の オオスバメは 猛毒を 浴びた!』 『相手の オオスバメは 猛毒の ダメージを 受けている!』
『ダイヤは どうする?』
ダイヤ「…」ジッ
ルビィ サッ
鞠莉「??」
ダイヤ「ルビィ」
ルビィ「ぴっ!……なに、おねいちゃん」
ダイヤ「今の発言はどういうことですか?わたくしの聞き間違いでなければ、あなた『外れて』と言わなかったかしら?こともあろうに、ダイヤさんが攻撃をする場面で」
ルビィ「…」
ダイヤ「相手のかいひりつが上がっている中、元より命中率が十全ではないどくどくをしっかりあててくれたダイヤさんには感謝しかありませんが…」
ダイヤ「まさか、あなたにそんなことを願われるとはね」
ルビィ「ぅ──だ、だってえ…っ!」
ダイヤ「だって、なんですか?」 ルビィ (おねいちゃんは知らないんだもん)
ルビィ (野生で出てこないオオスバメは、おねいちゃんの捕獲ボックスにはいない)
ルビィ (スバメは捕まえてるけど、進化はさせてない)
ルビィ (おねいちゃんは頭がいいけど、捕まえたときに一回確認しただけのデータを全員分覚えきることなんかできるわけないし)
ルビィ (進化したらとくせいが変わるポケモンを何匹も見てきてるから、進化前のとくせいにまではたぶん頭がいかない…つまり)
ルビィ (オオスバメのとくせいがなんなのか、知らないはずなんだもん…!)
ルビィ「オオスバメ、さん、はぁ…」
ダイヤ「…」
ルビィ「…なんでもない」
ダイヤ「………はぁ。そうですか」
ダイヤ「なにか思うところがあってのことかと期待したけれど、残念ですわ」プイッ
ルビィ「ぅぅぅぅ…!」
ルビィ (だって余計な口出しするなっておねいちゃんが言ったんじゃん…っ) ダイヤ「オオスバメには猛毒を浴びせた」
ダイヤ「加えて、オオスバメはそう攻撃力に秀でてはいないはずだものね」
ダイヤ「そうとあれば、ダイヤさんにメロメロになってもらうまでもないかしら。なみのり一回…二回、それだけでおとなしく倒れてくれそうな気もしますわ」
ルビィ (お願い…無意味なことしないで、なみのり連発して早く倒して…!)
ダイヤ「うーん…」
ルビィ (お願い、お願い…!)
鞠莉「そもそもオオスバメにはメロメロ効かないじゃない」
ルビィ「!」
ダイヤ「え?」 鞠莉「やあねえダイヤってば。ちゃんとわざの説明読まなかったの?」
ダイヤ「え、は…?」
ルビィ「ぁ、まりちゃ…」
鞠莉「ほら、L button をこうしてわざを選べば詳しい説明読めるんだから」カチ
ダイヤ「え?え?なんですかその裏技?」
ルビィ「ちょ、あんまり口出ししちゃ…」
鞠莉「これくらいは基本操作でしょ?今までやってなかったのは自信の表れかと思ってたけど、知らなかっただけなのね。もうダイヤってば〜」
ダイルビ ポカン…
鞠莉「はい!メロメロの効果!読んで!」
ダイヤ「わざマシンで覚えさせるときに読みましたが…『♂なら♀を ♀なら♂を 誘惑して メロメロに する。相手は 技が だしにくくなる』………あっ」
『オオスバメ ♀』
『ダイヤ ♀』
ダイヤ「もしかして…同性相手には、効果がないのですか…?」
鞠莉「って、マリーは解釈したわよ。実際に使ってみたことないから知らないけど、説明を読むにそうでしょ」 鞠莉「モ〜、危ない危ない。ダイヤってばうっかりさんなんだから、マリーが advice してあげなかったら無駄な行動を取っちゃうところだったわ」フフン
ルビィ「鞠莉ちゃん、ルビィ達は隣で観てるだけだよ。教えてってゆわれたとき以外、こんな風にぺらぺら口出ししちゃったら…」
鞠莉「エ〜?でもルビィだってちょこちょそ口出ししてるじゃない」
ルビィ「それは…勝ち負けに関係ないとことか、落ちてるどうぐのこととかだけだもん」
鞠莉「なにがいけないのよ。battle で失敗しちゃったら、またダイヤが悲しむことになっちゃうわよ?」
ルビィ「そうなったらそうなったで仕方がないことだってルビィは思うから…!それを乗り越えることも含めて、ゲームだし…」
ダイヤ「…………そっ」
ルビィ「あっ、おねいちゃ…その、鞠莉ちゃんも悪気があったわけじゃないと思うから、そんなに怒らないであげて…」
ダイヤ「そんなばかな話がありますかァァァっ!!!」
ルビまり「「──え?」」 ダイヤ「異性にしか効かないですって…?そんな──そんなわけがないでしょう!」ダンッ
ルビィ「!?」
鞠莉「oh♡」
ダイヤ「女性が女性に、男性が男性にメロメロになることもあるでしょうが!」
ルビィ「や、おねいちゃん、それはそうかもしれないけど…」
鞠莉「でも〜、一般的にはやっぱりメロメロって異性間で起こる表現なんじゃないの。そうでしょ?ルビィ」
ルビィ「ぅ、うん…そうだと思う…けど」
ダイヤ「それは通念の話でしょう!」
ダイヤ「『メロメロ』という言葉の語義は『しだらなく相好を崩すこと』です!恋人に対する場合然り、愛する肉親に対する場合然り、そこに性別がどうこうという前提はありません!!」
ダイヤ「だいたい鞠莉さんだって果南さんにメロメロではありませんか!」
鞠莉「果南は男」
ダイヤ「ちくしょう!!!」 ダイヤ「結構です!」
ダイヤ「オメガルビーがこうも見識の狭いゲームだとは思わなかったわ。誰がなんと言おうとわたくしは自分の理念を曲げるつもりは──ない!」
→メロメロ カチ
ルビィ「え"っ」
鞠莉「woo...」
『相手の オオスバメの つばめがえし!』
『ダイヤの メロメロ!』
『こうかが ないようだ…』
ダイヤ「ちぃ…っ!」
ルビィ「お、おねいちゃん、冷静になって…現実がどうこうってことじゃなくて、ゲームの仕様なんだから仕方ないよぅ…」
【コメント】1回でメロメロになるとは限らないぞ
ダイヤ「そのとおおおおりっ!いいことを言いましたわ!!」
ルビィ「おねいちゃあああああ!!」
鞠莉 (展開としては面白いけどこれはまずそうね)
ダイヤ『…』←HP半分未満 『ダイヤは どうする?』
→メロメロ
ダイヤ グググ…
ルビィ「おねいちゃん考え直してぇぇ…」グググ…
鞠莉「ダイヤ、落ち着きなさいよ」
ダイヤ「はぃい!?蚊帳の外で笑うだけの方にはわからないでしょうが、これはわたくしの意地と尊厳をかけた選択で──」
鞠莉「あなたの意地と尊厳とやらで、また仲間が倒れるわよ」
ダイヤ「…っ!」
鞠莉「ダイヤの──ミロカロスの体力を見てみなさいよ。また次つばめがえしが飛んできたらどうなるか、考えなくてもわかるでしょ」
ダイヤ『…』
ダイヤ「……っ、それは…」
鞠莉「ま、もくたんの旅のシジョーメイダイとやらよりもダイヤ自身の意地と尊厳の方が大切だって言うなら、マリーは止めないけどね」
ダイヤ「…」 ダイヤ パッ
ルビィ「ぇ」パッ
ルビィ「〜〜〜ぁぁぁぁ…!」コロコロコロ
鞠莉「ルビィが飛んでっちゃったわ!ルビィ〜!」
ダイヤ「危うく、またわたくしは過ちを犯すところでしたね」
ダイヤ「メロメロの件もそうですが、進化したことに浮かれてレベルの低いあなたに無理をさせてしまうところでした」
ダイヤ『…』
ダイヤ「わたくしが変な意地を張らず、おとなしくなみのりをしていれば、もしかしたら猛毒のダメージと合わせて倒すことができていたかもしれないのにね」
ダイヤ「ふがいないトレーナーをお許しくださいな」
ダイヤ「さて、あなたの出番は一旦ここまで。頼れる先輩方にバトンを渡すとしましょうか」カチカチ ルビィ「いたた…」
鞠莉「ヘーキ?ルビィ」
ルビィ「うん、だいじょうぶ…ありがとう鞠莉ちゃん。それよりも、おねいちゃん…」
ルビィ (間違ってもりこちゃん♡、ちかちゃん、ようちゃん、に交替しないといいけど…)
もくたん『もどれ、ダイヤ!いっておいで!ルビィ♡♡♡!』
ルビィ♡♡♡『キョエキィー!』
ルビィ ホッ
鞠莉 (この状態でもあくまでもダイヤの心配をするなんてどこまでも筋金入り…さすが、としか言えないわね) ヤレヤレ
『相手の オオスバメの つばめがえし!』
『こうかは いまひとつの ようだ…』 『相手の オオスバメの つばめがえし!』
『こうかは いまひとつの ようだ…』
ダイヤ「どうやら、持ち合わせるわざの中ではそれがあなたの最高打点のようですね」
ダイヤ「この対面において最後まで足掻く心意気には素直に感服しますが、相手が悪い。ルビィ♡♡♡の守りは並大抵のことでは突破できませんわよ」
ダイヤ「それではこれにて第一戦──」
『ルビィ♡♡♡の はがねのつばさ!』ギィンズパパッ
『相手の オオスバメは 猛毒の ダメージを 受けている!』
『相手の オオスバメは 倒れた!』
ダイヤ「決着ゥ!」 ナギの次鋒はペリッパー(LV33)
交替しますか? >>569
※ する場合、誰に交替するかも併せて指定。
ダイヤはHP半分をギリギリ下回ったところです オオスバメって状態異常で能力が上がる特性でもあるの? 特攻上がるまでは火炎玉で火傷にしてこんじょう発動させる通称「焼き鳥」がオオスバメのテンプレだった こんじょうだね
どくどくだまとかかえんだまとか持たせて物理技で攻めるやつ 『ナギは ペリッパーを 繰り出そうと している…』
ダイヤ「ペリッパーですか」
ダイヤ (そう強力な相手というイメージはない、このままルビィ♡♡♡に受け止めてもらってもよいけれど──)
ダイヤ (はがねタイプの鎧をいたずらに消耗するのは避けたい。みず、ひこうタイプのペリッパー相手ならば…) カチカチ
もくたん『もどっておいで、ルビィ♡♡♡!いっておいで!りこちゃん♡!』
りこちゃん♡『ジュオオゥッ!』
ダイヤ「ふふ…不思議そうな表情をなさっていますわね。なぜ、ひこうタイプのペリッパーを前にくさタイプのジュカインを相対させるのかと」
鞠莉 (…え?表情?誰の?)
ルビィ (ナギさんのだよ)
鞠莉 (??)
ダイヤ「それは一重に──わたくしが!りこちゃん♡の活躍を!見たいからですッ!!」
鞠莉 (ェ……egoismゥーーー!!)
ルビィ (りこちゃん♡だけにね!!) ダイヤ「お察しの通り、ペリッパーに対しりこちゃん♡の相性はお世辞にも有利とは言えません。ですが、決して不利というほどでもない」
ダイヤ「それならばそこに優劣の線を引く要素は一体なにか?」
ダイヤ「一つはレベルでしょう。言うまでもなく、あなたのペリッパーは33レベル、りこちゃん♡は37レベルですから、ここで我々の方へ戦況が傾いているとして──」
ダイヤ「──そこに、もう一つ」カチ…
『りこちゃん♡の ジュカインナイトと もくたんの メガバングルが 反応した!』
ダイヤ「いきますわよ、もくたんちゃん!りこちゃん♡!」
もくたん ヒュバッ
キィィィィン…
ズズゥッ ウォォオオァァッ
『りこちゃん♡は メガジュカインに メガシンカした!』
ダイヤ「りこちゃん♡、メガシンカ!メガジュカイン──!!」
鞠莉 (ダイヤ随分ノリノリね)
ルビィ (ああ見えても昔から特撮戦隊モノとか好きだったからね)
鞠莉 (そうだったわね) ダイヤ「初めてご覧になりますか?」
ダイヤ「さしものジムリーダーさんと言えども、メガシンカはそうそう見慣れたものではないでしょう。ましてやジュカインはこの辺ではまず見かけないでしょうからね」
ダイヤ「タイプもレベルも誤差!そんな陳腐ものをあっけらかんと蹴散らすメガシンカの真髄を──とくと御覧じろ!」
ダイヤ「メガりこちゃん♡必殺、」
【コメント】りこちゃんビーム撃ちそう
ダイヤ「りこちゃん♡ビーーームッ!!」
『りこちゃん♡の リーフブレード!』シュバシッ
ダイヤ「…」
『相手の ペリッパーの つばめがえし!』
『こうかは ばつぐんだ!』
ダイヤ「だ──っ、誰ですか変なことを言ったのはァ〜〜〜!!」ムキーッ
鞠莉「beam と名のつく物理 attack なのね」
ダイヤ「ややややかましい!」/// ダイヤ「まったく、台無しではありませんか!せっかくのメガりこちゃん♡のジムリーダーバトル初陣だというのに!」プンスカカチカチ
ダイヤ「今だって、リーフブレードでペリッパーを捕らえた様は見とれてしまうほどに格好よかったではありませんか」
鞠莉「…ン?」
ダイヤ「翼の有無など、天地の距離など関係ない。跳躍一発、一瞬で死角へ回り込んで、鋭い一閃!地に生きる者が空を舞う者に後れを取るなどと、二度とは言わせないわ」
鞠莉 (ルビィ、)
ルビィ (もういい。なにも言うな…)
鞠莉 (……)
ダイヤ「そうでしょう?鞠莉さん、ルビィ」クルッ
鞠莉「…」
ルビィ「…うん」
ダイヤ「鞠莉さんもなんとかおっしゃいなさいな!」
鞠莉「裏切ったわねルビィィィ!!」 ダイヤ「ふん、結構ですわ!」プイッ
ダイヤ「いずれにせよこの攻撃でペリッパーはあえなく陥落するのですから、その様を見てもまだ文句が言えるのならばどうぞお聞かせくださいな!」カチ
鞠莉 (文句なんか一つも言ってないのに…)
『相手の ペリッパーの まもる!』
ダイヤ「!」
『りこちゃん♡の リーフブレード!』
『相手の ペリッパーは 攻撃から 身を 守った!』キン
ダイヤ「!?」
ダイヤ グヌヌヌ…ッ プルプル
鞠莉 (ひ…ヒィィィーー!ねえルビィ、今回はマリー悪くないわよねェ!?なにもしてないわよねェ!?) ガタガタ
ルビィ (落ち着いて鞠莉ちゃん、今回どころかそもそもなにも悪くないよ) ダイヤ カチカチ…
『りこちゃん♡の リーフブレード!』シュバシッ
『相手の ペリッパーは 倒れた!』
ダイヤ「っし!」
ダイヤ「だいたい、なんなのですかあのまもるとかいうわざは。一度攻撃を凌いだところで、次の攻撃を受けるだけ。策略もない延命など見苦しい、なんの意味もありませんわ」フゥ
『ナギは エアームドを 繰り出そうと している…』
ダイヤ「!」
ダイヤ「…来ましたか」ニヤリ
ダイヤ「わたくしはずっと考えていましたわ。ひこうタイプを専門とするこのヒワマキジムで、ジムリーダーさんは一体どのようなポケモン達を従えているのだろう、とね」
ダイヤ「お手持ちは三匹かと思っていたのでやや虚を突かれたし、ペリッパーというのは想定していませんでしたが──残る二匹の想像はついています」
ダイヤ「その片方は、言わずもがなのエアームド!控えていると思っていましたわ」カチカチ
ダイヤ「そして、エアームドを相手取っていただくコは決まっています──」
もくたん『もどっておいで、りこちゃん♡!いっておいで!ようちゃん!』
ようちゃん『バウウッシャア!』 ダイヤ「熱き炎のわざと逞しき格闘のわざ、その両方を統べるのが、先般ワカシャモより進化を遂げたこのようちゃんです」
ダイヤ「エアームド──高い防御力に加え、纏うは堅固なるはがねの鎧。わたくしも強く頼りにしている絶対の砦」
ダイヤ「並大抵の者には破るどころか満足に傷つけることも叶わないでしょう」
ダイヤ「ですが、自身も頼り、またかつてはがねタイプに魅せられたことも阻まれたこともあるわたくしが、そこになんの対抗策も用意していないと思いますか?」
ダイヤ「──否!」
ダイヤ「はがねタイプの弱点は知り尽くしています。かくとう、じめん、そして──ほのお」
ダイヤ「このようちゃんが操る熱く猛々しい炎のわざと、あなたのエアームドを包む鉄壁の鎧と、どちらが勝るか…お手合わせ願いましょうか」
鞠莉 (ダイヤはさ、どこかこう…産まれる世界とか時代とか、間違えたんじゃないかな)
ルビィ (それはルビィも何度も思ってます) ダイヤ「その逞しく鍛えた脚に!練り上げ培った炎を纏い!」
ダイヤ「いくぞ必殺!」カチ
『ようちゃんの ブレイズキック!』ボウンゴアアッ
ダイヤ「ブレイズキック──!!」
鞠莉 (必殺技の大盤振る舞いねー)
ルビィ (大盤振る舞いは英語でなんて言うの?)
鞠莉 (…big dish ブゥる舞いデース☆)
ルビィ (…)
鞠莉 (やらせといてそれは)
『こうかは ばつぐんだ!』
ダイヤ「!」
ダイヤ「それでも耐え…がんじょうの発動すら呼び起こさないとは。さすがですわね…」
『相手の エアームドの つばめがえし!』
『こうかは ばつぐんだ!』
ダイヤ「…っ、ですが、この試合も勝負は見えたようですよ?」ニッ… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています