花丸「『小説家になろう』!?マルの渾身の文学を投稿するずら!」
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善子「それで私を呼んだわけね」
花丸「善子ちゃんぱそこんに詳しいから」
善子「ん、まあいいけど。データちょうだい」
花丸「でーた?」
善子「あんたもしかして」
花丸「うん、手書きずら」
善子「そんなことだろうと思った」
善子「仕方ない。私が打ち込んで投稿してあげる」
花丸「ありがとう、善子ちゃん」 〈善子の部屋〉
善子「ふぅ、打ち込み終わり」
善子「それにしてもずら丸ってば、こんなコテコテの小説なんか書いて」
善子「読んでもらえるのかな」
善子「よし投稿完了。あとは反応を待つばかりね」
次の日
花丸「善子ちゃん。おらの小説はどうなったずら?」
善子「ちゃんと投稿しといたわよ」
花丸「ありがとう!で、読者からの反響はどう?」
善子「あー、それなんだけどね」
PV 6
ブックマーク 0
レビュー 0
感想 0
花丸「どういう意味ずら?」
善子「PVってのは、まあそうね、見てくれた人の人数」
花丸「じゃあ6人が読んでくれたってこと?」
善子「ええ」
善子(ブラバの人もいるかもしれないけど)
善子「ブックマークってのは小説を気に入ってくれた人の人数かな」
善子「レビューは批評、感想はそのままの意味」
花丸「じゃあそれが全部0ってことは」
善子「あんたの小説を気に入った人はいないってこと」
花丸「……」
善子(やばっ、ちょっとストレートに言い過ぎたかしら)
花丸「他の人はどんな小説を書いてるか見てみるずら」
善子「え?」
花丸「人気の小説がどんなものか調査するずら」
善子「そうね、傾向を知るのはいいかもね」 花丸「……」
善子「……」
花丸「タイトルが長い!」バン
善子「ひえ!」
花丸「この文章のような長いタイトルはなに!?」
花丸「小説を、読者をバカにしているのか!?」
善子「あんた口調が違うわよ」
花丸「文学に対する冒瀆ずら!」
善子「落ち着きなさい花丸」
善子「『なろう』の作品数は数十万。こういう目立ったタイトルじゃないとすぐに埋もれてしまうの」
善子「タイトルで人目を惹く。それが『なろう』の鉄則よ」
花丸「で、でも……」
善子「タイトルが変でも中身は面白いってことは多々あるから」
善子「さ、ランキング1位の作品から順に読んでみなさい」
花丸「分かったずら」 あんなん花丸ちゃんが読んだら発狂しちゃう
大人しく百合同人誌でも読みましょう 本屋でなろう系のタイトルみかけるたびに作者は本当に創作人生に充実感を覚えているのか疑問に思う 自分もあのアホみたいに長いラノベのタイトルは大嫌い。 >>12
大抵は私小説書きを目指してて挫折した人たちだから数万部数十万部飛ぶように売れて満足してるぞ
趣味で純文学を書いて別名義で出してる人もいるし ラブライブみたいなカプを固定しない百合物を投稿しようと思った時もあったがGLタグがネックなんだよな
恋愛描写をする予定はないけど付けないと検索避けしてる人に迷惑かけちゃうんだよなぁ 花丸「……」
善子「……」
花丸「オヴェエエエエ」
善子「ずら丸!?」
花丸「こんなの文学じゃないずらこんなの文学じゃないずらこんなの文学じゃないずら」
善子「まああんたが普段から読んでいるものとは違うけど」
花丸「なんで異世界で無双するずらなんで主人公がハーレムを築くずら女性をバカにしてるずら」
善子「まあその辺はお約束というか」
善子「でも最近では異世界チーレムじゃない人気作品もちらほら出てきてるし」
善子「食わず嫌いはよくないわよ、花丸」
花丸「善子ちゃん……確かにそうずら」
花丸「これだけ人気がある作品ってことはそれだけ人の心に深く刺さるってことずら」
花丸「現代文学の最先端からマルは逃げないずら」
善子「その意気よ」 まあ花丸ちゃんは新人賞に投稿する方が良さそうよなあ
なろうを否定するわけじゃないけど相性的に 花丸「ん?」
善子「どうしたの?」
花丸「スクールアイドルをテーマにした作品があるずら」
善子「どれどれ」
『姉のアイスをたべたい』
作者 RWBY
善子「ひねりもない変なタイトルね」
花丸「でも中身はどうずら。あらすじを読むずら」
トラックにひかれた私。
気が付いたらスクールアイドルに転生していた。
憧れのアイドルに一歩近づけ有頂天になった私はメンバーとともにラブライブ優勝を目指す。
汗と涙の女子校物語。きっと青春が聞こえる。
善子「少しも読みたいと思わないわね」
花丸「でもランキング上位ずら」
善子「ふーん、世も末ね」
善子「って、もうこんな時間!」
花丸「下校時間過ぎたずら!」
善子「じゃあずら丸。また明日」
花丸「うん、バイバイ善子ちゃん」
花丸「……」テクテク
花丸「もうちょっと、オラの小説みんなに読んでほしかったな」
「危ない!」
花丸「え?」
キキー ドガシャーン
「お、女の子がひかれたぞー!」 花丸「ん…」
花丸「ここは……?」
善子「花丸!花丸!」
花丸「善子ちゃん」
善子「あんた、大丈夫なの」
花丸「どうしたの?泣いてるの?」
善子「ば、ばかっ、誰が」
花丸「ふふ、ありがとう善子ちゃん」
花丸「ここはどこ?」
善子「病室よ。あんたは車にひかれて」
花丸「そっか、マルは生きてるんだね」
善子「ええ」
花丸「異世界に行かなくてよかったずら」
善子「バカね、『なろう』の読み過ぎよ」
花丸「そんな読んでないずら」
善子「それもそうね」
花丸「マルは今の現世が大好きずら」
花丸「Aqoursの一員としてのマルのままでいたいから」
善子「もう、なに語っちゃてるのよ」 二週間後
善子「ずら丸。本当にもう練習にでてきていいの?」
花丸「うん。奇跡的にも軽傷で済んだから」
善子「そう。なら遠慮はいらないわね。さ、練習するわよ」
花丸「お手柔らかにお願いします」
花丸「あ、そういえば善子ちゃん」
善子「ん?」
花丸「病室にいる間、『なろう』の小説を読んでみたずら」
善子「ええ、それで?」
花丸「今のランキング1位の小説は中々興味深かったずら」
善子「どんなの?」
花丸「これずら」
『私が8人の美少女スクールアイドルを食い散らすまで』
作者 メノノリ
おわり これもうAqours全員なろうに投稿してるだろ
おつ、でももうちょっと読みたかった なんかもったいないけどこれはこれでありなわけあるか。乙 幼馴染の自称普通の恋人のエッチさが普通じゃなくて夜も眠れない
作者 YOU ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています