ただ、そんな関係
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今週は中間試験一週間前。なので部活動などは禁止の一週間。モチロン、私達スクールアイドル部も同じ
みんなそれぞれの家に帰って勉強かと思ったら、「一人じゃ勉強できないよ!」と言う千歌ちゃんの発言によりAqoursメンバーで勉強をすることになりました
図書館が使えたら良かったんだけど、今日は大掃除をするらしく使えないみたいです
解散の流れかなと思ったけど「皆さんさえ良ければ部室でしませんか?」
というダイヤさんの声に異を唱える人はいなくて部室での勉強会が始まったのだけれど… 善子「曜、ここが分からないのだけれど」
曜「あー三角比か。私も苦手だなー。これはね…」
善子ちゃんの質問に少し懐かしみながら丁寧に解説をしていく曜ちゃん。それは良い、良いのだけれど
距離がとっっっっても近いの 教えやすい(教えてもらいやすい)様に向かい合わせじゃなくって隣に座っているのはわかるけど
でも、その椅子が…わかるかなぁ。ライブ会場のアリーナ席に並べられている椅子よりも近いの。もうほぼゼロ距離なの
逆に勉強し辛いんじゃないのって言うくらい
曜「こんな感じ。解ったかな?」
善子「ええ、とってもわかり易かったわ!」
そりゃ良かったと言いながらすごく自然に善子ちゃんの頭を撫でる曜ちゃん
なに、一体ナニが起こっているの? 仲がいいとかそういうの超えている気がするんだけど
ふと善子ちゃんの隣(何故か一席分離れている)に座っている花丸ちゃん、ルビィちゃんと目が合う
私と目が合うと二人とも無言で首を振りました。息ぴったりです。その顔は「気にしちゃ負けだよ」と言っている気がした
もしかして、2人は付き合っているのかな?それでラブラブ空間を作っているとか?いけない、少しドキドキしてきちゃった 千歌「よーちゃん!チカにも数学教えてほしいのだ!」
梨子「!!」
曜ちゃんの隣、善子ちゃんとは反対側に座っている千歌ちゃんからのご指名
あわわ。そんなことしたら善子ちゃんの嫉妬ファイヤーが…ってあれ?
善子「…」カリカリ
曜ちゃんが千歌ちゃんに教えている間、黙々とノートに向かう善子ちゃん
千歌ちゃんたちの様子をチラチラ見たり、聞き耳を立てている様子は全くない 善子「リリー。ちょっといい?ここなんだけど…」
梨子「あっ、うん!」
曜ちゃんが立て込んでいるときは私や3年生に質問する善子ちゃん
普段はあんなのだけれど根は真面目だからしっかり聞いてくれてとても教え甲斐がある。私自身の復習にもなるし
善子「リリーありがとう。助かったわ」
にっこり微笑む善子ちゃんに少しだけドキッとしながらも首を振る 千歌「よーちゃん、ありがとう!」
曜「わからない所あったらいつでも聞いてね」
曜ちゃんの方も一段落ついたみたいで自分の勉強に戻る。あれ?千歌ちゃんの頭撫でないの?ねえ!
曜ちゃんの事がわからない。唸っている私に「梨子ちゃん、どこがわからない所あるの?」と聞いてきたので慌てて「大丈夫よ」とだけ伝える
私はあなたの事がわからない…この解けない問題は何?そして何なのこの気持ち。もしかしてこれが恋?って違う! 鞠莉「さて、そろそろ終わりにしましょう」
悶々としていた所に鞠莉さんの声が聞こえて我に返る
約一時間半。みんなは比較的集中していたみたいだけれど、私は全然集中できなかった
善子ちゃんが「ようーつかれたー」なんて言いながら抱きついた時には思わず立ち上がってしまった。はずかしい…
曜「じゃあ、終バスあるから私達はこれで。また明日ねー」
善子「曜!早く行くわよ」
ヨーシ!ゲタバコマデキョウソウダー
チョット!ワタシガヨウニカテルワケナイデショ!
嵐のように駆けていく2人。私はドッと疲れてしまった。机にうつ伏せになる私 ルビィ「梨子さん、大丈夫ですか?良かったら善子ちゃんと曜さんの事、説明しますけど
少し困ったような顔で私の疑問に答えてくれるらしいルビィちゃんに「ぜひお願いします」と敬語で答える。いざ、フタを開けると…
梨子「姉妹ごっこ?」 ルビィちゃんの話を要約すると…
曜ちゃんも善子ちゃんもひとりっ子で姉妹に憧れていたみたい
それで、言い方悪いけれど利害関係の一致と言う事で2人は姉妹ごっこをはじめたと言うことらしい
そっかー付き合っている訳ではなかったのね 花丸「でも、正直他所でやってほしいずら」
ルビィ「あはは…」
聞けば昼食時に曜ちゃんが一年生の教室にお邪魔してるみたい。なんだけどそこで善子ちゃんが曜ちゃんに甘えまくっているんだって
曜ちゃんもデレデレして2人だけの空間ができているんだとか
気を利かせて(この場にいるのが嫌で)別の場所で食べようとルビィちゃんと移動しようとすると
善子「どこ行くのよ。一緒に食べましょうよ」
曜「うんうん!みんなで食べたほうが美味しいよ!」
なんて純粋さ100%の顔で言われたら椅子に座り直すしかないずら!
とやり場のない怒りを放つ花丸ちゃん
そっか、昨日と今日お昼いなかったのはそんな事をしていたからなのね。少し見てみたかったかも 果南「曜ったら、またそんなことしてるのかー」
果南ちゃんの言葉にはてなマークを浮かべる千歌ちゃん以外の5人
果南「小さいときに「私や千歌の妹になる」ってよく言っててね。ままごとみたいな感じてやってたんだ」
千歌「すぐに飽きて、またやっての繰り返しだったけどね」
果南「でも、いつもは妹だったから。今回の場合はお姉ちゃんできて嬉しいんじゃないかな」
なるほど。それが曜ちゃんがデレデレしている理由なのかな。確かに、曜ちゃんって姉要素あんまりない気がするし 鞠莉「まぁ!曜ったら可愛いところあるのね」
ダイヤ「学業やスクールアイドル活動が疎かにならなければ私からは何も言いませんわ(妹は良いものですし)」
さっきから黙っていたから、てっきり怒っているのかと思えばニコニコしている鞠莉さんとダイヤさん
特にダイヤさん。ルビィちゃんと花丸ちゃんを見てニコニコしてます
ダイヤ「そろそろ下校時刻です。私たちも帰りますわよ」パンッ
手を叩いて片付けを促すダイヤさん。皆がノートや筆記具を片付けていく 花丸「明日からは善子ちゃんが2年生の教室に行ってもらうずら」
ルビィ「梨子さんにもあの空気、味わってほしいです♡」
背筋にゾクッと何かを感じつつ…。家に帰ったらしっかり試験勉強しなきゃ。と同時にこれからは2人を注意深くみてあわよくば本のネタにしようと思った放課後でした
ーーーーーー帰りのバスの中
曜「善子ちゃん。帰ったら何してほしい?」ナデナデ
善子「そうね。勉強で疲れたからギューってして欲しいな。一緒にお風呂、入りましょ」ギューッ
曜「もう、しょうがないなー。お姉ちゃんが背中流してあげる」デレデレ
こんなやり取りがあったことを、私が知る術はありませんでした 本人たちがあんまり喋らないのは難しい
3つくらい短いの続けます
少し前に書いたの↓
マナー講師「可愛い女の子にチュウしないのはマナー違反よ♡」 善子「……」
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1560432472/ #1
今日はダンススタジオでの練習
久しぶりのデュオ、トリオに分かれての練習です
鞠莉「やっぱり、鏡があると自分の動きが見られて良いわね♪」
梨子「そうですね。誰かに見てもらうのとはまた違う発見が出来ますよね」
ワイワイガヤガヤ…
いつもと少し違う環境で練習できるから皆のテンションも高めです。ただ2人を除いては タッタッタン!
曜「善子ちゃん、すこし走ってるよ。私に合わせて」
タタタン…
善子「ごめんなさい。って曜、反対の足出てる」
曜「あらら、またやっちゃった」
曜ちゃんと善子ちゃんだけは違う。スタジオに入るとすぐに準備運動をして練習を始める。すごいなぁ 果南「わたしね」
果南さんの言葉に耳を傾ける私達
果南「運動なら…運動会とかならAqoursメンバーの誰にも負けない自信ある」
千歌「果南ちゃん。放っておいたらいつまでも走ってそうだもんね」
あはは…と少し苦笑いをする果南ちゃん。でもね、と続いて
果南「ダンスはあの2人に勝てない。多分、一生」
そう言いながら曜ちゃんと善子ちゃんを見る私達 鞠莉「ええ。曜と善子のダンスはAqoursメンバーでナンバーワンね」
千歌「チカ、デイドリの間奏であの2人と踊ることが決まっまた時、『嘘でしょ!?』って思ったもん」
確かに、あの2人と踊るのは気が引けちゃうかも。でもあの時の千歌ちゃん。とってもカッコいいと思うな
ダイヤ「私、善子さんがあんなにも踊れると知ってビックリしましたわ。それに…」
ルビィ「善子ちゃん、教えるのとっても上手なんだよね」
花丸「体力ないオラにもとっても丁寧に教えてくれるずら」 自分のパートでもないのに足りないところを的確に教えてくれるんだもん。凄いよ。私なんて自分ので手一杯なのに
二人には本当に感謝してる
梨子「でも…」
善子ちゃん、準備はいい?
果南「二人が踊っているのが」
いつでもいいわよ!
鞠莉「アレっていうのが」
せーのっ!
じもあい!じもあい!
7人「「最高にかわいい」」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています