善子「今日は一段と」
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善子「………んぅ……」
目覚まし「」シ-ン...
善子「……ん…?………!?!?」
善子(やっば!?遅刻する!?!!?)ガバッ
ドタドタドタ ガンッ!!
善子「いっっ………小指ぃ……」ジンジン
ドタドタドタ
善子「ちょっとママ!って………いない…」
善子「あーもう!なんで今日に限って出勤早いのよー!」 善子「はぁ…はぁ…走ればバスはまだギリ間に合」
ガンッ!!
善子「きゃ!?」ドテ-ン
善子「いっっ………あ」
プシュ-.....ブゥゥウン.....ブロロロロ....
善子「はぁ………ん?」
ポツ...ポツ...
ザァァアア...
善子(あっとと…折り畳み傘は…あった)バサッ
ビュュウウ!!!
善子「わ!?!? あ!!!」
傘「」ヒュ--ンコロコロコロ
善子「待って!!!」
タッタッタッタッタッ ズボッ!!!ベチャッ!!
善子「へ?」
善子(…なんでここだけ側溝の蓋なくなってるのよぉ…)
善子(あ!傘は)
傘「」バキベキ
善子(えぇ…) 善子(はぁ…結局1時間目遅刻して怒られた挙句追加で宿題って…)
〜2時間目〜
善子(うわぁ…)
教科書・ノート「」ビッチョリ
善子(このノートだけすごい濡れてる…字ところどころ読めないし…)
先生「では昨日の練習問題の続きから、じゃあここを……津島さん!」
善子「ぇは!?はい!」
先生「問題1やってくれる?黒板に書いて」
善子「あ…えと…あの…」
先生「……あのさぁ、次の授業でここ復習するからやってきてって先生昨日言ったよね?」
善子「…」 〜3時間目〜
先生「じゃあ宿題後ろから集めてー」
善子(あれ…?…ない……無い……!)ガサゴソ
善子(あ……昨日やりっぱなしで家の机の上…かも)
シュッ
善子「いっっ…(…指切っちゃった……)」
先生「忘れた人はあとで言いにきなさい、チェックしてるからわかるわよ」
善子「…」 〜4時間目〜
先生「じゃあ半分に別れてアタック練習とボール拾い、始め!」
・・・・・
善子(はぁ…まさか1日で3回も怒られる日があろうとは……)
花丸「善子ちゃん!!!」
善子「え?」
ボール「」ビュュュンン!!!
善子「へぶしっっ!??!?」バァァン!!
ルビィ「善子ちゃん!!?!?」 〜昼〜
善子(そういえば朝何も食べてなかった…)グゥゥ..
善子(財布は流石に……あ、あった)
善子(あれ……この財布…古いほうじゃないっ!中身入れ替えたはほうは……)
善子(……無い………)グゥゥ...
花丸「体育の時、ボールが当たってすごい音したけど…平気?」
ルビィ「善子ちゃん顔痛くない?それに朝から大変だったみたいだけど…」
善子「……」
善子「…クックックッ…この堕天使のあまりの美しさに、神も相当お怒りのようね…ってかヨハネ!」
花丸「いつもの調子が戻ってきたずら」
ルビィ「…そうかな?ほんとに大丈夫?」
善子「人間ごときに心配されるヨハネではないわ!ギランッ」
善子「……」 〜5時間目〜
善子(…はぁ…結局ご飯食べられなかった…お腹すいた……)
グゥゥゥウウ!!!
先生「ん?誰だー?」
クスクス...クスクス...
善子「//////」カァァア
〜6時間目〜
善子「…」ウツラウツラ...
先生「こらぁ!!」
善子「ひゃい!?!!?」ビクッ 〜放課後〜
善子「」ズ-ン
ダイヤ「善子さん? 善子さん!!」
善子「…はっ…!…え、何?」
ダイヤ「聞いてるんですか?」
善子「えっ…と……ごめん…」
ダイヤ「……まったく、話し合いに参加している以上きちんと話を聞いてもらわなくては困ります!雨で練習ができないからといって今は休む時間じゃないんですよ?しっかりしてください」
善子「……はい……ごめんな…さ……」
善子「………ぅぇ………ひっ……ぐす……」 みんなの前で泣いちゃった。
急に涙が溢れてきて、みんなをびっくりさせちゃった。
でも、
果南はギューってハグしてくれた。
マリーはゆっくり頭を撫でて、よしよしってしてくれた。
ダイヤは何度も謝りながら、背中を優しくさすってくれた。
千歌は『心配させないように黙って我慢してたんだね、無理させちゃってごめんね、もういいんだよ』って、
曜は『泣いたっていいんだよ、溜め込まなくていいんだよ、もう大丈夫だから』って、
リリーは『みんないるから、私もみんなもずっとついてるから』って言ってくれた。
花丸とルビィは、ずっと隣で寄り添って、手を握ってくれていた。一緒に涙を流してくれた。
みんなみんな暖かくって、それでまた少し泣いちゃった。
今日は一段と、いい日だったな。 乙 鬱エンドかなとお思いきやハッピーエンドだった 好き よかった、いい日度々
いきなり質量について語り始めるのかと思った俺がアホだった 楽園とは
人生の逆境における小さな安息の場である
善子の不幸体質と、それを支えてくれるメンバー達の
心温まる、とても素敵なお話をありがとうございます。 >>24
善子「………ぅぇ………ひっ……ぐす……」
ヒッグスってきたらそう思うじゃん? >>31
禿同
家に帰ったら寝そべりヨハネちゃんをいっぱい愛でたくなるSSでした。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています