|c||^.-^||「最近シンカリオンなるアニメが流行っているようですわね」
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【西暦 2018年 3月 春休み最終日 】
私、渡辺曜!16歳の春から高校二年生になるんだ!
特技はスポーツ全般だけど特に得意なのは水泳(高飛び込み)。
……表向きはただの高校生な私だけど、たったひとつ誰にも言えない秘密がある。
「おはようございまーす!渡辺曜、ただいま到着しましたー!」
「おはよう〜曜ちゃん。折角の休日、それも早朝なのに呼び出して……」
「いーえ、大丈夫です!」
私には、誰にも言えない秘密がある。
それは──── |c||^.-^||「ええ、毎週土曜朝七時はSBSで全裸待機ですわ」 シンカリオンにもダイヤさんってキャラいるんだよなぁ… 階段を降りると、線路が見える。
普段住んでる街に走っている電車より広い、
私が寝ころんだらすっぽり横に収まってしまいそうなほど広い線路。
そこに佇んでいるのは、とっても大きな白い車体。
車体の横には青いストライプが誇り高く塗られていて、
そして、先頭部はどうみても速そうな形をしている。
一介の女子校生がちょいとぶらり喫茶店に寄るように、
気軽に乗れるはずの無い乗り物が─────────────
────────────────新幹線だ。 先頭車の1番前にある、私たちは通常そこから乗る機会は無いドア、
乗務員扉を開けて、運転室に乗り込む。
デッキから数えて二つある扉をやっと開けると、運転席に辿り着いた。
そこにいる私の姿は、さっきまでとは全く違っていた。
身体に密着した日曜朝にテレビでやっているヒーローみたいなスーツを着ているし、
耳にはヘッドホンを装着している。 《運転士、乗車確認!》
《Shincaを タッチしてください》
運転台から合成音声が聞こえてきた。
その指示に従い、ポケットから【Shinca】なるICカードを取り出し、読み取り部にタッチする。
ピピッ ポーン……
《コノ列車は、浜松 行きデス》 从c*・ヮ・§「晩ご飯の赤いきつねがおいしいのだ」 《シンカギア、起動確認。シンカリオンN700のぞみは出発してください。》
「了解! 進路良し! 信号良し! シンカリオン、N700のぞみ、出発進行!!!」
私はまず、左手で掴んでいるレバーを1段ずつ手前に引いてから慎重に、右手で掴んでいるレバーを引き、そして足元のペダルを軽く踏んだ。
プワァーーーーン!!!!!!!!!!
警笛一声。新幹線は発車した。
私が運転して。 ────改めまして。私は渡辺曜!日本の安全を守るため、新幹線から変形するロボットであるシンカリオン
N700のぞみの──────運転士(パイロット)なんだよ?
『 チェンジ! シンカリオン!! 』 【ラブライブ!シンカリオン!!】
第1章 シンカリオン。 ※今更ですがキャラクターの口調、台詞に違和感を感じるかもしれませんが
ご容赦頂ければ幸いです。 《春 、浦の星女学院始業式後──》
私、渡辺曜!浦の星女学院に通う17歳の高校『新』二年生!
特技は体を動かす事だけど、一番好きなのは高飛び込み!
だけど──……今日はとても疲れてるんだ…
「あれ?大丈夫、曜ちゃん?」
彼女は私の親友にして幼なじみの、高海千歌ちゃん!お家が旅館をやっているんだ!
曜「あっ、千歌ちゃん…おはよう」ニコ 千歌「うんおはよー…ってもう始業式終わったじゃん」
曜「あっそうだった…エヘヘ」
千歌「今日の曜ちゃん、曜ちゃんらしくなかったよ?朝からフラフラだったし、始業式の最中に素っ頓狂な声を上げるし…疲れてるの?」
曜「あー……うん。…最近眠れなくてね」
千歌「本当に大丈夫?」
曜「うん、大丈夫ダヨー」 千歌「ならいいんだけど……、あっそうだ!曜ちゃん、スクールアイドルやろうよ?
ほら二年生になったんだし!春休み、秋葉原に行った時に見たじゃん!ほら!」
曜「…へ?確かに見たけど…本当にやるの!?」
千歌「本当本当だってー!」
千歌「やろうよ!スクールアイドル部!立ち上げて、活躍するんだよ!」
曜「あぁ……うん」
眠い。いくら千歌ちゃん相手だって流石に今日は眠いし…もう家に帰って寝たいんだよ千歌ちゃん…
千歌「本当!?ありがとう〜曜ちゃん〜…」
曜「あぁ…千歌ちゃんのためなら勿論だよ…ヘヘ」
ああ、この後私研究所に行かなきゃいけないのに…千歌ちゃん…もう流石に… ヴーッ!ヴーッ!ヴーッ!
……!このバイブ、研究所からの電話だ!
また出たんだ!早く行かなきゃ……!!
曜「ごめん千歌ちゃん!私今日はもうお家に帰らなきゃいけないから……」
千歌「うぇーっ!?…本当?私付き添うよ。今日疲れてるんでしょ?」
曜「えっ……ああ、うん。ありがとう。」
千歌「やった!」
ああやっちゃった。こうなると千歌ちゃんとことん着いてくからなぁ〜… 曜「その前にさ…今電話鳴ってるから、その…話しててもいい?」
千歌「もー、バスもうすぐだから早くしてよね」
曜「わかったから……」
(校舎裏に隠れる)
曜「……もしもし、ごめんなさい!遅くなりまして…曜です」
【大丈夫?曜ちゃん。ここ暫く夜なべさせてたからごめんなさいっ…手短に言うと出動命令だよ 】 曜「はい」
【今日は余り急がなくても大丈夫。
では状況を説明します。
本日9時30分頃、JR新富士駅付近にて新大阪方面へ向かう漆黒の新幹線が目撃されました。
続いて20分後に浜松駅にて2回目の目撃情報。
そして11時24分、愛知県愛知環状鉄道線八草駅付近にて巨大怪物体《エキスポフォレスター》が出現しました。
発見後即時に捕縛フィールドを照射。捕縛に成功し現在はフィールド内に閉じ込めています。
エキスポフォレスターは現在沈黙を保っていますが可及的速やかな出動と撃破が必要です。】 曜「了解です。すぐに研究所に向かいます!」
【了解しました。バスと電車の乗り継ぎには問題ありませんのでそちらからバスで通常通りに向かってください。
沼津から三島の間の道路は現在渋滞してて、送迎は出来ないの。】
曜「はい。それでは研究所へ急行します!それでは終話します!」
【こちらも終話します。気をつけてねっ。】ピッ 曜「ふぅ…やーテンション上げないとー…っと、千歌ちゃんには秘密秘密」
曜「…お待たせ!バスもう来てるよね?早く行かないと!」ニコッ
千歌「あ、うん…曜ちゃん、私家まで付き合うよ?」
曜「うん。ありがとう!」
《バスの中》
【 ツギハ ゴヨウテイマエ ゴヨウテイマエデス 】ポンピンポーーン♪
千歌「曜ちゃん?どしたの?お家過ぎてるよ?」 《沼津仲見世通り》
千歌「ねぇ曜ちゃん…?」
カッコウ カカコウ…チュン チュンチュン(・8・)
《沼津駅前》
千歌「曜ちゃん〜?」 ピーーン…ポーーン ピンポーン…ピンポーン
《同駅、改札》
ピピッ!
ウイーン カチッ
マッテ~ヨウチャーン!
《同、跨線橋》
千歌「ねぇ曜ちゃ〜ん?聞いてる〜?」
《同、ホーム》
千歌「ねぇ〜」 マモナク、イチバンセンニ、ゴテンバセンカラノ ヨンリョウヘンセイ・フツーレッシャノミシマユキガ…
《東海道線 車内》
二人「……」ガアアアアアアアアカタタタタタタタタ~
千歌「ねぇ曜ちゃ(ry」バゴォン ゴヒュンゴヒュンゴヒュン 《三島駅》
千歌「ぐすっ、曜ちゃ〜ん…私何かした〜?」ヒクヒク
《北口改札》
千歌「ねぇ、ホントにどしたの?」ジト…
《地下通路》
千歌「なにこの変な所…ん?」 【 新幹線 超進化研究所 東海支部 三島派出所 】
千歌「研究所……?」 女性『おはよう〜曜ちゃん。えっと、隣のその子は…』
曜「あっおはようございます!……ってあれ千歌ちゃん!!なんでここに!?」
千歌「それはこっちのセリフだよ!と、こんにちは、です…お姉さん?」
銀…というかベージュ色というか…そんなきれいな髪色をしたとにかくかわいい女の人がそこにはいた。 女性?「こちらこそはじめまして〜。あなたは曜ちゃんのガールフレンドよね?っと…はじめましてっ」
女性(→以下ことり)「私は南ことり。ここの職員なの。よろしくねっ」
千歌「こ、ことり、さん…曜ちゃんが世話になっております、高海千歌です…よろしくです!」
ことり「よろしくねっ千歌ちゃん」
ことり「さて、曜ちゃん?そろそろ乗らないとね〜あと身体、大丈夫かな?」
曜「はい!もう大丈夫ですよ!」グルングルン
ことり「良かった〜。曜ちゃんって誤魔化し下手だから……今後は気をつけてね?」ニコッ
曜「うげっ、…き、気をつけます…」 ことり「はい、気をつけていってらっしゃ〜い♪」
千歌「……が、頑張って!曜ちゃん!!」
曜「うん!頑張るよ!!」
《曜、立ち去る》
ことり「……ふぅ、それでは高海千歌ちゃん?ここは関係者以外立ち入り禁止だし機関の存在は機密扱いにもなっているの」
千歌「ふえっ!?わ……そうなんですか…」 ことり「本来ならばあなたはスパイかそれに相当する侵入者、という事になってしまいます。まぁパイロットである曜ちゃんの幼なじみという事で大目には見てあげれるけれど…」
千歌「うぅ……ごめんなさい…」
ことり「ふふ、ですがぁ、ちょ〜っと私、あなたの事が気になってるの♪だ、か、ら、特別に施設へご招待します♡それでは、れっつご〜♪」
千歌「えっ!? えっちょっと、えっ…えぇ〜〜〜!?」
ことり「はぁしりぃー〜だすぅ、ぶるぅべぇ〜りぃとれーん♪」ヤンヤン 《研究所内》
千歌(いきなり色んな事が起きちゃってもう何が何だか…)
千歌(ことりさんって、どんな事してくるか全然読めないし…看板に新幹線って書いてあったけれどどんな所なのか全然わからないよ…でも)
千歌( こんな所、今まで見たことないなぁ… )
ことり「さぁ、着きましたっ」
ことり「さて千歌ちゃん、ちょっとお手を拝借しまぁす♪」
千歌「えっ…あっはい!」
ことり「うんうん…ここにタッチしてぇ…よし、測定スタートっ」
千歌「?」
ことり「ふん…ふん……よし、これなら行ける……(ボソッ)」 ことり「はい、結果が出ましたっ」
《適合率 83.1%》
千歌「…なんの適合率か分かんないですけど、高いなぁ〜学校の成績もこれぐらいあればなぁ」
ことり「…千歌ちゃん、私に着いてきて? あなた見せたいところがあるの」 《司令室》
千歌「……おっきい」
何をするかわかんないけれど、
そこはまさにあぁ、指示をする所なんだなぁと私は直感で分かった。
横並びで何列も並んでいるデスク、
所狭しと並んだディスプレイ。
前方にそびえ立つ巨大なモニター。
そして後ろの1段と高い所にある偉い人用の席。
うちゅー戦艦とかがんだむーとかの暇な時にたまたま見ていたロボットアニメとかでしか見たことがない
指揮所、らしき所に私はいるのだ。
ことり「千歌ちゃん。前の大きいモニターを見てて」
『渡辺曜、シンカリオンに搭乗完了。』
司令長「了解。ナビ画面にもある通り7分後の下り臨時ひかりのスジに乗せるから、
進路開通後も出発予定時刻までは待機してて」
司令長「ことり、(東京)第一と大宮に繋いで」
ことり「お繋ぎしました。司令長」
司令長「ありがとう、助かるわ」
「もしもし?CTC及び大宮支部へ、こちらは超進化・三島派出の絢瀬です…」 ことり「あれがここで一番偉い人の絢瀬絵里さんです。とってもカリスマなんだよ」
千歌「かっこいい…っと曜ちゃん!」コショコショ
曜「…千歌ちゃん。来てたんだね…今まで隠しててごめんね?こんな事してたって」
千歌「ううん、大丈夫だよ。曜ちゃんすっごいかっこいいよ!」
曜「……千歌ちゃん…ありがとう。」ニコッ
曜「そろそろ出発だから、」
《研修3番より下り本線への進路開通!出発用意良し!》 《研修3番より下り本線への進路開通!出発用意良し!》
曜「了解!41R点灯!信号70!徐行制限なし!」
指令長「シンカリオンN700運転士へ。こちらは司令室。
発車まで残り2分、時刻合わせは発車30秒前とするわ。前後ののぞみへの影響を鑑みて最初からフルノッチで飛ばすのよ。
それ以外は後で伝えるわ。曜、いいわね?」
曜「了解です!」
指令長「復唱オーライ!……時刻合わせ!12時06分45秒まであと…3、2、1…」
曜「合わせ良し! 1、2、3…」
司令長「…時刻合わせ終了。さあ行ってらっしゃい、曜」
曜「千歌ちゃん、私…頑張るよ」
千歌「…うん、いってらっしゃい。曜ちゃん」
曜「…うん。」 《Shincaを タッチしてくだサイ。》
運転台から合成音声が聞こえてきた。
その指示に従い、ポケットからICカードを取り出し、読み取り部にタッチした。
ピピッ ポーン
《コノ列車は、八草方面、行きデス》
《Shinca、起動確認。シンカリオンN700のぞみは出発してください。》
曜「了解! 時刻良し! 信号良し!そして… 」
曜&指令長『安全良し!』
曜「シンカリオン、N700のぞみ、」
曜&指令長『出発進行!!!』
ガチガチと、一段一段を確実にレバーを引く。
そして、足元のペダルを景気良く踏んだ。
フワァァァァアアアアアアンンンン!!!!!
力強く、そして優しい声を響かせて、曜ちゃんの乗った新幹線は動き始めた。
それはまるで、女神のようだった。 ──────ミューズ…………
どこかで聞いたことのあるけれど、詳しくは知らない。だけど無性にその意味を知りたくて仕方の無い愉しい言葉が、私の口から零れ落ちた。
それはまるで──────運命の切符を改札機に通してしまったように。
ことり「──────千歌ちゃん。貴方も頑張れるよ。」
千歌「…ふぇっ?」
ことり「ああっと、…ほら!曜ちゃんがどんどん早くなっていくよ〜」 曜「信号160、予告…下り本線進入!」
無線『こちら東京第一 。シンカリオンは三島駅31Lより海幹下り本線に進入を確認
。
信号に従って運転してください。他の車両はのぞみも含め全車待避済です』
指令長「了解しました。御協力感謝します。」
指令長「さて──────曜。手筈は整ったわ。これで思う存分…」
指令長『────────────ぶっ飛ばしなさい!!!!!!!!』 曜「────了解!信号285!!」
─────────────────────
─────────────────────
『全速前進、ヨーソロー!!!!!』
─────────────────────
───────────────────── |c||^.-^||「誠に勝手ながらで申し訳ございませんが今日はここらへんまでとさせて頂きますわ」 スマホから
何もかもが初めてなので本当にごめんなさい シンカリオンの雰囲気出したいの分かるけど
状況説明多すぎる
小説一冊書くために序盤にいろいろ説明入れてるなら分かるけど
SSではキツいと思う _,,..r'''""~~`''ー-.、
,,.r,:-‐'''"""~~`ヽ、:;:;:\
r"r ゝ、:;:ヽ 京アニの社長と大喧嘩して京アニを追放された後、
r‐-、 ,...,, |;;;;| ,,.-‐-:、 ヾ;:;ゝ アイマスやラブライブに喧嘩を売ったりしてすったもんだした挙げ句、
:i! i! |: : i! ヾ| r'"~~` :;: ::;",,-‐‐- `r'^! この間破産宣告を受けたヤマカンのおっさん(笑)見てる〜?
! i!. | ;| l| ''"~~ 、 i' | イェ〜イwwwwwwwww(ゲラゲラゲラwwwwwwwww
i! ヽ | | | ,.:'" 、ヽ、 !,ノ
ゝ `-! :| i! .:;: '~~ー~~'" ゙ヾ : : ::|
r'"~`ヾ、 i! i! ,,-ェェI二エフフ : : :::ノ~|`T
,.ゝ、 r'""`ヽ、i! `:、 ー - '" :: : :/ ,/
!、 `ヽ、ー、 ヽ‐''"`ヾ、.....,,,,_,,,,.-‐'",..-'"
| \ i:" ) | ~`'''ー---―''"~
ヽ `'" ノ 千歌「…かっこいい」
ことり「…でしょ?」
指令長「……ふぅ、それでは現場到着までしばらく休憩とするわ。みんな、お疲れ様」 指令長「はじめまして、高海千歌さん。私は絢瀬絵里。ここの指令長、つまり一番偉い人なの。よろしくね?」
千歌「は、はい!絵里さん、よろしくお願いします!」
指令長(以下、絵里)「そんなに緊張しなくて大丈夫よ。千歌さん。曜さんから大体の話は聞いているわ。」
絵里「まぁ朝から色んなことがいっぱいあって混乱してるでしょう?
こんな時に畳み掛けるのもちょっと気が引けるけど……
千歌さん、あなた…『シンカリオン』に乗れる適正が物凄く高いのよ。
このままパイロットになって欲しいぐらいに」
千歌「…へ?私?」 絵里「そうよ。曜さんが乗っている新幹線、それがシンカリオンなの。」
千歌「シンカリオン…?え?新幹線、何で?何?…what?」
絵里「…まあにわかに信じられないのも無理ないか。シンカリオンというのは10年前、
日本にやってきた謎の物体…巨大怪物体に対抗するため開発された新幹線から変形するロボットなの。
曜さんはそれに乗って日々、日本の安全を守っていたのよ」
千歌「…はぁ」 絵里「シンカリオンに乗るためには適合率という能力数値が高くないと
例えシンカリオンに変形できても敵を倒せるほど動かすことは出来ないの。
そしてその素質を持つ人は極めて少ない。
曜ちゃんと千歌さん、あなたたちにはその能力がある」
絵里「脅すようで悪いんだけれど、既に貴方のご両親には許可を取っているわ…
曜さんもまた同じ。どう……?あなたも、シンカリオンに乗ってみないかしら?」 千歌(いきなりすぎて訳わかんないや…だけど、乗ってみたら……何か変わるかも)
千歌「……ちょっとだけなら、乗ってみてもいいですか?」
絵里「…ええ。ありがとう千歌さん!
早速だけど貴方にシンカリオンに乗ってもらいたいんだけど…大丈夫?」
千歌「…はい!」
【シンカリオン、掛川駅を通過。目標到達まで後25分】 《研究所──地下研修線》
ことり「──早速実際に乗ってもらうことになるけれど大丈夫?トイレも大丈夫?」
千歌「大丈夫です!…でも新幹線とか、ロボットとかの事なんて全く分からないし、大丈夫かな…」
ことり「それは大丈夫だよ。曜ちゃんだって最初は乗り物自体はほんのちょびっと、好きだったんだけど
新幹線や鉄道のことなんかほとんど知らなかったし、それが今は結構知ってるから…」
千歌「…!?私知らなかった…曜ちゃん、いつの間にそんなふうになってたんだ……」
ことり「あはは……まあシンカリオンの事は公には秘密だからね。
急に趣味が変わると変に思われるでしょ?」
千歌「それは……そうですけど…そんなに隠さなくてもいいのに」 ことり「────さて、着きました。ここがシンカリオンの格納庫、いや車庫です。
千歌ちゃんに乗ってもらうシンカリオンはこの扉を開けると見えてきます。
ワクワクしててね〜?」
ワクワクするなぁ…私、何に乗るんだろう?
乗るならかっこいいのに乗りたいよね?
ことり「はい!こちらの車両が、千歌ちゃんに乗ってもらう『シンカリオン 700こだま』だよっ!!」
────曜ちゃんのとは違って丸っこい。でもなんとなく普通な感じが私みたいだ。
昔、こんなのに乗って旅行でもしたっけ。なんか昔を思い出すなぁ…。
私みたいだ……私…わたし……ワタシ………… ことり「…千歌ちゃん大丈夫?好みじゃなかった?」
千歌「いやぁ…大丈夫です、あはは…丸っこくてかわいいですよね!」
ことり「…そ、そうよね!丸っこくてでもかっこよくて素敵だよねぇ〜。
さて、早速だけど乗ってもらうよ?一番前の扉から乗車するの」
千歌「ここですか?あれ開かないや…」
ことり「違う違う、こっち!車掌さんとかが乗り降りするドア!
そっちだとお客さんになっちゃうよっ」
千歌「は、はい…あ、開いた」
ことり「中に入ったら、運転室まで行ってね」
千歌「よーしっ、高海千歌、シンカリオンに搭乗するのだーっ!」 【運転室】
千歌「ここが運転室かぁ……って、うん?」
なんか違和感。今まで学校の制服、セーラー服とスカートだったのに、なんかおかしい。
なんというかこう……包まれている?って言った方がいいのかな?
上も下も身体にフィットしてて…こんな感覚、初めてだ。
《運転士、スーツ装着良し。異常項目ゼロ》
ん?スーツ? ことり「聞こえてる?千歌ちゃん」
うわっ!イヤホン付けてなかったのに…!?
ん…この感触、ヘッドホンか…。
千歌「はい…聞こえてます…」
ことり「良かった。運転室に入る時に自動的にパイロットスーツが装着されるのっ。驚いた?」
千歌「えっ、うん!すっごい驚きました!」
ことり「わかったっ。じゃあ次に、シンカリオンの動かし方をレクチャーするよぉ♪」
千歌「はいっ!」 >>54
パイロットとしての順序は逆ですが概ねそうです ことり「シンカリオンに乗る前にカードを渡したのを覚えているかな?
それを出して欲しいの」
千歌「これ〜、ですか?」スチャッ
ことり「そう、それです。それは『Shinca』って言ってシンカリオンを動かすために必要なカードなんだぁ。
シンカリオンに変形する時は【シンカギア】の横にあるスロットルに差し込むんだよっ」 千歌「はい!…あのー、シンカギアって?」
絵里「シンカギア、正式名称は【超進化マスコン シンカギア】よ。
運転台の中央に白い電車状の機械が…あるでしょ?
それを使ってシンカリオンを運転したり、シンカリオンに変形させるの。
シンカリオンに変形する時は左腕に装着して操作するのよ?」
ことり「Shincaをタッチしてアナウンスが流れたら発車が出来るから、
そしたらシンカギアのレバーを引いて出発しちゃおう♪
あ、運転は自動だから安心してねっ」
千歌「凄い…まるで未来じゃん……」 絵里「はいこちら三島支部…………はい、はい。わかりました。直ぐに対処致します」
絵里「………不味いことになったわ、ことり。
『エキスポフォレスター』が活動を再開してしまって…」
絵里「この件は既に運転士へ通達済だけど、N700は現在弁天島付近を走行中。
豊橋駅通過直後に【超進化速度】に突入させないと間に合わないわね。」 絵里「2つ目は────新たな巨大怪物体の出現。それも駿河湾にね。
そしてよりにもよって沼津の方へ向かって進行中なの。
コードネームはメガントネプチューン。全長40m。
こちらも捕縛には成功したけど、N700単機で連続で対処しろとはとても言えないわね」
絵里「──どちらにせよ千歌さんに対処してもらわざるを得ない」
わたしが────戦う? ことり「そんな……千歌ちゃん乗車経験ゼロなんだよ?
いきなり戦闘訓練もなしに戦うなんて…E5の前例はあるけれど、無茶すぎるよ……」
まさか初めて乗せられたロボットで敵と本当にに戦うだなんて、飲み込み切れない。
けど……
絵里「それでもしょうがないのよ……ことり。──千歌さん聞こえる!?
いきなりだけどあなたにシンカリオンに乗って闘って貰わなくちゃいけない事になってしまったの…」
はい…… 絵里「このままじゃ────」
このままじゃ━━━━━━━━━━━━━━━
絵里「 この街に危険が迫るわ。 」
湧き上がる輝き。燃え上がる鼓動。
私、頑張らなくちゃ…みんなを守る。
千歌「──る、──守る……」 千歌「────私、頑張るよ!この町の平和を守るために!!」
千歌「絵里さん!!出撃させてください!お願いします!」
絵里「────ありがとう千歌さん。シンカリオンに乗ってくれることを歓迎するわ。」 ことり「私からもありがとうねっ、千歌ちゃん♪…ぶっつけ本番だけど頑張ろうねっ」
千歌「はい!──えっと、どうやって出撃?すればいいんでしたっけ…」
絵里「ことり!700の出発を指揮しといて!私はN700の変形を管制するわ!頼む!」
ことり「了解です!千歌ちゃん?これからあなたのシンカリオンを出発させます。
ひとつずつ手順は教えるから安心してね」
千歌「は、はい!了解です」 【緊9989A 豊橋通過!】
曜「こちらN700!ただいま豊橋駅を定時通過しました!
指示を願います!」
絵里「よし!N700へ。こちらは指令長。
現在進路上に先行列車はなし。
これよりシンカリオンN700の速度制限を解除します。
速やかに超進化速度に突入し、シンカリオンに変形せよ。」
曜「復唱オーライ!了解!超進化速度、突入!!」 ことり「こっちも行くよ、千歌ちゃん!
まずはShincaをシンカギアにタッチして!」
千歌「はい!」
ピピッ ポーーン
《この電車は、沼津方面、行きデス。》
ことり「進路構成完了、構内環状A線にて加速、
時速300キロに到達次第即時、超進化速度へ加速。
のち捕縛フィールドへ突入。」
絵里「N700、超進化速度到達!」 曜『チェンジ!シンカリオン!!』
ことり「千歌ちゃん、行けるよ!」
千歌「高海千歌、シンカリオン700こだま!」
千歌『出発進行!!』
ガリガリッ。私は無我夢中でレバーを引いた。
ズシンと後ろに押し付けられる軽い衝動と、重苦しいけれども頼もしい振動の連続が高揚感を産み、
身体を刺激する。
高海千歌。私は今、初めて自分の手で電車を動かしている。 絵里「シンカリオン N700のぞみ、変形完了!やっちゃって!」
曜ちゃん、頑張ってね。
────
─── |c||^.- ^||🚄チェンジ!シンカリオンデスワ
ノξソ´・ω・`ハ6ダイヤったらいい歳してプラレールに夢中になってる……クラウディ…
ノξソ>ω<ハ6でもよく見たらかっこいいじゃない!シャイニー! シンカリオン?
犬作の腰ぎんちゃく黒澤ダイヤはソウカリオンだろ
創価信者は今すぐ死に晒せや よくここまで細かい描写書けるなあ
楽しみなんだけど凝った話ならここよりSS総合の方がいいかもしれんね
三島が舞台になるのはちょっとワロタ >>79
ありがとうございますー
SS総合板ですか……ラブライブ関係ならこちらのほうがいいと思ってここに投稿したのはちょっとミステイクでしたかね……ある程度キリが付いたら向こうの方でスレ立てしたほうがいいですかねぇ >>80
とは言えあっちは静かすぎるから最初にこっちに投下したのは良かったんじゃないかな
淡々と書ける精神力が問われるけど取り敢えずリンクを
ラブライブ!ss総合【転載禁止】
https://jbbs.shitaraba.net/anime/10627/ いやss総合ってここのss総合スレのことだろ
創作板でいきなりラブライブの話振られてもみんな困惑するわ >>82
リンクありがとうございます
いろいろと不慣れで皆さんには迷惑をかけてしまってすみません… ここで問題なく投下出来てるのにわざわざ過疎ってる向こうに飛ばそうとする意味がわからん この投下速度ならそんな心配無いだろ
自分で保守とかしてるし 【出発後 シンカリオン700こだま車内】
ゴォォォォォォォォォ……………
…
……
………
────────うわぁ……速いなぁ。
……
……
……
なんか耳がツンとして痛いし身体がなんか重たい。
……
……
……
電車っていうかヒコーキみたいな感じだなぁ。
……
……
……
……っていい加減なんか速過ぎじゃない? 恐る恐る速度計を見てみる。
千歌「…!!…ぉあ……速い……っ」
運転台の速度計(それ)を見ると頭がおかしくなっちゃいそうなぐらい速いということを、
数字とメーターのバーがそれを証明している。
あぁ。そういえば算数とか数学で、たかしくんがお家を時速何キロで歩いて
──なんて事をさんざっぱら習ってわかんなくてみと姉に泣きついて教えてもらった思い出があったけれどさ、
km/h(時速)なんて単位をあれ以来まともに使ったの初めてだよ…
数学ってこういう時に役立つんだなぁ……あはは…
普段乗ってる乗り物なんて、家の軽トラやバスぐらいだよ、それも出しても50キロぐらい。
……
……
……
……
いやこんなの絶対可笑しいよね?
更におかしいのは自分が運転してるし!?…といっても自分から乗ります!って言ったし!
しょうがないけどしょうがなくない!…
…あれ、さっきよりももっと速くなったような気がするけど今何キロなの?
…チラッ
『ATC 300 285km\h』
…え?じそくにひゃくはちじゅう…ごきろ? ことり「シンカリオン 700こだま。目標速度到達!突入準備完了!
これより超進化速度へ突入します。運転士はシンカギアを装着し、
レバーをめいっぱい手前に引いてください」
千歌「ふぇ!? え、えっと……超進化速度、突にゅっウゲェ!!」
舌を最後に噛んでしまったけれども私は言われた通りにしんかぎあ、
なるものの横っちょに付いてるレバーを引いた。目一杯。
―――――――
―――――――
―――――――
―――――
次の瞬間、私の目の前は真っ白になった。 今まではなんだったのか、私の人生ってなんだったっけか。
そんな変な事ばかりが頭に浮かんだ。
身体が重い。家の屋根から転げ落ちた時みたいな感じ。……
…………え?
どうにかなってればどうにかなってるかもしれないと思い、チラッと速度計を見た、
つもりだった。
『ATC 1225 7**km/h』
デジタル数字とグラフが飛ぶようにどんどん数字とメモリが上がっていく。
あ、こりゃ無理だ。 『速い速い速い速い速い速い速い速い速い速い速い速い、速い速い!
────速すぎるよお〜〜〜〜!!!!!!!!!!』
『 874km/h 』
ことり「……あぁ…」
『 953km/h 』
絵里「…だ、大丈夫よ、千歌。ほんのしばらくだから…」
『そんなこといったって速いし速いし怖い!怖いよぉ〜〜〜〜!!!!!』 『 1064km/h 』
絵里「…もうすぐ超進化速度に到達するわ。もうすぐの辛抱よ」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています