【リレーSS】名無しで叶える物語
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
一人5レス程度を目安にリレー形式でSSを書いてみましょう
メインキャラ >>2
導入(ざっくり) >>3
ジャンル >>4
相棒となるキャラ >>5
おおまかなオチ >>6
全部出揃ったら手始めに何レスか書いてみます 善子「だめえっ、鞠莉!」
昼下がりの静けさに、自分の声がキンキンと残響を残して溶けていく。
そんな、やめて、やめてよ鞠莉。
善子「あなた、自分がなにしてるかわかってるの!?」ガッ
思わず鞠莉に掴みかかってしまう。
鞠莉「っ、離して善子!」
善子「離すわけないでしょ!それに放すのはあなたの方よ!…こんなもの!」バッ
乱暴に鞠莉から取り上げる。
鞠莉「ああっ!」 悲しそうな声を漏らすけど、貸す耳なんて持ってない。
こんなの、誰だって──許さないに決まってる。
鞠莉「返して!善子、返してよ!」
善子「だめ。二度とあんなことしないって約束するなら、」
鞠莉「返してくれるの?」
善子「………返すわよ。元の場所に」
鞠莉「っ」ギリギリ… 鞠莉「──善子の、ばかっ!」
その言葉はずしりとのし掛かってきて、ずきりと胸を刺す。
今まで、あなたに『ばか』なんて言われたこと、あったっけ。
ふと襲ってくる目眩になんとか踏ん張って、毅然と視線を返す。
善子「…ばかで結構。そこまで言うってことは、ダイヤに報告したって構わないのよね?」
鞠莉「だ…ダイヤは関係ないじゃない」プイッ
善子「正当性を訴えるってことは、誰にも恥じることなんかないってことだと思うけど」 鞠莉「…………」
善子「鞠莉」
鞠莉「…善子は、マリーのことキライなの?キライだから意地悪するの?」
善子「そんなわけないでしょ。逆よ。大切に想ってるからこそ、見過ごすわけにはいかないことがあるの」
例えばこんな、
善子「こんな…」
善子 つマヨネーズ
善子「マヨネーズを直に吸うような真似を、誰が見過ごすって言うのよ!!」
鞠莉「マヨちゅ☆ちゅ」
善子「やかましいわあっ!!」
続き書く人 >>12 善子「何か嫌なことでもあったの…?話なら聞くから」
鞠莉「……」
鞠莉「……聞いて、くれる?」
善子「もちろんよ。ユニットの仲間じゃない」
鞠莉「……じ、実はね──」 ドア「」バタ-ン!!
よしまり「!?」
??「ようやく見つけましたよ──鞠莉さん」ニコッ
鞠莉「くぅっ…!!ふぁっく!!!」
善子「そ、その声は──ダイヤ!?」
ダイヤ「かくれんぼはもう終わりです……まぁ、その"逃げ"自体が、あなたの敗北を示していることになっているのですが」
鞠莉「ほ、ほわっつ?逃げ?……馬鹿言ってんじゃないわよ。マリーは逃げも隠れもしない!」
善子(……どういう展開なのこれ…) ダイヤ「……この光景、さしずめ"自暴自棄になってマヨネーズを直で飲もうとしたところを善子さんに止められた"…というところでしょうか」
鞠莉「くっ……!」
善子「え、えーっと……とりあえずまとめると……あなたたち、ケンカしてる…のよね」
鞠莉「ケンカじゃないよ!ダイヤが言いがかりをつけてきただけ!」
ダイヤ「言いがかり!?わたくしが言うことは全て道理に沿ったものですわ!」
鞠莉「道理ぃ?笑っちゃうわ!この硬度10!」
ダイヤ「こっ……おだまらっしゃい!不確定イタリア人!」
鞠莉「イタリア系アメリカ人って言ってるでしょ!」
善子「ストップッ!!!!話が進まないでしょっ!?」 ダイマリ「ぐぬぬっ……!」
善子「それで、マリーはなんて言いがかりをつけられたのよ」
鞠莉「……ダイヤがね──"最も料理を引き立てる調味料はケチャップ"だって」
善子「……はぁ?」
鞠莉「ほらっ!見たでしょダイヤ!善子も呆れてるわ!!」
ダイヤ「ふふっ……ようやく賛同者を見つけて嬉しそうですわね」
善子(……調味料──ケチャップ──そして、ヨハネの手元にあるマヨネーズ……!!!)
善子(……繋がった──そういうことかっ!!!)
善子「なるほどね……マリーは"マヨネーズが最も料理を引き立てる調味料"──そう言いたいのね?」 鞠莉「ざっつら〜いとっ!!理解者がいて嬉しいわ♪善子!」ハグッ
善子「……」
鞠莉「……善子?」
善子「いや、ケンカのレベル低すぎでしょ」
ダイマリ「!?」
ダイヤ「それは聞き捨てなりませんわ善子さん──ケチャップの食欲を掻き立てるあの酸味。ほかの調味料にはない唯一無二の存在です」
鞠莉「いーや!オールマイティさならマヨネーズよ!"マヨラー"っていう言葉がある時点で勝負は決まってるわっ!」
ダイヤ「そんなの今時誰が使ってるのですか!」
鞠莉「ま、マリーは使ってるもん!」
善子(やば……これ永遠に結論が出ないタイプの喧嘩じゃない…──かといってこのまま巻き込まれ続けるのも…)ウ-ン
善子「えー…じゃあ料理対決とかしてみれば?……マヨネーズとケチャップ、それぞれ使った料理で…」
ダイマリ「……」
善子「……あれ…」
ダイマリ「それだ!(それですわっ!)」
善子(……地雷、踏んじゃったかも…)
続き>>26 千歌「第1回ケチャップvsマヨネーズ〜調味料王は私だ〜チキチキ料理対決ー!」ドンドンパフパフ
梨子「……急に呼び出されたと思ったら何これ」
曜「……私に聞かないで、梨子ちゃん」
千歌「この料理対決はケチャップとマヨネーズ……」
千歌「どちらが最も料理を引き立てる調味料なのかを決めるべく」
千歌「互いのプライドとプライドがぶつかる仁義なき料理対決なのだー!」
千歌「いえーい!ほら、曜ちゃんも梨子ちゃんも盛り上がって!」
曜「い、いえーい……?」
梨子「乗せられちゃ駄目よ、曜ちゃん」
曜「はっ」
千歌「実況兼司会進行は私、高海千歌」
千歌「解説は渡辺曜ちゃん、桜内梨子ちゃん、ゲストに国木田花丸ちゃんでお送りします!」
花丸「よろしくずら〜」
曜「私たち解説だったんだ……」
梨子「突っ込んだら負けよ、曜ちゃん」 千歌「それでは両チームの入場です!」
千歌「先ずは赤コーナー!」
千歌「イメージカラーの赤はケチャップの赤!」
千歌「ケチャップを愛し、ケチャップに愛される、ケチャップの申し子!」
千歌「くろさわぁぁぁぁぁぁダァァァァァイヤァァァァァ!!!」
ダイヤ「いざ、参りますわ!」
曜(ケチャップの申し子ってなに)
梨子(突っ込まないわよ〜突っ込まないわよ〜)
花丸「ダイヤさんかっこいいずら〜!」
千歌「そして、ダイヤさんのサポートを務めるのがルビィちゃんでーす!」
ルビィ「あ、あはは」
曜(ルビィちゃんまで犠牲に……) 数日後ーーー
千歌「さあ、やってきました!第一回!調味料紅白料理対決ぅ〜!!」
ルビィ「ピィェェエエエエエイイイ!!!」ドンドンドンパフパフ‼
曜「…………」
千歌「日本の食卓における万能調味料は情熱の赤か魅惑の白かーーー料理会において永遠の論題と思われた、ケチャップとマヨネーズ!食卓の王者はどちらなのか…ついに雌雄を決する時がやってまいりましたあ!」
千歌「この記念すべき日を、この放送席から見届けられることをこの上ない幸福と感じております!申し遅れました!私、実況の高海千歌と…」
千歌「解説の!」
果南「な〜ん∫∫( c||^ヮ^||??」
千歌「幼馴染二人はどっちも金持ち!そしてその二人の戦いを、今日はここで見届ける!松浦果南ちゃーーーーん!!!」
ルビィ「ピィェェエエエエエイイイ!!!」ヒューヒュー‼
曜「…えっと」 千歌「続いて青コーナー!」
千歌「その瞳に映るはマヨネーズの灯!」
千歌「伝えるはマヨネーズの煌めき!マヨネーズ界に現れた超新星!」
千歌「おぉぉぉぉはらぁぁぁぁぁぁマァァァァリィィィィ!!!」
鞠莉「シャイニー☆」
梨子「マヨネーズ界ってなに!?」
曜「駄目だよ梨子ちゃん!それ以上は!」
花丸「鞠莉ちゃんもかっこいいずら〜!」
千歌「そして、鞠莉ちゃんのサポートを務めるのは果南ちゃんです!」
果南「やっほー」
梨子「そう来ると思ったわよ」 千歌「それではルール説明です」
千歌「制限時間は2時間」
千歌「ケチャップ軍はケチャップ、マヨネーズ軍はマヨネーズが使われてる料理を一品作ってもらいます」
千歌「食材は自由!ここにあるものは何でも使って良いよー!」
鞠莉「食材提供はオハラグループがやるから安心してね」
鞠莉「勿論ダイヤが不利になるようなことは一切しませーん」
ダイヤ「当然ですわ」
千歌「そして、出来上がった料理を審査員に審査してもらうわけですが……」
千歌「今回の審査員はこの方です!」
善子「……」ズーン
曜「やっぱ善子ちゃんなんだ」 善子(どうしてこうなった)
善子(私は確かマヨチュッチュするマリーを止めただけのはず)
善子(いや、料理対決を提案したのは私だけど……)
千歌「折角なので審査員の善子ちゃんから一言もらいまーす!」
善子「だからヨハネよ!」
千歌「それでは一言貰えたところで、チキチキ料理対決のゴングを鳴らしたいと思います!」
善子「ちょ、一言って本当に一言なんですけど!?」
曜(善子ちゃん、不憫すぎる)
千歌「両チームスタンバイおーけーですかー?」
ダイヤ「いつでも!」
鞠莉「ノープロブレムよ!」
千歌「よーし!いくよー!」
千歌「第1回ケチャップvsマヨネーズ〜調味料王は私だ〜チキチキ料理対決ー!」
千歌「かんかん!みっ」
カーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
こうして、戦いの火蓋が切られたのであった……
続き>>39 >>38
書く気があれば書けばいいししばらく出なければ早い者勝ち 〜〜ダイヤサイド〜〜
ルビィ「それで、お姉ちゃんなに作るの?」
ダイヤ「ふっふっふっ…決まっていますわ!ケチャップが映える料理といえばアレしかないでしょう?」
ルビィ(アレかアレかなぁ?)
ダイヤ「その通り!アレか、アレのどちらかしかありません」
ルビィ「えっ?!ルビィ今声に出てた?!」
ダイヤ「出さなくともルビィの考える事くらい私にはお見通しですわ」
ルビィ「お姉ちゃんしゅごい…!」
ダイヤ「ではルビィ!私が今から作る料理はなにか、当ててみなさい?」
ルビィ「ええっ!?」
ルビィ(どうしよう…全然わかんないよぉ…!) ダイヤ「どうしたの?早く答えなさい?」
ルビィ(しょうがない、当てずっぽうで…)
ルビィ「ナ、ナポリーー!」
ダイヤ「ぶっぶー!ですわ!」
ルビィ「ピギ?!」
ダイヤ「どうしたのルビィ?こんな簡単な問題を間違えるなんて、そのケチャップ色の髪が泣いてますわよ?!」
ルビィ(ルビィの髪に変な属性つけないで欲しいなぁ)
ダイヤ「ルビィ?私はルビィを信じているの。私がさっき貴女を怒ったことでしたら「自信を持って」ください…貴女はその気になればもう何でも出来るのですから。そうでしょう?」
ルビィ「う、うん…ごめんなさい…」
ダイヤ「さ、もうわかるわね?お姉ちゃんが今から作るのは?」
ルビィ「オ、オムライス!」
ダイヤ「そう!そのとおりですわ!さすが我が妹、よくできまちゅたねぇ〜」ナデクリナデクリ
ルビィ(良かった…) ダイヤ「さ、作るものが決まったところで、大事なのはここからです」
ルビィ「ぅゆ?」
ダイヤ「料理において大事なものが3つあります」
ルビィ「3つ?」
ダイヤ「それは「味」「見た目」「ケチャップ」です!」
ルビィ(最後のはわからない)
ダイヤ「そのうち味とケチャップは私に任せなさい、完璧なものを用意してあげますわ!」
ダイヤ「そしてルビィ!貴女には三大要素の1つである見た目を担当してもらいます」
ルビィ「見た目?盛り付けってこと?」
ダイヤ「ふふ、甘いわルビィ。オムライスにはオムライスでしか表現できないアレがあるでしょう?」
ルビィ「あっ…!」
ダイヤ「そう!ケチャップアートです!」
ルビィ(え?!そんな言葉あるの?!) ダイヤ「私がルビィをパートナーに選んだ最大の理由はこれです!」
ダイヤ「恥ずかしながら私には美術面での才能はさほどありませんわ…」
ダイヤ「ですが!小さい頃より可愛いもの、綺麗なものを好んで見ていたルビィならば相当な審美眼を持っているはず!」
ダイヤ「そして審査員である善子さんの好みも同級生の目線で私や鞠莉さんよりも確実に把握できているはずですわ!」
ルビィ(そーかなぁ…?)
ダイヤ「んっふっふ…これで味、見た目、ケチャップすべてを兼ね備えた究極のメニューが完成すること間違いなしですわぁ!」
ダイヤ「さあ!さっそく料理へ取りかかりますわよ!」
ルビィ「え!えっと…が、がんばルビィ!」
続き>>50 ルビィ「なにかけばいいんだろー。」
千歌「大好きなお姉ちゃんのかおかきたまへ!」
ルビィ「 それほどすきでもないかな、いまは。寝言うるさいし」 ルビィ ケチャップ ブリュブリュ
|c||^.-^||
ダイヤ「んまーーーーっ!!」 〜〜鞠莉サイド〜〜
果南「──成り行きで鞠莉の味方になっちゃったけど勝算はあるわけ?」
鞠莉「フッフッフッ♪」
果南「鞠莉には悪いけど、ケチャップってパスタにも合うし、ご飯にも合うし、肉でも卵でもパッと思い付く料理があるでしょ?」
鞠莉「むっ!?」
果南「ごめんごめん。でもさ、マヨネーズってサラダや和え物に混ぜたり、あとはエビマヨ?くらいしか思い付かないんだよね……」
鞠莉「果南はさ、善子ちゃんの好物って知ってる?」
果南「前に千歌から聞いたことはあるけど。チョコレートとイチゴだよね?」
鞠莉「そうデース!そこになんとマヨネーズを混ぜちゃいまーす♡」
果南「は?」 鞠莉「果南は知らないの?マヨネーズってお菓子にも使われる万能食材なんだよ!?」
果南「えっ?そうなの?」
鞠莉「そうだよ!バターや卵の代わりにもなるんだから!」
果南「へ〜知らなかった……」
鞠莉「元はと言えば私がマヨネーズを愛するようになったのも、お菓子作りの最中にボウルに出しすぎたマヨネーズを舐めてみたことがきっかけなんだから♪」
果南「へ〜それは別に知らなくてもよかった……」
鞠莉「なんでよぉ!」
果南「でもそれは、例えばパン生地やケーキの生地を作るときにちょっとだけ入れるものじゃないの?鞠莉が言ってるのはチョコレートとイチゴだよ?そこにマヨネーズ?う〜ん……」
鞠莉「そう!重要なのはチョコレート!私がまず作りたいのはチョコレートマヨネーズなのよ!」
果南「は?」 鞠莉「マヨチュッチュするときは市販品で満足してるけど、今日はマヨネーズ自体も手作りしなくちゃ♡」
鞠莉「マリー特製リッチマヨネーズのレシピはこちら!」
卵黄 1個分
フレンチマスタード 小さじ1
黒胡椒 少々
ワインビネガー 小さじ1
キャノーラオイル 100ミリリットル
塩 小さじ2/3
鞠莉「ガナッシュクリームも合わせて作るわよ♪」
生クリーム 100ミリリットル
クーベルチュール 100グラム
鞠莉「あっ!クーベルチュールっていうのはチョコレートのことデース♡マリーはバローナ社のカカオ66%カライブを使っているけど、板チョコレートを溶かすだけでもOK♡」 鞠莉「それぞれを混ぜる作業は果南の力も借りるわよ?」
果南「うん!鞠莉がこんなに気合い入れてるなら、それに応えなきゃだね!」
鞠莉「調味料を入れるタイミングや混ぜるスピードは指示するから安心して!二人で最高のお菓子を善子ちゃんに届けましょう♡」グルグル
果南「マヨネーズとチョコレートが出来上がったらこの二つをさらに混ぜてチョコマヨネーズだよね!?イチゴはどこで使うの?」グルグル
鞠莉「ちょうど今朝取り寄せて届いたバゲットがあるのよ!本当はアフタヌーンティーのためにとっておきたかったけど、善子ちゃんに差し上げましょう!食べやすいサイズに切ったらイチゴとチョコマヨを盛り付けて完成よ♪」グルグル
果南「用意周到だね!」グルグル
鞠莉「mayonnaiseは下らなくなんかないってこと、Aqoursのみんなにも分かってもらわなくちゃ!」グルグル そのマリが作った料理の臭いがあちこちに漂って、、、、
みと「しいたけがかつて無い早さで走ってる!あたしだってまけないぞ!」
しいたけ 「ぎゃぉんぎゃぉん!(これは、えぐいかおり!はながまがる!)」
しま「ぺっとはいれちゃだめよ〜」
ってなってるくらいひどい香りらしい。
ヨハネ「なんか、、寒気が、、、、このあとへんなもの食わせられる気がするわ。」
ダイヤ「大変ですわ。ならば私は黒澤家が育てた雌鳥軍団の卵を使いますわ。」
ルビィ「メンドリーズ!玉子くださいびぃ!」 勝手に最安価
>>70
最後のレスから10前後は離れたほうがやりやすいかも >>70もしくは立候補 でよくない?
ある程度間隔開けないと感想も書けないし 安価手前になると書き手が現れるまでストップし続けるから立候補制の方が良いのかな
それで落ちたら元も子もないし
書く時はちゃんと宣言してから書いてもらうことにして 書く前に必ず宣言
書く量は5レス前後
書いた後は10レス程度後の安価
安価は目安程度で安価前でも立候補優先
安価踏んですぐに音沙汰なければ立候補制
くらいが現実的?
あと61は拾うの? 拾うか拾わないかは安価取った人が決めればいいと思うよ ーーーー
ダイヤ「よし…!それではオムライスの調理にかかりますわ!!」
ルビィ「見た目…オムライス…うゆゆ…なにを書こうか迷うよぉ…」ウユユ
ーーーー
鞠莉「…………」グルグル
果南「なんかちょっとかき混ぜるだけでも楽しくなってきたよ〜」グルグル
ーーーー
千歌「さあ!ついに両者調理開始!!」
千歌「ケチャップチームは…あれは炊飯器と卵…ということはオムライスでしょーか!?解説の曜ちゃん!?」
曜「ええっ私ぃ?え、えっと、はい。おそらくそうだと思います…卵とご飯とケチャップですぐ思いつくといえば…しかもメジャーで誰からも愛されてるしね。私も麺類だけど、曜ちゃん特性オム焼きソバ、通称:ヨキソバを作るには卵とケチャップは欠かせないし…」
曜「あ。夏に内浦に来てくれると海の家でヨキソバが食べられます!皆、夏休みはようこそ内浦!だよ!」ヨーソロー
曜「あ!ダイヤさん、フライパンにサラダ油じゃなくてバターを敷いて火をかけた!あれは卵との親和性が高いんだよね!出来上がりの香りの良さと、オムライスのふっくら感も同時に演出できるんだ!」
千歌「おお!料理上手な曜ちゃんの口から高評価が飛び出したぞぉ!これはケチャップチーム!料理の出来上がりも勝利への期待感も大きいぞぉ!」
梨子(曜ちゃん…すっかりノせられてる上に割と的確な解説を…千歌ちゃんも千歌ちゃんでノリノリだし…) ダイヤ「それだけではありませんわ!」ドン!
千歌&曜「!?」
梨子(これ私もリアクション合わせたほうがいいのかしら…)
善子「てゆーか私、食べるまですることないじゃない…」ヨハヨハ
ダイヤ「確かに私は、これからオムライスの半身とも言うべき存在。これがなくては何がオムで何がライスなのかも分からなくなってしまうほどこの料理には欠かせない存在…」
ダイヤ「チキンライスを作りますわ」
解説&審査(以下実況席4人「ーーーー!」
千歌「ーーーー…って」
曜「それって割と…」
梨子「普通…じゃないかしら?」
善子「そうよ。私のマm…………お母さんもお昼のオムライスとかはチキンライスよ?」
ルビィ「ーーーー!おねぇちゃあ!!まさか………」
ルビィ「“アレ”を!?」
実況席4人「!?」
ダイヤ「ふふっ!さすが我が愛しき妹!」
ダイヤ「私はこの勝負!各自つで完璧な勝利を納めんがための最高の秘策を用意していますわ!私の作るオムライス…ひいてはその前段階のチキンライスは!」
ダイヤ「とてつもなくスペシャルなチキンライス!そして…」
ダイヤ「過言でないほどまでに!全国のスクールアイドルのためのあるべきチキンライスと称させて貰いますわ!」
千歌「全国の…!」ゴクリ
曜「スクールアイドル、のための……!」ゴクリンコ
梨子(え、ええ…?ダイヤさんもノリノリに…みんなのテンションが青天井すぎて追いつけない…)
善子(なんかダイヤ…バトル漫画のキャラみたいでカッコいい!)ワクワクウィーク わーい続きだー
書く人の安価は投げない方がいいのかもね
なんとなく保守すらしづらいもんね、安価間際になると ダイヤ「そう…そして私はそのための絶対条件を、惜しげもなく披露するといたしますわ!」
ガシィ!
梨子(す、炊飯器を持った?あの中って…"白米"入ってるだけじゃ…?)
ダイヤ「さあご覧なさい!これから開くのは………」
ーーーー!!
「我が勝利に続く道への扉ですわ!!!!」
パナァァァぁぁぁぁああああ!!!
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー
ー
………………… ブワアアアアアアアアアア!!!!
千歌「う、うわあ!!すっごい…!んっ…これって…」クンクン?
曜「水蒸気…!!ダ、ダイヤさんは炊飯器で一体なにを炊いたの!!!」
梨子(いや…お米よね…?あ、でも最近はパンとかも作れるんだっけ…?)
ーーーーーーーーシュウウウウウウ……
千歌「………なんだっけ?」クンクン
曜「お、おさまった…」
善子「ちょっとこれ食べるの私なのよね!?ドライアイスでも入れたんじゃないでしょうね!?炊飯器にぃ!」
ダイヤ「ふふ…まさか。間違いなくお米。美味しい美味しい"白米"ですわよ?」
ダイヤ「千歌さん?貴女ならお分かりになるのではなくて?」
ダイヤ「私は言いましたわよ?『スクールアイドル』為のチキン『ライス』
千歌「白米…ライスーーーあっ!!」クンクン!
ダンッ!!ダダダダダダダダダ!
曜「ち、千歌ちゃん!?」
梨子「ダ、ダイヤさんに向かって走ってーーー?」
ダダダダダダ!ピタッ!
千歌「ハァハァハァ!」
千歌「一粒頂戴致す」
ダイヤ「承知」
ーーーパクッーーー
ーーーー从c*・ヮ・§ーーーー!!!
|c||^.-^||「ふふ、確信に至りましたわね?」 千歌「は、はな…!!」フルフル………!
梨子「千、千歌ちゃん?流石にどうし……
千歌「『はなよ』だコレええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」
梨子「きゃあ!」ビクッ!
千歌「『はなよ』だコレええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」
キイイイーーーーンンン!!
善子「ち!ちょっとリーダー!もう分かったから声大きいのヤメてぇ!!」キーン‼
曜「千、千歌ちゃんの末っ子ハイパーボイス…!あの鞠莉ちゃんと果南ちゃんの喧嘩を止めた伝説の…!」
曜「い、いや!それよりも…『はなよ』!新潟県魚沼産のお米が、スクールアイドルグループ『μ’s』のメンバーで、白いごはんが大好きな小泉花陽さんが手塩にかけて育て、収穫まで担当した伝説のプレミアム米!! 」
曜「お米は新潟県魚沼産コシヒカリ有機JAS栽培米を使用、本商品の為に花陽さん自身がモデルになって撮影された、オリジナルグラビアをパッケージに使用した、ファン垂涎の一品…!!」
曜「な、なるほど!スクールアイドルのためのチキンライス……!過言どころじゃなかった!これは紛れもない…」
曜「真実!!」バァーーーーン!!!
善子「な、なんかカッコいい…!!」
梨子(曜ちゃんは…よっちゃんも、もう今日はこのテンションから帰ってこれないかもしれない…)
ダイヤ「そう…この『はなよ』と…人類が生み出した叡智なる調味料、ケチャップが合わさり生まれるオムライス」
ダイヤ「それを口にした瞬間、私達が今立っている大地こそ、天上の楽園いるのと何一つ差分ない
感覚に陥る…いや昇天しますことでしょう!」
千歌「優勝………、優勝だよもうこれええぇ!!!優勝!!優勝!!!!」
梨子「ちょっと千歌ちゃんそれ私のネ…タ………って……あれ?私何言って…?」
果南「ちょっとウルサイよ!!真剣に掻き回してるんだよこっちは!!!」 千歌「でも待って!確かに美味しいけどこれ……炊飯のお水が少なかったんじゃないかな?すこーしお米に固さが…もったいない」ンモグンモグ
ダイヤ「無論、わざとですわ」
ダイヤ「こう…するために!!!」
バッ!
千歌「あ、あれはお米の…!」
善子「と、砥ぎ汁!?」
ジュワアアアア……!
梨子「さっきのバターを引いたフライパンに『はなよ』と研ぎ汁を入れた?こ、これって正しい調理法なの…?」
曜「に、乳化…!!」
梨子「にゅ、にゅう…?それって?」
曜「ほ、ほら!パスタを作るときなんかによくやるでしょ!!ソースとパスタそのものを絡めるときに、研ぎ汁をフライパンに注いでゆっくりと火を通す…」
曜「そうすることソースが乳化して、より高い次元でパスタとソースがしっかりと絡み合う!それをお米の炊き・蒸らしにも応用したんだ!!」
曜「考えてみればケチャップ…!!ケチャップいえばトマト!トマトといえばイタリアン!!イタリアンといえばパスタ!そしてオーバー・ザ・レインボー!!」
曜「お米だけじゃなかった!!あくまで今回のテーマである【ケチャップ】で勝利するために最高の素材!最適な調理法を選んだんだ!ダイヤさん………アンタなんてものを作ろうとしてるんだ!」
梨子(よ、曜ちゃん…なんでそんなに解説…) いい感じでそれぞれ展開に合った人が筆を執ってる気がする
続きも楽しみ〜 意外としっかり繋がってて驚いた
どれも描き手の色が出てていいし面白いわ いやーこれ楽しいね!
総合でやり方提案したかいがあったってもんだ!
そしてスレ立てサンキューイッチ! みんな料理詳しくて草
こうやって感想言い合えるなら安価指定しなくてもいいかもね 鞠莉サイドは思ったより本格的すぎて行きづらくなってる予感
やっぱり松浦にアジフライ作らせるくらいが良かったばい 正直オムライスも俺適当だったぞ!
パスタ好きだから乳化とかは自分でもやるし知ってたけど、オムライス応用できるとかはノリと勢いw >>74に乗っ取りたいけど、保守的な意味も込めて
>>90 >>90の方、おいででしょうかー?順番が回ってきましたよー >>90>>91
だけどすまない。
前の『はなよ』を書いたの俺だからちょっと気が引ける… 内浦の何処かーーー
「おうぅ…今日もよく晴れておるのぅ。温かな風が心地よく、草花や土も喜んでおる匂いじゃ」プルプル
ユウショウ‼ユウショウ‼
ウルサインダヨ‼シンケンニヤッテルンダヨコッチハ‼
ダイヤサン‼アンタテンサイダヨ‼
オーッホッホッホッホッ‼
「おお?若人が声の黄色だり白いのをあげることあげること!羨むほどに元気じゃのぉ〜」プルプル
「声は海辺からかの?とすると十千万さんのおチビさん…いやさ、もう立派な『れでぇ』かのう…くぅ…儂もあとは60年も若ければ『あくあ』の女子と…くぅ」プルプル
???「じーちゃん!」
「はおうう!」ビクゥ‼プルプル‼
「な、何じゃ!いきなり大声出しおってからに!」プルプル
「花丸や!!」プルプルプルプル‼
花丸「何処から…何処からズラ!」
花丸「美味しいものがマルの鼻に呼びかけてるズラ!」 ダイヤ「それと言い忘れておりましたが!」
ジュワワワワワァァァ………!
ダイヤ「このオムライスに使う…」ガシィ
ダイヤ「ケチャップ!!!」
ブチュウゥゥゥ!
ダイヤ「それ自体も『特別製』!!」
フワアアアアーーー!
千歌「うわわわわあ!ゲホゲホっ!スッゴイトマトの匂い…ゲホッ、でも………」
曜「確かに突然の…この酸味がかった刺激に身体は驚くけど…!この育んだ広大で美しい大地を脳裏に描いてしまいそうなほど芳醇な香り…!」
善子「なんだか…スンスン、いつまでも嗅いでいたくなるような…!」
梨子「あ…これ、知ってるかも…。あまりにも高級なのに、東京でもなかなか手に入らないってあの有名な…あの西木野グループの…?」
ダイヤ「そのとおり!『まきりんぱな印のトマトマトケチャップ』ですわ!」
ダイヤ「西木野グループの現代科学を以って徹底的に化学要素を排除した超有機栽培農法…そして
株式会社:小泉米穀の『はなよ』を生み出した、本来であれば関係者以外立ち入る事が禁止されてる水田、その門外不出の土壌を用い、24時間の管理体制で育まれ…」
ダイヤ「一度の収穫で1000と取れるかもわからない、唯でさえ希少なそのトマトを…そこからさらに!野性の味覚を持つ、星空凛さんが試食に試食を重ね選び抜かれたトマト・オブ・ザ・トマトズを…」
ダイヤ「西木野真姫、小泉花陽、星空凛の元音ノ木坂一年生が機械類を一切使わず、全くの手作りで完成させた至高の1品!まさに現代の錬金術!
そのお値段なんとお安い252521円!」
善子(たっか!)
ダイヤ「恐れ多くもこれらを駆使して、調理させていただくのがこの私だとしても…!」
ダイヤ「1+1が2のように!コーラを飲んだらゲップが出るのが当たり前のように!」
ダイヤ「私が「味」と「ケチャップ」!ルビィが「見た目」!料理の3大要素を満たした我ら黒澤姉妹が作るオムライスに敗北はありえませんわ!!!」
ルビィ(おねえちゃあ………!)
ルビィ「ルビィ…ルビィは…!」
ルビィ「……………誰かたくさんの紙とペンを!ルビィの頭の中の素案を…おねえちゃあのオムライスを飾るに相応しいケチャップアートを!」
ルビィ「最高のものにして見せルビィ!!」ガンバルビィ‼⌒°( ^ω^)°⌒ 千歌「あ、あああ…ああ!!」ガクガクガク
曜「千、千歌ちゃん!しっかり!クソォ!口の中が!」ジュルリ
善子「唯でさえ美味しそうなダイヤのオムライス…それだけでも涎が湧いてくるのに、その材料たちの背景を知ってしまってμ's大好きなリーダーが口の中の洪水で溺れ死にかけるなんて…」ジュルジュル
梨子(相変わらずツッコミどころ満載だけど…確かにこれは涎が止まらない)ジュルリ
ーーーーーーーー
黒澤シスターズ ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!
鞠莉(なっ…なんて気迫なの…!ダイヤは勝つべくして勝つために…己が出来うる限りの最高の準備をしてこの勝負の場に赴いた…!)
鞠莉(いえ、それは私も同じはずなのに…クッ…!)ワナワナ
鞠莉(ただのちょっとした…きのこかたけのこかみたいな、口喧嘩の…その延長線程度のこの勝負じゃない…どうしてダイヤはここまで…勝ちにこだわるの…こだわろうと今もどうしてそんなに必死に…)
鞠莉(何がそこまでダイヤを狂わせたの…?ケチャップ……これがケチャップの魔力だというの…?)
鞠莉(それに比べて私は何なの…?マヨネーズが好き…もちろん誰よりも…ダイヤが何よりケチャップを愛する以上に…マヨネーズが…マヨネーズを直吸いするのを日課にするほど愛してる…狂おしいまでに…)
鞠莉(でもダメ…ダイヤがケチャップを愛するほどまでに…狂えていない。そう、ダイヤは狂ってる。ケチャップを愛しているからこそ。これからもケチャップを愛するためにも)
鞠莉(ダイヤ…どうしてケチャップの為にそんなに…輝けるの?)
鞠莉(私はどう?愛するマヨネーズの為に何を用意できた?マヨネーズの為にちゃんと…ほどまでに、じゃあダメ…しっかり狂えていた?)
鞠莉(ヴァローナ社のカライブ?普通の家庭にはまず置いてないちょっとお高めの白ワインビネガー?それで作るクーベルチュールマヨネーズ?)
鞠莉(なによこれ…ダイヤが繰り出してきたものからすれば、ただ私の女子力の高さをアピールしようと必死になってるみたいで…なんて滑稽なの!)
鞠莉(この程度なの…?マヨネーズが私を狂わせようとする力は…)
鞠莉(この程度なの…マヨネーズが大好きという私の気持ちは…)
鞠莉(『私』と『マヨネーズ』では…『ダイヤ』とケチャップに…)
鞠莉(勝 て な……………
「ダメだよ、鞠莉」 鞠莉「!?え、あ…か、」
鞠莉「果南!?」
果南「まだ負けてないかなん?」グルグル どどん!
果南「まったく…まだ勝負の審査まで辿り着いてない…どころか、私達の料理もまだ完成してないのに諦めたような…」グルグル
果南「そんな泣きそうな顔しちゃ」グルグル
鞠莉「!?」ゴシゴシ
鞠莉「な、泣いてないわよ!ちょっとトメェトゥのスメルが目に染みただけデース!」
果南「どうだか、ふふっ」グルグル
果南「さて、でも確かにダイヤ…とんでもないことをやってくれたねぇ。確かにこのままだと私達は負ける」グルグルグルグル
果南「オムライスっていう最高に平凡で庶民的な料理を…究極の素材と、工夫を凝らした調理法でミシュラン三つ星シェフが作るのと同等かそれ以上の完成を予感させちゃってる」グルグル
果南「私達の作る料理は決して不味くない…どころか、いつも美味しいもの食べてる鞠莉のチョイスだもんね。最高に美味しいに決まってる。でもこのままだと『マヨネーズでこういうものが作れる』って意外性だけで印象点は弱い」グルグルグルグルグルグル
鞠莉「ちょっ………!うぅっ…悔しいけど図星デース…確かに私の用意した素材、材料は決してダイヤのそれとは見劣りするものではアリマッセーン…」(まああの謎ケチャップに関して言えば値段的に異常だと思うけど…)
鞠莉「しかもダイヤは料理のテーマを…『スクールアイドルの為のオムライス!』と広義に全国のスクールアイドルに向けたようでその実…」
鞠莉「ここに集まる実況の3人、そして審査員の善子がピンポイントに興味を引くArt of conversationを使って脳を期待で支配して、空腹感という料理にとっての最高のスパイスを錯覚させてしまっている…」
ーーーー神田
??「んっ?錯覚?」
了 チョッ!ヌワッ‼ 書きたくてウズウズしてるのに「落ちそうだから」とか「踏んじまった」とか言ってる人超可愛い ーーーー内浦
鞠莉「このままじゃ…口にするのも口惜しいくらいに…勝ち目は…」
鞠莉「私が悪かったのよ!マヨネーズのマヨネーズによるマヨネーズ…ただマヨネーズがそこにマヨネーズであるがためにマヨネーズらしさをキープできるための私のマヨラーとしての覚悟が足りなかったから…!」
鞠莉「底なしのマヨで満たされたその沼を、岸辺で眺めて香りに微睡んでるだけのマルィーじゃ
、沈んだ底無いソコから空の深さを愉しむ勇気をもちあわせたダイヤには敵いっこ… 「ふぅ…乳化だっけ…」グルグル
鞠莉「!?」
果南「だから諦めるのはさ…何事も全部終わったあとにしようかなん?」グルグルグルグル
果南「諦めるのは自分の勝手、でも試合中に自らの勝利を諦めるのは…」グルグルグルグルグル
果南「ただの馬鹿がすることだよ?」グルグルグルグルグルグル
鞠莉「そ…!…んな…で、も…」
果南「そして私の知ってる鞠莉は、そんなそこらへんに転がってる馬鹿とは違う。歩くのも困難なくらい足首をメタメタに捻挫して、東京スクールアイドルワールドで完全燃焼した灰の残り滓になってまでも踊ろうとした鞠莉がそうじゃないことくらい…」
グルグルグルグルグルグルグルグルグル………
果南「私はわかってる」グルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグル…!
鞠莉(か、果南…さっきから何をしてるの?…腕が見えな……!)
果南「だからそんな鞠莉を…そこら辺の有象無象と一緒にしないためにもさ……」
グルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグルグル!!!!!!!!!
果南「足掻いて…いや!手掻いてみせようよ!!!」
グルグ…ギュアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!! >>101
サンキューダーリン
でも続きなんて考えてなかったからきついぞw 千歌「ゲホッゴボ…!いやあー…これは鞠莉ちゃんサイド:マヨネーズ軍には悪いけど、この勝負はケチャップ軍の…」チラッ
ギュルルルルルルルルルルルルルルルル!!!
千歌「ってええ!何なのだあれは!?」
曜「クンクン…なんか…トマトの良い匂いに混じって他の…こっちから!?ってええ!?か、果南ちゃん!?」
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンン!
善子「う、腕えぇぇ!、一体何なの!?果南の右腕があれ…ああ!アレよ!回ってる扇風機の羽みたいになってる!何なら『強』くらいの!回ってる方向と逆回転して見えるくらいに速い!」
ギュウウウウウウウウウアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
梨子「えっ…?人に可能な動きなのアレ!?電動のハンドミキサー以上の勢いがあるのにあんな…小さなボウルからチョコレートマヨネーズが一滴も溢れてないで撹拌されていく…!」
(って私も普通に感動して解説し始めてる…だってすごいんだもの内浦人…)
果南「乳化…だっけ?さっき、曜が言ったやつ?」
果南「それってあれでしょ?水とか油の本来混ざらない液体を『一時的に』むりやり混じり合ったように『見せかけてる』だけでしょ?」
曜「ええっ!?いや、まあそうだけど…でもそれでも結構大変なんだよ!さっきのパスタで言えば、炒め過ぎるとソースがベシャベシャになってパスタと絡まないとか 果南「ハッハッハ、だったらさ」
曜「!?」
果南「『全部一緒くたにして一つの物質にしちゃえば………』」
果南「『誰も感じたことのない味になると思うんだけど…どうかなぁ?』」
フィィィィーーーーフフィィィィィーーーーン!!
千歌(今難しい話してる?)
曜「ま、まさか!そんな!」
善子(なにこれ…!Aqoursのフィジカルトップ2の駆け引きみたいなこのトーク…!もう完ッ全にバトル漫画じゃない!!なんとか私のヨハネを混ぜ込めないかしら…)
梨子(って…よっちゃんは考えてそう…いやでも何かしら…凄すぎていよいよ私このスタンスが心許なく感じてきたわ…)
フワア…………
千歌「ひ、火を通してないからまだ僅かだけど…なんて匂いなのだ!!マヨネーズとチョコレートが…溶け合っていく香り!」
曜「に、乳化っていうのは…お互いを混ぜ合わせる為に微粒子化させるもので、熱エネルギーと撹拌作業で液体の分子間の結合を弱めて…過程的に生まれたその分子間の隙間に、他の液体を分子を混ぜ合わせることなんだけど…」
梨子(なんで曜ちゃんは当たり前のようにこう解説がうまいのかしら…?)
曜「果南ちゃんは…!まさかその物質間の『壁』を超えるべく、素粒子レベルでの融合…!チョコレートとマヨネーズを、あくまでチョコレートマヨネーズっていう1つの物質に仕上げようとしているんだ!!」
果南「な〜ん!」ギョオオロロルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルィアアアアアアァァァァァンンン!
曜「そうして出来上がる新しい『何か』…!初めて人類がサルの脳みそを塩漬けにして食べようって愚行を美食(グルメ)に昇華させたかのごとく…知的好奇心を駆られて仕方がないよ!!!」ジュルリイイイ!! 梨子(『壁』を…超える?ドンなの?ドンなのかしら!?)ピクリッ
善子「えっ…嘘でしょ…!?私ってこんなにも美味しそうで…凄そうなものを審査員として食べられるの!?甲乙つけられるかもわくらないし、この贅沢に気持ちが堕天して満足しそうだけど……いい!!食べたい!!」
千歌「おおおっと!?ここで審査員の口から、期待の所為かよく分からない台詞が飛び出したァァァァ!よくわからないのは千歌も同じだけど…食欲がこんなにも唆られるのはおんなじだぁ!!!」
曜「す、すごい…すごいよ!ダイヤさん!果南ちゃん!これが私の1つ上の学年…3年生の実力なんだね!!!!」
梨子(知力、腕力、財力…一般人のそれとかけ離れたところにある内浦人の為せる技なのね…いや、私もいまは 内浦の住人…!こういうところからも学ばないと!『 壁』を超えるためにも!!)
ダイヤ「なるほど。正直な話、揃えられた材料を見て肩透かしを食った気分でしたが鞠莉さん…果南さんをパートナーに選ぶことで私の用意した秘策を、文字通り力技で覆そうと言うのですね!」
ダイヤ「負けませんことよ!!!」
ルビィ「これじゃあダメうゆ…!おねえちゃあの力作に相応しい絵…最高のケチャップアート…!」ガリガリベリィ‼ベリベリガリィ‼
鞠莉「か、果南………!」
果南「たとえこの腕…2、3日動かせないくらいなら…耐えてくれるよね!困ってる友達の為に…そのために今まで鍛えたんだ!!!」
果南「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」
ダイヤ「はあああああああああああああ!!!」
千歌「白!熱!!です!!!ぽつりとあまり賑わうことのない…我が実家前に構える三津海水浴場が…夏の日差しに照らされるよりも暑く、二人の美少女が醸し出す気合によって…!」
ブシュウウウウウウウウウウウ!!!!
千歌「うわあ!とんでもない熱波熱気と蒸気を立ち昇らせているうううううううううう!!!!爆発オチで終わるパターンじゃねえだろーなコレぇぇぇぇ!!」
曜「ち、千歌ちゃんの口調が雑になるのも仕方が無い…!これまでもないくらいの美味しいものを口にできるかもしれない高揚…!とんでもない美女とチョメチョメするに似た喜びですよコレは!」ジュルル
善子「童○がなに抜かすのよ!!これを食すに許されたのは…いえ!値するにふさわしいのはこの私…堕天使ヨハネであることは!依然、変わりなく!!!」ジュルリンコ! フワァァァァァア…‼
ギャーギャ??ミカン‼
ビショクヨーソローデアリマス‼
ダマリナサイドーテーソーヤングハゴイステノメイキョク‼
カベ…カベハノリコエルモノ…‼
フワァァァァァア…‼
「う、う〜む…さっきから食欲を唆る香りに混じって…なんだかわからんがうるさ…いや、元気じゃのぉ…お前のご学友は、花丸よ…」プルプル
花丸「………マルは出掛けてくるズラじーちゃん。お経上げは帰ってきてから必ずやるから…」スチャスチャ
花丸「ちょっとだけ一時の破戒を、寺の孫娘として許して愛染明王様に許してもらえることをげに願うズラ」
花丸「オンマーカーラギャーバーゾローシューニシャーバーザラサートーバージャクウンバンコク」バァァァァ
「おお…!花丸や…!」プルプル
花丸「行ってくる!今日の晩飯がいらないほどに!ズラ!!」
タッタッタッタッタッタッ……………!!
「花丸…!おお、孫娘よ…!」
「うちの宗派は真言宗ではないぞ…!」ナームー 果南「でりゃあああああああああああああああ!!!」ギュウアアーー……キィィィィィーーーーンンン!
曜「うわあ!果南ちゃんのミキシングの音色が遂に…まるで旅客機ジェットエンジンのそれだ……!」
善子「い、いやぁ…!耳が…!………でも、この程度の犠牲を払うだけで得も言われぬグルメを味わえるというのなら…神からの甘露を一切授けられることなく生を貪ってきたこの堕天使ヨハネ…今一度聖天使の務めを果たすべく残りの生涯を生きるわ!!」
梨子「人が…人の可能性を超えた瞬間を目の当たりにできるということは…それは成長への契機に他ならないわ!女の子と女の子の後ろに悠然と構えドンされるために聳え立つ壁…!今以上の壁ドンを見出すためにも私はこの勝負を見届ける!!」
千歌「普通であることが多分、とっても嫌で…かと言って特別になろうとして…何をあがくことなく特別になり損ねた私…輝けないことが苦しくって悔しくって…」
千歌「でも違った!人は輝いてるから輝いてる…当たり前の事なのだ!輝こうとするんじゃなく、誰かの為にあろうとするから輝いてるんだ…!」
ダイヤ「なるほど…人の叡智のあらん限りを尽くした我がスクールアイドルの為のオムライス…言うなればオムライスを超えた『ラブライス』に…」
ダイヤ「人智の織りなす料理学を人智の向こう側の技量で立ち向かう…!流石ですわ、松浦果南…我が幼馴染…!」
ダイヤ「しかし、だからこそ悲しい…全くもって近い未来…はたまた一分後か10秒後か…」
果南「な〜〜〜〜〜ん!!」
キュウイイイイイイイイイイイイン!!!
ダイヤ「できれば…そちらの料理の『完成』を以って相対したいところでしたが…惜しむらくは果南さん」
ダイヤ「時代が貴方に追いついていなかったことですわね…」 果南「な・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・んんんんんん!!」
ーーーーーーーーーーィィィィンンン!
千歌「えっ…!なに?急に何も聞こえてこない…!」
曜「い、閾値…だ。遂に果南ちゃんの動きが奏でる音が人間の可聴域を凌駕し始めているんだ…!」ガクガク‼
善子「私はこれから…本当に何を食べられるの…?」
梨子(作曲するものとして耳の保護にこれ以上は手で塞ぎたいところだけど…人間がそれ自身の可能性を超えた時に奏でる音…聞こえないけど、だからこそ耳を傾けていたい!)
果南「よし!もう少し…!もう少しでこのチョコとマヨネーズの合わせ物は…!」
ーーーーーーーーーーーーーンン!
鞠莉「か、果南…!」
果南「本物の『クーベルチュールマヨネーズ』ニ生まれ変わ バギィィ!!
果南「!!」
鞠莉「なっ!?あ、泡立て器が…!?」
ヒュンヒュンヒュンヒュン…!
実況席4人「真っ二つに…お、折れた!!?」
ポス………ポス……ポス…
ルビィ 「違う違う…こうじゃ、こうじゃなああい…」カキカキ
ダイヤ「やはり…そうなりましたわね」 ダイヤ「人智を凌駕する調理法を選択しながら…人智の範囲内での使用しか約束されなかった調理器具では…いずれこうなることは目に見えた必然」
ダイヤ「果南さん、鞠莉さん。申し訳ありませんが、料理は完成させてこそ料理。形をなさぬそれなど…絵に描いた餅に同じですわ」
ダイヤ「果南さん…貴女の見せた絶技は、火場にありながら伝う汗に冷たいものを感じましたが…どうやら勝利を手中に収めるのは私のようですわね…」
果南「くっ…うう…!」
鞠莉「あ、ああ…」
鞠莉(わ、私は………)
ダイヤ「こちらはまもなく……一丁上がり、ですわ」ジュウウウウ………
千歌「あ…オムライスが…」
曜「そっか…この勝負に終わりがあると言うなら仕方ないもんね…」
善子「う、うん…まあ食べられるなら今はもうオムライスだけでも十分よ…私は…」
鞠莉(私は何も出来ないまま…また…!)
梨子(こんなに美味しそうなオムライスの…期待あふれる完成へのその直前だというのに…)
梨子(皆、何処か表情が暗い)
梨子(言葉は乱暴だけど…本当は争わせたかったんだ。ダイヤさんの『ラブライス』と『新物質チョコレートマヨネーズ』)
梨子(…まず双方の出来上がりから味の優劣を予想を楽しんで…審査員であるよっちゃんの味覚から弾き出される感想を、今度はもっと議論に議論を重ねて争わせて…)
梨子(そうして本音の部分で、両者を褒め称えあいたかったんだ。どちらも素晴らしい料理であるっ!って…)
梨子(だけど、調理器具のアクシデント…片方の完成が叶わなくなった今、審査に及ぶ私達は残酷にも裁定を下さなきゃならない…)
梨子(どちらかの勝利と、敗北を…)
梨子(そしてそれがどちらをどちらに下すべきものなのか…もうわかってしまってるから…皆…私も含めて、辛いんだ…望んでいたような結末にたどり着けなかったからこそ…ただただ辛いんだ…)
梨子(この勝負は…ケチャップの…) 果南「ま、まだかなん!」
果南「泡立て器がダメなら…私の自身の"手"で…!」
ゴッ!!!
鞠莉「き、きゃあ!果南待って!いくらなんでもそれは…!」
果南「なああああああn ???「ダメだよ」
ガシィ‼
鞠莉「なっ!?だっ…誰!」
梨子(い、いや!それよりもいくら不意をついたとは言え…)
曜(ボウルに向かって勢いをのせて振り下ろされた果南ちゃんの腕を…掴んで止めた?!!!)
善子(え…?ほんとに今日は何なの!?私ってば遂に異世界転生か平行世界への転送に成功したの…?そういえば昨日の生放送でなんか変な儀式を…)
千歌「あ、あれは…!!」
果南「くっ…!(すごい力だ…!)千歌!なんか知ってるの!?知り合いなら…やめさせて!」ぎりぎり!
千歌「えっ!?あ、イヤ!その人…今日ウチの旅館に泊まりに来てくれた3人組の女の人の1人だよ!」
果南「そ、それでだけって…うぐぐ!てりゃあ!」バッ!
ブォン!
果南「…って…振りほどけた…簡単に…?いや、離してもらえた…が正解かな」
???「……」
果南「ねぇ、おねえさん?アンタ1体なんのつも ???「いけません!!」プンスカ ???「確かに手作りお菓子って言葉はありますけど…手汗とか余計な成分が加えられることで元あるべき味が移ろい易い流形状のお菓子は、本当に手掴みで作るものではありません!!」プンプン
果南「え…あ、はい…なんか、すみません…」
鞠莉(あ、あの果南が一方的に!?)
ダイヤ(な、何者ですの!?怒っている様に見えてあの威嚇する小動物のような有り様は…)
梨子(な、なんか妙に可愛らしいわ!)
善子(そしてどことなく声がえっろ)
???「ちゃんと聞いてますか?まったくぅ〜
…でも皆さんの勝負は見てました。だから泡立て器が折れて使えなくないから焦ってそんなことしようって気持ちも分かってます!」ムーッ
???「でも見逃せないよ!本当に美味しそうなお菓子が出来上がろうとしてるのにそれを…貴女は文字通り自分の手で台無しにしようとしたの…それが私には悲しかったよ?」ウルウル
果南「う、うう…」タジタジ
果南「す、すみませんでした…」ペコリ マスゴメンナサイ
鞠莉(か、果南が…!)
ダイヤ(ふ、普通に人様のお説教で…)
曜(素直に頭を下げた!?!?)
千歌「う〜ん…あの人やっぱり誰かに似てるような…」ムムム オーイ‼
ナニヲシテルノデスカ??‼
梨子「だ、誰?あ、あそこ…海岸際から…」
千歌「あ!あの人たちだよ!この人のお連れさん!!」
???「!!?」
ハヤクアワシマニイコーヨー‼ナゾトキノジカンナクナッチャウヨー‼
アマリヨソサマノコトニクチヲダスモノデハアリマセンヨ‼
???「そうだね…もう行かないと…大切な幼馴染が待ってるんだもんね…!」
???「ねえ!アナタ達にこれをあげちゃいます!」スッ
果南「こ、これって…」
鞠莉「ただの…木べら?」
???「私が昔ね?お菓子を作るのがと〜っても大好きで、その時はいっつもこの子を使ってたの!」
???「そう…本当にただの木べら。だけれども色んな人に美味しいって言ってもらえるために続けてきたお菓子作りに、ずっと付き合ってくれた大切な木べらさんなの!」
果南「えっ、そ、そんな大切なもの…!」
鞠莉「頂けません!それにどうして私達に…」
???「なんでかな…?分かんないかも!」テヘッ
???「でも、今これを確かに必要としてるのは、絶対アナタ達だと思ったから…は答えになるのかな?だから使ってほしいの!」
???「いけない事しようとしてたけど…あんなに一生懸命なんだもん!この子だって力を貸したがってると思うんです!」
木べら ヨウッ
???「受け取って…くれませんか?」
果南「そ、そこまで言うなら…」
ズキッ!!
果南「ううっ!」
鞠莉「か、果南!?」
果南「イテテ…」
???「むむっ!急な負荷を手首に掛けたから、軽い炎症状態を起こしたてるのかも…」
???「なら…木べちゃんはアナタが使って」
鞠莉(木べちゃ……!)「で、でもマルゥィーでは果南のように乳化を超えた、マヨネーズとチョコレートの同化をこれ以上すすめることはできまセーン…」
鞠莉「悔しいけど…この勝負は…私達の…負…」
???「大丈夫だよ!!」
鞠莉「えっ…?」 ???「確かにお菓子作りに大切なことはいっぱいあるよ?まずは何を作りたいか…そのレシピを知ること。そして正しい材料、正しい道具を揃えて…」
???「そしてそれをね?正しい分量で、正しい手順で作っていけば…大体は美味しいお菓子の出来上がり!です!」
鞠莉「それは…!私だってある程度は出来るわ!でも…それじゃあ…ある程度、じゃ勝てないのよ…!」ウルウル
鞠莉「だから貴女が何を言お ???「大切なのはね?」
フワァ…
梨子「!!」
曜「!?」
善子(えっろ…)
鞠莉「!!?」(き、急に耳元に…!)
???「ーーボソッーーだよ?」
鞠莉「ーーーーーーーー!」
鞠莉「………」グッ!
鞠莉「これ…!使わせてもらいます!!」
???「ふふ!頑張ってね!」
梨子「あれ…?鞠莉さん、…?」
曜「少し羨ましいであります…あんな綺麗な人にあんなに接近されるなんて…」
善子「ちょっとそれは引くわ…いや、やっぱりわかるかも…ってマリー、なんだか私のこと見てない?」
曜「そ、そういえば千歌ちゃんは…?き、聞かれてなくてよかった…かも」キョロキョロ
???「じゃあここで失礼しますね!急にお邪魔しました〜」
???「あ!あと君達!この辺りで最近、幼馴染を蔑ろにしている幼馴染がいるって噂を聞いています!もし心当たりがあったら…」
???「幼馴染警察までご一報を!それじゃあね!!」フリフリ 一気にクソつまらなくなったなリレーですら無くなったし
責任とって畳めよゴミ ゴメーン‼オマタセ‼
ハヤクハヤク‼ダッシユッゲームモウタノシミダヨ~
カエリノコウツウシュダンモカギラレテキマスカラ、イソイデムカイマスヨ‼
…………………
ダイヤ「な、なんというか…」
梨子「嵐のような人たち…でしたね…」
曜「いや〜キレイな人たちだったなぁ…今更だけど、どこかで見たことあるような気がするけど…」
果南「う〜ん、不思議な人だったな〜ん」
善子「あれ?先輩こっちなの?」
果南「うん。あとは鞠莉一人で頑張ってみるってさ!………いや〜それにしても善子…愛されてますなぁ!」バシバシ
善子「ヨハネよっ!って痛たぁっ!ちょっと何すんのよ!ってそれにリーダーは!」
千歌「ただいま〜!」
曜「あ、千歌ちゃん。やっぱり離れてたんだ。どうしたの?」
千歌「ごめんごめーん!さっきの人たちのこと気になってさあ…今日チェックアウトみたいだったし、あんまし良くないけど宿帳をチラッと見てきたんだ」ニシシ
梨子「な、なんてイタズラっ子の顔してるの…」
果南「お?ダメだぞぉ〜千歌。お客さんの信頼を裏切るような真似しちゃ。信頼は客商売の命だよ?」
千歌「う…ごめんなさい…まあでも、ハッキリはしなかったよ…宿帳のお名前もイタズラ書きにされてたし…も〜!美渡姉も志満姉もちゃんと確認しないとダメだよ〜!」
曜「なんだか論点ズレてる気もするけど…でもさ?イタズラ書きってなんて書いてあったの?」
千歌「んとさぁ…」
スナハマニカキカキ
梨子「なに…これ…?」
善子「人の顔…のような?」
曜「暗号って感じだったり?そういえばなんかの警察だって言ってたし…」
果南「まあ只者ではないと思うよ?掴まれた腕への力、相当だったもん」
千歌「う〜ん何なんだろうねこれ…謎が謎を呼んじゃったって感じかな…?」
(・8・)リ`・ヮ・)/cVσ_VσV ザザ〜ン
今度こそあとは任せた
>>118 SSはオナニーだがリレーオナニーは共同作業ってことを忘れんなよ
なんて言うかここまで横レスが一切なかった意味をよく考えてほしい どうせ落ちてたろ?
だからせめて前のダイヤパートと鞠莉パート2つごと書いて先に進めてやったまでよ。
続けようとしたやついたか?
なら先に書いて見せればよかったのに…
てめえの筆の遅さを人の所為にしてガタガタ抜かしてんじゃねぇぞ。
悔しいんならこっから続けてみせんだろ。
共同作業?勘違いすんな。オナニーの見せ合いだろすげぇの書いて見せてくれよ あとつかそれでも、ゴチャゴチャいうんならどっかからでも俺書いた分は全部無視してレス巻き戻しでもなんでもしろ。
何度もいうがお前ら筆が遅え。あとビビって安価踏まなすぎだし立候補すらしねえじゃねえか。
こっちだってもっと楽しみてぇ
もっと書け。下手かろうが上手かろうが批判のこと先に考えて筆とめんな
せっかくスレ建てた>>1に申し訳ねぇだろ
びびんな。どうせこっちもこの程度でしか書けねぇんだ早くお前らのすげえのを見せてくれ
もっかい置いてくぞ
次の方
>>123 顔真っ赤で無かったことにしたがってるのはそっちだろうに…
この際内容の巧拙はいいんだよ
もう少し自己顕示を抑えて協調性を見せろって話
落ちたらその時はその時だよそれがリレーの性質なんだから
落ちたら困るのは君がオナニーする場が無くなるからでしょ そんな見え見えの動機を建てた>>1に申し訳ないなんて取り繕ってるのは見苦しい
総合でリレーの話出た時ノリノリで食いついて>>82でさも自分がルール作ったようなアピールにも余念が癖にね
積極的なのは悪いことじゃないが、少しは慎みと恥を知りなさいよ めっちゃ伸びてるから完結したのかと見に来たらキチガイの日記帳になっててワロタ 筆が遅いって言うけど他の人は大体1時間くらいで書き上げて次の人に回してるんだが ダメだお前もてんでピントが外れてる
恥だ慎みはいらねえだろうオナニーに
で、お前はそのオナニーができるのかできないのか?やるのかやらないのか?書くのか書けないのか?
人に説教したいならまず文を書き上げて、その上でにしてくれ
さっきも言ったが文句あるなら書け
こっちのに続けるにしろ続けないにしろ。
落ちるのがリレーの性質?
甘えたこと抜かすな。てめえで何とかできなかったのを人のせいにしてるだけじゃねえか
今度はお前の積極性を見せてくれ! 皆まで言わないと分かんないのかなぁ…
そうやって好き放題オナニーした結果後が続かなくて落ちる運命にある今のスレを見てどう思うの?
最後まで長く楽しみたいんでしょ?
オナニーでもバランス感覚は大事よ
凡人は特にね
好き放題オナニーした結果が万人の面白いに繋がるのは天才の特権だ
というかさっきからその上条さんを更に頭悪くしたような文体はなんなの だからお前が続けてみせろって何回言えば分かんだ?書いたら書いたで文句言いやがって
落ちてく運命にあるのはそうやって外側で何もしないで上から目線で自分を優位に演出したいあんたみたいな奴らしかいねぇからだろ?
誰か続けるやつはマジでいないのか?
何度もいうがレス戻してでもつづけりゃ良い。
文句言うな。甘えんな。
このスレで書いたってやつの言葉だったら苦言は全部受け入れる。 優先順位がまるで分かってないな
一人5レス程度でリレーしてどれほど面白くどこまでまとまるかを見たいわけであって
スレが落ちるのはお題が悪いか書き手が少ないかの問題だからまたルールを練って立て直せば良いんだよ
一人で書き続けてまで存続させる意味は元から無い >>1です
まず、書き手が少ない中で筆を執ってくれたことはありがとう。そこはきちんとお礼を言いたい
ただその上で、やっぱりスレの主旨と少し離れてしまってたように感じますね
でもこれは>>125一人を責めるんじゃなくて、そもそも次の書き手として名乗りを挙げづらい状態であったことまで含めて、今回は反省点が見えたね、ってことでいいんじゃないかな
スレ立てくらい何回だってやるし、みんな楽しかったでしょ! 曜「いやー凄い対決だったねー」
梨子「うん、まさかあんな結末になるなんて思わなかったよ」
曜「そういえば千歌ちゃんは?」
梨子「まだ落ち込んでるみたい」
千歌「…そんな…こんな、こんなはずじゃあ…っ!」
曜「あー、まあ、仕方ないよね」
梨子「千歌ちゃんが一番ノリノリだったものね」 善子「ちょっと!なにもう終わった感出してるのよ!私はまだ全っ然納得してないんだからね!」
曜「あ、善子ちゃんお疲れー」
梨子「というか命があっただけ良かったと思うけど…」
善子「命なんてどうでもいいわ!私は…ちゃんとやりたかったのよ!審査を!なのに…」
曜「って言ってもねー?」
梨子「うん…肝心の料理が…ね」
善子「く…っ!これ以上無いくらいに盛り上がってた私の心はどうしてくれるのよーー!!!」 果南「鞠莉…よく頑張ったね」
鞠莉「…でも、私は…っ!結局、私はなにも…!」
ダイヤ「そんなことはありませんわ」
鞠莉「ダイヤ…」
ダイヤ「…正直、貴女がここまでやるとは思いもしませんでした」
果南「同感。私の創り出したモノをあそこまで昇華させたのは、間違いなく鞠莉の力だよ」
鞠莉「ダイヤ…果南…」
ダイヤ「私もアレを見たときはさすがに負けを覚悟しましたもの」
果南「その割には余裕そうだったけど?」
ダイヤ「信じていましたから、ルビィを」
鞠莉「ルビィ…そう、ルビィよね。一番の誤算は間違いなくあの子よ」
ダイヤ「ふふ、私の目に狂いはなかったということですわ」 ルビィ「おおーい!花丸ちゃーん!もう帰るよー!」
花丸「」
ルビィ「…いつまでそうやってるの?」
花丸「」
ルビィ「むぅ…もー知らない!」
花丸「」 第1回ケチャップvsマヨネーズ〜調味料王は私だ〜チキチキ料理対決
結論から言うと、この対決の決着はつかなかった
果南が創り出したモノ、それを鞠莉が練り上げ、整え、カタチにする
そうして産み出されたモノは、白き巨人だった
それに呼応するかの如く、ダイヤの究極のオムライス「ラブライス」にルビィが施したのは禁呪を用いたケチャップアート
かくしてそれは赤き龍へと姿を変えた
創生されたそれらは、必然、始めることになる
料理対決(物理)を!
人智を越え産み出されたそれらの持つエネルギーは宇宙開闢に匹敵するものであった
このまま両者がぶつかり合えば人の子などーーいや、この銀河などひとたまりもないと思われた その時、ひとりの少女が立ち上がる
世界の破壊を防ぐため 世界の平和を守るため
その身に愛染明王を降ろしたそれは、もはや人ではなかった
料理を作るは愛のため 料理を作るは煩悩のため
しかし、悟りに至るには愛欲も煩悩も焼き尽くさねばならぬ
それこそが「愛染三昧」なり!
宇宙を産み出す程のエネルギーのぶつかり合いは凄まじく、この世を消滅させるのに充分な熱量だった
しかし明王はその膨大なエネルギーをも取り込み、その身の内で焼き尽くした
端からみれば少女がふたつの料理をたいらげただけにしか見えなかったであろう
だが、しかし、その瞬間、確かにこの世は救われたのだった
かくして第1回ケチャップvsマヨネーズ〜調味料王は私だ〜チキチキ料理対決は幕を閉じた
ひとりの少女を仏に変え、ひとつの世界を救った料理対決は何を残したのか
それは誰にもわからない
花丸「ごちそうさまでした」 なんレスで終わるかも安かした方がいいかなん
最低値は決めるけどみたいな >>126
そうか。いや、すまねぇ…言われりゃそうだわな。本懐を見失ってたわ。
なんでかどんどん存続させようって気でいたわ。
書き手いねーならいる人でやりゃ良いとか。
続けるにしてもどこまでやるかくらい、宣言してから書くくらいはやりゃ良かった。
>>1
悪い。余計なことしたわ。
また見かけたら懲りずに行くわ!
最後にで悪いが、せっかくの機会を円満にできずに申し訳なかった >>135
やり難い中でまとめてくれてありがとう。
あとはどう言われようと貴方のような人こそ尊敬に値する >>1
とりあえずリレー形式においてこんなこと決めなくていいよ >>136
それいいと思う
レス数よりかは人数で決めておくのはどうだろう
起承転結がまとめやすいように4〜5人で1本制限で、1人5レス程度書くとか 人数は決めたほうがいいかもしれない
あとからスレに気付いて参加しようと思っても全くの第三者がいきなり入って文句を言われないかと尻込みして停滞してたってのもあるはず まとめると
基本ルール
・1人5レス程度で、4〜5人で1本のSSを書く
・書き上げたらSS内で区切りを伝えること。次描きたい人は立候補する
ぐらいかな?付け加えたいルールがあれば提案してほしい
あとは最初に安価で設定を決めるかどうかだけど、個人的に1つの流れがあった方がやりやすいから正直残したい。 設定細分化してもその後の書き手の裁量次第で変わってくからなぁ
言ってしまえば最初のやつも善子メインで相棒鞠莉だったのが
最終的にはダイマリメインで進んでたし >>143
あとは1人で連続で書かないくらいじゃない? 次に立てるときは>>1みたいな安価は飛ばさなくていいということですかね? >>145
それは各キャラの割合を
メインは5割、他5割みたいに
最初に決めるか
メインのみの話(端役程度ならおk)
もうごちゃまぜおk
かを最初に決める方がいいかもね >>149
今回の失敗から、今は緩すぎると感じるのは普通だよ 私が入社したころは、30才以上の女性は少なかった。
経理のおばちゃんが1人と、総務のおばちゃんが2人いたくらいで
皆さん20代で結婚退社していた。
今は違います。
結婚で退職する人はいませんし、出産しても育児休暇を消化して復職します。
出産後の女性がバリバリ働いて出世していく会社でないと
有能な女性は入社してくれませんし
男性社員も成長していかないです。
子供のいない女性役員や女性幹部がほとんどいない会社は
たいした会社ではないことが多く
給与や福利厚生も貧弱なケースが大半です。
待遇の良い会社は性別や国籍に関係なく
有能な人が活躍していて
育児休暇や有給休暇も普通に皆が取得していて
それでも業績は伸びています。
育児休暇や有給休暇の取得を嫌がる経営者や上司は
仕事のできない50歳以上の冴えない困ったおじさんだけのように思います。 人並みに空気が読めれば大丈夫だよ
縛りすぎても萎縮しちゃう
今回は単純に書き手を選ぶ料理対決の方向に向かったのが敗因だと思うけどね とりあえず2回目いこうよ
メインキャラ >>155
導入(ざっくり) >>156
ジャンル >>157
相棒となるキャラ >>158
おおまかなオチ >>159 誰かのSS呼んだときに、自分ならどうかくかな、こうなったらおもしろいなって感じることあるだろ?
リレーなんてのは誰かの適当な書き出しでもできるんだよ、最初からよけーなもん決めようとすると>>155こういうのでやる気なくなるだろ?
わかったら立て直せ しいたけ目線でスクールアイドル活動を眺めるハム太郎路線でもいけるんだよなあ 千歌「じゃあよろしくね、梨子ちゃん」
梨子「うん、千歌ちゃんもお家の手伝い頑張ってね」
梨子「じゃあ行こっか、しいたけちゃん」
しいたけ「バウっ!」
千歌「あ、忘れてた!」
梨子「なあに、千歌ちゃん」
千歌「大丈夫だとは思うけど、しいたけが粗相した時用にこれ渡しておくね」
梨子「ありがとう。でもこんなにいる?」
千歌「念のために予備も何枚か入れてあるよ〜」 〜海岸通り〜
梨子「……のどかだなぁ」
しいたけ「……」ハッハッ
梨子「でもまさか私が千歌ちゃんの代わりにしいたけちゃんの散歩に行くことになるとはね」
梨子「犬嫌いだった数ヶ月前の私が見たら驚くわきっと」
しいたけ「……?」
梨子「しいたけちゃん?どうしたの?」
しいたけ「バウっ!」
梨子「あぁちょっと!引っ張らないで!」
梨子(リードを離したらまずい!)
しいたけ「バウっ!バウっ!」
梨子「どこ行くのー!」 しいたけ「バウっ!」
梨子「はぁ、はぁ、やっと止まった……」
ダイヤ「おや?しいたけさんに梨子さんではないですか」
梨子「って、ダイヤさん!?」
ダイヤ「しいたけさんと梨子さんの組み合わせとは珍しいですわね」
梨子「千歌ちゃんが手を離せなくて、代わりにお散歩してるんです」
ダイヤ「なるほど、そうでしたか」
梨子「ダイヤさんこそこんなところでどうしたんですか?」 ダイヤ「実は……お買い物からの帰りなのですが、袋が破れてしまいまして」
梨子「それは大変ですね」
ダイヤ「手で持っていく量ではありませんし、どうしようかなと」
ダイヤ「ルビィや家の者も今日は外出中ですし」
梨子「そうですか……あっ!」
ダイヤ「梨子さん?」
梨子「これ、しいたけちゃんのその、粗相した時用の袋なんですけど……」
ダイヤ「えぇと、使用済みではないですわよね?」
梨子「当たり前です!」 ダイヤ「ではありがたくちょうだい致しますわ」
梨子「お役に立ててなによりです」
しいたけ「バウっ!」
ダイヤ「しいたけさんも、ありがとう」ナデナデ
しいたけ「くぅ〜ん」
ダイヤ「何かお礼を差し上げないとですわね」
梨子「え、そんな良いですって!」 ダイヤ「遠慮なさらずに……と言ってもこんなものしかありませんが」
梨子「これは……チョコレート?」
ダイヤ「限定品と書いてあったのでつい……」
梨子「ダイヤさんもこういうの買うんですね」クスクス
ダイヤ「からかわないで下さい!」
ダイヤ「それではわたくしは行きますわね」
梨子「はい、チョコレートありがとうございました」
梨子「……スーパーの袋がチョコレートに変わってしまったわね」
しいたけ「……」ハッハッ
梨子「食べる?」
しいたけ「……?」クビカシゲ
梨子「ですよねー。じゃあお散歩の続きしよっか」
しいたけ「バウっ!」 〜同じく海岸通り〜
しいたけ「……」ハッハッ
梨子「ほんと、今日はいい天気ね」
しいたけ「……」ハッハッ
梨子「夏だけど今日はそんなに暑くないし」
梨子「たまに緩い潮風が吹いて、それがまた気持ちよくて」
梨子「今日は春の陽気だね」クスッ
しいたけ「バゥっ!」
梨子「しいたけちゃんも、こころなしかご機嫌みたい♪」
しいたけ「……?」クンクン
梨子「えっと、いつもの散歩道はこのまま真っすぐ行って神社を」
しいたけ「バウっ!」
梨子「えっ!?」
しいたけ「バウっ!バウっ!」
梨子「まっ、また!?」
しいたけ「バウっ!バウっ!」
梨子「お願いだから引っ張らないでー!?」 〜神社前〜
しいたけ「バウッ!」
梨子「はぁ、はぁ、しいたけちゃんの散歩って、いつもこんなにハードなのかな」
善子「ん……?あれ、リリー?」
梨子「え?あ、善子ちゃ……ん」
善子「」ボロボロ
梨子「ちょっと!?いったいどうしたの!?」
善子「別になんでもないわよ」
梨子「なんでもなくないでしょ」
善子「……」
梨子「えっと……色々聞きたいことはあるんだけど」
梨子「まず、なんでそんなに、右脚だけがドロドロに汚れてるの……?」 善子「今日はルビィのお家に遊びに行く予定だったんだけど」
善子「その途中で」
善子「いつも通り転んでコケて、溝(どぶ)に右足を突っ込んだり」
善子「一部だけ解放されてた溝(みぞ)におもいっきり右足を突っ込んだり」
善子「上から落ちてきた植木鉢を避けた時に、溝に右足を突っ込んだりしたのよ」
梨子「なんでそんなに溝ばっかりなの……」
善子「そんなのヨハネが知りたいわよ!」ウガー
梨子「あとさっきからなんで滑り台の上にいるの……」
善子「それは趣味よ!」ギラン
梨子(えーーー) 梨子「これぐらいでいい……かな?」
善子「ん、ありがとう」
梨子「とれる汚れはとったけど、まだ残ってるし」
梨子「もしケガでもしてたら大変だから、私のお家か千歌ちゃんのお家に」
善子「いいわよ、今ももう約束の時間から大分過ぎちゃってるから」
善子「これ以上ルビィを待たせるのはよくないもの」
梨子「そう?それならいいけど……」
善子「はぁ、溝に足を突っ込むし、限定のチョコは売り切れてるし」
梨子「え?」
善子「ヨハネってほんと、不幸だわ」ハァ
梨子「善子ちゃん、そのチョコってもしかして」ゴソゴソ
梨子「これのことじゃない?」スッ
善子「善子じゃなくてヨハネ……って、それは限定チョコ!?」 今更ながらこれじゃあ梨子ちゃんが主役じゃないか
すまんしいたけちゃん……。 善子「リリーはそのチョコ、手に入れてたのね……」
梨子「ダイヤさんからの頂き物だよ」クスッ
梨子「はい、これ、あげる」
善子「えっ!?いいの!?」
梨子「うん、善子ちゃんがチョコレート好きなの知ってるし」
梨子「これで善子ちゃんの不幸を一つ無くせるならその方がいいもの♪」ニコッ
善子「リリー……」ジーン…
善子「じゃ、じゃぁヨハネもリリーになにかお返しできるもの……」ゴソゴソ
善子「はい、これ!」
梨子「これは……みかんジュース?」
善子「そう、これも限定品よ。憂さ晴らしに買ったんだけど、私みかん苦手だし」
善子「堕天使の羽根を添えて、リトルデーモンリリーに進呈してあげるわ!」
梨子「ありがとう」ニコッ
善子「じゃあまたね、リリー、あとしいたけ」
梨子「チョコがみかんジュースと善子ちゃんの羽根になっちゃった」
しいたけ「……」ハッハッ
梨子「ふふ、なんだか私たち、わらしべ長者みたいね」クスッ
しいたけ「バウっ!」 もう少ししいたけちゃんを目立たせてあげたかったと後悔しつつ
次の方に託します 梨子「ふうっ、ちょっと疲れちゃったね」
しいたけ「バウッ!」
梨子「ふふ、しいたけちゃんは元気ね」
しいたけ「」ハッハッ
梨子「でもごめんね、ちょっとだけ休んでも良いかな?」
しいたけ「バウッ」
梨子「ありがとう」ナデナデ
梨子「よいしょっ…と!」ストン
しいたけ「」ストン
梨子「じゃあ少しだけ休憩ね♪」
しいたけ「バウッ!」 梨子「あ…そういえばみかんジュースがある…けど」
梨子「でもなんとなくこれを飲むのは気が引けるような…」
梨子「まだ袋が何枚かあるから入れておきましょう」ガサガサ
しいたけ「バウッ!バウッ!」
梨子「え?この袋が欲しいの?」
しいたけ「」ハムッ
梨子「わ、凄い!器用に口で持ってる!…でも大丈夫かな?」
しいたけ「フッフッ!」フリフリ
梨子「喜んでる、のかな?」
しいたけ「♪」フリフリ
梨子「ふふ、嬉しそう♪じゃあお願いね♪」
しいたけ「!」フリフリ 梨子「この羽根はどうしようかな?」
梨子「善子ちゃんみたいに髪に付けてみる、とか?」
しいたけ「……」クンクン
梨子「髪留めのところにうまく刺さらないかな…?」
しいたけ「!」
梨子「っ!…うーん、上手くいかない…」
しいたけ「」ダッ!
梨子「あ!しいたけちゃん!ダメっ!勝手に行っちゃ!」
しいたけ「」ダダダッ!
梨子「ま、待ってえ〜!」 梨子「……どうしよう、完全に見失っちゃった…」ハァハァ
梨子「まさかこの堕天使の羽根のせい…?」
梨子「ううん!私が悪い!私の不注意のせいよ!」
梨子「責任持って探さなきゃ…!」 果南「……ん?」
しいたけ「」タッタッ
果南「おーしいたけ!どうしたの、こんなところで?」
しいたけ「わうっ」ゴトッ
果南「ん?なに?……ジュース?くれるの?」
しいたけ「バウッ!」フリフリ
果南「凄い偶然だね…ちょうど今ロードワークの休憩中でさ、喉乾いてたんだよね」
しいたけ「」ハッハッ
果南「なのに自販機で間違ってこれ押しちゃってさ…どうしようかと思ってたところなんだよ」缶コーヒー
果南「そうだ!タダで貰うのも悪いから交換ってことにしようか?」
しいたけ「バウッ!」 果南「ぷはー!ありがと、助かったよしいたけ」ナデナデ
しいたけ「バウッ!」フリフリ
果南「うーん、でも助けてもらって何もしないのもなー」
しいたけ「?」
果南「よし、じゃあジュースのお礼にコーヒーと一緒にこの予備のスポーツタオルを入れとくよ」ガサガサ
しいたけ「バウッ!」フリフリ
果南「はい!じゃ、またね、気をつけて帰るんだよ」ナデナデ
しいたけ「バウッ!」フリフリ
しいたけ「♪」ハムッ
しいたけ「」タッタッタッ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています