夕暮れ時の生徒会室

誰もいない、誰も来ない時間

ダイヤ「やっ……待っ」

ダイヤ「んっ」

優しく、唇を触れさせる

拒絶するような言葉を吐く口は、

触れ合わせた唇までは拒まずに、受け入れてくれる

ダイヤ「っふ……っ」

見る見るうちに赤らんでいく頬

熱っぽく潤んでいく瞳

私を見てくれていたそれはゆっくりと逸れていく

ダイヤ「ま、まだ生徒会の仕事がありますから……」

そんなの明日でも出来るでしょ

そう言うと、それはそうですが。と、困った反応が返ってくる

迷いを悟らせるような視線の躊躇い

それがどこか愛らしくて、思わず苦笑する