曜「ハグしてみたいなぁ」
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善子「突然どうしたのよ」
曜「だってもうすぐ17歳だよ?ハグくらいしてみたいじゃん」
善子「果南にいつもしてもらってるじゃない」
曜「それはそうだけど…」
曜「果南ちゃんはアロハ〜みたいな感じ?」
善子「意味は分からないけど何となく分かるわね」
曜「ねぇ善子ちゃん」チラッ
善子「なによ」
曜「ハグしない?私と」
善子「マジ?」
曜「マジ」
善子「愛のあるハグをしましょうか」 ∫∫( c||^ヮ^|| 私だって愛はあるな〜ん! 曜「じゃあ早速…」
善子「ねぇ待って」
曜「え?」
善子「前回の二の舞には嫌よ」
曜「なんのこと?」キョトン
善子「ご飯何食べた?」
曜「納豆」
善子「ほら」
曜「食べたい?冷蔵にまだあったと思うけど」
善子「そうじゃないわよ!」 曜「あー前のキスのこと?」
曜「でもハグだよ?」
善子「雰囲気大事じゃない」
善子「臭ってきたら嫌なのよ」
曜「大丈夫大丈夫!歯磨きしたし、モンダミンしたし、ブレスケアも食べたよ」
善子「相当期待してたのね」
曜「そういうわけでもあるけど!」 曜「でも善子ちゃんも気合い入ってるでしょ」
善子「気合いってわけじゃないけど」
曜「なんか良い匂いするし」
曜「ニンニクじゃなくて女の子の」
善子「まぁ色々とね」
曜「ふーん」 曜「気を取り直して」
善子「待って」
曜「また?恥ずかしいの?」
善子「あなたさっき外に出てたわよね」
曜「うん、ちょっとランニングに」
善子「ほら」
曜「え?」 善子「汗かいてるでしょ」
曜「拭いたし、スプレーしたよ」
善子「まだベタついてる」ピトッ
曜「そうかな?」
善子「そうよ」ペタペタ 善子「汗の匂いも」クンクン
曜「んー」クンクン
曜「ちょっとするかもだけど、善子ちゃん好きでしょ?」
善子「好きだけど今は違うわ」
曜「あっ…本当に好きなんだ」 曜「シャワー浴びてくるね」
善子「やっぱりそのままでも良いわよ?」
曜「シャワー浴びてくるっ!」サッ
善子「冗談なのに」 ───────
曜「おまたー」
善子「早いわね」
曜「汗流すだけだし、ジャーっとババッっとね」
曜「さっぱりさっぱり!善子ちゃんもどう?」
善子「大丈夫よ」
曜「私の後だよ?」
善子「大丈夫」 曜「えー酷くない?」
善子「別に酷くないわよ」
曜「だってさー」
善子「はいはい、おいで」バッ
曜「そっちがリードする感じ?」
善子「早くしなさいよ」
曜「はーい」ハグッ
善子「んっ」ギュッ 曜「こうやってハグしてると善子ちゃんの胸の高鳴りが…」
曜「聞こえない!?」
善子「あなたもそうでしょ」
曜「だってドキドキってよりかは落ち着くんだよね」
曜「善子ちゃんって」
善子「私もよ」 曜「ちょっと横にならない?」
善子「えぇ…そうねっ!」ボフンッ
曜「きゃぁっ!?」ボフッ
善子「ふふっ、曜も可愛い声出すのね」
曜「急に倒れた危ないよ?」
善子「ベッドだし良いでしょ」
曜「そういう事じゃ…」 善子「…」ギューッ
曜「…ン」
善子「…」
曜「…」ピクッ
善子「ん?」
曜「ぅんん」
善子「…」
曜「…」ギュッ 善子「曜」チラッ
曜「なに?」
善子「おめでとう」
曜「…なんのこと?」
善子「日付変わったわよ」
曜「あっ…誕生日」
曜「…ありがと!」ギューッ!
善子「うっ…」 曜「善子ちゃんと抱き合ったまま誕生日迎えちゃったんだ」
善子「…嫌?」
曜「ううん、こんな幸せなことないよ」
善子「なら良かったわ」
曜「もしかしてこの為に時間稼いでたの?」
曜「シャワー行かせたり」
善子「さぁ、どうかしらね?」 曜「もぉ〜大好きっ!」ギュゥウウウ!!
善子「痛い!痛いってば!」
善子「こら、やめなさいよ!」
曜「やめないっ!」ギュゥウウウーー!! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています