花丸「AZALEAで同居短編集」
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・1
トウキョー トウキョー ゴジョッシャアリガトウゴザイマシタ
花丸「着いたずらー!」
花丸「人が沢山いるずらー!」
花丸「えーと……二人はどこに……」
「まるー!」
花丸「あ!」
果南「まるー!こっちー!」
花丸「いたー!」タタタッ バフッ!
果南「おっとと」
花丸「果南ちゃーん!」ギュッ
ダイヤ「ようこそ、花丸さん」
花丸「ダイヤちゃん!来たよ!」
ダイヤ「はい、偉いですわ」ナデナデ
花丸「えへへ〜」
果南「お腹い空いてない?ご飯食べようか」
花丸「ううん。早くお家に行きたい」
ダイヤ「わかりました。行きましょうか」 ーー
果南「ここだよ」
花丸「ここが……!」
ダイヤ「さ、入ってください」
花丸「まるが一番に入っていいの?」
果南「何言ってんの。今日からまるの家でもあるんだから」
ダイヤ「はい、鍵です」
花丸「これが……鍵……!」
果南「さすがに大袈裟すぎるよ」 ガチャガチャ
花丸「ふわぁぁぁ!広……」
花丸「……くはないずら」
ダイヤ「まぁ、普通ですわね」
果南「東京家賃高いんだよ」
花丸「じゃあ……お邪魔します……じゃなかった、ただいま!」
果南「ただいま〜」
ダイヤ「ただいま」 果南「まるの部屋はここだよ」
花丸「おお……フローリングだ……」
ダイヤ「畳が良かったですか?」
花丸「ううん、今までずっと畳だったから新鮮でいいずら!」
果南「ダイヤは最初畳が良かったってずっと文句言ってたけど」
ダイヤ「言ってません」 果南「言ってたじゃん。『は〜ぁ、フローリングだと正座が痛くて出来ませんわ〜!』って」
ダイヤ「わたくしはそんなんではありません!」
花丸「似てる似てる〜!」
ダイヤ「似てません!」 花丸「あれ、この本棚は……?」
果南「それは私たちからまるへのプレゼント」
ダイヤ「何がいいか色々考えたんですけど、花丸さんと言えばやはり本ですから」
花丸「二人ともありがとう!」ギュッ
果南「あはは、よしよし」
ダイヤ「ふふっ」 果南「まる、荷物置いてリビングにおいで」
ダイヤ「準備はもうできてますので」
花丸「準備?」
果南「ほらほら、早く」グイッ
花丸「わっ」 花丸「ふわぁぁぁぁ……!」
果南「まだまだあるよ」
花丸「これ全部食べて言いずら……?」
ダイヤ「ええ。今日はたんとお食べなさい」
果南「沢山作ったからね」
花丸「二人で作ったの?」
果南「まるのために気合い入れたんだ」
ダイヤ「果南さんが作ったのはサラダだけですけど」
果南「失敬な。ドレッシングとかかけたもん」
ダイヤ「結局サラダでしょう」 花丸「ねぇ、ねぇ、もう食べてもいい?」
ダイヤ「はいはい。では、グラスを持って」
果南「まるの大学入学と上京を祝って!」
三人「かんぱーい!」
花丸「あむっ……おかわり!」
かなダイ「「はやっ」」
・1 終わり ・2
花丸「んしょっと」
果南「結構荷物あるんだね」
花丸「半分くらい本ずら」
果南「半分って……何冊くらい?」
花丸「五十冊くらいかなぁ」
果南「五十!?そんなに読んだら頭バカになっちゃうよ」 ダイヤ「逆でしょう。読まないからあなたはバカなんです」
果南「うるさいなぁ。一言多いんだよダイヤは」
ダイヤ「事実ですから」
花丸「ちょっとしか持ってこれなかったから残念ずら……」
ダイヤ「今度私の行きつけの本屋に案内しましょう」
花丸「ほんと?やったぁ!」 果南「まるは漫画読まないの?」
花丸「漫画も読むよ」
果南「お、何読むの?ワンピース?」
花丸「かりあげクンとかコボちゃんとか」
果南「植田まさし……」 花丸「片付け手伝ってくれてありがとうずら」
果南「ダイヤお腹すいたぁ」
ダイヤ「はいはい。お昼ご飯にしましょうか……あ」
花丸「どうしたの?」
ダイヤ「買い出しに行かないといけないのを忘れてました。午前中に済ませておくつもりだったのですけど」
花丸「あ、ごめんね。まるのせいで」
ダイヤ「いえ、花丸さんのせいではありませんよ」
果南「何してんのダイヤぁ」
ダイヤ「やかましい」 果南「じゃー三人で行こうか。車出すよ」
ダイヤ「そうですわね」
花丸「果南ちゃん車持ってるの!?」
果南「もちもち」
花丸「イルカに乗ってるのかと思った」
果南「ここ陸だよ」
ダイヤ「わたくしも免許持ってますのよ」
花丸「家の力で手に入れたの?」
ダイヤ「直後の返しがそれって」 果南「よっし行こうか」
花丸「大丈夫?クジラにぶつけたりしない?」
果南「だから陸だってば。ちゃんと安全運転するから安心して」
花丸「不安ずら……」
ダイヤ「大丈夫ですよ。見た目と脳の割には果南さんは運転上手ですから」
果南「褒めてるの?」 ブゥゥゥゥン
花丸「おお……」
果南「乗り心地は如何かなん、お嬢様」
花丸「うむ、良き良き」
果南「それは良かった」
ダイヤ「お昼ご飯は何が食べたいですか?」
花丸「なんでもいいの?」
ダイヤ「作れる範囲なら」
花丸「イタリアンフルコース」
ダイヤ「話聞いてました?」
果南「ジュエルミート」
ダイヤ「リーガル島へ行ってきなさい」 ーー
ダイヤ「よいしょっと……」ドサッ
花丸「沢山買ったね〜」
果南「私だけ持つ量おかしくない?」
ダイヤ「わたくしたちよりたくさん筋肉付いてるんですから」
果南「どういう理由……」
ダイヤ「帰りはわたくしが運転しましょう」
花丸「えっ……」
ダイヤ「心配しないでください」
花丸「だって家の力で」
ダイヤ「違うって言ってるでしょうが」 果南「見て見てまる。ダイヤの免許の顔、面白いよ」
花丸「ぷふっ」
ダイヤ「あ!勝手に何してるんですか!」
果南「腐りかけのダイヤモンドみたいでしょ」
花丸「確かに……ふふっ……」
ダイヤ「どういうことなんですか」 果南「ただいまぁ」
花丸「ごはんごはん」
ダイヤ「手洗いうがいをして準備しましょう」
かなまる「「はーい」」 果南「でやぁぁぁぁ!」ジュワー!
花丸「おおお、ふぁいあー!」
果南「ほりゃー!」ジュワー!
花丸「すごーい!」
ダイヤ「こら!遊ばない!」
果南「鉄筋の料理人松浦と呼びな」
花丸「脳筋の料理人松浦ー!」
果南「違う」 ダイヤ「スープも出来ましたわよ。お皿に盛り付けてください」
花丸「じゃあこのチャーハンをスープに入れて……」
果南「やめてよ」
花丸「スープは何スープなの?」
ダイヤ「コンソメスープです」
花丸「ポンコツスープ?」
ダイヤ「違います」
果南「それダイヤじゃん」
ダイヤ「違います」 三人「「いただきます」」
花丸「あむっ」
果南「チャーハンイルカスペシャルの味はどう?」
ダイヤ「イルカどっから来たんですか」
花丸「さいこーずら!」
果南「良かった良かった」 ダイヤ「果南さん、チャーハンだけは抜群に美味しいですわよね」
果南「だけってなにさ」
ダイヤ「秘訣を教えてください」
果南「口元にホクロがある人には教えちゃダメって決まりなんだ」
ダイヤ「意味がわかりません!」
花丸「あむあむっ」
・2 終わり |с||^.-^||
ぎいやあああああ
,-、
,"´ ̄`ヽ ,,'" ̄`ヽi
. l !fノリヾ) fノ八リシ).|
.八|ノ>o<ノ| l|^ヮ^l|八l
(/ ̄ ̄ ̄>─、 /
>ー-/ ,、 `"
(___L_ノ
(___/、 / /
(___ノ_ノ-─"ギュッ 絶対に落とさせないという気概で保守をする
三人のこの気心が知れた感じとてもよいよね ・3
ピンポーン
ダイヤ「はぁい」
チワー シロネコヤマトデース
ダイヤ「ご苦労様です」
インカンオネシャス
ダイヤ「あら、果南さんの荷物ですわね。松浦のシャチハタはと……はい」
アリアトザシター!
バタン ダイヤ「何頼んだのかしら……重っ!」
花丸「ダイヤちゃん、どうしたの?」
ダイヤ「花丸さんいいところに。ちょっと運ぶの手伝ってください」
花丸「うん。よいしょ……わっ、重いね」
ダイヤ「果南さんの荷物です。部屋まで運びましょう」
花丸「重い……さっき食べた焼きそばパンが出る……」
ダイヤ「堪えてください」 花丸「よいしょっと……」
ダイヤ「ありがとうございます」
花丸「こんなに重い荷物、何頼んだんだろうね」
ダイヤ「さぁ……とりあえず果南さんが帰ってくるまでは置いておきましょう」
「ただいまー」
花丸「あ、帰ってきた」
果南「あれ、私の部屋で何してるの?エロ本は隠してないよ」 ダイヤ「違います。あなた宛に荷物が届いいてます」
果南「お、来たか〜」
花丸「アマゾ〇ってネット通販だよね」
果南「まるネット通販分かるようになったの?」
花丸「まるはこの三年間でいんたぁねっとを使いこなせるようになったずら」フフン
ダイヤ「それで、何を買ったのです」
果南「それはね〜」ベリベリベリッ!!
花丸「どこから開けてるの……?」 果南「じゃーん!」
ダイヤ「はっ……なんですこれ」
果南「海苔の佃煮だよ」
花丸「な、何個あるの?」
果南「五十個」
ダイヤ「はぁ!?バカなんですかあなたは!」
果南「海苔の佃煮買っただけなのになでバカって言われないといけないの!」 ダイヤ「あなたが限りないバカだからです!」
果南「またバカって言ったぁ!」
花丸「どうしてこんなにたくさん……」
果南「美味しいから」
花丸「果南ちゃんはバカなんだね」
果南「まるまで!?」
ダイヤ「桁を間違えたとかじゃないんですか?」
果南「いやーちゃんと50って打ったよ。間違いない」
ダイヤ「自信満々に言わないでください。余計腹が立ちます」 花丸「こんなにあっても食べられないずら」
果南「大丈夫。賞味期限長いから」
ダイヤ「限度っていうものがあります。いくら便の佃煮と言えども、開封すればそう長くは持ちませんし。そもそも三人でのこの量を食べられるわけないでしょう」
果南「毎日三食佃煮やっほい!」
花丸「それは一人でやってほしいずら」 ーー
曜「なるほどねぇ」
鞠莉「何してるの果南」
果南「私はダイヤとまるのことを買ったんだよ」
ダイヤ「嘘おっしゃい。好きなだけ持っていってください」
果南「私のなんだけど」
ダイヤ「やかましい」 >>46
果南「私はダイヤとまるのことを想って買ったんだよ」 曜「んーありがたいけど、さすがにこんなに沢山はいらないかな……」
鞠莉「こんなに持って帰ったら梨子に怒られちゃうわ」
花丸「だよねぇ」
ダイヤ「じゃあ残りは実家に送ります」
果南「だから私のだって」
ダイヤ「お金は払いますからあなたは黙っていてください」
果南「そんなに怒ることないじゃん。これだからホクロは……」
ダイヤ「なんですって?」
曜「まぁまぁ」 鞠莉「そういえば花丸、まだ入学祝い渡してなかったわね。はいどーぞ」
花丸「わぁ、ありがとう!」
鞠莉「私と梨子からよ」
曜「こっちは私と千歌ちゃんから!おめでとう!」
花丸「ありがとう!」
果南「鞠莉は何渡したの?現金?」
鞠莉「そこまで非常識じゃないわよ」
ダイヤ「株券ですか?」
鞠莉「親友のイメージどうなってるの?」 花丸「ずら〜!」
果南「わっ、なにこれ」
鞠莉「桜のブックマーカーよ」
果南「ブックマーカー?」
ダイヤ「栞です。いいデザインですわね」
鞠莉「オシャレでしょー」
花丸「嬉しいずら!ありがとう鞠莉ちゃん!」
鞠莉「You're Welcome!」 花丸「曜ちゃん達からは……おお〜」
ダイヤ「クッションですか」
曜「ちょっとお高めのいいやつをね。読書してると長時間座ってるから、お尻痛くならないようにって」
花丸「モフモフずらぁ……」モフモフ
果南「私も私も!」 鞠莉「んふふ、結局みんな本に関係するものになっちゃったね」
曜「花丸ちゃんと言えばね。食べるものにしようかと思ったけど、食べすぎたらダイヤさんに花丸ちゃんが怒られるかなって」
ダイヤ「そこまで頭固くないですわよ」
鞠莉「鉄板十枚頭突きで貫けるくせに〜」
曜「あ、物理的になんだ」
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