善子「ついに催眠アプリを手に入れたわ!」
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善子「噂に聞いてから一週間」
善子「アダルトサイトに飛ばされ、詐欺メールに圧迫され」
善子「ウイルスに侵入を許し……ようやく見つけた催眠アプリ!」
善子「これで、これでダイヤのことを好きにできる」
善子「さすがに名家の黒澤ダイヤを社会的に失墜させる気はないけど」
善子「少し、そうほんの少しだけ」
善子「私のためのダイヤにしたっていいでしょ」
鏡「・・・・・・」
善子「そうと決まったら説明を熟読しないと」
善子「なんか不備があったりしたら最悪だから」 善子「まず、催眠のかけ方」
善子「マスター……利用者のことね」
善子「自分の情報を出来得る限り登録する」
善子「そうすることで、私以外の人間による催眠の悪用を軽減させることが出来る」
善子「そりゃそうか、万人の命令受け付けるなんてなったらやばいし」
善子「それで、えーっと?」
善子「登録が完全に終了したら、催眠開始を選択して、対象に画面を見せる」
善子「それでできるのが不思議なのよね、こういうのって」
善子「命令をするには、○○しろ。○○しなさい。といった命令が必要になる」
善子「○○したい、○○してみない? ○○はどうか?」
善子「そういった疑問だったりの問いかけは本人の本来の意思決定が優先される」
善子「つまり、普通に会話することもできるってわけね」
善子「他人の前でうっかり命令を遂行されるってことも極力避けられるってわけだ」 善子「でも、そういった部分も私が事前に命令しておけば」
善子「命令通りに動くみたいね」
善子「○○は△△である。といった常識を切り替えるような命令は」
善子「◇◇にとって○○は△△! と、言った後に返事を求める」
善子「それに相手が答えることで成立する」
善子「もちろん、拒否はされない」
善子「……ふむふむ」
善子「催眠は解除をしない限り永続的に効果が発揮されるが」
善子「命令時に、何日間、今日、明日、今日の夜は……など」
善子「時間的な指定をしておくことで、限定的な効果となる」
善子「あとは〇〇の時は、とか」
善子「ある一定の条件下で発動するようにもできる」
善子「条件とかそういうのを省くこともできるけど」
善子「曖昧過ぎると変な効果になっちゃうっていうのはちょっと面倒よね」
善子「まぁ、詳細に設定することで」
善子「より思い通りにするためなんだろうけど」 善子「なるほどねぇ」
善子「使い方は面倒だけど難しくはないし」
善子「これなら何とかなりそう」
善子「さっそく自分の情報登録登録〜」
善子「………」
善子「まさか、個人情報抜かれるとか……は、ないわよねぇ」
カカッ
ピロンッ
ピピピッ
善子「まずは生徒会室で個人的に」
善子「それで少し遊んだら……ふふっ」
ギュッ
バタバタッ
善子っ〜〜〜〜」 ―浦の星女学院―
よくあさ!
善子「おはよ」
花丸「おはよう善子ちゃん」
ルビィ「おはよ〜」
花丸「寝不足ずらか?」
善子「まぁね〜……ふわぁっ」
善子(興奮しすぎて、ちょっとやばかった)
善子(いよいよ)
善子「……ルビィ、ダイヤはもう学校来てるの?」
ルビィ「連絡着てなかったの?」
ルビィ「いつも通り生徒会室に寄ってからって言ってたから今は……」チラッ
ルビィ「まだ生徒会室だと思うよ」 善子「今はまだ……か」
善子(あと10分もない)
善子(催眠をかけるくらいはできるけど、遊ぶことは出来そうにないわね)
ルビィ「連絡してないなんて珍しいね」
ルビィ「お姉ちゃんとと喧嘩でもした?」
善子「別に毎日連絡取るわけじゃないわよ」
善子「むしろ基本的に連絡なんてしてない」
花丸「ん……?」
善子「まぁいいや」
善子「ルビィ、昼休みに借りてもいい?」
ルビィ「お姉ちゃんなら鞠莉ちゃんたちに聞いておいたほうが良いと思うよ」
ルビィ「果南ちゃんはともかく、鞠莉ちゃんなんかは勢いで連れ出すこともあるから」
ルビィ「ところで……喧嘩でもしたの?」キラキラ
花丸「ルビィちゃん、喜ぶのは止めよ?」
花丸(多分きっと絶対に違うから、後で辛いよ) ――昼休み
ダイヤ「珍しいですわね、善子さんが一緒にお昼だなんて」
善子「そう? 花丸たちとはよく食べてるんだけど」
ダイヤ「他人と。という意味ではありませんわ」
ダイヤ「わたくしと……という意味です」
ダイヤ「善子さんが言うように、花丸さん達とはよく食べるでしょう」
ダイヤ「ですから、珍しいと」クスッ
善子「………」
善子(ほんと……綺麗なのよね)
善子(笑う仕草が、垂れてきた髪を払う仕草が)
善子(全部、なにもかも)
善子(だから……)スッ
善子「ダイヤ、ちょっとこれ見てくれない?」
善子(私だけのものにしたくなる) ダイヤ「な、なんですの……?」ジッ
ダイヤ「ぐるぐる……気色悪い画像?」
ダイヤ「何か浮かび上がってくる、とか?」
善子(……3、2、1)
善子「そ、そうなのよ」サッ
カチカチッ
善子「まぁ実際は見えたらやばいって画像らしいけど」
善子「なにか見えたりした?」チラッ
ダイヤ「いえ、見えませんでしたが……って、やばい?」
ダイヤ「今見えたらやばいって言いましたか!?」ガタッ
ダイヤ「なんでそんなものを――」
善子「ダイヤ、少し落ち着きなさい」
ダイヤ「……まったく、何もなかったからよかったですが……」
善子「あはは」
善子(今のって成功したの!?)
善子(こわっ、試すのこわっ!) 善子「………」
善子「……だ、ダイヤ」
ダイヤ「なんですか?」
ダイヤ「言っておきますが、もう画像なんて見ませんわよ?」フイッ
善子(ちょうどいい)
善子「この画像を見なさい」スッ
ダイヤ「ええ」ジーッ
ニャー
ニャー
ダイヤ「ふふっ、可愛らしい猫ちゃんですわね」
善子「……あれ? 画像は見ないんじゃなかった?」
ダイヤ「はっ!」
ダイヤ「そ、そういえば……」
ダイヤ「いえ……別に本気ではありませんでしたし」
ダイヤ「しかし……」
善子(これは……いける?) 善子「ダイヤ、今ここでスカート捲って見せなさい」
ダイヤ「……良いですけど」
スッ
ダイヤ「こんなもの見――!」
バッ
ガタンッ
ダイヤ「!?」
善子(黒!)ドキドキ
ダイヤ「なっ……ぇっ? は!?」
善子「どうしたの? ダイヤ」
ダイヤ「い、今、今わたくしは……なにを……っ」
善子(今ここで。というのは一瞬なのね)
善子(でも、これで確信した……効果は本物だわ!)
善子「何言ってんのよ、ダイヤ」
善子「二人きりの時にダイヤが私に下着を見せるのなんて、当然」
善子「そうでしょ?」
ダイヤ「……はい」
ダイヤ「そう、でしたわね」
スッ
ダイヤ「すみません、気が動転してしまって」ペラッ 善子(ダイヤが……あのダイヤが)
善子(私のパンツを見せてる)
善子(偶然とか事故じゃない)
善子(自分から捲って見せてくれてる……)ドキドキ
善子「ダイヤって下着の色とかどう決めてるの?」
ダイヤ「はぁ? 急に何を言っていますの!?」
善子「っ」ビクッ
ダイヤ「まったく……珍しくお昼に誘われたかと思えば」
ダイヤ「気味の悪い画像を見せられるばかりか、下着についてだなんて……」
善子「そんなに怒らなくたっていいじゃない」
善子(スカート捲りながら説教とか……なんかもう、やばい)
ダイヤ「あなたが訳の分からないことを繰り返すからですわ!」
ダイヤ「良い機会ですから、その誤った考えを正して差し上げます!」
善子「悪かったってば!」
善子「でも、下着選びについては教えなさい」
善子「その認識は正しておかないとね?」
ダイヤ「その真面目な姿勢はよろしいですわ。しっかりとお聞きなさいな」 >>21
二行目訂正
善子「私のパンツを見せてる」→善子「私にパンツを見せてる」
善子(ダイヤが……あのダイヤが)
善子(私にパンツを見せてる)
善子(偶然とか事故じゃない)
善子(自分から捲って見せてくれてる……)ドキドキ
善子「ダイヤって下着の色とかどう決めてるの?」
ダイヤ「はぁ? 急に何を言っていますの!?」
善子「っ」ビクッ
ダイヤ「まったく……珍しくお昼に誘われたかと思えば」
ダイヤ「気味の悪い画像を見せられるばかりか、下着についてだなんて……」
善子「そんなに怒らなくたっていいじゃない」
善子(スカート捲りながら説教とか……なんかもう、やばい)
ダイヤ「あなたが訳の分からないことを繰り返すからですわ!」
ダイヤ「良い機会ですから、その誤った考えを正して差し上げます!」
善子「悪かったってば!」
善子「でも、下着選びについては教えなさい」
善子「その認識は正しておかないとね?」
ダイヤ「その真面目な姿勢はよろしいですわ。しっかりとお聞きなさいな」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています