0001名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)
2019/03/31(日) 23:29:04.27ID:q8vfMC8e海未「ため息をつくと幸せが逃げていくらしいですよ」
真姫「逃げる幸せなんてないわよ。どうせ私の運命なんて決まってるんだわ」
海未「何かあったのですか?」
真姫「パパにスクールアイドルに没頭しすぎだ、もうちょっと勉強の時間を増やせって言われたのよ」
海未「スクールアイドルをすること自体は認めてもらっているのですからいいじゃないですか」
真姫「よくないわよ!……そういえば海未も色々やってるみたいだけど」
海未「はい。部活動の弓道に護身術や舞踊、あと剣道と……」
真姫「そんなにしてたら死ぬわよ」
海未「できていますからね」
真姫「それって、親に言われたこと?」
海未「それもありますし、慣習的に家の誰かがやっていたからというのもあります」
真姫「結局家の事情じゃない……よく耐えられるわね」
海未「いいストレス解消法がありますから」
真姫「へぇ……」
海未「……教えてあげましょうか?❤」
真姫「っ」ゾク
真姫「う、うん」
海未「ふふ、そうですか。でしたら……」
海未『今日の夜、誰にも見つからないように外に出てください。何処に行くかを誰にも悟られてはいけませんよ』
真姫「こんな夜中に……ビルの空室って、一体何してるのよ……」
この後、