ルビィ「ルビィの理想の学園生活」
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ルビィ「うゅ..緊張してきたよ」
善子「しっかりしなさいよ..今日からアンタが生徒会長なんだからね?」
ルビィ「う、うん..頑張るよ..」
花丸「ルビィちゃん..?大丈夫だよ..ルビィちゃんは一人じゃない..マルや善子ちゃんもついてるし..昔に比べるとルビィちゃんはすごくしっかりするようになった..だから..大丈夫ずら!」
善子「そうよ..ダイヤだってあのルビィがaquorsの部長になったばかりか..生徒会長になったってものすごく喜んでいたんだから!!」
ルビィ「善子ちゃん..花丸ちゃん..うん!!ありがとう!なんだか、自信と勇気がみなぎってきたよ!!」 善子「でもまさか、ピギィだのうゆだの言っていたルビィが部長どころか生徒会長になるなんてね..本当に世の中わからないモノね〜」
花丸「フフ..これもすべてルビィちゃんの努力と人望の賜物ずら」
ルビィ「そんなことないよ..ルビィがここまでこれたのは今までルビィに関わった人たちがルビィを支えてくれたから..だから、ルビィは少しでもみんなに恩返しをしたくて..生徒会長に立候補したんだ..」 ルビィは..お姉ちゃんが卒業してルビィの元からいなくなってから..お姉ちゃんみたいになりたくて..今まで以上に勉学に打ちこみました
それで..お姉ちゃんが歩んできた道がどれだけ大変なモノだったのか、ルビィは痛感したの
勉強は常にトップクラスを維持して、aquorsの活動に打ちこみ、生徒会長も務める..お姉ちゃん..尊すぎるよ..
お姉ちゃんみたいに要領よくは行かないけれど..勉強はなんとか学年で上位に入れるくらいにまでは登りつめて、新生aquorsの活動にも
精いっぱい取り取り組んで、ルビィ達はラブライブで2度目の優勝を飾ることに成功したんだ!!
そして..千歌ちゃん達が引退するとき..ルビィにバトンを託してくれたんだ 千歌「次の部長はルビィちゃんだよ!!」
ルビィ「ピギッ..ル..ルルルルビィなんかが部長でいいの!?」
千歌「うん!!前から曜ちゃんたちとずっと話し合ってたんだ!aquorsの次のバトンを託せるのは誰かって」
曜「私たち3年生で話し合った末にルビィちゃんしかいないよ!っていう結論になったんだ!」
ルビィ「そ、そんな..何の取り柄もないルビィなんかが部長になんかなっていいの?」
梨子「ルビィちゃん言っていたじゃない..スクールアイドルがスキっていう気持ちだけは自慢できるんだって..」
ルビィ「そ、それは..うゅ..」 千歌「引き受けてくれるよね?」
善子「ルビィ!次のリーダーはアンタしかいないわよ!」
花丸「ルビィちゃん!マルたちも支えるから..頑張ろう!!」
後輩A「ルビィちゃん先輩が部長になってくれるんならすごく頼もしいです!!」
後輩B「次の先輩はルビィちゃん先輩しかいませんって!!」
後輩C「ルビィちゃん先輩!応援します!!」 ルビィ「みんな..善子ちゃん..花丸ちゃんも..わ、わかったよ//そんなに言うのなら..引き受けます」
千歌「うん!ありがとう!!ルビィちゃん..みんな..次のaquorsを頼んだよ!!」
そう言って..千歌ちゃん達3年生はルビィ達の元から去って行きました.. 後輩A「ルビィちゃん部長!このステップはこうでいいんですか?」
ルビィ「ちゃんは禁止って言っているでしょ!?もう// う〜んそこはもっとワンテンポ遅らせる感じがいいと思うな」
後輩B「部長!次は私の練習を見てください!!」
後輩C「部長!この前の話なんですけど..」
ルビィ(うゅ〜!部長ってこんなに大変だったんだ!今までどれだけ千歌ちゃん達に支えられてきたのか身に染みるよ..) そして..勉強に部活にと多忙な日々を送っていると..先生からこんなことを..
先生「黒澤さん..あなた今度の生徒会長選挙に出てみない?」
ルビィ「え?どうして私が..」
先生「黒澤さんクラスで成績トップだし..スクールアイドル部の部長でラブライブでは2度の優勝経験の持ち主で、良家のお嬢様..生徒会長としては申し分ないと思ってね」
ルビィ「そ、そそそそんなルビィじゃとても!!」
先生「ルビィ?」 ルビィ「あ..私ではとても学校を背負って立つような役には役不足だと思います..」
先生「そんなことないわよ..黒澤さんだったらできる、お姉さんみたいになりたいんでしょう?」
ルビィ「そ..それは..」
先生「生徒会長になればきっとお姉さまやお父様も鼻が高いでしょうね..」
ルビィ(お姉ちゃんが..)
ルビィはダイヤの顔を思い浮かべて、浦の星時代のダイヤに思いを馳せた 壇上の上から凛とした表情で生徒を見下ろし、生徒会長としての任を全うしていたお姉ちゃん..
学校の生徒たちの模範となって、尊敬し慕われていた私の自慢のお姉ちゃん..
いつのまにかお姉ちゃんの背中を追いかけるようになっていて..お姉ちゃんみたいになることがルビィの目標だった..
ルビィも..生徒会長になれば少しはお姉ちゃんに近づけるのかな..?
ルビィ「わかりました..私でよければ立候補させていただきます」
先生「ありがとう..黒澤さんならきっとできるわ..先生応援してるから!!」
ルビィ「はい..ありがとうございます!!」 そして..とんとん拍子で選挙は進み、2位の候補に大差を持ってルビィは選挙に当選して生徒会長になったのです
花丸「さ、ルビィちゃん出番だよ!」
善子「派手にスピーチをかまして黒澤ルビィここにありって存在感をアピールしてきなさい!!」
ルビィ「うん..それじゃあ行ってくるね!!」
大丈夫..スピーチは散々練習したし、ルビィならできる!!
自信とちょっとの緊張を胸に、ルビィは力強く壇上へと登って行きました ルビィ(これが..お姉ちゃんが見ていた景色..すごい..)
ルビィの眼下には全校生徒たちが軍隊のように整列しています..
その光景を見てルビィは自分が為政者になったかのような錯覚を覚えました
ルビィ(緊張する..でも、今まで支えてくれたみんなに恩返しをするため..そしてお姉ちゃんに並ぶため...ルビィは負けないもん!ガンバルビィ!!) ルビィ「みなさんこんにちは。この度生徒会副会長に就任いたしました、3年1組 黒澤ルビィです。まずは私のことを信任し、選挙で投票していただいてありがとうございます。これから1年間、みなさんの期待に答えられるよう全力で頑張っていきます。」
ルビィ「私が選挙で掲げた公約は、学校行事に生徒の皆さんの意見を取り入れ、学校行事をより楽しく、充実したものに変えていくということでした。
そのためにも、生徒会主催の行事の前には必ずアンケートを実施し、その回答内容を踏まえてこれまでの行事プログラム・内容を見直していくつもりです。学校行事を充実させていくためには、生徒である皆さんの積極的な参加が必要不可欠です。」
ルビィ「意見などの提出も含めて、ぜひご協力よろしくお願いいたします。生徒会は、私にとって初めての経験となります。至らない点もあるかと思いますが、他の役員の方と協力しながら、1年間精一杯頑張らせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。」 ルビィ(やった..練習通りにできた!つっかえなかったし、読み間違いもなかった!ど、どう..かな?)
ルビィが流暢にしゃべり終えると一瞬の静寂の後..
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
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体育館中に割れんばかりの拍手と声援が響きわたった
生徒「応援してるよ!!」
生徒「ルビィちゃんがんばって〜!!」
生徒「頑張れ〜!!」
生徒たちの中からルビィを歓迎する声援が沸き起こる ルビィ「あ・・ありがと〜!!ルビィ..みんなの期待に応えられるように精いっぱい頑張るからね〜!!」
ルビィは顔に満面の笑顔を浮かべて、両手で拍手と声援に応えた
花丸(ルビィちゃん..立派になったね..)グスッ
善子(最初出会ったときはあんなに頼りない奴だったのに..よく頑張ったわね..私も負けないように頑張らないとね!)グスッ
ルビィ(ルビィの輝かしい学園生活はこれからスタートするんだ..常に上を目指して人に尊敬されるような人になるんだ..そのためにはまずは..)
ルビィ(まずはラブライブに向けて練習しないとね!ルビィ達がラブライブ優勝を飾って3連覇をしよう!誰も成し遂げたことのない偉業をみんなで達成するんだ!お姉ちゃんにいっぱい褒めてもらえるようにガンバルビィ!!) カーンカーン!
ズガガガガガガガガガ!!
金槌が鉄骨を叩く音や、電動ドリルがネジを締める耳障りな音が響き渡る
職人A「おい!新人!ボサッとしてんじゃねーぞ!!これ、あっちに持って行け!!」
山本「はい!!」
職人B「それ終わったら次はこの照明をアソコに吊るすからすぐに戻ってこいよ!!」
山本「はい、わかりました!!」 どうせお前とラブライブやるの息苦しいよ路線だろ(牽制) 職人A「ボサッとしてんじゃねーよ!!早く持って行け!!」
山本「はい、すいません!すぐ持っていきます!!」
広いコンサート会場に重機の騒音や職人の怒鳴り声が鳴り響く
山本(クッソ..ドイツもこいつも新人だからっていいようにコキ使いやがって..!)
山本(重てーな・・こんなのバイトにやらせろよ..なんで俺が運ばねーといけないんだよ..)
心の中で悪態を着きながら、重さ10キロはある重りを両腕に持って歩き出した 山本(クソ..まさかこんなにイベントの舞台裏がキツイモノだったなんてな..)
山本(昨日も徹夜だったし、いつになったら帰れるんだよ..もう15時間以上ここにいるよ..)
イベント設営の職に就いた新人の山本は..多忙を極める毎日に彼は疲労を感じていた
コンサートやライブなどの華やかな仕事に携わりたくて、イベント業界に飛び込んだ山本を待ち受けていたモノは
想像をはるかに超えた荒い人間関係と、長時間労働に次ぐ長時間労働だった
山本(畜生..負けてたまるかってんだ!!見てろよ!!)
職人C「たく使えネーな!とろとろしてんじゃねー!!早く持って来い!!」
山本「はい!すいません!!」
カーンカーンカーンカーン
ギュイーン ガガガガガガガガ ルビィ「1.2.3.4!!待って!後輩Aちゃんちょっと遅れてるよ!!」
後輩A「はい、すいません!!」
ルビィ「もうすぐ予備予選も近いんだししっかりね!!みんな少したるんでいるよ!!気を引き締めていかないと予備予選だって通らないんだからね!!」
後輩たち「はい!!」
ルビィ「声が小さい!返事はもっと大声で!!気を引き締めていこうね!!」
後輩たち「はい!!!!!!!!!!」 ルビィ「よし!!このまま最後まで通しでやるよ..みんなついてきてね!」
後輩たち「はい!ルビィ先輩にならどこまでもついていきます!!」
花丸「みんな気合入ってるずら〜」
善子「ピシッとしてるし..協調性もとれてる..いい感じね」
花丸「それもこれもすべてルビィちゃんの熱意がみんなに届いているからだよ 善子「ねえ知ってる?ルビィが生徒会長に就任してから学校内のトラブルの件数が少なくなったんだって」
花丸「この学校はもともと治安もよかったし、生徒も向上心に満ちている子ばかりだからトラブルも少なかったと思うけど?」
善子「それはそうなんだけど..部活に熱心な高校だから、部活同士の小競り合いが起こることも今までよく合ったじゃない..この間なんかバスケ部とバレーボール部が体育館の使用面積を巡って揉めてたじゃない..あれ?ルビィが解決したって聞いたわよ?どうやったのかしら?」
花丸「フフッ..マルはその秘密知ってるよ〜♪」
善子「どういうこと?」
花丸「秘密ずら♪」
善子「なによ〜教えなさいよ〜!」 【常習か】ほかの女性にも薬飲ませ性的暴行未遂か 昭和大学病院の医師2人再逮捕
http://www.webcitation.org/772csN7rX ルビィ「善子ちゃんと花丸ちゃんも私語は禁止だよ!!上級生がお手本にならなくちゃダメだよ!!」
善子「しまった怒られた!」
花丸「ごめんねルビィちゃん♪」
ルビィ「ラブライブで優勝した経験があるからって油断すると足元をすくわれるよ!!過去の自分に甘えてちゃダメだよ!」
善子・花丸「はーい」
善子(厳しい..)
花丸(フフ..ルビィちゃん..どこまでもついていくよ♪) 練習が終わった後..クタクタになったルビィ達は帰路を歩いていた
ルビィ「うゅ..2人ともごめんね?今日はみんなの前であんなこと言って..」
花丸「気にしないでいいよ♪部長がビシッと注意しないと締まらないもんね」
善子「ルビィも言うようになったわね..ハキハキしててすごく頼りがいがあるわよ!」
ルビィ「えへへ// もしもお姉ちゃんだったらどうするのかなって考えながら行動するようにしてるんだ//」 花丸「最近のルビィちゃんはすごいずら!!先生たちの評判もいいし、ルビィちゃんは学校の生徒の模範だってみんなウワサしてるんだよ?」
ルビィ「模範だなんて..ルビィはただ、やるべきことを精いっぱいやっているだけだよ」
善子「かぁ〜さすが黒澤家の娘ね!!ねえ、アンタバスケ部とバレー部のトラブルを解決したんでしょ?どうやったの?」
ルビィ「どうって..ルビィは別にそんな、大したことは..」
花丸「ルビィちゃんが、バスケ部とバレー部の部長を集めて話し合いの場を設けたんだよね..」
ルビィ「は..花丸ちゃあ..//」 善子「バスケ部とバレー部の部長を?よくあの我の強い2人を説得できたわね..」
ルビィ「話せばわかってくれるイイ子達だったよ..ただちょっと部長として一生懸命になりすぎちゃって、意見に行き違いができちゃっただけだよ..ルビィはその交通整理をやっただけだよ」
花丸「ルビィちゃんが一生懸命説得して、お互いの部活で時間を調整して、うまく譲り合って活動するようにしたんだよね〜?ルビィちゃんがいなかったら話はもっとこじれてたよ..ルビィ生徒会長の功績ずら」
ルビィ「うゅ..//恥ずかしいからそんなに持ち上げないでよぉ//」
善子「フフッ・・ダイヤも鼻が高いわね♪」
ルビィ「うゆ//」 黒澤家
黒澤父「ルビィ..最近の活躍は私の耳に届いているぞ..お前もようやくダイヤに負けないくらいになったな」
ルビィ「お父さん//」
黒澤母「街の人たちからも良い評判をいっぱい聞いておりますよ?ルビィ..よく頑張りましたね」
黒澤母は顔を弛緩させてルビィの頭を優しく撫でた
ルビィ「お母さん..//うゅ..//」 黒澤父「お前は黒澤家の誇りだ..だが、ここで満足しないように..お前はいずれダイヤと共に黒澤家を背負って立ち、内浦を始め沼津の有力者になるのだからな..この調子で精進を続けるように..わかったな?」
ルビィ「はい!!」
黒澤母「ふふ..固い話はこのくらいにしておいて、食事をしましょう?今日はルビィのために特上の肉を使ったすき焼きを用意しました♪」
黒澤父「そうだな..フフッ」
ルビィ「わーい!やったー!!すき焼きだ〜!!」 黒澤父「ハッハッハ!!すき焼きで大喜びするとはルビィもまだまだ子供だな!!」
ルビィ「う..うゅ//」
黒澤母「フフッ♪いっぱい食べてくださいね」
ルビィ「うん!!」
そうして..一家団らんの穏やかな時間が流れて行った.. 理亞「そう..それじゃあ学校生活は順調なんだ..」
ルビィ「うん!生徒もみんないい人達だし、後輩もちゃんという事を聞いてくれるし、善子ちゃんや花丸ちゃんとも相変わらず仲良くやっているし、順調すぎて怖いくらいだよ♪」
理亞「そう..なんだ」
ルビィ「理亞ちゃん..?元気ないけど..何かあったの?」
理亞「別に..ただ、あの弱虫ルビィがドンドン別の人になっちゃうみたいで..置いてかれるみたいで寂しさを感じただけ」 ルビィ「別の人になんかならないよ?ルビィはルビィだもん!置いてなんて行かないよ?」
理亞「私が勝手に嫉妬心を燃やしただけ..気にしないでいい、ルビィはルビィの道を突き進んでいるだけ、私が追いついてかならずあなたとラブライブで戦うんだから..負けないわよ?」
ルビィ「うん!楽しみにしてるよ!!絶対にラブライブの決勝で戦おうね!!」
理亞「じゃあまた..」
ルビィ「うん!また話そうね!!」
そう言って二人は通話を終えて、電話を置いた 理亞(負けない..たった一人でも私は他のグループやルビィたちaquorsにも打ち勝ってみせる!!そして..セイントスノーの名前をラブライブに刻むんだ!!)
聖良以外の誰かと組むのに嫌悪感を示した理亞は、誰とも組まずにたった一人でソロ活動を続けていた
孤独に苛まれながらも理亞はライバルと戦う日を夢見て日々のキツイ練習に励むのだった
ルビィ(理亞ちゃん..たとえ親友の理亞ちゃんが相手でも絶対に負けない!!絶対に決勝で戦うんだ!!)
ライバルと戦う日を夢見て2人は安息の眠りにつくのだった 職人A「山本!!それ終わったらこっちを手伝ってくれ!!」
山本「ウイッス!!」
職人B「山ちゃん最近ようやく仕事できるようになってきたね!!」
山本「まだまだっすよ!必死に食らいついていきますんでよろしくおねがいします!!」
職人C「ハハッ!若いもんはそうこなくっちゃな!!後で酒を奢ってやるよ!!」
山本「ありがとうございます!!」 あれからしばらくの時間が流れ、新人だった山本は現場で経験を積み
そこそこ信頼されるようになってきた..
山本(ようやく仕事にも少しずつだが慣れてきた..でも、このところ毎日疲れてる..たまに休んでも疲れがほとんどとれねー..酒で疲れを流す毎日だ)
職人A「山本!お前慣れてきたから、新しい仕事を任せてやる!」
山本「はい!ありがとうございます!!」
職人B「お〜よかったな〜しっかり技術を教わってこいよ!!」
山本「ウッス!!」
クソッ!また仕事が増えるのか!正直もう手いっぱいなんだよ..
でも、逆らうわけにはいかねー..やってやるよ.. 山本のアパート
山本「....」ドサッ
仕事から戻った山本は何も言わずに、ベッドの上に倒れこんだ
山本(疲れた..長時間労働の割には賃金もすくねー 休みもほとんどないし..でもやめるわけにもいかない..辛い..)
体のあちこちが軋むように痛み、筋肉痛と疲労で全身が火照るような熱気に包まれた
足先からは汗がジトッとにじみ出て、山本の疲労の具合を物語る 山本(なんでこんなに辛いんだ..毎日毎日もういやだ..)
虚ろな目で山本はスマホを持ち上げて、動画サイトへとアクセスした
やあやあ 朝から全開!
ねえねえ みんなもね爽快?
やあやあ なんでもできそうだ!?
山本のスマートフォンからは元気全開 DAY!DAY!DAY!の軽快な歌詞が流れ出した 山本(最初はスクールアイドルとかバカにしてたけど..この歌辛いときに聞くと励まされるんだよな..なんつーか元気がでるっつうか..)
お昼を食べて眠くなったから少し目を閉じた 寝ないよ寝ない休むだけだよほんのちょっとね
山本「クスッ」
動画の中のルビィを見て山本は口に微笑を浮かべた
山本(さて、俺も元気を出して明日からも頑張ルビィするか..寝よう..)
山本は目を閉じると眠りの世界へと堕ちて行った 善子「神様..どうかお願い!!」
花丸「マルたちをどうか決勝へ..」
善子と花丸が祈るように両手を組んで、電光掲示板を見守っていた
ルビィ「大丈夫だよ..ルビィたちが通ってるよ」
善子「ルビィ..あんた怖くないの?」
ルビィ「どうして?ルビィたちが勝ってるに決まってるよ..あれだけ練習して本番でも100パーセントの力を出せたもん..」
花丸「おお..ルビィちゃんすごく頼もしいずら..」 ルビィ「あ、見て結果が発表されるみたいだよ?」
電光掲示板に予備予選を通過したグループの名前が表示され..
会場中から悲嘆の喘ぎ声や、歓声が沸きあがった
善子「あった..あったわaquorsの名前!!」
花丸「やった..やったずら!!」
後輩たち「やった〜!!私たちラブライブの本選に出られるんだわ!!」
ルビィ「ふぅ..まずは一段落ついたね..ここで気を緩めちゃだめだよ!予選はあくまで通過点!aquorsの目標はラブライブ3度目の優勝なんだから..帰ってすぐに練習するよ!!」
後輩たち「はい!部長!!」 ルビィの後に続いてaquorsのメンバーたちは予備予選の会場を後にした
善子(ルビィ..なんて頼もしい背中をしているの..ああ、アンタが遠くに行ってしまったみたいで、その背中が尊くみえるわ)
花丸(ルビィちゃん..本当に立派になったね..もう、あの頃の臆病で小動物みたいなルビィちゃんはいないんだね..)
ルビィ(もっと..もっと上へ行くんだ!!私たちならできる!!高みへ..高みへ登りつめるんだ!!)
それぞれの思いを胸にルビィ達はラブライブ本選に向けて練習に励むのだった ダイヤ「ルビィ..予備予選の通過まずはおめでとうございますわ!」
ルビィ「えへへ..ありがとうお姉ちゃん」
ダイヤ「それだけではありません..あなたの活躍は色々な人から伺っております..aquorsの部長になっただけではなく生徒会長にまで..そして今回の本選出場決定..私も自分の事のように鼻が高いですわ!」
ルビィ「えへへ..少しでもお姉ちゃんに近づきたくてルビィ頑張ったんだ..ルビィ..お姉ちゃんみたいになれてきているかなぁ..?」
ダイヤ「もちろんですわ..私は東京に引っ越してしまってこうやって会える機会は少なくなってしまいましたが、あなたのことはずっと誇りに思っているのです!あの、頼りなかったルビィがここまでの器に成長するなんて..」 ルビィ「お姉ちゃん..うれしいよ!ルビィ、お姉ちゃんに負けないように頑張るから!」
ダイヤ「フフッ私も負けてられませんわね..常にあなたの目指すべき存在であるように私も精進を続けてまいります!」
ルビィ「うん!!」
ダイヤ「本選の時は私も会場に応援に行きますので、あなたの勇士をこの目に焼き付けてまいりますわ!!」
ルビィ「本当!?お姉ちゃん来てくれるの!?わーいやったー!!」
ダイヤ「あらあら..まだまだ子供ですわね..」
ルビィ「お姉ちゃんの前でくらいありのままのルビィでいさせて..ダメかな?」
ダイヤ「ダメじゃありませんわ..フフッ今日は久しぶりに一緒の布団で寝ましょうか♪」
ルビィ「うん!!お姉ちゃんだーーい好き!!」
ダイヤ「あらあら♪」 理亞「はぁ..はぁ..やった..ここまで登りつめた..私は..やり遂げたんだ!!」
北海道予選通過グループを伝える電光掲示板にセイントスノーの名前が刻まれるのを見て、理亞は感激に身を震わせた
理亞(姉さまと一緒のときは私のせいで、通過することができなかった予備予選..)
理亞(一人になった去年もここで私は敗退した..そしてついに最後の年になって..ようやく..)
理亞は右手の甲で視界を曇らせる涙を拭い取った 聖良「理亞..よく頑張りましたね..」
理亞「姉さま..私..私..!!」
聖良「あなたがたった一人でここまで頑張り抜いたのを私はずっと側で見ていました..理亞、本当に良く頑張ったわね」
理亞「うん..うん!!」
泣きじゃくる妹を聖良は優しく抱きしめて、頭を撫でてあげた 聖良「理亞..ありがとう..セイントスノーが予備予選を通過して本当にうれしい」
理亞「私のぜいで..姉さまをラブライブに連れて行ってあげられなかったがら..」
涙が邪魔をしてウマくしゃべれない理亞を聖良は諭すように優しく頭を撫で続けた
聖良「理亞..あなたの戦いはまだ終わってないのよ..?ラブライブの決勝でaquorsと戦うんでしょう?」
理亞「うん..ルビィ達と正々堂々戦って..セイントスノーの名前をラブライブの歴史に刻むんだ!!こんなところで泣いてなられない!帰ったらすぐに練習して..!」 聖良「頑張りすぎるのはよくないわ..今日は良い日なのですから..私たち二人だけでささやかなお祝いをしましょう?」
理亞「姉さま..うん//」
聖良「フフッ今日は理亞のために腕によりを振るってごちそうをつくってあげますからね♪」
セイントスノーも予備予選を通過して、aquorsと決勝でぶつかることが決まった 山本(aquorsがラブライブの本選に出場することが決まった..ルビィちゃん..やったな!)
山本は仕事の休憩中にaquorsがラブライブの本選に出場が決まったというニュースを見てほっこり頬をほころばせた
職人A「おい山本..新しく現場入ったから..次の仕事は東京に行くぞ」
山本「東京ですか..今度は何の仕事です?」
職人B「なんかよく知らないけど..アイドル系のなんか..だったな」 職人C「おい!仕事の内容位頭にちゃんといれておけ!次はラブライブ本選の会場を作りに行くんだよ!!」
山本(ラブライブ!!まさか..おれがルビィちゃん達のステージを作ることになるなんて..)
職人A「山本..お前にはステージのライトの設営を任せたい..頼めるか?」
山本「任せてください!!」
職人A「お..おお..頼んだぞ?」
職人B「山ちゃんやる気だね〜」
職人C「気合あるのはイイ事だが、空回りしないようにな?ウチは安全第一でやっているから..」
山本「はい!大丈夫です!任せてください!!」
山本(ルビィちゃん達が輝くステージ..俺が作ってやるんだ..待ってろよ..立派なステージを作ってやるからな!!)
それぞれの思いを胸に時は優しく過ぎて行った ルビィ「1.2.3.4.5.6.7.8!!」
善子「フッフッ!」
ルビィ「善子ちゃんワンテンポ遅れてるよ!」
善子「ごめん!!」
後輩A「ハッハッ!」
ルビィ「後輩Aちゃんもっとみんなの動きをみて!周りに合わせないと変に目立っちゃうよ!!」
後輩A「すいません部長!!」 後輩B「部長..ちょっと飛ばしすぎじゃないですか?」
ルビィ「決勝戦まであと何日もないんだから必死でやって!!自分に甘えてちゃダメだよ!」
後輩B「は、はい!!」
ルビィ「あとちょっとだから..みんな頑張ろ?最後に勝って..笑って泣こうよ!」
後輩たち「ルビィ部長..はい!!頑張ってついていきますのでご指導よろしくおねがいします!!」
ルビィ「うゆ!! それじゃあ、最初から最後まで通しでやってみるよ!!」
花丸「みんな!頑張ろう!!」 そして..準備は進み..ラブライブ決勝戦当日がやってきた
後輩A「うう..さすがに緊張する..」
善子「私たち3年生はこれで3回目だけど..この緊張感はやっぱり慣れないモノね..」
ルビィ(ラブライブ..3回目の..ラブライブ!!)
ルビィの体は無意識のウチに小刻みに震えだした 花丸「ルビィちゃん..緊張してるの?」
ルビィ「ううん..たぶん違うと思う..これは武者震いだと思う」
花丸「ルビィちゃん..本当に強くなったんだね..」
後輩B(もしも失敗したらどうしよう..)
ルビィ「後輩Bちゃん..大丈夫だよ!」
後輩B「ルビィ先輩?」
ルビィ「私たちは今日まで一生懸命頑張ってきたモン!後は今日のステージに全部ぶつけるだけだよ!!」
後輩C(ルビィ先輩..こんなに小さいのに..なんて頼もしいんだろう..) 花丸「見て!!理亞ちゃんが今踊っているずら!!」
ルビィ「理亞ちゃん..」
ステージの上で理亞が全身全霊を込めてダンスに打ちこんでいた
理亞(ルビィ..あんたたちには絶対に負けない!!セイントスノーの勇士を..目に焼き付けなさい!!)
目にもとまらぬ速さで理亞は軽快にステップを踏み続け、観客の目を魅了した 観客A「ねえ、あの子..すごくない?」
観客B「本当..たった一人しかいないのに、どうしてあんな動きができるんだろう..」
善子「理亞..すごいのね..なんか活き活きしてるってゆうか..昔の理亞とは別人みたいね..」
ルビィ(理亞ちゃん..理亞ちゃんの想い..見せてもらったよ..次はルビィが理亞ちゃんに練習の成果を見せるからね!!)
理亞「はぁ..はぁ..!!」
よし!やりきった..私の持ってる全部の力をぶつけることができた!! パチパチパチパチパチパチパチパチ
わーーーーーーーーーー!!!!!
会場中から割れんばかりの拍手と歓声が沸きあがった
理亞(私..私やりきったんだ..私の..私たちのセイントスノーを..!!)
聖良「理亞ーーーー!!!」
理亞「姉さま!!」
観客席から立ち上がった聖良が理亞に両手を大きく振って、歓声を上げた
理亞(姉さま.私..やりきったよ!!)
ステージを後にする理亞の顔には心からの満足が浮かんでいた 司会者「お次は..前大会..前々大会と二連覇を遂げた偉大なるグループ..aquorsです!!!」
ワーーーーーーーーーー!!!!
aquorsの出番がやってきたことで、会場の場が沸騰し、湧き上がるような声援が上がった
aquors!! aquors!! aquors!! aquors!! aquors!! aquors!!
後輩A「わわ!!aquorsコールだ!!」
後輩B「出番が来ましたよ!!」
善子「ついに来たわね..」 花丸「みんな..落ち着いてね..」
ルビィ「みんな!!いつも通りにやるよ!!円陣を組んで!!」
ルビィ達は円陣を組んでかつて千歌達が行っていたときと同様のコールを始めた
ルビィ「みんな!!全力を出していくよ!!」
花丸「aquors..」
善子「サーン..」
一同「シャイーーーーーーン!!!!」
そして..一同はステージの上へと踊り出た ルビィ(お姉ちゃん..千歌ちゃん..みんな!!ルビィ達はここまでやってきたんだよ!!見ていてね!!)
曲が掛かり、メンバーはそれぞれの思いを胸に軽やかにステップを踏んで
妖精のようにステージを舞い踊った
花丸(すごい..練習以上の力が出ているずら!!」
善子(これが私たちの集大成..全身全霊でぶつかるわ!!私たちaquorsのダンスを見ていなさいよ!!) 後輩A(ルビィ先輩..花丸先輩..善子先輩の足を引っ張らないように全力でやらないと!!)
後輩B(あの3人だけじゃないんだ..今のaquorsには私もいるんだってことをみんなにみせつけてやるんだ!!)
後輩C(すごい..これが..ラブライブ本選の舞台から見る景色..なんて光景なの..)
メンバーの目には溢れんばかりの観衆とまばゆいばかりに輝く色とりどりのサイリウムの光が飛び込んできた
aquors!! aquors!! aquors!! aquors!! aquors!! aquors!! aquors!! aquors!!
会場中からaquorsコールが吹き上がるように湧き上がった 山本(頑張れ..ルビィちゃん頑張れ!!)
スタッフの待機室から山本がモニターでルビィ達の演技を見守っていた
職人A「おい、これが終わって優勝者が発表されたらすぐに撤去が始まるんだからな?今のうちに手順を改めて打ち合わせするから来いよ」
山本「はい!!今行きます!!」
山本(ルビィちゃん..君を照らしているスポットライトは俺が設置したんだよ?遠くから君のことを見守っているからね..) ルビィ(はぁ..はぁ..!!すごい..この舞台に立つのは3回目だけど..こんなに興奮するのは初めてだよ!!)
最初にお姉ちゃんたちと9人で立ったときは、お姉ちゃんと一緒に踊れるのがこれが最後なんだって思うととっても悲しかった..
2回目に千歌ちゃん達と立ったときは、千歌ちゃんの背中がとても大きくて..自分は守られている存在なんだって思い知らされた..
守られる側から守る側になりたいって思うようになったのはこの時からだったかも..
そして、3回目の今回は..ルビィの力をどこまで試せるか..とってもワクワクする!!興奮が胸や全身から湧き上がってくる!!
曲がサビに入り会場の興奮が最高潮に達した ルビィ(楽しい..これがルビィの求めたスクールアイドルだよ!!)
aquors!! aquors!!aquors!!aquors!!aquors!!aquors!!
aquorsコールが会場を沸かし..ルビィ達は最後まで踊り切り..スクールアイドルとしての最後のダンスを完走した
ルビィ「ふぅ..ふぅ..」
善子「ハァ..ハァ..終わった」
花丸「全力を出し切ったよ..」 わあああああああああああああああああああ!!!!!
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!!
興奮と熱気が冷めやまぬ会場から歓声と惜しみない拍手が沸き起こった
ルビィ「えへへ..みんな喜んでくれたみたいだね♪」
善子「ルビィ!!花丸!!」
感激して目から涙をいっぱいに貯めた善子がルビィと花丸に飛びついた
花丸「わ!!善子ちゃん..まだ泣くのは早いずら..」 ルビィ「えへへ..みんな..やりきったね..満足できた?」
後輩A「はい!!感激です..こんなところまで来ることができて..私..私..!!」
後輩B「バカ..こんなところで泣くなよ..」
後輩C「あんただって..泣いてるじゃん..」
後輩B「バッ!泣いてなんかないよ//泣いてなんか!!」
ルビィ「えへへ..みんな、お客さん達に礼をするよ!!」
一同「ありがとうございました!!」
わあああああああああああああああああああ!!!!!
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!!
ルビィ達が舞台を去った後も、観客の歓声はしばらく鳴りやむことがなかった.. そして..
ラブライブの優勝者は..aquorsです!!
ルビィ「やった..ルビィ達..やり遂げたんだ!!」
花丸「ルビィちゃん..善子ちゃん..やったずら!!」
善子「ルビィ..花丸..みんな..最高よ!!」
後輩たち「やった〜!!優勝だ〜!!」
司会者「それでは優勝トロフィーの授与を行いますので..代表の方は壇上へ上がってきてください!!」 花丸「ルビィちゃん!呼ばれているわよ!!」
ルビィ「う、うん!わかった!!行って来るね!!」
ルビィはステージの壇上へと登り..スポットライトの真下へとやってきた 司会者「おめでとうございます!!いや〜やっぱり圧巻でしたね!!どうですか?3連覇を成し遂げた今の心境は?」
ルビィ「最高です!!今日は本当にありがとうございます!!」
司会者「テレビカメラの前に立ってください!!全国のファンに一言お願いします!!」
ルビィ「応援してくれて本当にありがとうございました!!お姉ちゃん!!みんな!!ルビィ達..勝ったよ!!」
パシャパシャパシャパシャ!!
ルビィに向けて報道陣の眩しいほどのフラッシュが向けられた ルビィ(やった..ルビィはやり遂げたんだ..お姉ちゃん..千歌ちゃん..みんな..ルビィはもう泣き虫で甘えん坊のルビィじゃありません..)
ルビィ(ルビィは1人前になりました..ルビィの立派になった姿を見てください..)
ルビィが自己陶酔に酔っている時..
それは起こった..
グラグラ.. 職人A「おい、なんかアソコのスポットライトグラついてないか?」
職人B「お、おい!!あそこのスポットライトを付けたのは山ちゃんだよな!?」
山本「は、はい!!」
職人C「ライトの締め付けが緩かったんだ!!あれじゃあ下に落下しちまうぞ!!」
山本「そ..そんな!!」
職人A「今すぐ舞台から人を非難させて..」
バキッ!! 後輩A「スポットライトが!!危ない!!ルビィ先輩逃げて!!」
ルビィ「え?」
職人たちの騒ぎをあざ笑うかのように..それは起こってしまった
ルビィの頭上に位置していたスポットライトの固定が緩み..ギロチンの刃のごとく、ルビィの頭目がけてスポットライトが落下してきた
ルビィ「う..そ..」
ルビィが上を見上げると..落下してきたスポットライトが視界を覆い尽くし..
グシャッ!! ルビィのかわいらしい顔をスポットライトが粉々に打ち砕いた
ルビィ「ピギャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
ルビィは顔面を抑えてステージの上に倒れて、苦悶の絶叫を上げて転げまわった
血しぶきがあがり、ステージの上には惨劇が広がった
観客「キャー!!!」
スタッフ「事故だ!!スポットライトが落ちてきて、女の子の顔面に直撃したぞ!!」
花丸「ルビィちゃん!!」
善子「ルビィ!!」
ルビィ「イタイよ〜〜!!痛いよ〜〜!!何が起こったの!?うわああああああああんんん!!!」 テレビ「おい、カメラ回せ!!スクープだ!!」
TVカメラがステージの上でもだえ苦しむルビィに向けられて、全国のお茶の間は凍り付いた
ラブライブ優勝者を讃えるセレモニーは一転して、事故の様子を中継するドキュメンタリーと化した
ダイヤ「ルビィ!!しっかりしてくだ..!!」
ダイヤはルビィの顔を見て凍り付いた..
ルビィのかわいい顔は、叩きつぶされたトマトのように無残にもグシャグシャになってしまっていた
鼻は潰れ、顔が醜く変形し、いつものかわいい黒澤ルビィはどこにもいなかった 山本「あ..あ..あ..」
山本はステージの上の光景に体が凍り付いた
山本がしっかりライトを固定しなかったせいでスポットライトが落ちてしまい、悲劇にもルビィの顔面に直撃してしまったのだ
ルビィ「イタイよ〜〜〜!!!なにも見えないよぉぉぉ!!!うわあああああああああんんんんん!!!」
こうして..aquorsのラブライブは凄惨な結末を迎えて幕を閉じたのだった 病室
山本「すいませんでした!!」
ルビィ「......」
ルビィの病室に土下座をした山本の悲痛な叫び声が響き渡る」
顔面を包帯でグルグル巻きにしたルビィは何も言わずに、床で土下座をする山本を見つめていた
山本「俺が..スポットライトがきちんと固定されていると勘違いしたばかりに辛い思いをさせて..本当にごめんなさい!!」
ルビィ「.....して」 山本「え?」
蚊が鳴くような小さい声でルビィが呟く
山本「今..なんて?」
ルビィ「謝罪なんていいからルビィの顔を返してよぉぉぉぉ!!!」
ルビィの顔は医者でも修復が不可能なくらいに..グシャグシャに潰れてしまったのだ..
ルビィの事故は全国に中継していて、大きなニュースになった
ラブライブを3連覇した覇者になるはずが..一転して悲劇のヒロインとして黒澤ルビィの名前は全国に広がった あれからルビィは生徒会長の役職を降ろされて、事故のショックを乗り越えられなかったaquorsのメンバーたちは、自主的にaquorsを解散し
スクールアイドル部は廃部となった
凄惨な事故が起きたことでラブライブは次年度から廃止になり、かつて多くの女の子たちがあこがれたスクールアイドルは
消え去る運命を迎えようとしていた
ルビィ「返して!!ルビィの輝いていた理想の学園生活を返してよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
ルビィ「うわああああああああああああああああんんんんんんん!!!!!!!!」
おしまい あらら
一瞬でゴミSSと化したな
まあ最初から大した内容でもなかったけど 以上です ありがとうございました
この悲惨な運命をたどったルビィちゃんを使って後でホラーモノでも作ろうかなって
想ってます。それではまた⌒°( ・ω・)°⌒ 山本が庇って犠牲になってファンの死を乗り越えるっていう展開だったらまだうなずけたが
ルビィちゃんアンチかてめえ 作者、前に別の作者の3年生ルビィSSでトラック突っ込ませろとか言ってたのと同一人物か? この前立ったダイヤdisSSは賞賛してたくせに、このべつにdisでもなんでもないSSはボロクソに叩くのか
この板はルビィ推しの天下だな 敢えて細かいツッコミするけど、ラブライブって年2回の大会だから、ルビィ部長の代で3度目の優勝ということは少なくとも千歌部長の代で1回は優勝できなかった大会があることになるはずだし、3連覇にはならなくない? 738 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2019/03/21(木) 03:02:36.41 ID:FIubgQDY
バッドエンドってさ 悲惨な結末を迎えてスパッとそこで終わらせたほうが後味悪い?それともツラツラとその後を描いた悲惨なエピローグがあったほうがいい? どう思うよ
749 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2019/03/21(木) 13:14:07.83 ID:FIubgQDY
俺はハッピーエンドとみせかけて、最後の最後で凄惨なバッドエンドにするの書いてる
今日中にあげるから楽しみにしててくれ
>>1はSS総合にこの書き込みしてた奴だろ
なんの捻りもないバッドエンドは糞と言われていたのに延々70レス以上も使ってこんなのしか書けないのか…
あと単純に冗長 一年冬 優勝
二年夏 優勝(前々回)
二年冬 優勝(前回)
三年夏 優勝
ほんとだ
あとたしか聖良は三年夏に理亞とベスト8に入賞してるはずだからラブライブ本戦には出てる バッドエンドはまぁいいんだが
説明的かつトントン拍子な展開に加えて突如現れる山本と、とてもじゃないが話に入り込めない
物語を読むと言うより、まるで作者が敷いたレーンの上をなぞってる感覚だった 高所から落下したスポットライトが顔面直撃したら頭が破裂して即死だよ顔が潰れた程度で済むわけない 途中で読むのやめといて良かったわ、こんな糞SSのために夜更かしするの勿体なかったからな 突如山本が入ってきた時点で最後になんかやらかすんだろうなって思ったわ
突然感は特になかった 読んでて、あー、こんな展開っぽいな…それは嫌だな…
って思った展開が全く予想を裏切る事なく続いてた 作業員の話はなくてもよかったかも
この後誰かが事故るんだろうなって予想できたからハッピーエンドの見せかけができてなかった
凄惨な事故が起こったらカメラ止めるもんじゃないかね?そこちょっと気になった
ところどころ日本語が不自由だったから使い慣れない言葉を書くときは一度調べた方がいいと思うよ >>85
そのホラーのための前座的なSSだったから淡々と説明的に進んでたんかね?
これはそんな面白いとも面白くないとも思わなかったがホラーは好きだから次回作待ってる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています