【SS】穂乃果「深夜に一服」にこ「ひと休み」
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穂乃果(あ、もう4時だ)
穂乃果(そろそろ寝ようかな…)
穂乃果(よし、タバコ1本吸ったら寝よう) 穂乃果「」カチッ
穂乃果「っふー…」
穂乃果(なんだか不思議な気分だなー、ひとりで家でタバコ吸ってるなんて)
穂乃果(大学入ってから一人暮らし始めたけど、やっぱりちょっと寂しいなあ…)
穂乃果(あ、そうだ)
穂乃果「……」ピッピッピッ
穂乃果「……」プルルルル にこ『はい?』
穂乃果「あ、にこちゃん?」
にこ『どうしたのよ、こんな深夜に』
穂乃果「いやー、なんか暇だったから」
にこ『じゃ、おやすみ』
穂乃果「あー、待ってよ!」
にこ『なんなのよ…』
穂乃果「今からちょっと会おうよ」
にこ『はあ?今から?』
穂乃果「だめ?」
にこ『べつにいいけど』
穂乃果「やったー♪」 にこ『って言っても、にこと穂乃果の部屋は隣同士なんだから、すぐ会えるじゃない』
穂乃果「そんなの気にしない」
にこ『はぁ、まったく…じゃあベランダ越しに話しましょ。タバコでも吸いながら』
穂乃果「うん、いいよ!」
にこ『ん、電話切るわよ』
穂乃果「はーい」プチッ
穂乃果「…やった!」
穂乃果「」ガラガラ にこ「穂乃果」
穂乃果「あ、にこちゃん」
にこ「やっぱりまだ寒いわね」
穂乃果「そりゃ、3月だからね」
にこ「でもあんた、よかったわね」
穂乃果「なにが?」
にこ「それよ、その指に挟んでるやつ」
穂乃果「タバコ?」
にこ「もし隣に住んでるのが海未なんかだったら、こうやって吸えないでしょ」
穂乃果「あー、たしかに」 にこ「…ま、にこもそれは同じなんだけどね」フ-
穂乃果「あはは、海未ちゃんはそういうの厳しいからね。でも、絵里ちゃんや希ちゃんが吸ってるのは意外だったなあ」
にこ「あんたが吸ってるのも充分に意外よ」
穂乃果「そう…なのかな?」
にこ「そうよ」
穂乃果「そっか…」フ-
にこ「で?最近どうよ」
穂乃果「最近どうって言われても…まあ、ぼちぼちだよ。にこちゃんは?」
にこ「にこもぼちぼちよ」 穂乃果「でもさ、なんか良いよね」
にこ「なにが?」
穂乃果「こうやって、にこちゃんと2人でタバコ吸いながら話してるの」
にこ「…そうね」
穂乃果「なんだか、ちょっと大人になった気分」
にこ「もう充分大人でしょ。あんたも、にこも」
穂乃果「そうかもね」フ-
にこ「ええ」フ-
穂乃果「こんな毎日も悪くないかも」
にこ「…まあね」
こうして、2人の夜はもうちょっとだけ続いていくのであった。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています