理事長「困ったものね」
理事長「…でも私達は取引をするつもりはないわ」

英玲奈「そうか、そうしたら彼女は精神病を主張するだろう」

希「ええで」

曜「…やってみてよ」

英玲奈「ああ。おそらくこの異常犯罪なら我々の主張が通るだろう」

理事長「絶対に無罪にはさせないわ」

英玲奈「どうだろうな」
英玲奈「…だが彼女のいう条件を受け入れれば、彼女は罪をすべて認める」

理事長「そう…。」

理事長「…あなた達が決めて」

曜「もちろん、本当に認めるならやるよ」

英玲奈「二人ともか?」

希「精神病を主張するならウチはこの会話を反証にする。これはウチらへの脅迫や」

英玲奈「そうしたら彼女も死体の話をするだろう。知ってて死体を放置すればマスコミは大騒ぎするだろうな」

希「死体は本当にあるんやろな?」

英玲奈「ああ、あるぞ」

理事長「一応情報だけ伝えると…彼女、ジェーンの手からは持ち主不明の血液が検出されたわ」

希「…」

理事長「…あなたに薦めている訳じゃないけど、彼女は今でも両手に手錠をしてるの。」

希「…。」チラ…

曜「…希ちゃん、……終わらせよう。」

希「…」
希「そう言われたらウチは逃れられんで…」