曜「ラブライブ! グランプリ!! イン アキハバラ!!!」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
曜『遂にやってきましたぁ!! 第一回ラブライブ決勝! 開催地はココ、秋葉原特設コースからお届けいたしまぁす!!! 解説はこの方!』
希『東條希です、よろしくやん』
曜『そして実況は私、限界集落が産んだキセキの世代、渡辺曜がお届けいたします!! ヨーソロー!!』
希『それ言って大丈夫なん?』
曜『優勝者にはこの何でも願いをかなえてくれる優勝旗を贈呈します!!』
希『これウチらの部室にある奴と曜ちゃんとこにある奴って同じなん? あれ? そもそもこれ第一回ラブライブ……えっ? あれ?』
曜『希さんが世界の闇に顔を突っ込む前に! 選手たちの様子を見てみましょう!!!』 花陽「まさか……スクールアイドルの頂点を決めるラブライブがレースなんて……一体何だと思っているんですかぁ!」プンプン
千歌「いいじゃないですかぁ花陽さぁん! 実際ラブライブの名前を借りてるだけのただのお祭りなんですから!」
花陽「それはそうですけど……」
海未「千歌の言う通りです。特設コースという事もありますが、免許のない私達でも車を運転していい、という事はただの気楽なお祭りでしょう」
梨子「そういうことですから花陽さん、機嫌直してください」クスクス
にこ(……でもレースってことは事故は起きるんじゃ?)コソコソ
善子(事故に見せかけて、ライバルを妨害なんてのも……!)ヒソヒソ
海未「なにを話しているのですか、二人とも。そろそろ乗る車のくじ引きが始まりますよ」
善子・にこ「「は、はぁい!!!」」ドキー! 曜『各選手くじを引き終わったようですね! それでは選手紹介です!!』
曜『梨子ちゃん! アンド海未さんのチームは――ゲットガール号!!』
梨子「わ、私っ、正々堂々頑張ります! こんな地味で何も特技もない私ですけど、頑張りますからっ、皆さん応援してくださいっ」ハワワ
キャー!! 梨子ちゃーん!!! ガンバッテー!!! はわわ梨子ちゃんこそ正義ーー!!
梨子(どんな汚い手を使ってでも勝ちますよ海未さん!!!!)ギロッ
海未「いつも通りにしろということですね……」ハァ… 曜『続いてぇ!! 絵里さん&ダイヤさんチームは――ハネームーン号!!』
ダイヤ「ンマーッ!! わ、わたくしとえ、え、エリーチカ様が、そ、そんな、し、新婚――ピギャー!!!」
絵里「……なんでペダルが三つあるの?」 曜『お次は穂乃果選手!! マシンは――決めたらまっしぐら! ススメ→ストレート号!!!』
穂乃果「うーん! ファイトだy」
曜『どんどんいきまっしょー!!! 凛さん&マルちゃん組ー! んんんママチャリィ!!!!!!』
凛「マルちゃんなんで自転車なんか当てちゃったの!?」
花丸「面目ないずら……でも凛さんマウンテンバイク持ってるし、やる気満々ですよね?」
凛「マウンテンバイクとママチャリは違うけど……一度勝つと決めたらとことんやってやるニャ! μ'sイチの健脚は伊達じゃない! 行くよ! ラーメン丸号!」
花丸「名前がダサい!!!!!」 曜『続いてェ!! 千歌ちゃん&花陽さん号は――』
千歌「爆走花陽トラ……?」
花陽「あっ……まさか!?」
曜『三輪車ー!!!!』
花陽「三輪車ァ!?」ガビーン
千歌「花陽ちゃーん!」ニパー シャゴシャゴ
千歌「あっ、これちゃんと二人乗りできる」チリンチリーン
花陽「二人乗りできるんだ……」 曜『そしてそしてぇ! にこさん&善子ちゃんチームはぁ!!』
善子「だからヨハネよ!!」
にこ「それよりこのくじ戦車って書いてあるんだけど……」
曜『真姫さん! ミュージックお願いしまぁす!!』
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
希『えっなんなんこの音』
戦車『デンデンデンデン――』
善子「なにアレ、マジの戦車ァ!?」
にこ「しかも戦車から真姫ちゃんの声が聞こえるんだけど!? どゆこと!?」
真姫『ドンウォーリ ドンウォーリ』
善子「あ、あれ、この曲、まさか……」 真姫「今から超戦車ァ!!」ガバッ
にこ「今から超戦車ァ!?」
善子「今から超戦車ァ!?」
希『いやおかしいだろそれぇ!!』
曜『西木野家と小原家で共同出資した『ニシキノハラ号』でぇーーーす! 戦車から出てきてもらった真姫さんにはこのまま実況席へどうぞ!!』
真姫「にこちゃん、頑張ってね」ギュッ
にこ「……あ、ありがとう……?」
善子「これなら勝てる!! 戦車なら他の車を潰していけるじゃない!! レース(ゲーム)で相手にぶつかるのだけは得意だったのよ!」
にこ「すっげえ不安になってきたわ」 曜『さあ各車グリッドに出そろいました。希さん、真姫さん、大混戦が予想されますが如何でしょう? 得意の占いで占ってみては?』
希『いや占う前からこんなん死人出るのわかるやろ絶対……』
真姫『西木野家も小原家も、その他有力な家柄の人もこれ以上お金はかけられないし、出来る限り被害を最小限に抑えてほしいわね……』
曜『さあいよいよです! 第一回ラブライブ決勝戦、チェッカーを受けるスクールアイドルは誰なのか!』
曜『今シグナルが赤から――』 曜『各車一斉にスタート!!』
花陽「うぬぅうううううううう!!!!」シャゴシャゴシャゴ!!!!
千歌「うわ三輪車うるさッ!!!」
梨子「海未さん早速あのやかましい三輪車から潰しましょう!!」フンスコ
海未「いや観客の前でそれは不味いでしょう――ん!? 梨子、ハンドルを少し右に!」
梨子「えっ?」キキッ
ビュオン!!
梨子「はわわっ!?」
千歌「うわっ!? なに!?」
ダイヤ「今のは一体何です!?」
曜『おおっと物凄いスピードで先頭に躍り出たのは――!?』
曜『穂乃果さんのススメ→ストレート号です!!!』
穂乃果「ふっ、海未ちゃん――このレース、穂乃果が貰ったよ!」ブオオオオオオオ!!!
海未「穂乃果――!?」
花陽「ぐぬぅうううううううううう!!!!!」シャゴシャゴシャゴ
千歌「うるっさ! ほんとこれうるさい!!!」
穂乃果「最高だと言わざる得ないよ、穂乃果のスススト号! このスピードたまらないよ!!!」ブオオオオオオ!!!! 梨子「ねえ海未さん、知ってます?」
海未「はい?」
梨子「ドラッグマシーンはですね――」 穂乃果「ふっ、早い、早すぎるよススス号――いま穂乃果はサーキットの風に――」
ダイヤ「絵里さんカーブです!! スピード落として! クラッチ切って! 素早くギア落として!! クラッチ繋いで!!」
絵里「えと? えと? クラッチって何?」
ダイヤ「ああああもうわたくしがやりますわ!!!!」ゲシッ
絵里「ひどい!」
穂乃果「えっ? カーブ? あれっ? えっ?」グイグイ
穂乃果「え、なんで? ハンドル動かしても――」 ドガシャー!!!
梨子「曲がれないんです」
海未「穂乃果が死んだ!!」
曜『この人でなし!!』
希『ああああ死人が出た!!! 言わんこっちゃないやん!』
曜『初っ端から大波乱でありますね!!!』
真姫『事後処理が……』
希『そっち!? ウチらのリーダー死んでんやで!?』 曜『レースは序盤から荒れ模様! ここで先頭に躍り出たのは――!?』
曜『ハネームーン号とゲットガール号!! 爆走花陽トラ号もなんとか食らい付いています!! 千歌ちゃん頑張れーー!!』
千歌「うん頑張るよー!!」ニパー
花陽「頑張ってるの花陽なんだけど!?!?!?!?」シャゴシャゴシャゴシャゴシャゴシャゴ
希『実況が特定のチーム贔屓してええんか……』
真姫『にこちゃんガンバレにこちゃんガンバレにこちゃんガンバレ』
希『えぇ……』 梨子「あの車、ハネムーン仕様でそこまでスピードは出ないと思っていたのですが……」
海未「それに最初ハンドル握ってたのは絵里でしたからね……クラッチペダル知らずによくマニュアル車を発信させられましたね……」
梨子「ダイヤさんがついてるし……もう! あっちの車の方が当たりだったのね――えっ?」
ダイヤ「それでは皆様失礼しますわー!!」
絵里「あれ? 道こっちだっけ?」
千歌「あれっ? ダイヤさんたち道間違えちゃったのかな?」
花陽「ぐおおおおおおおおおおお!!!!!」シャゴシャゴシャゴシャゴシャゴシャゴ
ダイヤ「オーッホッホッホ!!! わたくしは既にゴールインしていましてよ!!! 絵里さん! わたくしと結婚しましょう!」
絵里「? いいけど……?」
海未「なるほど……向こうが勝ち組ですか……」
梨子「ロシアンマフィアの娘と日本のヤクザの娘が結婚してるんですけどそれは大丈夫ですかね……」
ダイヤ「そんなわけで、ラブライブ優勝のことは任せますわールビィー!」 ルビィ「うゆゆ!!」ドドドドドドド!!!
千歌「な、なになになに!?」
花陽「ぬぁああああああああああ!!!!」シャゴシャゴシャゴシャゴシャゴシャゴ
梨子「なんなのォ!?」
海未「トラック!?!? 八トン車……いえ、それ以上に大きい!!」
ルビィ「ふう……久々の外の空気はオイシイなぁ!」
海未「ルビィ……なのですか?」
梨子「ずっと黒澤家の座敷牢に閉じ込められていたので、おかしくなったんだと思います……」
海未「えっなにそれこわい」
ルビィ「ホラホラぁ!! トラックで三輪車を煽っちゃうぞ!!!!」ブッブーブッブー
梨子「クラクションがダイヤさんの声なのウケる」
千歌「は、花陽さぁん!! 煽られてるよぉ! このままじゃ追突されちゃう!」
花陽「うぅ……もうだめ……」シャゴシャゴシャゴシャゴシャゴシャゴ……
千歌「えぇ!? なんでぇ!?」
花陽「お腹がすきました……これ以上足が動きません……」シャゴシャゴシャゴシャゴ……
千歌「千歌の鞄の中にも蜜柑はもうないよぉ!!」
海未「やけに花陽の体力が持つと思ったら、三輪車を漕がせながら蜜柑を食べさせていたんですね……」
梨子「想像しただけで吐きそう……うぅ……」 花陽「もう……限界……」シャゴ…シャゴ…
ガンッ!
千歌「うわぁ!?」
花陽「ぴゃあ!?」
ガッシャーン!
ルビィ「わあ大変! 今何かぶつけちゃったぁ!!」テヘッ
海未「わあ流石黒澤、お腹も真っ黒……」
梨子「幽閉されてた分ストレスが溜まってるのね……」 花陽「アイタタタタ……」
千歌「うぅ……どうして、黒澤家の敷地外に出られないルビィちゃんが……ああっ!!」
ルビィ「フフフ……そうです!」
曜『おおっと!! トラックのサイドウイングとテールゲートが開いていきます!! あ、あれは!?』
希『嘘やろォ!?!?!?』
海未「トラックが……」
梨子「座敷牢を積み込んでる……!?」
ルビィ「お姉ちゃんが考えてくれたんだ! 座敷牢と一緒に居れば実質黒澤家に幽閉されてるのと変わんないって!」
ルビィ「こうすればルビィは最初から自由だったんだ! ねえ! パールちゃん!!」
パールちゃん「……」
ルビィ「だよねぇ!!! 行くよパールちゃん!!!」
梨子「何も言ってないじゃない!!!」
海未「幽閉されてる間ずっとその白いふわふわと会話を試みていたのでしょうか……」
ルビィ「なにが白いふわふわだってぇ!?!?」ブッブーブッブーデスワー
梨子「きゃあ! 座敷牢を積んだトラックに煽られてる!!」
海未「文字に起こすと意味不明ですね……」
ルビィ「ピーッヒャッハァ!! どけどけぇ!!!」デキナカッタコトガデキタリー
梨子「あったまにそういうクラクションも出るんだ」 曜『さて! ここでトップに躍り出たのはダイヤさんとバトンタッチしたルビィちゃんの座敷牢トラックです!!』
曜『なんという展開! ラブライブ決勝ならではの展開ですね! 希さん!』
希『まあアニメ本編でも学院長と生徒を兼任する人もいるし、留学を直前でふいにする子もいるし、割といつも通りのハチャメチャやね……』
真姫『とにかく安全運転を心がけてね……』
梨子「もう! あの座敷牢、なんであんなに早いのよ!」
ルビィ「ピギィ! やっぱり聖地神田明神の安全交通お守りは効くねえ!!」ブッブーブッブー
海未「あれは交通安全であって、速度とは何の関係もないのでは」
梨子「小麦を磨り潰して白い粉にしたものを良薬と言って、呑ませれば体調が良くなる人もいますから……」
希『いやルビィちゃんの思い込みとトラックの速度は直結せえへんやろ……』
真姫『もう元のルビィちゃんのキャラと全然違うわね……』
ルビィ「このままゴールだよ!!」
梨子「むー! そうはいかないんだから!!」
海未「待ってくさだい! 梨子、ルビィが何か言っています!」
梨子「えっ?」 ルビィ「ねえ、パールちゃん……優勝したら、一緒に暮らさない?」
パールちゃん「……」
ルビィ「だねっ!!」
梨子「今までずっと一緒に幽閉されてたんでしょぉおおお!?」
海未「そのツッコミは野暮――! 梨子! 上!」
梨子「!? あれは!!」
ズドン!!!
ルビィ「ピギィ!?」ブッブーブッブーデスワー!?
ルビィ「うわ、うわあ! うわぁああああ!?」
梨子「なに!? 上から、何かがトラックに当たった!?」
海未「今のは――大砲の弾!? ! 危ない、トラックが!!」
ルビィ「あ、ああ! おね、おねえちゃん!! 助けて!!」
パールちゃん「……」ぴゅう
曜『おおーっとパールちゃんがトラックの窓から飛び出したぁ!?』
ルビィ「だぁあああああああ!!!」バッ
曜『ルビィちゃんも飛び出したぁ!! 美しい高飛び込みィ!!!!!』
希真姫『『飛んだぁああああああああ!?』』 梨子「悲しすぎるわ、いろいろと」ボソッ
海未「大砲の弾――と言えばただ一つ! 砲撃個所は――!」
にこ「はいドーン!! ヨハネちゃん、次狙っちゃうニコ!!」
善子「この堕天使ヨハネの鷹の目にかかれば――おちゃのこさいさいよ!」
梨子「にこさん!?」
海未「善子! 姿を見せないと思ったら、戦車でショートカットしてきたのですね!?」
にこ「当初はスタートと同時に他の車を轢き潰す予定だったけど、足が遅すぎてとん挫したのよ!」
善子「だから戦車の装甲を活かして邪魔なものぜんぶ壊して、一直線にここまで来たのよ!」
真姫『!? ちょっと待って!? にこちゃん、善子、まさか――』
善子「ちょっとばかり、街の景観が殺風景になったけどね!」
真姫『ああああああああああああ!!』ブクブクブク
希『真姫ちゃんが泡吹いとる!?!?』
曜『うわぁ!! バブルこうせんだ!!!』
希『それ凛ちゃんのネタや! しかも非公式!!』 にこ「行くわよ! パンツァー、フォー! ファイアー!!」ズドン! グオン!!
ドカン!!
海未「くっ!」
梨子「きゃあああああ!!!」
にこ「あーっはっはっは! おっもしろいわね! ヨハネちゃん! もっとやっちゃいなさい!」
善子「BF4で鍛えたこのAIM力!!」
ズドン! ズドン!
海未「右! 左! 左!」
梨子「はいっ!」ブオン! ブオン! ブオン!
にこ「全部外れてるじゃないの!!!」
善子「海未ってば勘と判断力と動体視力凄すぎない!?」
梨子「ど、どういう目をしてるんですか……」
海未「アニメ、SIDと設定を詰め込まれたせいで武術や戦闘技術に関しては文字通り英霊の域に達しています」
梨子(私も設定のせいで二重人格みたいになってるけど、この人もやばくない?)
ぱからっぱからっぱからっ
梨子「?」
にこ「ん? 何の音……?」 鞠莉「マリーの街、マリーのレースで無粋な真似をしないでチョーダイ!! まな板ちゃん!!」
にこ「ぬわぁんですってぇ!?」
善子「まさかマリー!?」
梨子「それにあの馬は!?」
海未「ここは内浦ではなく秋葉原ですよ!?」
鞠莉「マリーの前を走る車は誰一人とて許さないんだから!! それっ!!」
スターブライト号「ヒヒーン!!!」
ぴょーん
海未「飛んだぁ!?」
鞠莉「その戦車の製造には、私も一枚かんでるのよ!!」ポチッ
ガガガガガッ!!
善子「なにッ!?」
にこ「急停止した!?」
善子「だめ! キャタピラが動かない!」
にこ「もう! だったらあの駄肉女を撃つのよ!」
善子「ちょっと、今撃ったら――」
ドカァアアアアン!!!
善子にこ「「ひゃあああああああああ!!!」」 鞠莉「あーっはっはっは! 自爆なんてね! やはり持たざる者の最期は情けないわね笑ってあげるわピィーーーーwwwガハハハハwwww」ぱからっぱからっぱからっ
梨子「今イルカとおっさん居なかった?」
海未「さあ……それより鞠莉! なぜここに!?」
鞠莉「ガハハww 愚問ねウミ!!」ぱからっぱからっぱからっ
鞠莉「良いわ――いいじゃないの!! レースなんてエキサイティングじゃない! スターブライト号もあらぶってるわ!!」
スターブライト号「ヒヒーン!」
鞠莉「だけど! マリーを招待しないとはどういうことよ! ノゾミ!!」
希「だって鞠莉ち、ルール守らんやろ……」
鞠莉「それがどうしたのよ! マリーがルールよ! ノブレスオリージュ! 持つ者こそが頂点に君臨するのよ!!」 梨子「海未さん! 迎撃です!!」
海未「良いんですか? 今まで『はわわ』でギリギリ観客にはやり過ごしてきたのに……」
梨子「仕方ないです! せっかく今はトップなのにあんなのに無茶苦茶にされたら台無しよ!」
海未「了解です! 後部座席から弓と矢を取ります!」バッ
鞠莉「フーン? マリーとやる気?」ぱからっぱからっぱからっ
海未「勝手が過ぎるようですね、マリー・オハラ。君臨する頂点から――撃ち落とします!!」ギリギリギリーーヒュン!!
鞠莉「ガハハハハwwwピィーwwwwマリーの馬術を甘く見ないで! スターブライト号!!」ぱからっぱからっぱからっ
スターブライト号「ガハハwwwww」ぱからっぱからっぱからっ
梨子「馬が壁走りしておまけにおっさんみたいな声で喋ったぁ!?」
海未「その馬術と笑い声――! ただ者ではない! 貴女は一体!?」ヒュン! ヒュン! ギリリリリ――ヒュン!
鞠莉「ある時は民謡チャンピオン! ある時はシャイ煮女! ある時は理事長! ある時は泣き虫! おっさんの時もあればイルカの時もある!」
鞠莉「その名も――マリー・オハラよ!!」
梨子「意味が分からないわ……」 曜『意外や意外! なんと鞠莉ちゃんの登場です! これは是か非か! どうでしょう希さん!!』
希『鞠莉ちも立派な理事長なんやし、お願いやからもうこれ以上真姫ちゃんに泡を吹かせないでほしいわ……』
真姫『ぶくぶく……』
梨子「鞠莉さんは選手じゃないでしょう!? 私たちの勝ちなんですからね!!」
鞠莉「ガハハwwwこのカーブでイタダキマス!!」
梨子「くっ!」
鞠莉「マリーの勝ちよ!!」 凛「――抜かせてもらうニャ」チリンチリン
花丸「音速ずらぁああああああ!!!!!」 梨子「ぬぁ!? あれ自転車ですよね!?」
海未「なんというケイデンス!!」
鞠莉「ママチャリがぁああああああ!!!!!」 凛「ニャーハハハハ!!! 凛の健脚見たかニャ!? これがμ'sイチの瞬発力の持ち主の力だぁ!!」シャゴシャゴシャゴシャゴシャゴシャゴ
花丸「は、はやいずらぁああああああああああああああああああああああ!!!」
ばっこん!
花丸「ガードレールを吹っ飛ばしたずらぁああああああああ!?」
凛「……飛ばしすぎちゃったニャ」
花丸「人の命も諸行無常ずら……」 鞠莉「……?」
梨子「何? 今の」
海未「猫でしょう」 曜『さあいよいよレースも大詰めです!!』
希『最初から最後までクライマックスやったね……』ゲッソリ
曜『トップでコーナーを立ち上がってくるのは――!!』
曜『キタァアアアアア!!! ほぼ横一線!! わずかにスターブライト号が有利か!!』
曜『ゲットガール号も負けていないぃーーーー!!』
鞠莉「楽しかったわよリリー? 中々やるようだけど、所詮リリーはヨハンナのカキタレよ!」
梨子「リリー禁止! 後私はよっちゃんのカキタレじゃない!!!」
海未「挑発に乗ってはいけません梨子!」
梨子「なによ!! 理事長までやったくせに廃校を阻止できなくてお母さんにも貶されたくせに!!!」
海未「梨子! それブーメランですよ――ん? 鞠莉の返し文句がない……?」 鞠莉「うっ……ひっぐ……マリーだって……マリーだって頑張ったもん……」ぱからっぱからっぱからっ
海未「涙腺よわっ!」
梨子「うわぁ! 鞠莉さんまた泣いてる!」
鞠莉「ううっ、ひっくひっく……ヨハンナのカキタレ……ピィー……ww」
梨子「だぁあああああこの金髪乳女!!!!」
海未「いいから前を向いてください梨子!!」
シャゴシャゴシャゴシャゴシャゴシャゴ!!!!!
鞠莉「ひっく……ん?」
梨子「えっ?」
海未「このアホみたいな三輪の音は!?」
曜『爆走花陽トラだぁああああああ!!!!!! 千歌ちゃぁあああああああああああん!!!!! いっけぇえええええええええええ!!!!!』
希『もうウチつっこまんわ……』
鞠莉梨子海未「「「なにィ!?!?」」」 花陽「爆走花陽トラ……貴女も設定の闇に消え行った悔しさを胸に宿すというのなら――! 命を賭けて駆け抜けてください!!!!」シャゴシャゴシャゴシャゴシャゴシャゴ
千歌「ウオオオオオオオオオオオオ!!!!」ムキムキムキムキムキ
海未「花陽!?」
梨子「どうして!? 一体どうして!? 蜜柑はもうないはずなのに!」
鞠莉「!? 見て! チカっちが持ってる箱を!!」
千歌「ウォオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」ムキムキムキムキムキ
花陽「はむはむはむはむはむはむ!!!」パクパクパクパク
曜『千歌ちゃん印の寿太郎みかんのダンボールだぁああああ!!!』
千歌「チカと花陽ちゃんとみとねえの貯金を全部使って買ったんだ!! 花陽ちゃん!! これから食事は――」
千歌「飯抜き茶漬けだけだぁ嗚呼あああ!!!!」
花陽「ただのお茶ぁあああああああああああああああああああ!!!!!」
鞠莉「ふざけ過ぎよ!! この米&蜜柑キチがああ!!!」 曜『さあゴール目前! まだゴールの行方は分からない!!』
曜『早い爆走花陽トラ! 怒涛の追い上げ!! じわじわ差を詰める! 並ぶ並ぶ並ぶ三台横一線!!!』
鞠莉「ロリ巨乳コンビがァアアアアアア!!!! マリーが勝てそうなのに!!! うえーん!!!」
海未「アクセル全開です! 梨子!!」
梨子「いっけぇえええ!!」
千歌「ウウオオオオオオオオオ!!!!」
花陽「はむはむはむはむはむはむ!!!!!」 鞠莉「うわぁああああああん!!!!」
海未梨子「「とどけぇーッ!!!」」
花陽「はむはむはむはむはむはむ!」
千歌「伸びろ! アホ毛ーーーーッ!!!」ミヨーン ウオオオオオオオオオオ!!!
曜『大逆転!!! まさに死闘を制したのは爆走花陽トラ! 花陽さん&千歌ちゃん組!!! おめでとう千歌ちゃん!!!!』
希『もう知らん……知らんわ……』 千歌「やったね花陽ちゃん……」
花陽「うん……花陽達、やったんだよ……」
ぴかぁああああ
千歌花陽「「あっ?」」
花陽「千歌ちゃん」
千歌「うん……あれは……ラブライブ優勝旗……」
『えーっと、これを読めばいいのかなん? なになに……遂に聖杯は出現した。今、二人の願いは叶えられる』
千歌「……」コクン
花陽「……」コク お |c||^.- ^|| つ …ところでわたダイヤさんとエリーチカ様のスピンオフ、あくあくAqoursですわ! >>44
ありがとう
改変してるこっちも楽しかったから面白かったって言ってもらえてうれしい 元ネタ:カーニバルファンタズム 第九話 SEIHAI GRANDPRIX 他のカニファンネタもやって欲しいくらいに面白かった デート大作戦って1日に複数人とデートする士郎達の話だっけ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています