千歌「りこちゃんはどう思う?」りきゃこ「良いと思うw」
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千歌「よっし!やっと新曲の歌詞できたよー」
曜「お疲れ様、千歌ちゃん。今回も難産だったね。」
千歌「本当だよー、これでやっとりこちゃんからの鬼の催促から逃げれるー」
りきゃこ「w」
曜「今度はりこちゃんの番だね、締め切り来週だから結構ハードなんじゃない?」
曜「私もルビィちゃんと衣装作りスパートかけなきゃ」
りきゃこ「頑張るw」 千歌「今日は2人とも泊まってく?!」
曜「ううん、志満ねぇが送ってくれるって。それにお泊まりセットもないしね」
りきゃこ「帰宅w」
千歌「そっかー、残念。また今度お泊まりしようね!」
曜「うん!完成記念だね!」
りきゃこ「…w」 鞠莉「そうやって平気でこっちの世界に居座るところ大嫌いだった」 千歌「じゃーねー!」
曜・りきゃこ「バイバーイ」
曜「また明日ね、りこちゃん、おやすみ」
志満「おやすみなさい」
りきゃこ「うんw」
軽トラ「( ^ω^ )ブーン!!」
りきゃこ「www」 りきゃこ「www」
りきゃこ「…ww」
りきゃこ「……w」
りきゃこ「………」タッタッタッタッ!
りきゃこ「どーなってんのおおおおおお!!逢田さんなんで沼津にいんのおおおおおお!?!?!」波ザッパーン!!
りきゃこ「意味わかんないんですけど!つーか何普通に千歌ちゃんや曜ちゃんと会話してんの?!」
りきゃこ「夢だ、夢に違いない、さっきまで有紗とパクチー食べてたんだから!」つねっ
りきゃこ「…痛いwリアルじゃんw」 りきゃこ「つーか何で2人とも私を梨子ちゃんだと思ってんの…私逢田さんだしーw、26だしーw、JKとかちょっとーw」
りきゃこ「…逢田さんまだまだイケるじゃんw!」
りきゃこ「ふふっw」
りきゃこ「…泊まるとこどうしよう、梨子ちゃんママにバレないかな…」 梨子ママ「あら、梨子おかえり」
りきゃこ「た、ただいまw」
梨子ママ「何ニヤニヤしてんのよ、お風呂入れるわよー」
りきゃこ「してないし…w、はーい、入りまーす🙋🏻♀」
りきゃこ「…バレなかった…私梨子ちゃんだって思われてるんだ…」
りきゃこ「とりあえずお風呂入ろ」
りきゃこ「あ、服用意してくれてる、ありがたい」 りきゃこ「ふぃー、えっと、梨子ちゃんの部屋は…確か二階の設定だったような」トコトコ
りきゃこ「入室w」ガチャ
あんこ「ワンっ!」
りきゃこ「あ、犬いるー!あー、名前なんだっけ?修羅?w」
りきゃこ「寝るから静かにしててねー」
りきゃこ「( ˘ω˘ )スヤァ」
あんこ「ワンっ」
ーーーーーー
ーーーー
ー 梨子ママ「行ってらっしゃい」
りきゃこ「登校w」
りきゃこ「(やっば、授業とか全然わかんないw)」トコトコ
りきゃこ「(相変わらず車少なくて静かな田舎だなー)」トコトコ
???「とりゃー!!」ドスッ!!
りきゃこ「グエー!!」ドサァアアア
???「悪霊退散ずら!!」
りきゃこ「いった!!ハァ!意味わかんないし!いった!!」
花丸「ヒェッ!都会人はやっぱり野蛮人ずら!丸のような知性溢れる常識人とは違うずらねぇ」
りきゃこ「うっせーし!なんだしー!マジ痛いんですけど」
りきゃこ「チッ…花丸ちゃんじゃん」 花丸「お前!何者ずら!」
りきゃこ「はぁ?りか…梨子ですけど」
花丸「梨子ちゃんはお前みたいな邪悪なオーラを纏ってないずら!」
花丸「なんで梨子ちゃんと同じ見た目ずら!正体を言えずら!!さもなくば、この丸の卒塔婆ソードでまっぷたつずら!」シャキーン!!
りきゃこ「ちょ、まじなんだしーw」
花丸「黙秘ずらか…覚悟!!ずらあああああ!!!」
りきゃこ「ひっ!」 果南「こら〜?まる〜?」ガシッ!
花丸「ずらっ!?み、水ゴリラ!」
果南「朝から梨子ちゃんに何やってんの、危ないよーまるー」ベリッ
花丸「ぎいぃいいぃいやぁ〜〜!!
何するずらァー!!!
やめてずら!!!
マルが何したって言うんずらぁー!!!!!!
痛いずらよぉー!!!!!!!
読書が出来なくなっちゃうずら・・・
ペンも握れなくなっちゃうずらよぉー!!
千歌ちゃーん!!!!
助けるずらぁー!!!!!!!!」
果南「んあ、これで良し」
果南「一体朝からどうしたの?梨子ちゃん」 りきゃこ「あ、果南ちゃん…よくわかんないんだけどいきなり花丸ちゃんが襲いかかってきて」
花丸「よくわかんなくないずら!おかしいずらよ!」
果南「お、復活早いね〜、もう一枚いっとく?」
花丸「ヒィイィ!やめるずら…もうやらんずら…」
果南「うむ」
りきゃこ「…w」
果南「んで?一体どうしたのさ」
花丸「そいつは梨子ちゃんじゃないずら…」
果南「」バキバキ
花丸「ほほほほほんとずらよ!丸嘘ついてないずら!丸はお寺の子だからわかるんずら、そいつは梨子ちゃんの皮を被った悪魔ずら!!」
りきゃこ「悪魔w酷いしーw」 果南「……」
果南「たしかにいつもより砕けた口調だね、でもそれは梨子ちゃんの心境の変化とか意識の持ち方とかそういう話じゃないの?」
りきゃこ「同意w(そうだよ、私は正真正銘梨子だよ!)」
りきゃこ「やっべw」
花丸「ほら!変ずら!絶対に変ずらよぉ!!信じて水ゴリラ!!」
果南「…梨子ちゃん、ほんとに梨子ちゃんだよね?」
りきゃこ「そうだよーw」
果南「ふぅ…わかった」
花丸「ゴリラぁ!!!」 果南「丸、わかったから」
果南「梨子ちゃん、とりあえず私達はいつも通りの友達、仲間だよ。…でも監視はさせてもらうよ?」
花丸「ゴリ…」
梨子「…w。わかりました、よく分からないけど、それで果南ちゃんの気がすむなら良いいよ」
果南「んあ。さー2人とも、遅刻しちゃうから急ぐかなん、ダイヤに怒られるよー」
花丸「待つずらぁ水ゴリラー!!」トコトコ
クルッ
花丸「……丸の好きな梨子ちゃんはいずれ返してもらうよ…!」
りきゃこ「w」
りきゃこ「イミフw」
花丸「!!」
花丸「…先に行くずら…」トコトコ りきゃこ「ふぃーwバレそうだったな」
りきゃこ「別にバレてもいいけど…説明めんどくさいからバレない方がいっか」
りきゃこ「とりあえず色々現状把握して、東京に戻らなきゃ」
りきゃこ「あんちゃん達に迷惑かかるもんね」
りきゃこ「歩行w」 りきゃこ「遠w」
りきゃこ「坂の上に作るとか無能かよーw」
りきゃこ「はー、着いた」
りきゃこ「入場w」
ダイヤ「ぶっぶー!!!ですわ!!!」
りきゃこ「おわっ」
りきゃこ「なん凸〜w」 ダイヤ「梨子さん…!1分遅刻ですわ〜!!」
りきゃこ「厳しwまあまあ、1分くらいいいじゃん、仕事じゃないんだからさ」
ダイヤ「これが私の仕事です!!!」
ダイヤ「だいたいどうしたんですか、千歌さんならまだしも梨子さんが遅刻なんて珍しいですわね、作曲で夜更かしでもされたんですの?」
りきゃこ「そ、そんなとこw」
ダイヤ「しかし遅刻は遅刻ですわ、反省文です」
ダイヤ「職員室に行ってくださいね」
りきゃこ「チッ…はーい🙋♀」トコトコ
ダイヤ「?!?!」
ダイヤ「梨子さん…?」 りきゃこ「終了w」
りきゃこ「大作書いちゃったよーw逢田さん文豪としても時代に名を刻んじゃうよーw」
りきゃこ「次の授業から受けなきゃ、なんの授業が知らないけどw」トコトコ
千歌「あっ!梨子ちゃん!朝来ないから心配したよー」
曜「おはよーそろー!千歌ちゃんならまだしも梨子ちゃんが遅刻なんて珍しいね!あれから夜更かししたの」
りきゃこ「そんなとこw」
千歌「よーちゃんひどーい!」
曜「ゴメンゴメン」
ーーーーーー
ーーーー
ー 梨子の見た目でにやけながらこの喋り方してるの想像するとイラ…笑える 鞠莉「what?梨子が変?」
果南「うん、なんか別人かも」
鞠莉「んー?朝廊下を歩いてるのを見たときは普通だったけど」
果南「見た目はね」
鞠莉「見た目?どういうこと?」
果南「中身が…違う」
鞠莉「ブッ!!カナーン!何言ってんのー?!」
鞠莉「筋トレし過ぎて脳みそ無くなっちゃノー?」ケラケラ
果南「……」
鞠莉「…嘘」
ダイヤ「梨子さんと話しましたの?」
果南「…うん」 鞠莉「ダイヤ〜聞いてよー、果南ったら頭おかしくなっちゃったみたい」
ダイヤ「…」
ダイヤ「確かに、今日の梨子さんは変ですわ」
鞠莉「ダイヤまで」
果南「丸がさ、梨子の皮を被った悪魔だって」
果南「すごい警戒してた」
ダイヤ「私と話していてもずっと薄ら笑いで、舌打ちまでしてましたわ」
ダイヤ「昨日までの梨子さんとは全く違う空気を「やめてよ!!!」
鞠莉「2人とも何言ってんの!?梨子が悪魔!?同じAqoursのメンバーに向かって何言ってんの!!」 果南「鞠莉…」
鞠莉「花丸はファンタジー小説に感化されただけ!態度が変なのだって…練習の後に作曲までやって疲れてただけだよ!!」
ダイヤ「鞠莉さん…」
鞠莉「私の大好きな梨子を、私達の大好きな梨子にそんな事言わないで!!」
果南「鞠莉…」
鞠莉「ハァハァ……sorry…今日は帰るわ、バイバイ」
ダイヤ「あっ、鞠莉さん」
果南「ダイヤ」
ダイヤ「…」 果南「ちょっと言い過ぎたね」
ダイヤ「ええ、ですが…」
果南「わかってる、とりあえず私達で動こう」
ダイヤ「まずは何をしますの?」
果南「都会で人が多ければ尾行とか出来ると思うんだけど、ここは内浦だからね」
果南「とりあえずは千歌と曜に聞き込みかな」
ダイヤ「わかりました、では参りましょう」
ダイヤ「花丸さんには?」
果南「だめ、まるはきっと暴れるから」
ダイヤ「ふふっ」
果南「んあ?何?」
ダイヤ「いえ、AZALEAを始めて以来、随分と名コンビになったと思いまして」
果南「ははっ、そうかなん?」
ーーーーーー
ーーーー
ー 善子「今日は練習ないから儀式に付き合って貰うわよ!ルビィ!」
ルビィ「今日は衣装作りないからいいけど、どんな儀式をするの?善子ちゃん」
善子「ヨハネ。そーねぇー……昨日家で憑依の儀式を試したのよ」
ルビィ「憑依…?取り憑かれちゃうのぉ!?」
善子「失敗よ、失敗。自分に試してみたけど特に何も起きなかったわ」
ルビィ「そうなんだ、でも何を憑依させようとしたの?」
善子「守護霊よ!」
ルビィ「しゅ、守護霊!しゅごい!」 善子「そう、目には見えない自分を見守ってくれている存在ね」
善子「守護霊と会話してみたくて試してみたのよ」
ルビィ「ふぇ〜カッコいい」
善子「でしょう!!でもうまくいかなかったのよ、残念」
善子「(でも何故か5秒くらいヨハネヨハネって興奮しながら連呼したわね)」
善子「実はね、ルビィとリリーにも試してみたのよ、ルビィは特になにもなかった?」
ルビィ「えええええ!!!ルビィにも試したのぉ!??!勝手なことしないでよ善子ちゃん!」
善子「自分に試して変化なかったからAqoursメンバーにも試してみたのよ、勝手にやったのは謝るわ」 ルビィ「もぅ!ルビィ怒るよ!」
善子「ごめんなさいね、どうだった?」
ルビィ「ぅゅぅ〜…特になにもなかったからいいけど…」
ルビィ「(昨日急にお姉ちゃんのプリン味見したくなったけど、お姉ちゃんのプリンはルビィの物だから特に関係ないよね?)」
善子「そうなのね、今日の儀式は別に考えるとして、リリーにも聞き込みに行きましょ、もしかしたら何か変化があるかも!」
ルビィ「ちゃんと梨子ちゃんにも謝るんだよ!」
善子「わかってるわ、さぁ、行くわよリトルデーモン4号!」
ルビィ「うゅ、待ってよ〜」 善子「着いた!凡人リリーよ!堕天使ヨハネの降臨です!ひれ伏しなさい!」
ルビィ「こら!善子ちゃん!」
善子「…ごめんなさい」
曜「あれ?善子ちゃんにルビィちゃん」
千歌「梨子ちゃんなら先に帰ったよ、てゆーか鞠莉ちゃんが連れてっちゃった」
善子「マリーが?1人で?」
千歌「うん、なんか急いでた」
曜「…ちょっと怖かったかな、鞠莉ちゃん」
ルビィ「け、喧嘩しちゃったの?」
曜「うーん、そーゆーのじゃないとは思うんだけど…焦ってる感じだった」
善子「ふぅん、居ないのならしょうがないわ、帰りましょルビィ」
ルビィ「そうだね、バイバイ千歌ちゃん、曜ちゃん」
曜・千歌「ばいばーい」
ーーーーーー
ーーーー
ー 理事長室
りきゃこ「こんなとこでどうしたのw」
鞠莉「(2人に腹が立って梨子に会いに来たものの…)」
りきゃこ「無言かよーw」
鞠莉「(ヘラヘラしてるし、やけにフランクね…)」
りきゃこ「鞠莉ちゃーん、ハロー?私も英語喋れるよーw」
鞠莉「(私が悩んでもしょうがないか)」
鞠莉「梨子」
りきゃこ「ヒッ…あ、あいな…w?」
鞠莉「?」
鞠莉「私は鞠莉よ?」 りきゃこ「そ、そうねw」
鞠莉「梨子、新曲の作曲は順調?」
りきゃこ「…大丈夫w」
鞠莉「最近しっかり休んでる?」
りきゃこ「…大丈夫w」
鞠莉「梨子、知ってると思うけど、私1年の時は作曲やってたのよ?」
鞠莉「あなたの力になれると思う」
梨子「…」
鞠莉「Aqoursのメンバーとして、友達として」
鞠莉「悩んでるなら苦しいのなら、頼って欲しい」
りきゃこ「…w」
りきゃこ「…」
りきゃこ「」グスッ
りきゃこ「助けてぇ、鞠莉ちゃーん!」ポロポロ ギルキスvsアゼリアの構図で書きたかったんやが浮かばない、誰か頼む 帰宅wとか入室wとか何でこんなにクスッと来るんだろ もはやラ板のキャストと現実のキャストの共通点名前以外ない説 >>22
このスレが最初
あいなちゃん「はぁ〜。りきゃこさぁ、まだ気付いてないわけ?」りきゃこ「あ、あいな……?w」
32: 名無しで叶える物語[sage]
2018/07/29(日) 09:31:01.31 ID:Vft2gNws.net [1/1] AAS
鈴木「そういうヘラヘラしてるとこ、大嫌いだった」 鞠莉「よしよし」ナデナデ
りきゃこ「私作曲なんかできないよー!」ポロポロ
りきゃこ「ピアノだって全然だし、歌もダンスもまだまだなんだよー!」ポロポロ
りきゃこ「もっともっと上手になりたい!!ポロポロ
鞠莉「梨子はいつも頑張ってるじゃない、ピアノだって上手よ?コンクールだって優勝したじゃない」ナデナデ
りきゃこ「だって私梨子ちゃんじゃないもん!梨子ちゃんみたいになりたい、もっと梨子ちゃんに近づきたい!」ポロポロ
鞠莉「…」ナデナデ
鞠莉「もっと泣いてすっきりしましょう、私がここにいるこら」ナデナデ
りきゃこ「ごめんなさいぃ、みんないつもごめーん」ポロポロ これ新開発のVR使ったまるごとりかこの収録なんだよね… 鞠莉「よしよし」ナデナデ
りきゃこ「私作曲なんかできないよー!」ポロポロ
りきゃこ「ピアノだって全然だし、歌もダンスもまだまだなんだよー!」ポロポロ
りきゃこ「もっともっと上手になりたい!!ポロポロ
鞠莉「梨子はいつも頑張ってるじゃない、ピアノだって上手よ?コンクールだって優勝したじゃない」ナデナデ
りきゃこ「だって私梨子ちゃんじゃないもん!梨子ちゃんみたいになりたい、もっと梨子ちゃんに近づきたい!」ポロポロ
鞠莉「…」ナデナデ
鞠莉「もっと泣いてすっきりしましょう、私がここにいるこら」ナデナデ
りきゃこ「ごめんなさいぃ、みんないつもごめーん」ポロポロ りきゃこ「」グスッ
鞠莉「はい、ティッシュ」
りきゃこ「」チーン
鞠莉「梨子、今日は私の家に泊まりに来ない?」
りきゃこ「鞠莉ちゃん家に?」
鞠莉「うん、まだ梨子を招いたことなかったよね?」
鞠莉「今日のこと、これからのこと、一緒に考えましょ」
りきゃこ「ありがとう、鞠莉ちゃん」
鞠莉「1人が緊張するならあなたの大好きな堕天使を呼んでもいいわよ?」
りきゃこ「善子ちゃんを?」
鞠莉「同じguilty kissの仲間でしょ、3人でワイワイするのも楽しいわよ〜」
りきゃこ「そうね…楽しそう」 『ー音ノ木坂学院高校1年、桜内梨子さん。曲は海にかえるものー』
りきゃこ「」
りきゃこ「♪ユメノトビラ〜w」 >>16
>りきゃこ「あ、犬いるー!あー、名前なんだっけ?修羅?w」
草生えるわ 善子ハウス
善子「結局儀式もせずにルビィとゲームしただけだったわね…」
善子「ずら丸の奴は授業終わるなり、リリーの名前を叫びながら走ってっちゃったし」
善子「そのリリーはマリーが連れてっちゃったし…」
善子「なんだか変な日だったわ」
スマホ「LINE!」
善子「ん、よっと」
善子「噂をすればマリーだわ」
鞠莉『HEY!ヨハネ!今日はマリーのお家でディナーをトゥギャザーしなーい??』
善子「ふふっ、可愛らしいセンパイね」 善子『リトルデーモンマリーよ、ヨハネへの供物を捧げること、許可するわ!』
善子『準備したらそっちに向かうわ』
鞠莉『OKネ〜、でもその必要は無いわ』
善子「?」
ピンポーン
善子「…嫌な予感が」
ピンポーンピンポーンピンポピンポピンポピンポピンポーン!!!!!
善子「だぁあああああ!!!うっさいわーい!!!」
ガチャ
善子「マリー!近所迷惑よ!」
りきゃこ「あ、善子ちゃん…」
善子「はぇ?リリー?!リリーがやってたの?!?」 鞠莉「なわけないじゃな〜い、ワ・タ・シ。てへぺろ☆ミ」
善子「こらマリー!うるっさいわよ!」
善子「お迎えは嬉しいけど…だいたいまだ準備できてないし、ママにも伝えてないわ」
鞠莉「ノープロブレムデース!善子のママには伝え済みよ」
善子「へ?」
りきゃこ「私の家に善子ちゃんのお母さん来てたから…その時に」
善子「相変わらず仲良いわね、あの2人」
善子「変な情報漏らしてないといいけど…」
鞠莉「さ、というわけでいっくわよ〜」
善子「だからまだ準備できてないのよー!!」
ーーーーーー
ーーーー
ー りきゃこが梨子ちゃんのようにしおらしくなってるやん 鞠莉にあいにゃを憑依させて、ガハハとか優勝とか言わせても面白いかも 図書室
花丸「(爪は全部再生した)」
花丸「(果南ちゃんに剥がされるのも慣れてきたな)」
花丸「(丸には他の人にはない特別な能力がある)」
花丸「(それは…爪が生えること!!)」
果南「丸、爪は誰でも生えてくるよ?」
花丸「もお!普通に心を読まないで欲しいずら!!」
果南「ははっ、丸は顔に出やすいからね」
ダイヤ「それでも心を読むことは容易くありませんわよ…」
果南「そうかなん?」
花丸「そうずら」
ダイヤ「そうです」 花丸「ダイヤちゃんはまだしも、水ゴリラが図書室に来るなんて珍しいずらね」
果南「」ベリッ
花丸「」ギィヤァアアアア…
花丸「ぅぅぅぅぅ…」
果南「( * ॑꒳ ॑* )♪」
ダイヤ「は、話を続けますわ」
ダイヤ「梨子さんの事についてです」
花丸「…」
ダイヤ「今朝の事、果南さんから聞きましたわ」
ダイヤ「花丸さんも、風土記を開いている所をみるに、同じ考えのようですが」
果南「さっき曜と千歌には話を聞いたよ、特に情報無し」
花丸「あんな物、見た事ないずら」
果南「…」
ダイヤ「…」 花丸「多分元は守護霊とかそんな物なんだと思う」
花丸「でも、今はそんな物じゃない」
花丸「あれは…化け物ずら」
ダイヤ「化け物…」
花丸「意識が強すぎる」
花丸「あいつは、自分が本物である事を疑わないくらい、強い意識がある」
花丸「いつの時代を生きてきたのかわからないけど、中からも外からもしっかり梨子ちゃんにくっついてる」
花丸「今、梨子ちゃんの意識が存在してるのかは全くわからない、梨子が見えないくらいに包まれてる」
花丸「早く助けないと、梨子ちゃんが消えてなくなる」 果南「それで?斬り取るつもりだったの?」
花丸「ずら」
花丸「卒塔婆ソードはおじいちゃんが作った当代一の対魔武具ずら」
ダイヤ「……花丸さんのお家はただのお寺では無かったのですか…?」ゴクリ…
花丸「ただの趣味ずら」
果南「趣味かよ、シリアス返せ」ベリッ
花丸「」ギィヤァアアアア…
花丸「」シクシク
ダイヤ「果南さん!一回一回花丸さんの爪を剥がさないで下さい!」
ダイヤ「痛かったですわね、よしよし」ナデナデ
花丸「ダイヤちゃぁ〜ん」シクシク
果南「(ง ᵕωᵕ)ว♪」
ダイヤ「果南さん!図書室で踊らない!!」 ダイヤ「とにかく、梨子さんを取り戻さないといけませんわね」
花丸「ダイヤちゃんも丸の言う事信じてくれるずら?」
ダイヤ「当たり前ですわ、でも同時に私は常に冷静でありたいと思っています」
果南「(んまぁあああああああ!!!)」
ダイヤ「」バシッ!
果南「何も言ってないかなん」
ダイヤ「何事も武力は最後、まずは話し合いが必要かと思います」
ダイヤ「とは言え交渉カードは必要です、準備は怠ってはいけません」
果南「何かあるの?」
ダイヤ「黒澤家の蔵を開きます」
ーーーーーー
ーーーー
ー 黒澤家、松浦家、国木田家
古くより続く家柄だろうし、わくわくする集いで好き ホテルオハラ「鞠莉ルーム」
りきゃこ「入室w」
鞠莉「(oh…すっかり元どおりね)」
りきゃこ「ひっろw別荘かよw」ピョーン、ボフッ
善子「…」
善子「ねぇマリー、リリーは何か変なものでも食べたの?」ボソッ
鞠莉「ちょっとね、後で説明するわ。とりあえず合わせて」ボソッ
鞠莉「さぁ!ホテルオハラのディナーにご招待デース!」
りきゃこ「期待w」
善子「ククッ、楽しみね。お手並み拝見といこうかしら」
鞠莉「let's go!!」 善子「うまい!うますぎる!」
りきゃこ「埼玉かよw」
ーーーーーーーーーーーーーーー
鞠莉「沼津名物よ」
りきゃこ「頑張ルビィw」
ーーーーーーーーーーーーーーー
りきゃこ「脱獄ゲーム楽しかったよねw」
鞠莉・善子「「脱出ね」」
ーーーーーーーーーーーーーーー
鞠莉「みんなでバスタイムネー!」
善子「堕天流背中流し」
りきゃこ「イミフw」 再び鞠莉ルーム
鞠莉「やっぱりGuilty Kissは最高デスネ〜!」
善子「前世より刻まれし深淵の絆」
りきゃこ「同意w」
鞠莉「はぁー…」ボフッ
善子「極楽」ボフッ
りきゃこ「至福w」
りきゃこ「…(戻ったら愛奈とあいきゃんと温泉旅行でも行きたいなー)」
りきゃこ「…(4thまであと…)」
善子「…」
善子「鞠莉」
鞠莉「…別に今日じゃなくても良いのよ?」
善子「私は梨子に会いたいの、今もとっても楽しいけれど、いつもの梨子が好きなの」
りきゃこ「…」
りきゃこ「ごめんね、善子ちゃん」 鞠莉「あなたの事、教えてくれる?」
りきゃこ「……」
りきゃこ「…」
りきゃこ「私の名前は逢田梨香子、声優です」
善子「…ッ」
鞠莉「…」
りきゃこ「普段は東京で活動してます、アニメだったり、吹替の仕事をしたり、ライブをしたりしてるの」
りきゃこ「気付いたのは昨日の夜、曜ちゃんと千歌ちゃんの作詞を手伝ってた時」
りきゃこ「気が付いたら梨子ちゃんになってた」
りきゃこ「残してきた仕事が山ほどあるから私としても元に戻りたいんだけど」
りきゃこ「どうしたらいいか、わからなくて」
りきゃこ「鞠莉ちゃんには恥ずかしいところ見せちゃってゴメンね」 鞠莉「気にしないで、問題ないわ」
りきゃこ「そうは言っても逢田さん26だからねー」
善子「え"私の10個上…」
善子「でも顔はどう見てもリリー本人」
鞠莉「んー、話を聴くと梨香子は幽霊とかじゃなくて、普通に生きてる人ってこと?」
善子「生きてるって…生き霊ってこと?!」
りきゃこ「あ、なるほどねーw」
善子「生き霊…霊……まさか…」
鞠莉「ん?おやぁ?何か心当たりがありそうですねぇ…」
善子「い、いや、ななななな何もないわよよよよよ」
ーーーーーー
ーーーー
ー 鞠莉「なーにが"梨子に会いたいの"キリッ、よ!」
鞠莉「アンタのせいじゃない!!こんの無能堕天使いいいいい!!!!!」
善子「いひゃい!いひゃいいいいいい!!」
鞠莉「花丸だったら爪を剥がさせてるとこよ!」
善子「イ"ヒィ"!!こ"め"ん"な"ひゃ"いいいいいいいい!!!!!」
りきゃこ「www」
鞠莉「そこ!笑わない!あなたの事なのよ!梨香子!!」
りきゃこ「てへぺろ☆ミ」
善子「」ヒリヒリ 善子「ごめんなさい」ドゲザー
りきゃこ「もういいよ、善子ちゃん」
鞠莉「よくない!」
鞠莉「この駄天使め!」
善子「あー!今絶対漢字違うー!ヨハネは堕天使なのー!」
りきゃこ「ふふっ」
りきゃこ「でも…楽しい…」
鞠莉・善子「「……」」
りきゃこ「最近あんまり笑えてなかったって言うか…」
りきゃこ「忙しかったから…こーゆーの楽しい」
鞠莉「そう…」
善子「でもリリーも梨香子も元に戻さなきゃ!」
鞠莉「…それは明日にしましょ」
鞠莉「2人とも明日も泊っていきなさいよ」 善子「いいの?!」パー
鞠莉「その代わり、しっかり対応策を考えるのよおおお!」ゴリゴリ
善子「うぎゃああああ」
りきゃこ「www」
鞠莉「さ、寝ましょう」
善子「同意…」
りきゃこ「同意w」
りきゃこ「( ˘ω˘ )スヤァ」
鞠莉・善子「「はやっ!」」
ーーーーーー
ーーーー
ー ベランダ
りきゃこ「…夜の海、暗くて怖いけど、星が綺麗…」
りきゃこ「…(このままもうちょっとこっちに居れたら…)」
鞠莉「あら、早起きね。まだ2時よ」
りきゃこ「ごめん鞠莉ちゃん、起こしちゃった…?」
りきゃこ「最近あんまり長時間寝れなくて」
りきゃこ「いつもだと、この時間ぐらいから寝る事も多いから」
鞠莉「…」
鞠莉「…綺麗でしょ、海」
りきゃこ「えっ?…うん」
鞠莉「海は良いわよね、全てを包んでくれる…」
りきゃこ「…」
鞠莉「ねぇ、梨香子、なんで私たちの事……知ってるの?」
りきゃこ「…ッ」 りきゃこ「そそそそれは、梨子ちゃんになった時にし、自然と」
鞠莉「動揺しすぎよ…半分カマかけただけ、だけどね」
鞠莉「それに、理事長室で言ったじゃない」
鞠莉「ピアノ、ダンス、歌…」
鞠莉「もっと上手になりたいんでしょ?」
鞠莉「声優だって、ライブだって」
鞠莉「梨子になりたいって」
鞠莉「あなた、本当は何をしてるの?」
鞠莉「ううん、あなたは…誰の声優をしてるの?」
りきゃこ「………」 りきゃこ「…言ったら、鞠莉ちゃんが悲しむよ…」
鞠莉「でも、今辛いのはあなたよ」
りきゃこ「ッ…」
りきゃこ「でもっ!」
鞠莉「大丈夫、絶対大丈夫だから」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
愛奈「大丈夫、絶対大丈夫だから」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
りきゃこ「…!」
りきゃこ「………梨子ちゃん」
りきゃこ「梨子ちゃんの声優をしてるの…」
鞠莉「…」
りきゃこ「私の生きてる世界では…Aqoursのアニメがあってね」
りきゃこ「私は桜内梨子の声優なの」
りきゃこ「声を当てて、梨子ちゃんと同じようにピアノを弾いて、ダンスもするし、歌も歌う」
りきゃこ「ピアノは…全然弾けないんだけど」
りきゃこ「作曲はしてない」
りきゃこ「だから梨子ちゃんの代わりには成りすませなかった、そもそも全然性格違うしね」 りきゃこ「でもね、今度のライブで久しぶりにピアノを弾かなくちゃいけなくて」
りきゃこ「嫌で嫌でしょうがなかった」
りきゃこ「私ね、ライブでピアノ失敗した事あるの」
りきゃこ「想いよひとつになれ」
りきゃこ「こっちだと、梨子ちゃんはコンクールに出たから、梨子ちゃんはやってないとは思うんだけど」
りきゃこ「私は、想いよひとつになれでピアノを弾いたの」
りきゃこ「途中で失敗してね…」
りきゃこ「それ以来、弾いてないの、ピアノ」
りきゃこ「でも今度こそ弾かなくちゃならない」
りきゃこ「怖いの」 りきゃこ「ライブに向けての練習がスタートした」
りきゃこ「セトリには想いよひとつになれが入ってる」
りきゃこ「お家では練習してるけど、もうすぐスタジオ練習が始まる」
りきゃこ「そう思うと逃げ出したくて」
りきゃこ「家に帰っても、ずっとその事ばかり考えてた」
りきゃこ「有紗とご飯してた時も…」
りきゃこ「ライブのこと、ピアノのこと、自分のことばかり」
りきゃこ「だから、こっちに来て…少し安心したの」
りきゃこ「このままなら、現実逃避できそうって」
りきゃこ「本当に梨子なら、作曲しなきゃだけどw」 鞠莉「逃げても…良いことばかりじゃないわよ」
りきゃこ「分かってる…分かってる…つもり」
りきゃこ「とにかく自信がないの、私」
りきゃこ「それが、辛くて…」
善子「じゃあ、練習するしかないじゃない」
鞠莉「善子…」
りきゃこ「善子ちゃん…」
善子「答えなんて…決まってる」
りきゃこ「でも…」
鞠莉「でもじゃないよ、梨香子」
鞠莉「善子の言う通り、練習しよ、それしかないよ」
りきゃこ「鞠莉ちゃん…」 鞠莉「あなたは梨子になりたいんでしょ?」
善子「ここにはAqoursが居る、練習するには最適よ」
鞠莉「進まなきゃ、梨香子」
善子「梨香子」
りきゃこ「うぅぅ…あんちゃんたちに迷惑かけたくない…」ポロポロ
りきゃこ「でも怖いの…失敗が…」ポロポロ
りきゃこ「だから…助けてぇ…うわぁあああん」ポロポロ
鞠莉「26でも」ギュッ
善子「ふふっ、泣き虫ね…」ギュッ
りきゃこ「」ポロポロ
ーーーーーー
ーーーー
ー りきゃこ「( ˘ω˘ )スヤァ」
鞠莉「それにしても」
鞠莉「私たちがアニメの世界があるとはねぇ…」
鞠莉「モシカシテー…とっても有名人?!」
善子「驚きだわ」
鞠莉「そんなに驚いてるようには見えないわよ?」
善子「ふふっ、楽しそうじゃない?なんだかトクベツっ感じ」
鞠莉「善子はポジティブね」
善子「たとえ自分がフィクションの世界があっても、私はここで生きてるわ」
善子「そこになんの疑いもないもの」
鞠莉「…そうね」
鞠莉「幸い明日からする事も決まったし」
善子「具体的には?」
鞠莉「さっき自分で言ったでしょ」
鞠莉「練習あるのみよ」
ーーーーーー
ーーーー
ー ??「ハァ!!」ドッ!!
?????「グァァアアアア!!!」
??「出たよ!!」
??「消えろ!!!」ズシャアアッ!!
?????「グオオオオオオオオオオ!!!」
??「はぁ…はぁ…」
??「はぁ…はぁ…やったずら…」
???「お見事ですわ」
??「次で…本番ずら」
ーーーーーー
ーーーー
ー 翌日放課後屋上
鞠莉「ハァーイ!みんな聞いてー!」
千歌「んん?どうしたの鞠莉ちゃん」
曜「お、なんでありますか?」
ダイヤ「…」
鞠莉「次のライブの新曲なんだけど、梨子がスランプでね、新曲でなくてもいいんじゃないって思ってるんだけどどうかな?」
千歌「えええええ!梨子ちゃんスランプなの!?大変だー!!!」
曜「おお落ち着いて、千歌ちゃん!」
ルビィ「確かに次のライブはラブライブじゃないから新曲じゃなくていいとは思うんだけど…」
果南「…」
善子「千歌が書いてくれた新作は別の機会があるとして…」
善子「過去の曲を繰り返すってのも芸がないじゃない?」
善子「だから、前に梨子抜きでやった想いよひとつになれの9人verをやったらどうかなって」 千歌「それいい!!めっちゃ良い!!」
曜「確かに、元は9人の曲だったもんね!賛成であります!」
鞠莉「でしょ?昨日ギルキスで集まって考えたのー!」
鞠莉「温故知新デスネー!」
ルビィ「そ、そんなに古くないような…」
花丸「…」
花丸「茶番ずら」
善子「えっ?」
花丸「茶番だって言ってるずら」
鞠莉「花丸…」
花丸「だいたいなんで当のリコちゃんが喋らないずら」
花丸「喋らなかったら…見逃して貰えると思ったずらか!!」
ルビィ「ピギィ!」
りきゃこ「…」 千歌「ど、どーしたの?花丸ちゃん」
曜「落ち着いてよ…」
果南「千歌、曜、ルビィ、後で説明するから、今は黙ってて」
花丸「昨日の朝からなんっにも変わってねーずら」
花丸「お前のその真っ黒なオーラ」
善子「ずら丸、仮にも上級生よ、謝りなさい」
花丸「うるさい!!」
花丸「昨日のうちにそっちの仲間になったずらか?」
善子「な、何を言って」
果南「今日会った瞬間から分かったよ、鞠莉と善子の事は」
果南「そっちの味方なんだなって」
ダイヤ「…」 果南「そいつの正体、知ってるんでしょ」
鞠莉・善子「「ッ!」」
ダイヤ「果南さん、花丸さん」
花丸「…わかってるずら」
果南「…なんで匿うの?」
鞠莉「…」
ダイヤ「鞠莉さん、私達は闇雲に喋っている訳ではありませんわ」
ダイヤ「沈黙は無意味です、選択肢を狭めるだけですわ」
善子「…」
鞠莉「そうね…」
善子「鞠莉っ!」
鞠莉「…大丈夫」 鞠莉「知っての通り…その子は梨子ではないわ」
千歌・曜・ルビィ「「「?!?!?!」」」
花丸「おーい、だったらさっさと元に戻すずらーー」
善子「その為の9人verの提案よ」
果南「解決策になるの?」
鞠莉「あの子は、梨香子は別世界の生き霊よ、今とても悩んで、苦しんでるの…」
鞠莉「梨香子を助けてあげたい、それが梨子を元に戻すことに繋がると思うの」
善子「生き霊ってね、負のエネルギーのみではないのよ?好意や、愛からも生まれるらしいの」
善子「ずら丸の言う黒いオーラだって、梨香子が真剣に梨子のことを考えてるからだと思う」
善子「梨香子の苦しみを解いてあげれば、自然と梨子は帰って「バン!!!!!
花丸「…もういいずら」
花丸「いつまで梨子ちゃんが保つかもわからないのに、くだらねーこと言ってんなずら」
ダイヤ「花丸さん…」 果南「善子の言う通りなら、そいつの愛が異常に重すぎるってことでしょ」
果南「どちらにせよ、対処しなければ梨子ちゃんは返ってこない」
果南「なら…」
果南「ここで、決める!!」ジャリッ!
花丸「ずらぁ!!」ザッ!
善子「何よ…それ…」
ダイヤ「黒澤式具足"黒葬"」
ダイヤ「あの具足で蹴られた対象は一撃で昏倒し、取り付いた霊体のみが本体から飛び出ますわ」
ダイヤ「花丸さんの卒塔婆ソードには鍔や柄を」
ダイヤ「卒塔婆を刀へと概念を変化させ、霊体のみを斬り取ります」 鞠莉「斬りっ…そんなことして梨子が返ってくると本気で思ってるの…!?」
ダイヤ「私達は賭けに出ます」
果南「効果はある、もう試した」
花丸「ここは海辺の町、悪霊なんていくらでもいるずらよ」
善子「でも!」
花丸「うるさい!」
花丸「…梨子ちゃんのピアノが好きだった!いつも優しい梨子ちゃんが、大好きだった!!!」
りきゃこ「花丸ちゃん…」
花丸「同じ声でっ!!丸を呼ぶなっ!!!」
花丸「梨子ちゃんを梨子ちゃんを梨子ちゃんを!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
♪〜
梨子「ふふっ、嬉しいな」
花丸「 」
梨子「私のピアノでそんな顔してくれたらね」
花丸「 」
梨子「ありがと…花丸ちゃん…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
花丸「返せえええええ!!!!!!」ダッ! ダイヤ「果南さん!」
果南「わかってるっ」ダッ!
善子「鞠莉!」
鞠莉「一旦にげるわよ!梨香子!」
りきゃこ「う、うん!」
果南「逃がすか!!」ヒ"ュッ!!
りきゃこ「ひッ!」
ガンッ!!!
果南「なんで止めるの…曜!!」
曜「なんでって…仲間だよ…!喧嘩は、止める、よっ!!」ザッ!
曜「詳しく話してくれないから、よくわかんないけどねっ!」
果南「くッ…退いてよ!」
バッ!
千歌「そんなことできないよ!だって友達だよ?!仲間だよ?!そんなの見たくない!!」
果南「千歌まで…!」 花丸「チッ…先に行くずらー」ダッダッダッ!
ルビィ「はなまるちゃあ!!!」
花丸「…」
ルビィ「やめよーよぉ、こんなのないよぉ…」ポロポロ
花丸「…通るずら」
ルビィ「はなまるちゃあん!!!!!」 鞠莉「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
善子「ここまで、来れば…」
りきゃこ「はぁ…はぁ…」
ずらぁああああああ!!!!!!!!!
善子「!!!」バッ!
花丸「ずらぁ!!」ドカッ!!!
善子「ううっ!!」
鞠莉「善子っ!」
花丸「チッ!」
鞠莉「花丸!やめてよ!」
花丸「…」ドカッ!!!
鞠莉「キャッ!!」
花丸「…」
鞠莉「はな、まるぅ…!」
りきゃこ「……もう…やめよ?」 花丸「…」
りきゃこ「これ以上みんなが傷つくことないよ…」
鞠莉「梨香子…」
りきゃこ「それで斬られれば、梨子ちゃんは元に戻るんでしょ?」
花丸「…」
りきゃこ「それなら、それが良いよぉ…」
鞠莉「ダメよ!梨香子!」
りきゃこ「私は!!」
りきゃこ「誰も傷ついてほしくない…!」
鞠莉「それじゃあ、あなたはどうするの!あなたの帰りを待ってる人達はどうなるの!!」
りきゃこ「…私一人で済むなら、それが良い…」
花丸「…」
りきゃこ「私は…Aqoursが大好きなんだから…」
鞠莉「梨香子…」
花丸「さ、年貢の納め時ずら」
花丸「消えろ!!!」ズシャア!!! りきゃこ「きゃああああああ!!!」
鞠莉「梨香子!!」
善子「……!り、梨香子!!」
花丸「やった!」
花丸「やったやった!!」
花丸「梨子ちゃん!早く帰ってきて!!」
花丸「丸はここだよ!」
りきゃこ「うぅうううううう!!!」
タッタッタッタッ!
ダイヤ「花丸さん!!」
花丸「ダイヤちゃん!!やったよ!これで梨子ちゃんが帰ってくる!」
果南「バカ丸ッ!!」パシッ!!
花丸「……え?」
果南「黒葬で剥がしてからって言ったでしょ!!」
果南「これじゃ、中の梨子ちゃんがどうなるかわかんないじゃん!!」
花丸「あ……ああっ、あああああああ」ガクガクガクガク りきゃこ「ううううううぅうううううう!!!!」
ダイヤ「もう!!冷静にって言いましたわよね!」
花丸「どうしよう!どうしよう!!どうしようダイヤちゃん!!」
花丸「梨子ちゃんがぁああ」
ダイヤ「はぁ…大丈夫、任せない」
バッ!!
鞠莉「これ以上…梨香子に何を…!」
ダイヤ「大丈夫です鞠莉さん、一旦休戦です。現状維持に努めますわ」
ダイヤ「まずは梨香子さんとやらを、助けます」
鞠莉「えっ…」
ダイヤ「ハッ!!!」
ダイヤ「ハァアアアアア!!!!!」
パァァァァァァァァ ルビィ「おねぇちゃんが!光ってる!」
ダイヤ「黒澤式具足"白梅ノ命"」
ダイヤ「霊体を修復、固定します」
ダイヤ「まずは話し合い、それから武力行使。そこまでは良かったのですが…」
ダイヤ「花丸さんが梨子さんを慕っていたのは知ってましたし、一番ストレスを抱えてましたから」
ダイヤ「我を失った時の為に持ってきておいて正解でしたわ」
花丸「ダイヤちゃん…」
ダイヤ「さ、仕上げです。ハァッ!!」
パリンッ!!
千歌「わっ!光が!」
曜「眩しっ!」 パァァァァァァァァ!!
??「……ちゃん…」
花丸「!」
??「花丸ちゃん」
花丸「そこにいるの!?梨子ちゃん!!!」
梨子「うん、梨香子さんの意識が少し眠ったから、出て来れたみたい」
花丸「早く!早く帰ってきて!梨子ちゃん!丸にまたピアノ聴かせて欲しいずら!」
梨子「……ゴメン…まだ無理みたい」
花丸「くっ!こいつが!こいつがまだ生きてるから!!」
梨子「違うよ、花丸ちゃん」
花丸「…えっ」
梨子「助けてあげて欲しいの、梨香子さんを」 アゼリア組の特殊能力にギルキス組は対抗できるのか…? 梨子「梨香子さんはね、私と一緒なの」
花丸「?」
梨子「自信がないのよ」
花丸「そ、そんな、梨子ちゃんが自信が無かったのは転校してきたころぐらいずら!今はピアノと作曲でみんなを引っ張るかっこいい梨子ちゃんずらよ!」
梨子「ありがと」
梨子「でもね、違うのよ、みんなが居たから、自信が持てたの」
梨子「こんな私でもスクールアイドルができるんだって、みんなが思わせてくれた」
梨子「花丸ちゃんや、そんな仲間が居たから、ここまでこれたの」
梨子「梨香子さんにもね、そんな仲間がいるのよ」 梨子「梨香子さんの仲間はね、とても優しくて、とても強くて…でも梨子さんのライバルなの」
花丸「?」
梨子「声優さんなのよ、梨香子さん。お仕事をしてるの」
梨子「実力が無ければ生きていけない厳しい世界なの」
梨子「アフレコも、歌も、ダンスも…ピアノも」
梨子「仲間にはなんでも相談できる、でもライバルには相談できないこともある」
梨子「いっそ全てをさらけ出してしまえれば、楽になるのかもしれないけれど、それだけじゃ強くはなれない」
梨子「一人でも生きていく力が必要なの」
梨子「そうやって考えてるうちに、道に迷っちゃったのよ、梨香子さん」
梨子「…私はもうちょっと大丈夫だから」
梨子「梨香子さんを、助けてあげてね」
梨子「見た目はそっくりだし、性格は…ちょっと違うけれど…」
花丸「梨子ちゃん…」
梨子「そしたら、また花丸ちゃんの為だけにピアノ弾いてあげる」
梨子「今度は一緒に聖歌も歌ってね、約束よ」
花丸「梨子ちゃん!」
パァアアアアア……
梨子「もう時間みたい…1週間後にまた会いましょう……約束よ」
花丸「いやだ!行かないで!梨子ちゃぁん!丸を、丸を置いてかないで!!」
梨子「……よ」
花丸「りこちゃあああん!!!!」
パァアアァァァ… 花丸「うぅぅ、りこちゃん…りこちゃん…」ポロポロ
ルビィ「花丸ちゃん…」ギュッ
花丸「うわぁああぁぁぁぁ」ポロポロ
ダイヤ「…今日は、解散しましょう」
果南「そうだね、明日の朝、部室に集まろうか」
果南「ごめんね、曜。痛かったでしょ…」
曜「へへっ、平気であります!」
果南「…ありがと。みんなも怖い思いをさせてごめん。明日ちゃんと話すから」
ダイヤ「鞠莉さん、善子さん。梨香子さんのことは」
鞠莉「大丈夫よ、任せて」
ダイヤ「すみませんが、よろしくお願いします」
ーーーーーー
ーーーー
ー なんて大作・・・書いてやがる!!
エタるんじゃねえぞ・・・ ホテルオハラ鞠莉ルーム
善子「はぁ〜、疲れた!」
善子「ずら丸の奴にはぶっ飛ばされるし!」
善子「散々よ!」
鞠莉「あら、諸悪の根源は誰〜?」
善子「はい、私です」
鞠莉「素直でよろしい、善い子の善子ね」
善子「ヨハネ!」
りきゃこ「ぅ…あれ?」
りきゃこ「私生きてる?」
鞠莉「良かった、気がついたのね」
善子「うーむ、やっぱり梨香子のままか」 りきゃこ「花丸ちゃんと梨子ちゃんの声、少し聞こえた」
りきゃこ「花丸ちゃんの梨子ちゃんへの想いがあんなに強かったなんて…知らなかった…」
善子「そうね、私もびっくり」
りきゃこ「帰ったら、かなこに教えてあげよ」
りきゃこ「あなたが声を当ててる子が、こんなにも愛が深い子なんだよ、って」
鞠莉「でもあんまりにも愛が深いと花丸も梨香子みたいに生き霊になっちゃうわよ〜」
りきゃこ「そこは大丈夫、何処かの堕天使が儀式なんてしなければね」
善子「うぎゅ!」
善子「面目無い…」
りきゃこ・鞠莉「「ふふっ」」
鞠莉「今日はもう疲れたし、食事してすぐ寝ましょ?」
鞠莉「出鼻をくじかれたけど、明日からやっと本番!頑張るわよ〜!」
善子「おー!」
善子「ノリ悪いわね、あんたもよ」
りきゃこ「…うん!」
鞠莉「それじゃあもう一度、頑張るぞー!」
3人「おー!」
ーーーーーー
ーーーー
ー 翌朝部室
ダイヤ「みなさん、昨日はお騒がせして申し訳ありませんでした」
果南「本当に、ごめんなさい」
鞠莉「私も、一昨日の放課後、果南とダイヤに怒らなければよかった。話を詳しく聞かなくて、ごめんね」
善子「そもそもの発端は私が儀式をしたせいなの、そのせいでこんな事に巻き込んでごめんなさい」
善子「深く反省してるわ」
果南「ほら、丸…」
花丸「……」
ダイヤ「花丸さん…」
花丸「……みんな…ごめんなさい…」
花丸「ルビィちゃん、怖がらせてごめんなさい…」
ルビィ「大丈夫だよ、花丸ちゃん」
花丸「鞠莉ちゃん、善子ちゃん、殴って…ごめんなさい」
鞠莉「もう痛くないよ、気にしないで」
善子「私があんたを責めれる道理はないわよ、こっちこそ…ごめんね」 花丸「…それから」
りきゃこ「…」
花丸「傷つけて…酷いことして…ごめんなさい…」ポロポロ
りきゃこ「花丸ちゃん…」
花丸「丸は、どうしても梨子ちゃんに会いたかった…どうしても元の梨子ちゃんに戻って欲しかった…」ポロポロ
花丸「丸の大好きな梨子ちゃんに…はやく戻って欲しかったの…」ポロポロ
花丸「周りが見えなくなって、みんなに怖い思いをさせて、梨香子さんを傷つけて…」ポロポロ
花丸「本当に…ごめんなさぃいいい」ポロポロ
りきゃこ「大丈夫だよ」
りきゃこ「ダイヤさんのおかげで私は大丈夫だから、そんなに泣かないで?可愛い顔が台無しよ」
花丸「ぅぅ…うぅっ…」ポロポロ >>101
果南ちゃんいい匂い...
. /" ̄ ̄ ̄ ̄゛ヽ
/ ヽ ヽ
. / /`ヽゞ`ヽ__ゞ 、 l あっ…
l l ´> <`ヽ '
ヾ/l ヽ""" □ "" ノ ゞ
((,ヽl ゞ____________ノ_)
)))),/ ヽ_▽_/、ヽ
l 、ノ{>o<} l l
ヽ_ヽ__: //
(ヽ_)∩(_ノ
. / / 。゜ヽ
ヽ::::ヽo /::::/
`-´o `-´ ポタポタ りきゃこ「あのね?花丸ちゃん、私達、友達になれると思うんだ」
りきゃこ「花丸ちゃん、梨子ちゃんのこと、好き?」
花丸「うん…好きぃ…」ポロポロ
りきゃこ「私もよ、梨子ちゃんの事、大好き」
りきゃこ「だから、仲良くなれると思うんだ」
花丸「ぅん…うん!」ポロポロ
千歌「はい!私も!!私も梨子ちゃん好き!」
花丸「千歌ちゃん…」ポロポロ
曜「私もだよっ」
ルビィ「ルビィも!梨子ちゃん好き!」
果南「私も」
ダイヤ「私もですわ」
鞠莉「私も、梨子大好き!」
善子「とーぜん!私もね!」
りきゃこ「みんな…」 りきゃこ「…Aqoursは…何度も奇跡を起こしながら強くなっていった」
りきゃこ「ラブライブだってきっと優勝できるくらいに、強くなれる」
りきゃこ「だから、梨子ちゃんを取り戻すために、もう少しだけ私に力を貸して欲しい…」
りきゃこ「私の不甲斐なさのせいなんだけど…ごめんね」
花丸「……丸も…もっと強くなる」ゴシゴシ
りきゃこ「花丸ちゃん…」
花丸「1週間後には会えるんだもん!丸はもっともっと強くなって!梨子ちゃんに会うずら!」
花丸「強くなった丸で!梨子ちゃんにおかえりを言うずら!」
花丸「一緒に練習しよ!…梨香子ちゃん!」
りきゃこ「!!…ありがとう…花丸ちゃん…」ポロポロ
鞠莉「あらあら、せっかく花丸が泣き止んだのに」
善子「今度はあんたが泣くわけ?」
9人「あはははっ」
千歌「よぉーし!円陣組も!」
千歌「みんなの想いをひとつにして!」
千歌「梨子ちゃんを取り戻そう!」
千歌「そして!梨香子ちゃんを笑顔で送り出そう!」
千歌「Aqoursー!」
9人「サーンシャイーン!!!!!!!!」 放課後
果南「さて、とはいえ梨子の猶予は1週間しかない、ここからはスパルタで行くよ」
千歌「はい!果南ちゃん!」ビシッ!
果南「はい、千歌」ビシッ!
千歌「いつもスパルタです!」
果南「特に梨香子は」
千歌「無視っ!!」ガーン!!
曜「あはは…」
果南「1週間後のライブではやらないけど、戻った時の為にピアノの練習もしないといけないからね」
りきゃこ「う、うん!」
ダイヤ「ですが、想いよひとつなれは一度披露した曲」
ダイヤ「ダンスの基礎はありますから、9人verでもう一度アレンジを加えていきましょう」
ダイヤ「前回は途中で8人に変更してしまいましたからね」 鞠莉「幸い、梨香子は9人verを練習中」
鞠莉「まずは梨香子の9人verを教えてもらって、そこから修正するって形で」
鞠莉「慢心はダメだけど、心に余裕をもって、追い込んでいこう」
鞠莉「ピアノの練習については私が手配してるからノープロブレム♪」
花丸「うおおおお!頑張るずらー!」
善子「ずら丸が!」
ルビィ「燃えてりゅうううう!」
りきゃこ「(3年生は本当にバランスがいいなー、映画で聖良さんが言ってたことは本当ね…)」
りきゃこ「(私達のAqoursだと…)」
(「ねぇねぇねぇねぇ!」)
(「んあ」)
(「キューッ!キューッ!キューッ!」)
りきゃこ「ふふっ(ある意味バランスいいか)」
鞠莉「…」
善子「良かったわね」
鞠莉「ええ…本当に」
果南「さ、柔軟やって、練習行くよー!」
9人「おー!!!!!!!!」 きゃこ「そこからは、楽しくて、楽しくて、幸せばかりだった」
りきゃこ「もちろん果南ちゃんの練習は大変で辛かったけれど」
りきゃこ「ダイヤさんは、私が猫背気味だって注意して」
りきゃこ「日本舞踊を元にパフォーマンスを見せる上での美しい角度を一緒に追求してくれた、有紗にそっくり」
りきゃこ「千歌ちゃんと曜ちゃんは私を本当の梨子ちゃんのように接してくれて」
りきゃこ「こうやって転校してきた梨子ちゃんの心をほぐして、内浦に馴染ませてくれたんだなって、思った」
りきゃこ「この1週間花丸ちゃんの熱い想いは、ずっと変わらず」
りきゃこ「心配しながら見つめるルビィちゃんと、からかいながら優しく見守る善子ちゃん」
りきゃこ「互いに支え合いながら、どんどん成長していく1年生、これからも頑張ってほしい」 りきゃこ「ピアノは内浦に戻って来てた鞠莉ちゃんのお母さんに教えてもらった」
りきゃこ「鞠莉ちゃんは、ママに借りができてしまった、と悔しそうだった」
りきゃこ「これが映画の火種になるのかな…」
りきゃこ「はぁー…」
りきゃこ「ありがとう、いつも本当に感謝してる」
りきゃこ「私、涙脆いから…」
りきゃこ「さよならは言いたくないの…だから」
りきゃこ「またねっ」
ーーーーーー
ーーーー
ー ライブ当日
千歌「さー!私達の出番だよ!」
鞠莉「みんなー!張り切って行くわよぉ〜!!」
8人「おー!!!!!!!」
善子「梨香子、声出てないわよ」
りきゃこ「…」
りきゃこ「みんな、少しだけお話させて」
りきゃこ「こんな私の為に、1週間付き合ってくれてありがとう」
りきゃこ「おかげで、4thライブ、頑張れる」
鞠莉「こんな私、じゃないよ。世界は違っても梨香子はAqoursなんだから」
りきゃこ「鞠莉ちゃん…私の事、信じてくれてありがとう!」
鞠莉「やーねー、湿っぽくて。ライブが終わるまではこっちにいるんでしょ」
りきゃこ「うん…」 善子「ならライブ後は梨香子のお別れ会ね」
善子「しっかり終わらせて、次のステージへ向かいましょう」
善子「千歌、いつもの、お願い」
千歌「任せて!」
千歌「梨香子ちゃんと踊る、最初で最後の舞台!」
千歌「悔いなく!今、全力で輝こう!!」
りきゃこ「…」ニコッ
鞠莉「…っ」
千歌「Aqoursー!」
9人「サーンシャイーン!!!!!!!!」
ーーーーーー
ーーーー
ー 『〜〜〜♪』
キャー!キャー!!キャー!!
アクアー!!サイコー!!!!
千歌「はぁ…はぁ…Aqoursのライブをご覧頂き!ありがとうございましたー!!!」
8人「ありがとうございましたー!!!!!!!!
パチパチパチパチ!!
司会「続いてのユニットは〜」
ダイヤ「皆さん、お疲れ様でした」
果南「とても良かったと思う!」
鞠莉「梨香子、素敵だったわ、自信が無かった頃のあなたはもう居ないわね」
??「…」
鞠莉「…梨香子?」 梨子「もう…行っちゃったわ…」
善子「リリー?!」
鞠莉「そう…」
花丸「……こ…ゃん…」
梨子「…花丸ちゃん」
梨子「よく、頑張ったわね、えらいね花丸ちゃん」
梨子「おいで」
花丸「梨子ちゃん!!!」ダッ!
梨子「お疲れ様…」ギュッ!!
花丸「うわぁあああああああ!!!」ポロポロ
梨子「よしよし、私のお願い聞いてくれてありがとね」ナデナデ
花丸「りこちゃああああん!!」ポロポロ 果南「梨香子は、いつ?」
梨子「ライブが終わった瞬間に、あの人…泣き虫だから」
梨子「でも、ちゃんとやりきった」
梨子「みんなにすごい感謝してたわ。だから終わった後、みんなの顔見れないって…」
梨子「きっと帰りたくないって思っちゃうからって」
鞠莉「はぁ…突然現れて…突然消えて…」
鞠莉「……寂しく…なるわ…」ポロポロ
善子「マリー…」
ダイヤ「ここにも…涙脆い人がいましたわね」
梨子「みんなへの言葉は、私がちゃんと聞いてるから、安心して」
梨子「笑顔で…送り出してあげて」 千歌「うん、そうだね、みんな帰ろっか」
千歌「ウチでパーティしよ!お別れ会と!お帰りなさい会!」
善子「お帰りなさい会ぃ?何よそのネーミング!」
千歌「なんでもいいじゃん!とにかくお祝いしたいの!ねっ!」
9人「あははっ」
チカチャンノオウチニムカッテ!ゼンソクゼンシン!ヨーソロー!
アッ!ヨウチャンハヤイ!
梨子「ねぇ花丸ちゃん」
花丸「なーに、梨子ちゃん」
梨子「約束、覚えてる?」
花丸「もちろんずら!」
花丸「約束が丸にとってのご褒美ずら!」
梨子「ふふっ、花丸ちゃんの聖歌も楽しみ」
花丸「ずら!」
梨子「花丸ちゃん」
花丸「?」
梨子「私も花丸ちゃんのこと、好きよ」
花丸「!…丸も!梨子ちゃんのこと、だーいすき!!」
ーーーーーー
ーーーー
ー 東京
りきゃこ「」パチッ!
有紗「あ、動いた」モグモグ
りきゃこ「ダイヤちゃん?」
有紗「ダイヤではあるけど、今は有紗なんだけど」モグモグ
有紗「つーか梨香子動かないから、そろそろパクチー鼻に詰めようかと思ってた」モグモグ
りきゃこ「やめろし」
りきゃこ「…」
りきゃこ「はぁーーーーー」
有紗「ため息深いっすねぇー、姐さん」
有紗「でもー…良い顔してる」
りきゃこ「ふふっ、わかる?」 スタジオ
ゆみ先生「はい、今日から想ひと始めるから」
ゆみ先生「よろしくお願いしまーす!」
9人「よろしくお願いしまーす!!」
朱夏「いやー1stぶりだねー、緊張する?梨香子、緊張する?」
杏樹「ちょっと朱夏!」
りきゃこ「あんちゃん、大丈夫」
りきゃこ「いつもフォローしてくれてありがとう」
杏樹「ふぇ」
りきゃこ「朱夏、気にかけてくれてありがとう、助かる」
朱夏「お、どしたどしたー」
りきゃこ「ふり、あんましネタに走んなくていいから、そのままルビィちゃん目指して」
愛「うぇええ?!」
りきゃこ「すわわ、その冷静さ、いつも頼りにしてる」
ななか「うむ」
りきゃこ「有紗、今度日本舞踊教えてよ」
有紗「ほーい…え"」
りきゃこ「かなこ、花丸ちゃん本当かわいいね、好きになるわ、あれは」
かなこ「オイオイオイオイ、嫁にはやらないぞー」 りきゃこ「あいきゃん、愛奈ちゃん」
りきゃこ「私GuiltyKissで良かったって本気で思ってる、いつも一緒に居てくれて、私を支えてくれてありがとう」
りきゃこ「これからも頑張ろう」
りきゃこ「2人のこと、大好き」
愛奈「………」ブワッ、ポロポロ
愛香「ちょっとー!愛奈ちゃん泣かすのやめてよー!!グスッグスッ
ななか「ほい」つハンカチ
りきゃこ「ふふっ」
りきゃこ「私この曲、完璧にこなすから、みんな、見てて!」
りきゃこ「私の想い、梨子ちゃんの想い、全部ぶつけるから!」
りきゃこ「行こう梨子ちゃん!全身全霊で!!」
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