○月○日、廃校が決定した沼津市内の私立高校「浦の星女学院」の理事長、小原鞠莉さん(18)が、首を吊った状態で死亡しているのを、同校の女子生徒が発見した。
「廃校が決まったのは私の責任。学校を存続させられなくてごめんなさい」などと書かれた遺書があることから、警察では自殺と断定した。
努力も虚しく今年度一杯での廃校が決定したことをめぐり、鞠莉さんがこれを苦に自殺したとみている。

鞠莉さんは浦女の廃校を阻止するため、同校生徒によるアイドルユニット「Aqours(アクア)」のメンバーに加入。学校を救うため、積極的にアイドル活動を行っていた。
入学希望者を集めに奔走するも、わずかに定員に満たず、学校存続の夢は果たせなかった。
しかしその悔しさをバネに翌年2月にはスクールアイドル選手権大会「ラブライブ」に出場し、全国大会で優勝。
最後の最後で栄光を掴んだ矢先での出来事だった。

メンバーで同級生の松浦果南さん(18)と黒澤ダイヤさん(18)は、「一人で抱え込んでいたのを気づいてあげられなくてごめんなさい。
もっともっと鞠莉の力になってあげるべきでした。私達は幼なじみ失格です」と、涙ながらに後悔と自責の念を明かした。果南さんとダイヤさんは鞠莉さんの幼なじみ。
葬儀・告別式の予定は未定。