−−−−−ロサンゼルス国際空港-発着場

ノゾミ「はぁ…はぁ…(この技術…これさえあればドイツはまた…!)」タッタッタ

ノゾミ「やっほーー!気分最高やわぁ!」

ゴオオオオオオオオオ ゴオオオオオオオオオ

ノゾミ「飛行機のおかげでいくら叫んでも聞こえへんし…叫び放題やなぁ」タッタッタ

ゴオオオオオオオオオ“パァン!”ゴオオオオオオオオオ

ノゾミ「っぅぁあっ!!!っつ!(なんや!?撃たれた!?)」バタッ

エリ「……………」

海未「良く来てくれましたね、ノゾミ」

ノゾミ「(エリ…海未ちゃん……何で!?)」

海未「確かに貴女の計画は緻密で、合理的でした。しかし、いささか合理的過ぎましたね」

海未「正直、貴女がどこで作業を進めるかというのがネックでした……そこは完全に不確定。もしかしたら私たちの選んだ3つの空き部屋でない可能性すらあった」

海未「しかし、一度居場所が確定すれば、後の貴女の行動は自ずと決まってくる……
鍵となったのは、“飛行機の出発時刻”それと“逃走経路”です」

ノゾミ「……!!」