「自分の胸に聞いてみたら?」
 
突き放すように冷たい声色で答えるそう告げた

同時にわたし自身の胸がズキリと痛む
 
「ごめんなさい。……って口にするだけなら意味ないよね?」
 
梨子ちゃんがあの時と同じように深々と頭を下げた
 
「そうだね」
 
「だから──」
 
梨子ちゃんが寝間着の下を掴んでガバッとたくし上げる