黒澤家のお盆にありがちなこと
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代々黒澤家の長女は、盆の暮れの夜に「ごせんさま」と呼ばれる男衆を
黒澤家の倉で迎え入れる風習がある
それは、江戸時代中期に駿河湾に数年に渡り発生した赤潮の影響で発生した飢饉の影響で、内浦の人口が大幅に減少した際、
回船問屋であった黒澤家が、当時から主要な産業であった漁師の成り手を増やすためであったと伝えられている。
しかし、それは建前で、当時の漁師が別の地域に移ってしまうことを避けるため、
黒澤家の長女を慰みものにすることで漁師のガス抜きを行っていたとも言われている。 他の地域、内浦の外でもその風習は知られているが、
あくまで過去の時代の産物であり、その存在は既に忘れられたものであると信じている。
しかし、その忌まわしき・・・、それもあくまで現代の価値観に於いてでの話ではあるが・・・、
その忌まわしき風習は、平成の現代においても日の光の陰で続けられているのである。 それは、黒澤家の長女が初潮を迎えた次の年の盆に行われた。
その日ダイヤは何も知らず、母親に綺麗な着物を着付けられた。
それは艶めいた朱に近い赤色で、細やかな刺繍で蝶と花が描かれた、美しいものだった。
年端も行かぬダイヤにも、その着物の価値はなんとなくわかり、嬉しくなって母親の前で、得意気にくるくると回って見せびらかしたことを覚えている。
その時、母親が流した涙が、娘の成長を祝う感激の涙ではなかったことを知るのは、それから半刻ほど後のことだった。 母に手を引かれ連れてこられたのは、いつも近付いてはいけないと口酸っぱく言われている、庭の隅にある倉だった。
暗く、酸っぱいような、香ばしいような臭いのする倉に、ダイヤは少しの恐ろしさを感じたが、
「お父様を連れてくるから待っていなさい」「お父様を驚かせるために、声を出してはいけません」と母親に言われ、
何か非現実な、少し悪いことをしているような感覚に、すこし興奮していたダイヤは、
その言い付け通り声をひそめて父親を待っていた。 それから暫くして、ダイヤがだんだんと心細さを抱き始めたころ、
倉の重い、すこし錆び付いた扉がギギギギと音を立てながら開いた。
ハッと顔を上げたダイヤだが、そこにあったのは待ちわびた父親の驚きの顔ではなく――
月明かりの逆光で、人数まではわからなかったが、醜い面で顔を隠した男達の姿だった。
恐ろしさに声を上げようとしたダイヤだったが、一番先に飛び付いてきた狐のような面の男が飛び付いてきた。
咄嗟に噛みついてやろうとしたが、どこかの指の端のほうに噛みついたところで猿ぐつわを噛ませられた。 数人がかりで手足を押さえつけられ、着ていた服を――、母親が着せてくれた綺麗な着物を無理矢理剥ぎ取られ、
熱く腫れた肉を、股の間に挿し込まれた。
そこから先はあまり覚えていない。
何人も、何人も、汗ばんだ体を、代わる代わる押し付けられた。
最初はとても痛かったが、途中からはよくわからなくなった。
今ひどいことをされているのが私なのか、それとも別の誰かなのか、
それすらも曖昧に溶けていった。 次の記憶は、泣きながら私の体を拭く母の姿だった。
ヒリヒリとする体に、冷たい水で塗らされたタオルが心地よかったことと、
泣くくらいならなんでこんなにひどいことをするのだろうと思ったことは、今でも良く覚えている。
それから毎年、ダイヤは盆の最後の夜、庭の隅の倉で綺麗な着物を着て座っている。
今ではそれを黒澤家の長女の責務として受け入れている。
それはもう、そういうもので、長女であるダイヤがその責任を果たせば、この内浦という場所は、今日も美しく続いていくのだ。
そう思うことにした。
今は、果南、鞠莉とともにスクールアイドルをやっている時が一番幸せだ。
ほんのすこしの間だけれど、この幸せを為なら、自分がやってきたことも無駄ではなかったと本気で思えるようになった。 そんな中、夏休みに、ラブライブ!へ向けて千歌の家の手伝いとして泊まり込みで海の家を手伝うことになった。
ダイヤは、自分に乱暴をする大人の男が、苦手だった。
それは友達の父親でも同じことで、仕事を手伝う上で関わる必要のある千歌の父親に対しても、不自然にならない程度に距離を開けて接していた。
しかし、Aqoursの年長者としてそれではいけないと思い、千歌たちが食後の束の間の団欒を過ごしている時、
意を決して、海の家の今日の売上をまとめた資料を手に、千歌の父親が一人で明日の仕込みを続けている厨房へと向かっていった。 千歌の父親は、資料を手に訪れた娘の友達に、仕込みの手を止め、驚くほど真摯に対応をしてくれた。
ダイヤの提示する海の家の問題点や、その改善案についても、素人の娘と侮らずにきちんと聞いてくれる。
さらに、分析が甘い部分に関しては的確な指摘をし、その何れも納得のいくものであった。
ダイヤは、こんな男性もいるのか、と素直に思った。
これまでダイヤは、臭くて固い、欲望を糊で固めて無理矢理に人の形にしたようなものが男の全てであると思っていた。 凡百のクソスレと思って開いたらなかなかハードなSSに乗っ取られてて草 盆の暮れの儀式は、黒澤家の長女が婿を取るか、内浦の地を離れたときに、次の黒澤家の長女が生まれるまで行われない。
もう高校3年生になったダイヤは、卒業したら親の決めた相手との結婚が決まっているため、今年の夏が最後のお勤めとなる。
お勤めが終わったあと、結婚相手との、男との生活を想像すると、おぞましく寒気のするほどであったが、
男の中にはこのようか人も居るのだと思うと、少しの気が楽になった。 明日からの海の家の方針もまとまり、ダイヤは、仕込みの最中に邪魔をしてしまったこと謝り、お礼を述べてその場を立ち去ろうとした。
その時、ふと、部屋の天井の隅にある豪華な神棚に目をやった。
そこには、あの、醜悪な、狐の、面が、備えられていた。 動揺を隠せないダイヤに、千歌の父親は、あくまでこれまでと調子を変えず、
黒澤さんは、高校を卒業したらどうするの?家を離れるのかな?それなら、次は妹のルビィちゃんが、頑張ってお家を支えないとね――と優しく言った。
ダイヤは絶句した。
このひとは、このひとは、
ルビィが次の黒澤家の長女であることを知っているんだ。 その、男の条件は、ある意味でシンプルだった。
ダイヤを、来年の1年間自由にすること。
ダイヤに選択肢はなかった。
私は、東京の大学に進学しますの――
そう皆に告げた次の春、男の言い付け通り、十千万の裏の地下物置へと足を運んだ。
下品な笑い顔で迎えた男は、まずダイヤに全ての服を脱ぐように命令した。 湿った地下の暗がりで、ダイヤはするすると身に纏った衣服を、顔色ひとつ変えずに脱いでいった。
屈辱であったが、それを顔に出すことは目の前の男を悦ばせるだけだということを知るダイヤの、精一杯の抵抗だった。
錆の浮いたランプの光に照らされた肢体が、水に濡れたように柔らかく光に浮かんだ。
男は生唾を呑み込み、その眼でダイヤを無遠慮に撫で付けた。
整った白い指先、女性らしさが現れた丸い肩、いやらしく肉の付いた太腿――
膨らんだ乳房の先につつましくついた薄紅、海藻のように緑がかった、黒く美しく髪と、同じ色をした少しの濃い陰毛。
ダイヤは、薄暗い部屋の明かりのなかで、男のズボンが大きく膨らんでいることに気が付き、
気持ち悪い、と素直に思った。 マジで、これを書き続けて完結するなら、冬コミに出してほしいわ >>29
他人のスクールアイドルの機会を奪ってやる
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