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真姫「勇気をください」
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0001名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (1級) (ワッチョイ cb1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 00:52:07.48ID:rrrIgq1A0

絵里「あら〜また2位だったわ」

希「1位はやっぱ不動の真姫ちゃんかぁ」

真姫(いつも通り…)

絵里「真姫、すごいじゃない!年間ずっと学年1位でしょ?同じクラスメイトが頑張っているのは生徒会長として心から尊敬しているわ」

希「いや、それ生徒会長関係ある?」

絵里「あ…ま、まぁそれは抜きにして、いつもすごいってことは言っておくから!」

真姫「ふーん。ありがと」スタスタ...

絵里「はぁ…今日も上手くいかないわねぇ」

希「大丈夫やって!卒業までには打ち解けてくれるはずやから」

絵里「だといいんだけど…」

真姫「………」
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0003名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 00:53:37.77ID:rrrIgq1A0
真姫「はぁ…」

真姫「気づいたらまた来てる…」

真姫(見慣れた一室には、うちの学校には少々立派過ぎるヤマハのグランドピアノと、偉大な作曲家達の肖像画が壁一面に貼ってあるだけで)

真姫(その簡素な空間に1人でいるのが学校にいる間は一番落ち着く…)

〜♪

真姫「家で弾けばいいのにね…」

パチパチパチ

真姫「ゔぇっ⁉だ、誰⁉」

にこ「ワンダフォー!ビューティフォー!トレビアーン!」

真姫「…はぁ?」

にこ「ねぇあなた、私に曲作ってくれない⁉」

真姫「……ない」

にこ「ん?」

真姫「意味わかんない!それに何なの?トレビアーンって…」

にこ「別に深い意味はないわよ!ま、それはいいとして…」

にこ「ねぇ〜駄目なの〜?」

真姫「そ。駄目」

にこ「お・ね・がぁ〜い!」

真姫「気持ち悪…お断りします」バタン

にこ「ちょっと!流石に失礼にも程があるでしょーが‼」
0004名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 00:55:19.19ID:rrrIgq1A0
花陽「それで、断られちゃったんだ」クスッ

にこ「そうなのよ!本っ当に失礼なんだから‼」

凛「でも断る気持ちわかるにゃー」

にこ「ぬぁんですって⁉」

花陽「まあまあ…」

にこ「ふんっ!この現役高校生トップアイドルの矢澤にこのお願いを断った罪の重さを知るがいいわ!」

花陽「確かにトップアイドルだけど…」

凛「罪の重さを感じることはないよね」

にこ「きぃー!」

真姫「おはよう…」

凛「おおー噂をすればなんとやらだにゃ!」

花陽「おはよう西木野さん」

真姫「おはよう」

花陽「………」

真姫「……」

花陽(気まずいなぁ…)

にこ「あぁー!真姫!昨日のあれ、忘れてないでしょうね⁉」

真姫「嫌って言ってるでしょ?それに勝手に呼び捨てにしないで!」

にこ「あっすいません」

にこ「って違うわっ!私は絶対あんたに曲作ってもらうから覚悟しなさい‼」

真姫「はいはい」

真姫(うるさい人…)
0005名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 00:58:36.23ID:rrrIgq1A0
真姫(だから嫌なのよ。教室はうるさくて仕方がないわ)

真姫(全然気が休まらないし…)

希「あなたは今、悩み事があるようですね?」ヌッ

真姫「きゃっ⁉な、何よいきなり…!」

希「占ってあげよか?真姫ちゃんのこと」

真姫「遠慮しとく」

希「もしや未来を占われるのが怖いとか…?」

真姫「べっ別に?そんなことないわよ!」
  
希「じゃあ始めよっか♪」

真姫「嵌められた…」

穂乃果「あぁー希ちゃんが占いやってる!いいなっいいなっ穂乃果もやって!」

希「また今度な〜」

穂乃果「やったー!」

希「おっ結果が出たよ」

穂乃果「どれどれ〜!」

真姫「なんで私より食いついて見てるのよ…」

希「いつもとは真逆の自分になってみると運気が上がるってな」

真姫「いつもと真逆の自分ね…考えとくわ。ありがと」

希「どういたしまして〜!」

絵里「さっみんな!席について。そろそろホームルームの時間よ」
0007名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 01:00:57.79ID:rrrIgq1A0
海未「真逆の自分…ですか?」

真姫「そう。なんか副会長に占ってもらって…」

真姫(こういう時海未は話しやすくていいわね…)

海未「真姫の性格とは全く異なる事をすればいいのでしょう。ですが難しいですね…」

真姫「海未だとどんな感じ?やってみて」

海未「私ですか?うっ…わかりました。やってみます!」

海未「いきますよー!」

真姫「…?」

海未「ラブアローシュートッ!!」

海未「皆のハートを撃ち抜くぞ!ばぁん…」

真姫「………」

真姫「あ、ありがとう…でも1つ言っとく」

真姫「言われたことを何でも正直にやっちゃうとこが海未の良い所であり悪い所でもあると思うわ」

海未「ぐっ…わかりました…以後気をつけます…」シュン

真姫(…何この罪悪感)
0008名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 01:03:51.48ID:rrrIgq1A0
ことり「いつもと違う自分?」

真姫「そっどうしたらいいかわからなくて悩んでるんだけど…」

ことり「…ふふっ」

真姫「なっ何がおかしいのよ⁉」

ことり「ごめんね、ただ占いに真剣に悩んでる西木野さんが可笑しいというか可愛いなって」ニコ

真姫「べ、別に…そんな真剣に考えてないわよ」

ことり「でも意外!西木野さんの方から話しかけてくれるなんて珍しいね。すごく嬉しいよ」

真姫「そ、そうね…確かにこれまであまり接点なかったし…」

ことり「あっそうだ!」パチン

真姫「何?」

ことり「お菓子、作らない?」

真姫「そういえば、料理研究部なんだっけ?」

ことり「そうなの!部活って言ってはいるけど、決まりとかないし緩いから。いきなり参加しても大歓迎!やろう?やろう!」

真姫「ありがと、気持ちだけ受け取っておくわ」

ことり「ありゃ〜残念。でもお菓子を作ったり、作った物を誰かにあげたりするのってすっごく良いよ」

真姫「誰かにあげる…?」

ことり「うん!きっと喜んでくれるよ。相手が誰であっても受け取った方は嬉しいしあげる方も嬉しいよ」

ことり「私の好きな言葉でこんなのがあるんだ」

ことり「正義とは何かと決めるのは難しい。けれど、困っている人、飢えている人に食べ物を差し出す行為は立場や国が違っても絶対的な正義…だったかな」

真姫「いい言葉ね。覚えておくわ」

真姫「誰かにあげる、ね…いいかも」

ことり「でしょ?またなんでも話してね」ニコ
0009名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 01:09:40.63ID:rrrIgq1A0
真姫(あげる…誰に?そもそもそこまで親しい人なんてあまりいないし…)

真姫(海未か生徒会の人たちとは少しなら話すけど、そこまで仲良いってわけでもないし…)

真姫「全然考えてなかった…」

希「おっどうしたん?」

真姫「ゔぇっ⁉何よまた急に…びっくりするじゃない」

希「ごめんごめん。今壁に向かって真剣な顔しとったよ?結構面白かったから撮っておけばよかっ…

真姫「やめて!」

希「冗談やって」

真姫「まったく…」

希「まだなんか悩んでるん?」

真姫「そうよ。もうっあれからすっかり占いのことばかり考えちゃうじゃない」

希「あはは、それは光栄。所詮は占いやし深く考える必要はないよ。でも」

希「真逆の自分…何か変わるきっかけにはなるんやない?」

真姫「そうね…」
0010名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 01:17:10.99ID:rrrIgq1A0
反対って深いと思わん?逆さまの逆さまを見ても表には戻らないけど、だからこそ何か違う新しいものが見つかるんやないかな。ウチはそう思う

真姫ちゃんが貰ったら嬉しいなって思う物をあげてみたらどうかな?ことりはチーズケーキが欲しいな…って今食べたいだけだよ。ふふっ

真姫(私の反対…)

真姫(私の…ううん、誰もが嬉しいもの…)

真姫(なんだか、少しわかってきた気がする)

真姫「あっもうこんな時間…行かなきゃ」

真姫「明日!とにかく明日よ!やってやるんだから」
0011名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 01:19:35.12ID:rrrIgq1A0
〜翌朝〜

真姫(こんな早く学校来たの初めて…)

真姫(誰も…いないわよね?」)

真姫「よし、今なら…」

コトッ...

真姫「……」キョロキョロ

真姫「ふぅ…教室行きましょ」

真姫(朝一で何やってるんだか…私)
0012名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 01:24:56.82ID:rrrIgq1A0
穂乃果「おっはよ〜!」

にこ「おはよ。異様に元気ねあんた…」ギィ
..

穂乃果「わぁーっ!にこちゃん!それは…‼」

にこ「何?靴箱なんか見て…ちょっ⁉」

穂乃果「高そーなチョコ…」

にこ「地下で買ったと思われるゴディバの一粒から値段付くやつよね?これ…」

穂乃果「ぅわぁ〜いいなぁーー‼」

にこ「もしかしてにこのファン?やだ〜やっぱりにこって人気者ねぇ〜!」

穂乃果「女子校でこんな事…いたずらって可能性は低いよね。そうするとなると…」

にこ「私のファンの子ね」

穂乃果「まさか…こ、こここっ恋のメッセージ⁉」

穂乃果「わーお!キュンキュンしちゃうねぇ!」

にこ「なんであんたは私のファンって認めないのよ!」
海未「どうしたのです?朝から…」

穂乃果「あのね!にこちゃんの靴箱にチョコ入ってたんだよー!」

海未「そんなっ…は、破廉恥ですよ!禁断の愛ですよそれは‼」

にこ「うっさい!」

ことり「どうしたの〜?」

穂乃果「あっことりちゃん聞いて聞いて!にこちゃんの靴箱に高そうなチョコレート入れてあったんだよ!ことりちゃん、何か知らない?」

にこ「あんたはもういいから!」

ことり「えっえーと…知らない、かな?」

穂乃果「なんだぁそっか…うーん気になる!」

ことり(ほぉ〜中々大胆だね…)ニヤ
0013名無しで叶える物語(らっきょう) (ワッチョイ c6a1-RDuN)
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2018/08/12(日) 01:28:02.37ID:mE1KnN1e0
見たことある気がする
というか多分見たことある
0014名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 01:28:53.09ID:rrrIgq1A0
穂乃果「いいなぁ〜チョコもだけど、シチュエーションに憧れちゃうよ〜!」

花陽「なんだか珍しいよね、こういう話題」

穂乃果「ねっ!ねっ!いいよねぇ」

ことり(う〜ん…真姫ちゃんで間違いないと思うけど…)

ことり(本人は大丈夫かなぁ?)チラ


真姫(どうしよう…悪戯程度のつもりでやってみたのに…)

真姫(クラスの話題はあの事でもちきりじゃない!)

真姫(こんな事なら…やるんじゃなかった)

真姫(そもそもなんであの人のとこに入れちゃうのよ…ホント馬鹿な事したわ…)ハァ

ことり(大丈夫じゃないみたい…)
0015名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 01:30:54.87ID:rrrIgq1A0
あっ圧縮で落ちたやつの立て直しって1で書くの忘れた
あと全員同じ学年って書くのも忘れてた
ちょいちょい前の文いじりながら再開してます
0016名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 01:37:44.20ID:rrrIgq1A0
凛「いいなーにこちゃん」

にこ「まぁプロのアイドルなんだから当然といえば当然よ?」ドヤァ

真姫(ドヤ顔…腹立つわね…)

希「いいなーにこっち」

にこ「いいでしょ〜?しかもお高いやつなのよ〜!」

希「にこっちのクセに贅沢やん!オシオキの脇みぞおち同時くすぐり喰らえ!」

にこ「それやめっ!めっちゃ効くやつ…あっはははははは!!」

にこ「ぜ、ぜぇ〜ったい渡さないから!」ニヤニヤ

真姫(ふんっ!偉そうに…!)

花陽「あれ?西木野さんどうしたの?」

真姫「な、なんでもないわよ…」

にこ「あら〜あんたも羨ましいの?」

真姫「っ…‼」ガタッ!

にこ「な、何よ」

真姫「そのチョコ入れたの、私よ‼」
0017名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 01:42:16.04ID:rrrIgq1A0
ザワ...

穂乃果「おぉ〜これまた意外な真実‼」

にこ「穂乃果、ちょっと黙ってて」

穂乃果「…!わかった。ごめんね」

にこ「それ、本当なの?」

真姫「ええ、そうよ」

にこ「どういうつもりで入れたのか聞いてもいい?」

真姫「それは…その、内緒」 モジモジ

ザワザワ...

穂乃果「おぉ…これはもしや…本当に…⁉」

にこ「そう、わかったわ」

真姫(何よ…馬鹿にしてるの?いいわよ。どうせこっちだって悪戯半分なんだから…)

にこ「ありがとっ!すっごく嬉しいわ!大事に食べるわね!」ニコ

穂乃果「ね、穂乃果にもちょうだい!ちょっとでいいから!」

にこ「誰があげるかバカっ!」ギュ-ッ

穂乃果「いだだだだだ!つねるのは無し‼」

真姫「………」

絵里「あら、おはよう!」

絵里「…真姫?どうしたの?ボーっとして」

真姫「あ、なんでもない…行きましょ」

真姫(あの人…)

真姫(ああいう顔もするのね…)
0018名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 01:44:21.35ID:rrrIgq1A0
先生「それでここ誰かわかる人ー…じゃあ西木野」

真姫「………」ボ-

花陽「西木野さん、呼ばれてるよ」

真姫「えっ?ああ、はいっ!」

真姫「えーと…」

真姫(ヤスパース、ニーチェ、ハイデガー、サルトル…実存主義ね)

真姫「キルケゴール」

先生「正解。ここテストに出すぞ〜」

先生「テストって言って思い出した。そういや今回古代ギリシャも範囲だからな」

凛「えぇ〜?広過ぎにゃ!」

先生「範囲関係なく星空どうせやってこねーだろ!」

ドッ

先生「よしじゃあ危なさそうな奴当てるぞ。古代ギリシャで理知的な精神に対して熱情的な精神は?高坂」

穂乃果「えーとなんだっけ?ポトフ?」

先生「パトスね、はい高坂課題追加〜」

穂乃果「うぇぇえええ〜⁉」

にこ「やーい宿題増やされてやんの〜」

穂乃果「ぐぬぬ…」

先生「じゃあ矢澤には難しいの当てるか。な?」

にこ「いぎゃぁぁあああ‼」
0019名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 01:51:03.30ID:rrrIgq1A0
にこ「なんで私までこんな目に遭わなきゃいけないのよ!」

穂乃果「自業自得でしょ、にこちゃんの場合」

にこ「ったくもう…」

凛「あんまりだにゃ〜‼」

海未「そこ3人は日頃の積み重ねがなっていないから当然です」

穂乃果「そんなこと言われたってさぁ〜…」

海未「では先生から渡された追加分の課題については各々わからないところを聞きに行くように。穂乃果は私とことりで見ますから」

凛「かよちんのとこ行ってこ〜よおっと!」

にこ「私は誰んとこ行こうかしら」

にこ「希も絵里も生徒会の方で忙しいみたいだしぃ…」
0020名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 01:56:02.67ID:rrrIgq1A0
真姫「で、わからないから私にってこと?」

にこ「一生のお願い‼私の直筆サインあげるから!」

真姫「…いらない」

にこ「ぬぁんでよ!」

真姫「はぁ…教科書開いて」

にこ「…!いいのっ⁉」

真姫「今回だけよ?」

にこ「ありがとう心の友よっ!」ガバッ  

真姫「んなっ!ちょっと離れて!暑いじゃない…」

真姫「本当にもう…ふふ」


凛「まんざらでもなさそうだにゃ〜」

花陽「邪魔しちゃ悪いから向こうでやろっか」

凛「今回赤点取るとついに罰ゲームスタンプが貯まって希ちゃんのワシワシマックス30分耐久コースにゃ…」

花陽「そ、それはなんとしても回避しなきゃ!あっそういえば希ちゃんは?一緒にご飯食べるって言ってたけど…」

凛「生徒会室でコップに水を入れて葉っぱ浮かべて何やら集中してたにゃ…水なんとかっていうやつなんだっけ」

花陽「水見式?」

凛「そうそれ!」

花陽「よくやるよね…」

凛「凛はとても無理にゃ…」



希「ウチは…絶対放出系のはずや…‼」ゴゴゴ...

絵里「まだやってたのそれ…」

絵里「終わったら書類に目を通して。結構溜まってきてるのよ」

希「あ、そっちに積んであるのはもう終わったやつ」

絵里「本当⁉早いわね!私も頑張らなきゃ」

希「変われ…水の色!」

絵里「…私もやってみようかしら」
0021名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 01:58:30.58ID:rrrIgq1A0
にこ「あっこれがマキャヴェリズム?」

真姫「そうそう、名前も性格もそのままだから覚えやすいでしょ」

にこ「流石真姫ちゃん!分かりやすいにこ〜!」

真姫「別にこれは基本なんだから…」

にこ「マキャヴェリズムのマキは真姫ちゃんのマキに…

真姫「怒るわよ」

にこ「じょ、冗談よ…」

真姫「今日はこれくらいにしとく?」

にこ「しとく!ねぇこの後暇ならどこか寄り道しない?」

真姫「寄り道?まぁ、いいけど…?」

にこ「よーし決まりね!早く早くー!」

真姫「わかったわよ。ホント帰る支度だけは早いんだから…」

真姫(ああ、わかったわ)

真姫(この人は、私とは正反対)

真姫(後先考えず行動出来て、すごく活発で、私とはまるで違う生き方をする人)

真姫(だからどこか惹かれるのかもしれない…)

真姫「準備できたわ」

にこ「よーし行くわよ!はいこれ!」スッ

真姫「何これ…サングラス?」
0022名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 02:04:42.43ID:rrrIgq1A0
穂乃果「もぉ〜疲れたー!」

海未「まだ30分しか経っていませんよ!今日はみっちりやりますから」

穂乃果「うへぇ〜…大体おかしいよ!前のテストから3週間後にまたテストってさぁ!」

海未「学校の試験と模試は別ですから」

穂乃果「意味わかんない!ねぇ?ことりちゃんもそう思うよね?」

穂乃果「あっ今の意味わかんない!っていうの真姫ちゃんに似てない?」

海未「似てません」

穂乃果「えぇ〜?自信あったんだけどなぁ」

穂乃果「ま、いいや。ねぇねぇことりちゃんも思わない?テスト多過ぎだって」

ことり「…穂乃果ちゃん、ごはんお腹いっぱい食べた後のデザートは?」

穂乃果「別腹だよ!」

ことり「そういうことだよ」

穂乃果「…?」

海未「それとはまた少し違うような…」

穂乃果「ねーもう違う教科やらない?」

海未「仕方ありませんね…」
0023名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 02:10:51.24ID:rrrIgq1A0
真姫「ねぇ、このサングラス何?」

にこ「変装用!ちゃーんと付けなさいよ!」

真姫「なんで変装する必要があるのよ」

にこ「そりゃ勿論、にこは有名人なんだから‼」

真姫「馬鹿馬鹿しい…仮に有名人だとしても私までする必要ある?」

にこ「最近は友達でも熱愛報道がされる時代なのよ!だから当然‼」

真姫「熱愛…」ドキッ

にこ「ん?どうしたのよ」

真姫「別に。私いらない」

にこ「ちょっとぉ!ま、いいわ。仕方ないわね、そのまま遊びにいきましょ!」

真姫「どこ行くの?」

にこ「決まってないわ!適当に!」

真姫「やっぱり行き当たりばったりなんだから…」クス
0024名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 02:21:08.23ID:rrrIgq1A0
にこ「ねぇ、あの店入らない?」

真姫「いいけど」

にこ「決まりね!」


にこ「何なのよ!表に出してる服だけじゃない。いい感じの」

真姫「まぁ、そんなもんでしょ?大体」

にこ「ぐぬぬ…次行くわよ!」

真姫「はいはい…」

にこ「ねぇ、あの店見たいわ!」

真姫「帽子屋?変わったところね。いいんじゃない?行きましょ」

にこ「これどう?」

真姫「ちょっと派手過ぎるっていうか、目がチカチカするわ」

にこ「いいじゃない。派手過ぎるくらいが丁度いいの!」

真姫「じゃあ言っとく、似合ってないわ」

にこ「むぅ…割とストレートに言うじゃない」

真姫「そういうの被るならもっとラフなスタイルにした方がいいと思うわ」

にこ「それは確かにそうね!」

にこ「あ、次は…」
0025名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 02:28:10.73ID:rrrIgq1A0
真姫「ゲームセンターってこんなにうるさいの⁉耳おかしくなりそう…」

にこ「まあまあ。慣れたらセミとか工事の音と変わらないわよ」

真姫「慣れてもかなりうるさいってことじゃない!」

にこ「ご愛嬌よ。何か欲しいのある?」

真姫「えっ?う〜ん…じゃああれ」

にこ「寝そべりね…意外と可愛い趣味してるじゃない…ってこの台は無理よ」

真姫「無理って、そんなのわかるの?」

にこ「アームの爪見なさい。これがしっかり閉じてない台はアームの力が弱いから全然獲れないのよ」

真姫「ふぅん…よく知ってるわね」

にこ「すごいでしょ⁉」ドヤ

真姫「そうね」

にこ「えっ…?」

真姫「ほら、他の探すわよ」

にこ「これどう?すぐ獲れそう!」

真姫「私無理。代わりにやって」

にこ「しょーがないわね!1回だけよ!」
0026名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 02:41:31.32ID:rrrIgq1A0
真姫「ホントに1回でとるなんて…」

にこ「どう?これが天才にこにーの実力よ‼」

真姫「これで有名なの?」

にこ「違うわよ。私はアイドル!」

真姫「またその話?もうわかったわよ」

にこ「んなぁ⁉失礼ね〜!」

真姫「それよりお腹すいたからどこか入りましょ」

にこ「いいわよ。私アイス食べたい」

真姫「私も。あそこでいいんじゃない?」

にこ「ええ!人もいないしそうしましょ!」
0027名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 02:47:11.07ID:rrrIgq1A0
にこ「美味しかった〜!」

真姫「フルーツのさっぱりしてるのもたまにはいいわね」

にこ「そうね!私は普段チョコとかバニラ系ばっかだし、ここにして正解!」

真姫「私も」


にこ「…ねぇ真姫」

真姫「何?」

にこ「曲、作ってくれる?」

真姫「無理よ。せいぜい1人で楽しむ程度のものしか作れないんだから」

にこ「やってみなきゃわからないじゃない!」

真姫「にこちゃんに何がわかるのよっ‼」

真姫「あっ…」

真姫(つい、にこちゃんって…)

にこ「わかるわよ」

真姫「えっ?」

にこ「前にも何度か聴いたからわかる。真姫の曲は素晴らしいって…だから私はもっと多くの人に聴いてもらいたいって思ってお願いしたのよ!」

真姫「にこちゃん文化祭でライブするんでしょ?それで曲使いたいんでしょ?そんな、大勢の人の前で披露するなんて絶対無理よ…人の心を動かす程の曲なんて、中々作れないんだから…」

にこ「出来るっ!」

真姫「…っ!」

にこ「少なくともここに1人!心を動かされた人間がいるのよ!」

真姫「…っ!」


真姫「ねぇ、にこちゃん」

にこ「何よ?」

真姫「いつまでに完成させたらいい?」

にこ「…‼いつでもいいわ!ずっと待ってる‼」
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2018/08/12(日) 02:49:10.44ID:rrrIgq1A0
真姫ママ「あら?ピアノの練習?」

真姫「ううん…ちょっと、曲作ってて」

真姫ママ「久しぶりじゃない?ママも楽しみ!」

真姫ママ「誰かの為?」

真姫「…!な、なんでわかったの?」

真姫ママ「あら〜適当に言ったら当たっちゃった」

真姫「〜!もう!あっち行って!」

真姫ママ「ふふっはいはいわかりました」クス

真姫ママ「あんなに集中しながらも目がキラキラしてるんだから」

真姫ママ「そりゃわかるに決まってるっていうのは…言わない方が良さそうね」

真姫「う〜ん…」
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2018/08/12(日) 03:26:48.14ID:rrrIgq1A0
凛「真姫ちゃん眠そう…大丈夫?」

真姫「ええ、平気よ…」

真姫「ふわぁ…」

凛「おっきい欠伸してる真姫ちゃん可愛いにゃ〜!」

真姫「ど、どこ見てるのよ!」

凛「わー逃げろ逃げろ〜!」

真姫「…ふん」

花陽「あの、西木野さん。これ…」

真姫「ん?アメ?」

花陽「うん!授業中なめてたらちょっとは眠気覚しになるかも」

真姫「そうね、ありがと」

花陽「どういたしまして!」ニコ

希「おっじゃあウチもこれあげる〜」

真姫「これアメ?変なの…」

希「とりあえず今食べてみ!噛むと味が出てくるからな」

真姫「わかったわ…」カリッ

真姫「〜〜〜っ!!?」

希「ぷっあははは!ちゃんと包み紙見やな!激辛って書いてあるやん!」

真姫「希ーーーっ‼」

希「でも眠気なくなったやろ⁉」

真姫「当たり前よっ!」
0030名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 03:39:47.31ID:rrrIgq1A0
絵里「こらこら悪戯ばっかりしないの」コツン

希「いたっ」

絵里「これ、一緒に配って。次の授業は自習になったわ」

希「ほーい」

穂乃果「えっ自習⁉わーい!お昼寝タイム…

海未「ほ〜の〜か〜?」

穂乃果「うっ嘘です!わははは!自習残念だなぁ!穂乃果もっともっと先生に質問したいのになぁ〜!」

ことり「質問は普段たくさんしてると思うけど…」

真姫(でも、確かにこの時間に昼寝するのいいわね…)

真姫(私も穂乃果みたいにスッと寝られたらいいのに…)

真姫「…おやすみなさい」ボフッ

凛「あ〜!真姫ちゃんずるいにゃ!」

凛「凛も昼寝しよ〜」

希「じゃあウチも〜」

海未「こら!何を揃って…」

真姫「……すぅ」

絵里「きっと疲れてるのよ」

海未「…仕方ありませんね」

穂乃果「雪穂〜おちゃ〜…」
0032名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 05:13:07.31ID:rrrIgq1A0
絵里「結局みんなして寝ちゃったわね」

希「まぁこういう時間があってもいいんやない?」

絵里「そうね。それに今日は文化祭の準備日で部活のない日よ!みんな、頑張りましょ!」

穂乃果「おー!」

凛「テンション上がるにゃー!」

真姫「元気ね…羨ましいわ」

ことり「あの2人はそれが取り柄だからね。ああやってエネルギーに溢れてる人が自然とみんなを引っ張っていってくれるから助かるよ」

真姫「そうね。ただ供給過多な気もするけど…」

ことり「あはは…」

真姫(そういえば、最近)

真姫(人と話す時間が増えた気がする…)

真姫(こうして学校の行事の手伝いをするなんて、今までやったことなかったし自分がこの輪にいることが想像つかなかった…)

真姫(1人が寂しいとも思わなかった。他人にそこまで興味がなかった。でも…)

真姫(明日からは、もっともっとみんなと話すようにしようかしら…)

真姫「ふふ…」

にこ「楽しそうね」

真姫「なっ…べ、別に」

にこ「素直じゃないわねぇ〜。もっと楽しみなさいよ」

真姫「何よ!偉そうに」

にこ「別に偉そうになんて言ってないわよ!」

真姫「だったらいちいち腹立てることないじゃない!」

にこ「それは真姫もでしょ!はいブーメラン刺さりましたグサーっ」

真姫「何よブーメランって…ふふ」

にこ「ちょっと、あんたが笑ってたら言ったこっちも可笑しくなってきたじゃない…!」

真姫「この間はありがと。楽しかった」

にこ「こっちもよ。また行きましょ?」

真姫「…本当⁉」

にこ「本当♪」
0033名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 05:16:04.69ID:rrrIgq1A0
花陽「あっ!西木野さ…

真姫「真姫」

花陽「ほぇ?」

真姫「真姫って呼んで。西木野さんだと、なんか…距離があるっていうか、その…」

凛「あーいたいた!真姫ちゃーん!」ドカッ!

真姫「痛っ⁉何するのよ‼」バシ-ン

凛「ぎにゃぁぁあああ‼」

真姫「ま、まぁこんな感じでいいから…」

花陽「うん、じゃあそうするね!真姫ちゃん」

花陽「もう…ダメだよ凛ちゃん朝から暴れちゃ」

凛「だって〜最近真姫ちゃん教室にいるから!ただ凛は嬉しかったにゃ」

真姫「何それ…」

真姫(でも、たしかに…)

真姫(最近あまり音楽室に行かなくなったわね…)
0034名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 05:21:24.05ID:rrrIgq1A0
絵里「真姫、ちょっといいかしら」

真姫「どうしたの?」

絵里「出し物のBGMで使おうと思ってる曲を一緒に考えてもらおうと思っているんだけど、お願いしてもい…

希「待てー!」ドタドタ

にこ「ひぃぃいいい‼」ドタドタ

絵里「…少し騒がしいわね。悪いけど、後でもう一度聞くわ」

真姫「ううん、今でいいわ。どうするの?」

絵里「ありがとう!助かるわ!えっと、まず入り口なんだけど…」

希「つーかまえたっ!」ガシッ

希「よ〜しワシワシしたるでー!」ニヤニヤ

希「それっ…ありゃ?」

海未「………」ギロ

希「あ、アカン…逃げよっ」

海未「待ちなさい‼」ダッ

にこ「ひぇー!」

希「ひぃ〜!」

海未「こらー!」

バタバタ...

絵里「賑やかでごめんね」

真姫「エリーが謝る事じゃないわ」

絵里「エリー?」

真姫「いつまでも会長呼びじゃ失礼でしょ?」

絵里「エリーね…ハラショー!」
0035名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 05:24:54.96ID:rrrIgq1A0
穂乃果「ねぇねぇ絵里ちゃん」

絵里「あら穂乃果?」

穂乃果「最近真姫ちゃんちょっと変わったよね!」

絵里「穂乃果もそう思った?ふふっ実は私も思ってたの」

穂乃果「なんか少し明るくなったというか…色々話してくれるようになったよね!」

絵里「ええ。これからもよく声かけてあげてね」

穂乃果「そのつもりだけど…?」

絵里「あの子、ちょっとデリケートなところもあるの。だから私達で支えてあげないと…」

穂乃果「そうかなぁ…そうかも!うんわかった!穂乃果にお任せ!」

絵里「頼むわよ、クラスのムードメーカーさん」
0036名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/12(日) 05:26:50.40ID:rrrIgq1A0
ちょっと一旦ここまで
これも一応
全員同学年同クラス
所属 穂乃果軽音部、絵里生徒会、ことり料理研究部、海未弓道部、凛陸上部、真姫所属無し、希生徒会兼念能力研究部、花陽美術部、にこ所属無し
0039名無しで叶える物語(SB-iPhone) (ササクッテロル Sp03-AFf+)
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2018/08/12(日) 11:04:40.93ID:wAVyHzW4p
15 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)[] 2018/08/12(日) 01:30:54.87 ID:rrrIgq1A0

あっ圧縮で落ちたやつの立て直しって1で書くの忘れた
あと全員同じ学年って書くのも忘れてた
ちょいちょい前の文いじりながら再開してます
0040名無しで叶える物語(四国地方) (ワッチョイ 0655-A8Jq)
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2018/08/12(日) 12:06:32.42ID:rY+b8pNs0
希の所属がやべえ
0042名無しで叶える物語(たこやき) (ワッチョイ 0317-PsJ1)
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2018/08/12(日) 12:42:35.99ID:rP5Or9MT0
にこはガチのアイドル活動やってるのかな?
0044名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/13(月) 02:20:31.39ID:9EbZvhn50
にこ「どう?曲の方は」

真姫「まあまあってとこね」

にこ「今出来てるとこだけでいいから聴かせてくれない?」

真姫「ダメ。中途半端は嫌いなの」

にこ「え〜?ま、いっか。楽しみにしとくわ!」

真姫「…それだけ?」

にこ「ん?そうだけど?何か用?」

真姫「別に…なんでもない」

にこ「ふーんじゃあ私帰るから。この後仕事だから」

真姫「仕事?」

にこ「言ってるじゃない!トップアイドルだって」

真姫「…はぁ⁉トップアイドル⁉」

にこ「何?あんた…私が虚言を繰り返しているとでも思ってたの⁉」

真姫「うん」

にこ「ちょっと!そこまで落ちぶれてないわよ‼」

にこ「現役高校生アイドルの起源にして頂点矢澤にこを知らないだなんて、失礼しちゃうわ!」

真姫「どれどれ…わっ本当だ。えっ⁉結構メディアに取り上げられてるじゃない…すごいのね」

にこ「当たり前でしょ!これ見てみなさい」スッ

真姫「へぇ…ちゃんと事務所が出してるCDの販促用PVまであるんだ…本格的なのね」

にこ「今更⁉ずーっと言ってきたでしょ‼」

真姫「全然知らなかった…クラスメイトなのに」

にこ「うっそぉ…」

にこ「…あっそうだ!あんたさ、週末用事ある?」

真姫「私?別にないけど」

にこ「じゃあこれあげる!」スッ

真姫「…チケット?」

にこ「大銀河宇宙No.1アイドルの矢澤にこのライブチケットよ!S席用意してあげたから、絶対来なさいよ‼」

真姫「は、はぁ…」
0045名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/13(月) 02:25:57.00ID:9EbZvhn50
真姫「で、貰ったはいいんだけど…」

真姫(ライブなんて今まで行ったことないし…どうすればいいかわからないわね)

真姫(本人に聞くのもなんか癪に触るし、誰かに聞くとしたら…)
0046名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/13(月) 02:30:51.08ID:9EbZvhn50
花陽「えっ?アイドルのライブに行くのぉ⁉」ガタッ!

真姫「ええ、そうよ…」

花陽「おおー!」キラキラ

凛「なんかこのかよちん久しぶりに見た気がするにゃ〜」

花陽「誰?誰のライブに行くの⁉場所は⁉」

真姫(この子グイグイ来るわね…普段からは想像できないレベルで人変わるのね)

真姫「誰のかは…その、秘密…」

花陽「ほゎ〜それは残念です!」ガクッ

真姫「なんか、スクールアイドル?らしくて。是非来てくれってチケット渡されたのよ」

凛「…!(なるほど〜。真姫ちゃんは恥ずかしがり屋さんにゃ)」

凛「凛ちょっとトイレ行ってくるから〜!」 タタッ

花陽「うんっ!」

真姫「ねぇ、花陽」

花陽「うん?」

真姫「誰にも言わないって約束してくれるなら、誰か教えてあげてもいいわ」

花陽「言わない!言わない‼約束するよ!」フンス

真姫「それなら…」ゴニョゴニョ

花陽「…ふふっそっかぁ、よかったね」ニコ

真姫「でも、私そういうの行ったことないからよくわからなくて…」

花陽「なんでも聞いて!ぜーんぶ教えますから‼」



真姫「ありがとう花陽。助かるわ」

花陽「何より大切なのは楽しむこと!だから、初めてなら尚更目いっぱい楽しんできてね」ニコニコ
0047名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/13(月) 02:33:08.90ID:9EbZvhn50
真姫(プロね…なんだか近くの人が急に遠くに行ってしまったように感じる)

真姫(もともと近くにいたわけでもないけど…)

真姫(ステージに立って数万人の規模で歌披露して…すごいわね)

真姫(少なくとも私には絶対出来ない)

真姫「自己満足じゃなくて誰かを楽しませるって、どんな気分なのかしらね…」

真姫「ふふっ…」
0048名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/13(月) 02:40:20.50ID:9EbZvhn50
花陽「先に言ってくれたらよかったのに!」ウキウキ

真姫「さっきからずっとにやけてるわよ」

花陽「はっ!き、気をつけます…」

真姫「いやまぁ別に気にしなくてもいいけど…」

花陽「いや〜2枚分用意してくれるなんてにこちゃんも気が利いてるよね!」

真姫「うん、でも…」

真姫「花陽がいなかったら私1枚余らせてたわ…多分」

花陽「そうかなぁ?」

真姫「ま、結果論だから気にするだけ無駄ね」

花陽「そうだねぇ」

花陽「ねぇ真姫ちゃん、初めてライブ会場に来た感想は?」

真姫「ゔぇっ…な、なんでそんなこと聞くのよ」

真姫「そうね…パッと見た感じ、意外と幅広い年齢層なんだって思ったわ」

真姫「あとは、いつも学校で見慣れたちょっとうるさいクラスメイトがこんな大勢の人の前に立ってパフォーマンスを披露するなんて、なんだかちょっと信じられない」

花陽「そうだよね〜私としては逆に、学校にアイドルがいるっていうのが信じられないよ〜!」

真姫「ふふっ花陽はアイドルが好きね」

花陽「うん!昔から大好き‼」

真姫「私も好きなことはあるけど、花陽みたいにとことん追求して熱中出来たらいいのに…好きを貫き通す事って素敵ね」

花陽「ありがとう。それなら…今日だけは花陽の趣味に付き合ってください」

花陽「学校で見慣れたクラスメイトっていう現実から、今大人気のスクールアイドルっていう夢の世界へ、行こう!一緒に」

真姫「ちょっと大袈裟じゃない?」

花陽「そんなことないよ!ライブっていうのは、現実を忘れて楽しめる私の、みんなの理想郷なんだから!」

真姫「理想郷…ふふっ」

花陽「あっでも節度は守らなきゃね」

花陽「私が言うのも変だけど…スクールアイドル矢澤にこの魅力をとくとご覧あれ‼」
0049名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/13(月) 02:43:58.38ID:9EbZvhn50
ザワ...

真姫「ん?BGMが止んだわね」

花陽「そろそろ始まるんだよぉ!」

ワッ!

にこ「みなさぁーん!こぉ〜んにっちは〜!」

コ-ンニッチハ-!!!

にこ「そのまま行くよー!せ〜のっ!」

ニッコニッコニ---!!!

にこ「はーいありがとうございまーす!」

にこ「あなたのハートににこにこにー♪大銀河宇宙No.1アイドル、矢澤にこにこ〜‼」

にこ「じゃあ今日はぁ〜いきなりだけど、一曲目!」

にこ「もちろん最初は『にこぷり♡女子道』‼」

ウォォオオオ!!
0050名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/13(月) 02:47:35.56ID:9EbZvhn50
真姫(アイドルって、理解出来ない)

真姫(曲も歌詞も、全て)

真姫(普段クラシックやジャズしか聴かない私にとって、“彼女の時間”は私の音楽性からしたら劇薬みたいなものだった)

真姫(でも…なんで)

真姫(なんでこんなに…心の底から楽しいんだろう)

真姫(なんであんなパフォーマンスが出来るんだろう…)

真姫(やっぱりあの子は、私と正反対)

真姫(その度胸が、性格が…ちょっとだけ、羨ましいかもしれない)

真姫「いいな…」

花陽「いいよねー!」ニコ

真姫「わっ⁉え、ええ…」

花陽「水分補給も忘れずにね!」

真姫「わっわかったわ…」
0051名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/13(月) 02:51:27.94ID:9EbZvhn50
にこ「みんな〜!今日は本当にありがとにこ〜‼」

ワ-ッ!!

真姫「…終わらないで」ボソッ

花陽「えへへ…ライブってあっという間なんだよねーいつも。現地だと尚更」

真姫「現地?」

花陽「あっあのね!有名になるとツアーなんかのライブだと、こうやって今みたいに会場で参加することの他にも、映画館とかでライブビューイングっていう現地の中継を観賞する方法もあるんだよ」

真姫「知らなかったわ…すごいわね」

花陽「ライブビューイングにはライブビューイングの楽しみ方もあるから、一回参加してみるといいかも!」

真姫「にこちゃんのライブは?観れないの⁉」

花陽「にこちゃんはうん…まだちょっと観れないかなぁ」

真姫「なんだ…」シュン

花陽「すっかり魅力に取り憑かれちゃったね」クス

真姫「なっ⁉べ、別に…悪い⁉」

花陽「ううん全く!むしろウェルカム!私は今度も真姫ちゃんと一緒に来れたらいいなぁ〜!」

真姫「うん…か、考えとくわね」

真姫(ああ…私もいつか、誰かを追いかけるようになるのかしらね)

真姫(サイリウム?振って、みんなと歌って…)

真姫(…案外、悪くもないかもね)

花陽「あっ!にこちゃんからLINE来た!関係者入口に来てって!」

真姫「わかったわ。行きましょ」
0052名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/13(月) 03:02:15.71ID:9EbZvhn50
にこ「こっちこっちー!」

花陽「にこちゃーん!お疲れ様!」

にこ「ありがと!どうだった?」

花陽「まほうつかいはじめました!の間奏がライブ用のアレンジになってたね!あれすっごく良かったよ!」

にこ「おっそこに気づくとはやるわね!」

花陽「もちろん私もファンだから!」

にこ「流石だわ…あっ真姫!」

真姫「ん、来てあげたわよ」

真姫「はいこれ差し入れ。甘いの好きって言ってたからマドレーヌとクッキーにしてあげたから…?」

にこ「今日は来てくれてありがとっ!」ダキッ

真姫「きゃっ…⁉///」カァァ

にこ「どうだった?にこのステージ…
 
真姫「わ、私門限あるから!じゃあね!風邪ひいちゃダメよ!」ダッ

にこ「あり?もう帰っちゃった…」

花陽「そんなに恥ずかしかったのかなぁ…」

にこ「もぉ〜!感想も言わずに!」

にこ「ふんっ…ふふ、でも素直に嬉しいわね。ちゃんと来てくれてさ…」
0053名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/13(月) 03:05:49.50ID:9EbZvhn50
真姫「……」コソコソ

にこ「おっ真姫じゃない!どうだった?」

真姫「ゔぇっ⁉」ビクッ

にこ「何よ、そんなに驚くことないじゃない。で、どう?にこにーのライブ初参加の感想は」

真姫「びっくりしたわ。ただのうるさいクラスメイトだと思ってたけど、あんなにすごいことやってたのね」

にこ「まぁね!にこにーの凄さをわかったくれたなら先の無礼は許してあげるわ!」

真姫「全く何様よ…でもまぁ」

真姫「楽しかったわ。初めて行ったけど」

にこ「え?」

真姫「二度も言わせないで」

にこ「純情な少女をドルヲタにさせちゃうなんて、にこってばぁ〜罪深い女…

真姫「海未、黒板消しておいたわ」

海未「ありがとうございます、助かります!」

にこ「ちょっと!聞きなさいよ〜!」

希「ま〜た1人で騒いで…そんなにワシワシされたいん?」

にこ「んぎゃっ⁉や、やめなさいよ!」

希「冗談やって。お疲れ様にこっち」

絵里「私もいつか招待してほしいわ。ステージで輝いてるにこを一度見てみたいの。とりあえず昨日はお疲れ様ってことで私と希でクッキー作ってあげたから是非食べて!」

にこ「あ、ありがと…」

希「もー素直やないんやから」ワシワシ

にこ「ぎゃぁああやめなさいって‼」

希「うししし…逃がさんで〜!」

絵里「こらこら、ほどほどにしなさいよ?」

にこ「あんたもしっかり止めなさいよ‼」

真姫(手作り…成る程)
0054名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/13(月) 03:13:20.97ID:9EbZvhn50
穂乃果「ねぇねぇことりちゃん」

ことり「どうしたの?」

穂乃果「最近さぁ〜真姫ちゃんからにこちゃんへの視線が妙に熱いよねぇ?」

ことり「そ、そうかなぁ…?」

穂乃果「これは、来るよ…百合の花が咲いちゃうよ!この学校に!」

穂乃果「くぅ〜!たまらないねぇ‼」 キャッキャ

海未「私の幼馴染が…どうしてこんな姿に…ううっ」

ことり「あー…」

ことり(ごめんね海未ちゃん。穂乃果ちゃんがこうなっちゃったのはことりの所為なんだ…)

ことり(元々人の色恋沙汰に敏感な穂乃果ちゃんに百合漫画を勧めた末路がこれなんだよ…)

穂乃果「普通ならクール系の真姫ちゃんを元気系のにこちゃんか落とす王道な展開なのに、今回のパターンはその逆!」

穂乃果「クールな真姫ちゃんが淡い想いを抱いているのに全く気づかないにこちゃん…ああ、良い…‼」

海未「はぁ…妄言も過ぎたら凶器になり得ますからね。くれぐれも気をつけてくださいよ?」

海未「大体あなたの勘違いの可能性の方が高いのですから…」

穂乃果「いやこれは絶対キテるって!穂乃果が保証するよ‼」

海未「はぁ〜…あなたって人は」

ことり「大丈夫だよ海未ちゃん。きっと1週間くらいしたらまた元の穂乃果ちゃんに戻るから」ポン

海未「そうなら良いのですが…」

穂乃果「よ〜し!じっとしてなんてられない!本人に直接インタビューだよっ!」

ことり・海未「…‼」
0055名無しで叶える物語(四国地方) (ワッチョイ 0655-A8Jq)
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2018/08/13(月) 03:19:45.34ID:DBrGhrI70
ホッノ大暴走で草
0056名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/13(月) 04:13:41.50ID:9EbZvhn50
真姫(私も…今度は作ってあげてみようかしら)

真姫(でも不器用だし…う〜ん…)

真姫(不味いって思われたらどうしよう…)

真姫(やっぱり買ったものの方が…)

穂乃果「……ふふふ」ジィ-

穂乃果「まーきちゃんっ!」ガバッ

真姫「きゃっ⁉な、何よ?」

穂乃果「どうしたの?何やら真剣な表情でにこちゃんの方見て考え事してたみたいだけど⁉」ニコニコ

真姫「なっななな何でもないわよ!」

穂乃果「本当〜?」

真姫「本当!もうあっち行って‼」

穂乃果「はぁ〜い♪」


穂乃果「うしし…わかりやすいねぇ」

海未「真姫で遊ぶんじゃありませんよ」

穂乃果「遊んでないよ!くっつけてあげるの!」

ことり「大丈夫かなぁ…色々と」

穂乃果「応援してあげようよ!」

海未「あなたの勝手な勘違いで取り返しのつかないことになるかもしれないんですよ?今はまだそっとしておきなさい」

穂乃果「…そうだね。今は、ね。穂乃果も早まり過ぎたかな」

海未「そうですよ。気をつけてください」

穂乃果「でもね〜ふふっきゅんきゅんしちゃうよねぇ!」

ことり「それはわかるかも♪」

海未「ことりまで…」

穂乃果「ウチの学校意外とこういう話ないからワクワクしちゃうよ〜」
0057名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/13(月) 04:20:34.31ID:9EbZvhn50
~生徒会室前~

絵里「ありがとう。すごく嬉しいわ」

「…!本当ですか⁉」

絵里「ええ。でもごめんなさい。あなたの気持ちには答えられないわ」

「っ…そ、そうですか」

「うっううっ…!」ポロポロ

絵里「ごめんね、ほら、泣かないで。今日一日でよかったらあなたのお願い聞いてあげるから」

「えっ⁉」

絵里「どうしたいの?」

「このままぎゅーってしてください…」

絵里「もう、甘えん坊さんなんだから」ニコ




穂乃果「こういう話、あるじゃん!ウチにも!」

希「えりちモテモテやなぁ〜」

穂乃果「スラっとしててカッコいいしね」

希「えりちがいる限りウチら生徒会の支持率は安泰やな」

穂乃果「純白な世界が広がる前で腹の中の黒い話はやめよーよ…」
0058名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/13(月) 04:22:06.85ID:9EbZvhn50
🙅♀腹の中
🙆♀腹の内
一旦ここまで
0061名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/14(火) 01:03:33.26ID:GJ7R1hdk0
穂乃果「あれから1週間経ちました。が!」

穂乃果「全っ然進展ないじゃん!」

凛「やっぱり思い違いじゃないかにゃ〜?」ヒョコ

穂乃果「うぇ〜そんなはずはないって」

ことり「とりあえず文化祭が終わるまではこのまま平行線じゃないかな?」

穂乃果「ちぇ〜つまんないの」

ことり「海未ちゃんも言ってたけど、下手に動いたら黒いキューピッドになっちゃうよ?」

穂乃果「そ、それはそれで人の恋路を邪魔して誰かの不幸をおかずにご飯を食べる悪い妖怪として一見すると愛情のカンヴァスを愛憎のペンキで塗り潰す醜悪な存在でありつつも…」

穂乃果「実は心の片隅ではありふれた純愛を女子校という砂漠の中で渇望する、孤独と浪漫を愛す旅人になれるというなら穂乃果は正直アリだよ!」

凛「流石に拗らせ過ぎにゃ…凛もう着いていけない」プイッ

ことり「でもどうする?もし仮に何かしら真姫ちゃんの心に進展があったとしてね」

ことり「プロのアイドルへ本気でアタックするという恋の明神男坂を、全盛期のディープインパクトに跨りそのままごちうさのコラボブースへ正面衝突してフォーカス飾るかの如く猛烈な勢いでアプローチしていったら?」

ことり「ベルギーの高速カウンターを彷彿とさせるハイスピードでゴールインした時、本当にそのまま黒いキューピッドとして精神を保ち続けられるの?穂乃果ちゃん!」

凛「なんでことりちゃんは合わせられるにゃー!」

穂乃果「いやいや!そんなシチュエーションあの真姫ちゃんからはまず生まれないよ!腐ってもクール×スマイルなんだよ?」

穂乃果「例えにこちゃんに溢れ出る母性が存在したってそこに素直に甘えられる真姫ちゃんは存在しないの!それに、にこちゃんの笑顔に母性があってもそれはきっと贄姫を手に入れた鬼子母神の笑いなんだから!」

にこ「だぁ〜れが鬼子母神ですってぇ⁉」

穂乃果「うわっ⁉聞いてたの?」

にこ「このアホのか〜‼」

絵里「ちょっと!そこの放課後の縛りが緩い集団!静かに教室で勉強したい人だっているんだからあんまり騒がないの!」

にこ「いいじゃない!にこは今日オフの日なの!」

穂乃果「穂乃果だって今日は部活無しですぅ〜」

海未「私も部活は無しですよ?」

穂乃果「へっ?」

海未「今日も、文化祭の準備日ですからね♪」ゴゴゴ...

穂乃果「ぎゃぁぁあああ‼鬼!鬼子母神ここに有り!」

海未「誰が鬼子母神ですかっ!この愚か者‼」
0062名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/14(火) 01:37:04.29ID:GJ7R1hdk0
穂乃果「こうして孤高の旅人高坂穂乃果は今後一千年草も生えない砂の惑星こと秋葉原の女子校で鬼子母神の怒りに触れ、期間限定の縁結びスポットと化す文化祭の為に贖罪のペンキを塗り重ねるのであった…」

海未「口ではなく手を動かしなさい!今日予定通り壁面の作業を終わらせますからね!」

穂乃果「ひぃ〜!この教室の壁一面を⁉」

海未「当然です!ほら、私も手伝いますから。一緒に終わらせましょう」

穂乃果「おお…!海未ちゃん大好き!神様!愛してるよ!」

海未「そ、そんな…大袈裟ですよ」

穂乃果「己の過ちを反省した鬼子母神は釈尊に教導され,五戒を受けてそれ以後王舎城の守護神となった…!」

海未「あなたは反省が足りないようですが」イラッ

穂乃果「な、なんでもないです!」

海未「それにしても…」

海未「私達のクラスは…メイド喫茶…」

海未「何故よりによって…学校を一歩出たら其処彼処に本物があるじゃないですか!」

穂乃果「チッチッチ、甘いね海未ちゃん。文化祭の出し物としてのメイド喫茶と商いとしてのメイド喫茶には決定的な違いがあるんだよ」

穂乃果「失礼だけど、店舗としてのメイドさんには若さがないんだよ。文化祭のメイドさんは現役高校生なんだよ⁉青春の酣なんだよっ!」

海未「オヤジ臭いことばかり言わないでください。あなたの話ずっと聞いていると喉にベーグルが詰まったような気分になります」

穂乃果「…さらっと酷いこと言うのが海未ちゃんらしいや」ヌリヌリ

海未「………」ヌリヌリ

穂乃果「しっかしねぇ…一面ピンクにすることはないよね?」

海未「…それは私も思います」

穂乃果「誰の提案?」

海未「絵里とことりで決めました」

穂乃果「誰かブレーキの役割を担う人はいなかったの…」
0063名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/14(火) 01:47:42.74ID:GJ7R1hdk0
穂乃果「よいしょ、よいしょ…」ヌリヌリ

海未「ペンキ足らなくなってきましたね…」ペタペタ

穂乃果「そうだね…」フキフキ

穂乃果「まぁ、でも穂乃果は楽しみだよ。ご主人様〜って笑顔で接客する海未ちゃん見るの」

海未「私は皿洗い担当と決まっていますから」

穂乃果「そうやって恥ずかしがって表から逃げていいの⁉海未ちゃん!」

海未「いいんですよ、旅の恥はかきすてです」

穂乃果「人生の一部だよ?青春の一ページを破り捨てる気満々で臨むのはやめてね海未ちゃん」

海未「義務教育中の教科書を墨塗りにする命令が出た時代もあったくらいですから、いいんですよこの程度」

穂乃果「海未ちゃんには敵わないや」

海未「一生負けませんから」

海未「あと半分ですよ!さ、やっちゃいましょうか」

穂乃果「よーしファイトだよっ!」
0064名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/14(火) 02:37:45.01ID:GJ7R1hdk0
真姫「メイド喫茶…ね。意外と店内っじゃなかった教室内を暗くしてシックな雰囲気にしてジャズなんかかけるのもいいんじゃない?」

絵里「ハラショー!素敵ね。アルコールが出せないのが惜しくなっちゃいそう」

希「変なとこで唐突にロシア感出すなぁ」

希「でもオシャレなのは確かやね。ウチもええと思う」

にこ「全然ダメよ!可愛さがないじゃない!」

希「出た、文句大臣」

にこ「メイド喫茶よ⁉王道…メイド喫茶のテンプレを攻めなきゃ話にならないわ!」

絵里「じゃあピンクの背景に照明強め、アニソンガンガンにかける?」

にこ「わかってるじゃない♪」

真姫「嫌よそんなの。品がないわ」

にこ「ぬぁんですってぇ⁉大体箱入り娘に何がわかるっていうのよ!」

真姫「失礼ね!わからないからこそ違う視点で考えてあげたじゃない!ふんっもう知らない。勝手にやりなさい。私帰る」バッ

絵里「あっ真姫!待って!」

真姫「ごめんエリーまた明日」

希「あ〜怒らせたな」

にこ「ぐぬぬぬ…!」

にこ「わかったわよ!謝ればいいんでしょ⁉」

ことり(引き寄せられたり反発したり…磁石みたいだねぇ2人とも)

ことり(これは時間がかかりそう…)
0065名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/14(火) 02:59:29.68ID:GJ7R1hdk0
今日中空いた時間に続き書きます〜
0066名無しで叶える物語(らっきょう) (ワッチョイ c6cd-rnvB)
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2018/08/14(火) 18:37:48.33ID:Mf7HUQae0
0067名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 7b1e-rnvB)
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2018/08/14(火) 21:42:10.18ID:GJ7R1hdk0
にこ「真姫!」

にこ「真姫!待ちなさいよ!」

真姫「…何」

にこ「その、悪かったわ。頭ごなしに否定して」

真姫「私も…品がないとか失礼なこと言っちゃって、ごめんなさい」

にこ「さっきの案、正直悪くはないと思ったわ」

真姫「全面ピンクはやめて、黒で囲った中の一部を白とピンクのギンガムチェックにした方がオシャレよ。それなら可愛さも残るでしょ?」

にこ「いいわね!そうしましょ!おーい穂乃果!壁の色変更するわよ!」

穂乃果「ええー⁉もう塗り終わったよ!!」

にこ「上から塗りなさい!」

穂乃果「やだやだー!」

にこ「誰がライブの楽曲提供してあげると思ってんのよ!」

穂乃果「こんな時ばっかり恩を売ってずるいんだから…どうせ歌うのはにこちゃんじゃん!」

ギャ-ギャ-

海未「サンプルはありますか?」

真姫「私が描くから。待ってて」

海未「お願いします」

穂乃果「はああ…」

希「なんか色々と一気に決まった感じやね」

絵里「ええ、後は当日の動きを考えるだけだと思うわ」
0070名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 4b1e-xQfD)
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2018/08/16(木) 02:27:06.23ID:162Vf71Z0
花陽「………」カタカタカタ

絵里「花陽は何してるの?」

花陽「あっあのね、受付の子を立体投影させた2次元の女の子にしたら面白いかなぁって話をことりちゃんとしてて、今その子のモデリングをしてるんだよ」

絵里「そ、それは高校生がやるにはレベルが高いんじゃない…?」

花陽「もうすぐ3Dモデル自体は完成するから、そしたら後は動きは他のMMDから貸して貰えばいいから声をつけるだけ!意外と簡単だよ」

絵里「ハラショー…ウチのクラスは特定の分野に長けた人が多くて助かるわ」

絵里「声はどうするの?」

花陽「それが…ふふっ絵里ちゃんにお願いしようかなぁ〜って!」

絵里「わ、私⁉」

希「いいやん、面白そうやな!ウチもえりちがやったらええと思うで。かっこいいクールビューティからかわいい妹系までこなせそうやん」

絵里「そ、そんな…私に出来るかしら」

花陽「出来るよ!ううん、絵里ちゃんにしかできないってくらい!」

絵里「そんなに言ってくれるなら…やってみようかしら?」テレッ

希「おっいいぞいいぞ〜」

希「このえりちは褒められて伸びるタイプや」

絵里「この、って何よ?」

希「世界には同じ顔が3人はおるって言うやんな?つまりあと2人えりちがおるってことや。う〜ん、1人は甘え上手な妹系で」

希「もう1人は普段はツンツン、優しくされるとすぐにデレる最早生きた化石となったツンデレな妹系で」

希「あっでもこのえりちも褒められて伸びるタイプならわんぱく妹系で…」

絵里「それ全部妹系じゃない」

凛「音ノ木坂のお姉さんなんて言われてたのに…」

絵里「はい!この話お終い!作業するわよ〜」

凛「あっ上手いこと逃げたにゃ〜!」

希「やっぱお姉さんやな、えりち」
0071名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 4b1e-xQfD)
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2018/08/16(木) 03:03:35.11ID:162Vf71Z0
海未「確かに受け取りました。良いデザインですね、感性が楽しみです」

真姫「あ、ありがと」

穂乃果「どれどれ〜おお、可愛いね!穂乃果も頑張っちゃうよ!」

真姫「頼むわよ」

にこ「ちょっと真姫ー!こっち来てー!」

穂乃果「呼んでるよ!行ってあげて」

真姫「え?うん、わかった」

穂乃果「へへ…」ニヤ

海未「ちゃんと我慢出来たじゃないですか」

穂乃果「そりゃあね。穂乃果が決めることじゃないもん」

穂乃果「というか海未ちゃんもすっかり“こっち側”に来たようだね?」

海未「それは、もう仕方ないです。あなたのせいですからね」
0072名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 4b1e-xQfD)
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2018/08/16(木) 03:30:29.90ID:162Vf71Z0
にこ「曲の方どうなの?」

真姫「まぁそこそこ出来てきたわ」

にこ「本当⁉楽しみにこ〜」キラキラ

真姫「ふふっそんな大したもんじゃないわよ」

にこ「い〜や!すごいに決まってるわ!きっとトレビアーン♪って感じの」

真姫「また言ってる…意味わかんない」

にこ「曲が完成したら連れてってあげるわ!」

真姫「どこへ?」

にこ「決まってるでしょ⁉デート♪」

真姫「……!!」

にこ「そ、そんなに行きたいの…?」

真姫「なっそ、そんなわけないじゃない!むしろなんで行かなきゃいけないのって感じで…」

真姫「……」

真姫「また連れてって。一緒に色んなところ」

にこ「もっちろん!にこに任せなさい‼さぁ衣装完成させるわよ!」

真姫「わかってる」クス 

にこ「ん、今思ったけど」

にこ「あんた、結構器用なのね。壁デザインしたり服仕立てたり。勝手に不器用なんだと思ってたから意外だわ」

真姫「うるさい。にこちゃんに言われたくないわよ」

にこ「それってつまりにこも万能ってこと?」

真姫「お互い不器用だってことよ」

にこ「なぁ〜んだ…ふふ、そうかもね」

真姫「んっ?」

にこ「なんでもないわよ♪」
0073名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 4b1e-xQfD)
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2018/08/16(木) 05:21:56.41ID:162Vf71Z0
~しばらくして~

ことり「なんかあっという間だったねぇ」

穂乃果「そうだねぇ」

海未「気がつけばもう明日とは…ただ珍しく、面白く、月日が経つのも夢の内…」

穂乃果「ホントあっという間過ぎない?」

凛「そうにゃ!そうにゃ!」

凛「でもみんなで手分けして作業したおかげで前日はやることなくなっちゃったね!何する?」

ことり「お菓子パーティーは?」

穂乃果「いいねやろう!」

海未「程々に、ですよ?」

穂乃果「わかってるって!凛ちゃん一緒に買いに行こ〜!」

凛「いぇーい!」

絵里「楽しそうね!私も混ぜて」

花陽「あ、絵里ちゃん!お菓子ならなんでもこのトレイに入れてね!」

絵里「わかったわ。ふふ、面白そう…ね?真姫、一緒にどう?」

真姫「私は…ごめん、用事があるから先に帰るわ」

絵里「そう、ちょっと残念だけど仕方ないわね。明日頑張りましょ!体調に気をつけてね」

真姫「心配ありがと、音ノ木坂のお姉さん」

絵里「あら…照れるわね」
0074名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 4b1e-xQfD)
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2018/08/16(木) 05:50:18.27ID:162Vf71Z0
真姫「………」キョロキョロ

真姫(誰もいないわよね…?)

真姫(なんか少しだけ懐かしい場面ね)

真姫「そっとさり気なく置いて…」コトッ...

真姫「よし…帰りましょ」

真姫(はぁ…なんであんな役引き受けちゃったのかしら…)
0075名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) (ワッチョイ 4b1e-xQfD)
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2018/08/16(木) 06:08:16.06ID:162Vf71Z0
~数時間前~

穂乃果「真姫ちゃん!私達軽音部とにこちゃんの合同文化祭ライブやるの知ってるよね?」

真姫「え?ええ…」

穂乃果「それでね!実はキーボード担当の子が体調悪くて明日ダメみたいで…真姫ちゃんお願いできる?」

真姫「はぁ?無理に決まってるでしょ」

真姫「練習期間無しに引けだなんて…」

穂乃果「そこをなんとか!実はね、ライブで演奏する曲がこれなんだけど…」

真姫「…!」

穂乃果「どう?やれそう?」

真姫「やれるとは言わないわ。でもやるしかないんでしょ?全く…」

穂乃果「真姫ちゃぁ〜ん!!!」ガバッ

真姫「もう!くっつかないの!」

穂乃果「やってくれるって信じてたよ〜!!」

真姫「よく言うわね…はぁ」
0081名無しで叶える物語(はんぺん) (ワッチョイ ab2b-xQfD)
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2018/08/18(土) 17:25:15.69ID:WCnSGKRy0
1です
夜書きます〜
0083名無しで叶える物語(茸) (スップ Sdbf-xQfD)
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2018/08/19(日) 18:18:29.57ID:qfMCEhQ5d
0084名無しで叶える物語(はんぺん) (ワッチョイ ab2b-xQfD)
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2018/08/20(月) 01:46:23.00ID:Qg9EZ+TM0
穂乃果「お疲れ〜!明日頑張ろうね!」

にこ「お疲れ。そっちも、頼むわよ!」ギィ

にこ「あら?靴の上に…何かしら」

にこ「手紙…?」ピッ

にこ「どれどれ…『勇気をください』?たったこれだけしか書かれてないなんて…変なの」

にこ「名前も書いてないし…冷やかしってわけではないと思うけど…」

にこ「ま、いっか…きっと私のファンの子ね!」

穂乃果(本当どんだけ鈍いのこの人は…)

穂乃果(不器用故に照れ隠しでこんな儚く脆くも小粋なメッセージを送られたのに、まるで届いていないだなんて…なんだかねぇ…もう穂乃果が泣きそうだよ)

にこ「何よ?ボーっと見て。もう帰っているのかと思ってたわ」

穂乃果「あ、なんだろうね?ついボーっとしちゃってたかな」

にこ「もう、ちゃんとしなさいよ?」

穂乃果「はーい!」
0085名無しで叶える物語(茸) (スップ Sdbf-xQfD)
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2018/08/20(月) 02:09:05.01ID:SD8qPGWzd
〜♪

真姫「はぁ…」

真姫「駄目…全然思うように弾けない。突然大勢の人の前で演奏することになるなんて考えたこともなかったから、尚更手が動かない」

真姫(文化祭ライブで演奏するのは3曲。しかもその内2曲は私の作ったオリジナル…)

真姫(穂乃果は私のあげた楽譜で放課後練習してたから大丈夫とは言うけれど…)

真姫「失敗したらどうしよう…」

真姫「当日メンバーが違うって言われたらどうしよう…」

真姫「はぁぁ…」

真姫ママ「どうしたの?大きな溜め息ついちゃって」

真姫「あ、あのね…明日の文化祭で大役を任されちゃって」

真姫ママ「ふぅん…」

真姫「正直自信なくて…マイナスなことばっかり考えちゃうの」

真姫ママ「真姫ちゃんはどうしてそんな役を頼まれたんだと思う?」

真姫「それは…私がピアノを弾けるから?」

真姫ママ「あら、ピアノやるのね。まぁそれはそうかもしれないけれど」

真姫ママ「もし真姫ちゃんが適当な人だったら任されていたと思う?」

真姫「う…」

真姫ママ「真姫ちゃんが真面目で、頑張り屋さんだってみんな知ってるから、お願いしたんじゃない?」

真姫「そうかしら」

真姫ママ「きっとそうよ。ママはそう思います」

真姫「そう…ありがと、ママ」ニコ

真姫(明日は早めに起きましょ…)
0086名無しで叶える物語(はんぺん) (ワッチョイ ab2b-xQfD)
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2018/08/20(月) 02:31:16.66ID:Qg9EZ+TM0
~早朝・神田明神~

真姫「……あ!」

希「おっおはよ!早いなぁ…どうしたん?」

真姫「それはこっちの台詞よ。何してるの?そんな格好で」

希「何って、掃除や掃除。誰かがやらな忽ち汚なってまうから…神様も綺麗やない境内なんか嫌やろ?」

真姫「いつからやってるの?」

希「もう何年も前からずうっと」

真姫「すごいわね。尊敬するわ」

希「やったっ真姫ちゃんに褒めてもらえたで!今日は朝から良いことあるなぁ」

真姫「別にそこまで喜ぶことでもないじゃない…」

希「ウチは嬉しいよ。意外と誰にも気づかれないことやから…」

真姫「…そう。ステキな心がけなのに」

希「そう言ってもらえるとああ、やってよかったって思えるよ。あ、真姫ちゃんお参りに来たんやろ?ほらほら」

真姫「もう、押さないでよ」

希「そう言わんといて。ウチ楽しみやってん。誰かとお参りするの」

希「二礼二拍手一礼は知ってる?」

真姫「ええ、わかるわ」

希「ほな、困らんかな…」
0087名無しで叶える物語(はんぺん) (ワッチョイ ab2b-xQfD)
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2018/08/20(月) 02:33:00.01ID:Qg9EZ+TM0
パン パン

真姫(神様、今日だけでいいから私に勇気をください…)ブツブツ

希「神様、真姫ちゃんがライブを成功させるために今日だけでいいんで自信と勇気をください」

真姫「なっ⁉」

希「ん?どうしたん?めっちゃ驚いてるけど」

真姫「の、の…希、もしかして私の考えてることわかるの…⁉」

希「…ぷっそんなわけないやろ」

真姫「…そうよね」

希「でも、さっき会った時そんな顔しとったから、そうお願いしようかなぁって思ったのはホンマやで」

真姫「えっ?」

希「真姫ちゃんすぐ顔に出るからなぁ。さ、学校行こか」

真姫「…ええ。服は?」

希「もちろん着替えるよ。そこでな」

真姫「誰か来たらどうするのよ?」

希「見張っといて〜♪」

真姫(…私にもこれくらいの精神力が欲しいわ)

希「ねぇ真姫ちゃん、ウチさっきの神様のお願い間違えとったわ」

真姫「え?何を?」

希「今日だけでいいから真姫ちゃんに勇気を与えてくれってお願いしちゃった。今日だけやと困るのになぁ…」

真姫「……?」
0090名無しで叶える物語(はんぺん) (ワッチョイ ab2b-xQfD)
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2018/08/21(火) 01:54:24.81ID:RmDGW4W+0
凛「ま〜きちゃん!おはよう!」ダキッ

真姫「ゔぇっ…もう、毎回抱きつかないで!」

花陽「おはよう真姫ちゃん。今日は頑張ろうね!」

真姫「おはよう。花陽はメイドやるの?」

花陽「まぁね、一応…はは」

真姫「花陽なら心配なさそうね、誰かさんと違って」

凛「にゃっ⁉今凛の方見てたでしょー!」

真姫「さぁ?」クスッ 

凛「もー真姫ちゃんのバカっ!」

真姫「馬鹿とは何よ。私は凛も似合うと思うわ。あの格好」

凛「えっ…?」トゥンク

穂乃果「ねぇ感じた?今トキメキ感じたよねぇ?」シュババ 

凛「なっなんでもないよ」

穂乃果「いいねぇ〜」ニヤニヤ

凛「もう!うるさいにゃー!」

花陽「凛ちゃんが拗ねるの珍しい…」

真姫「あ、穂乃果…」

穂乃果「おっはよー!どう?調子は」

真姫「うん…弾くこと自体は問題ないけど…ちょっと、ね…」

穂乃果「ごめんね、無理難題押し付けちゃって」

絵里「大丈夫よ」ポン

真姫「エリー…」

絵里「勝手な事言って失礼だと思うし何様?って思われるかもしれないけど、私は真姫は絶対出来ると思うわ。だから、リラックスして頑張ってね。極端な話、所詮文化祭よ?ちょっとくらい間違えちゃったって平気平気!」

海未「それ生徒会長が言って問題になりませんか…?」

真姫「あ、海未」

海未「どうも、皿洗い担当の園田海未です」

………
0091名無しで叶える物語(茸) (スップ Sdbf-xQfD)
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2018/08/21(火) 02:51:08.04ID:NYWWGiRdd
凛「………」

花陽「………」

絵里「………」

真姫(…何この空気)

真姫(多分みんなが思ってる。冗談のつもりで言ったのかそれとも本当に今日一日皿洗いで終えるという宣言なのか…)

海未「あ、いえ…これはですね…その…」

穂乃果(説明しなくていいから…)

真姫(だれかこの微妙な空気をなんとかして…!)

ことり「あれ?みんな揃ってる?」

真姫(助かった…!)ホッ

ことり「えへへっ遅れちゃいましたぁ〜♪」

希「1.2.3.4.5.6.7.8…よし、全員集合やな!」

にこ「ちょっとぉ〜!まさかにこのこと忘れてないでしょーね!!」

希「ん?みんな、何か聞こえた?」

凛「なんにも〜?」

にこ「おいこらっ!怒るわよ!」

凛「既に怒ってるにゃ〜」

希「ホンマやで。そんなにワシワシされたいん?」

にこ「なんでそ〜なるのよっ!」ドン!

希・凛・穂乃果「「「ぴょんっ」」」

希「いや〜決まったな」

穂乃果「団結力…だねぇ」

凛「この連帯感がうちのクラスのウリにゃ」

にこ「そうね!みんな仲良し最高のクラスにこ〜!って違うわ!にこのことほっとかないでよ!」

海未「さ、にこも教室へ入ってください。もう本当にみんな揃っていますから」

にこ「海未…あんただけよ優しいの」ホロリ

海未「苦しい時はお互い様、なんですよ…」フッ

にこ「いやどういうことよそれ」
0092名無しで叶える物語(はんぺん) (ワッチョイ ab2b-xQfD)
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2018/08/21(火) 02:59:58.41ID:RmDGW4W+0
絵里「さて、そろそろ時間よ!穂乃果、真姫、にこはライブの方ね?」

穂乃果「うん!」

絵里「頑張ってね。こっちはちゃんと海未にも接客やらせるから安心して♪」

海未「えっ?ちょっとま…

絵里「はい次ね。クラスの方はまずことりがホールのリーダーね。それで受付は…


絵里「以上ね。あ、あと最後に言っておくけど、私は生徒会で何度か顔出さなきゃいけないから基本的にいないものと思って。いいわね?」

ことり「了解です♪」

キンコンカンコ-ン♪

穂乃果「あっチャイムだ!穂乃果達は体育館行くね!」

希「頑張ってな!」

穂乃果「みんな、ファイトだよっ!」

にこ「ふふふ、早くファンのみんなに会いたいにこ〜♪」

真姫「気楽でいいわね…」

にこ「何よ、あんたそんな怖い顔で演奏するつもり?」

真姫「怖い顔って言わないで!」

にこ「じゃあ真似しなさい!行くわよ!にっこにっこに〜!はい!」

真姫「に、にっこにっこに〜…」

穂乃果「いいね!今の照れた表情、最高!」パシャッ

真姫「撮らないで!」

穂乃果「消してほしかったらちゃんとライブを楽しんでよ〜!」

真姫「…!」

真姫「ライブを…楽しむ…」

真姫「…ふふっわかったわ」ニコ

にこ「良い顔するじゃない」

真姫「あ、ありがと…//」
0093名無しで叶える物語(はんぺん) (ワッチョイ ab2b-xQfD)
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2018/08/21(火) 03:11:53.14ID:RmDGW4W+0
ことり「どう?投影出来てる?」

花陽「オッケーだよ!」

ことり「じゃあ次音声チェックに入るね」

花陽「お願い」

ことり「音声入れま〜す♪」パチッ

絵里(収録済)『いらっしゃいませ!何名様ですか?お名前をご記入の上こちらへお座りください♪』

花陽「オッケーだよ!」

ことり「ちゃんと音左右に振れてる?」

花陽「うん!」

花陽「楽しみだね。プロジェクションマッピングでの受付…ジャズバーみたいな店内…」

ことり「今までにないメイド喫茶になったはず!」

凛「お客さんまだかな〜?」ワクワク

花陽「あと10分だよ」

海未「私も…腹をくくりました」

希「おっ?」

海未「やってみせます!もう弱音、言い訳は一切無し!私もホールとして身を粉にして働きますから!」

ことり「おおー!」

希(相変わらず熱い子やな…ええ事ではあるけども)
0094名無しで叶える物語(はんぺん) (ワッチョイ ab2b-xQfD)
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2018/08/21(火) 03:16:21.62ID:RmDGW4W+0
ことり「準備完了!お店開けま〜す!」

花陽「うわわ…もう向こうからお客さんが…」

希「有り難いことやね…よーしのんたんの特製スピリチュアルオムライスを…」

ことり「注文されたものを作ってね?」ゴゴゴ...

希「あ、はい…」

凛「凛はどうしたらいいの?」

ことり「ん〜じゃあ踊ってて♪」

凛「はーい!るんるんるん♪りんりんりん♪」

ことり「あっ本当に踊っちゃダメ〜」

凛「ええ〜?」

ことり「お客さんが完全にお店に入るまで待機、ね?」

凛「はぁい…」
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