にこ「バイトするにこ!」海未「頑張って下さい」
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店長「夜勤できる?」
にこ「できます」
海未「バイト始めたのですか?」
にこ「ええ!コンビニ夜勤のね」
にこ「いやー夜勤って時給いいわよねー」
海未「・・・まぁ頑張って下さい」 PM23:00 引き継ぎ
アガリマース
にこ「お疲れ様でーす」
AM01:00 雑誌納品
にこ「まだ銀魂やってんのねー」ペラ
AM AM01:30 日配(乳製品・弁当等)
にこ「・・・」ピッピッ
AM02:00 菓子納品(雑貨・ラーメンと隔日)
にこ「・・・お腹空いたわ」
AM03:00 什器洗浄(肉まん・ホットスナック等)
にこ「休憩しよ・・・」フワァ AM04:00 休憩
にこ(監視カメラの映像見てる)モグモグ
スイマセン
にこ「チッ」
にこ「はーい、お待たせ致しましたー」スタスタ
AM04:30 床清掃
にこ「・・・」シャー AM05:00 パン・新聞納品 宅配便回収等
ドーモー
にこ「ご苦労様でーす」
AM 06:00 朝ラッシュ
にこ「712円になります!」
にこ「ありがとうございましたー!」
にこ(あああああああああ!)
AM08:00 精算・引き継ぎ
オハヨー
にこ「おはようございまーす」 海未「夜勤の調子どうですか?」
にこ「・・・いや、まぁ普通よ普通」
海未「?何かあったんですか?」
にこ「いや、大したことじゃないんだけど・・・」
海未「はぁ・・・」
にこ「・・・」 >>8
いや自分は経験無い
こんな感じだって聞いた 休憩中
にこ「・・・」モグモグ
スイマセン
にこ「!」
にこ「はーい!」スタスタ
にこ「お待たせ致しました!」
にこ「・・・」
にこ「いない・・・」 海未「呼ばれて出ていったら誰もいない?」
にこ「そうなのよ・・・」
海未「いたずらじゃないんですか?」
にこ「にこも最初はそう思ってて」
にこ「次声がしたら監視カメラの映像のモニター速攻確認しようとしたら・・・」 休憩中
にこ(今度こそどんな奴か見てやるわよ)モグモグ
スイマセン
にこ(きたっ!)
にこ(まったくどんな輩なの・・・)バッ
にこ(・・・)
監視カメラは二つある
一つは店内を映すカメラ
もう一つは入口付近を映すカメラ
しかしそのどちらにも人は映っていなかった
にこ「な、何で・・・?」ガタガタ にこ「もうその時は朝まで事務所から出れなかったわ・・・」
海未「そうなんですか」
にこ「・・・という訳で海未ちゃんにお願いがあるんだけど」
海未「嫌です」
にこ「せめて聞きなさいよ」
海未「どうせ夜勤の時一緒にいてくれとかいうんでしょう」
にこ「ねぇ本当にお願い。せめて正体を突き止めたいの」
にこ「海未ちゃんにしかこんなこと頼めないよ・・・」
海未「いやでも今日は井納が久々の先発で・・・」
にこ「お願い!何でもするから!」
海未「ん?」 AM03:30
にこ「この時間帯ね、声が聞こえるのは」
にこ「モニターに怪しい奴とか映ってなかった?」
海未「いえ、にこだけでした」
にこ「そっか・・・」
海未「・・・本当に聞こえるんですか?ラジオの声とかじゃなくて?」
にこ「違うわよ!本当にはっきり聞こえるのよ店内から!」
スイマセン
うみにこ「!!」ビクッ にこ「う、海未ちゃん聞こえた・・・?」
海未「・・・はい、はっきりと」
にこ「だ、誰か映ってる?」
海未「・・・いえ、映ってないです」
にこ(でも今のは店内とレジ裏にある事務所を繋ぐ扉のすぐ近くから聞こえた)
にこ(レジの裏は死角になってる所もあるし隠れてるだけかも)
にこ「・・・一応確認してくるわ」スッ
海未「・・・」ジーッ
海未「待って下さい!」
にこ「!」ビクッ にこ「びっくりした・・・どうしたのよ」
海未「・・・」スッ
海未ちゃんは黙ってモニターを指差した
海未ちゃんの指差す場所
モニターに映ったレジ内部
防犯カメラの死角ギリギリに映る
事務所への扉の下半分
そこに黒く長い髪と女の足が映っていた にこ「嘘・・・」ガタガタ
海未「・・・多分ですけど映っている部分からこの女の状態考えますと」
海未「しがみついてます。壁に」
にこ「・・・」ガタガタ
壁に張り付いているような女の足
そして膝から上を覆い隠している長い髪
モニターにはそこしか映っていない
私は振り向けなかった
後ろの扉の正方形の窓
マジックミラーになっていて
向こう側からは覗けないはずのこちらを
女が覗いているような気がしたから 海未「消えました・・・」
にこ「」ハッ
にこ「ほ、ホント!?」
海未「ええ・・・」
にこ「良かった・・・」
海未「・・・」
海未「帰っていいですか?」
にこ「は?」 海未「いやだって消えましたし・・・」
にこ「いやいやいや!」
海未「いやいやいや」
にこ「いやいやいやじゃないわよ!」
にこ「アンタマジで言ってんの!?」
にこ「いやホントお願い!朝まで残って!」
海未「えぇー・・・」
にこ「お願い!一生のお願い!」ギュ
海未「!」
海未(にこパイにこパイにこパイにこパイ)
海未「ぐへへ」
にこ「!」
にこ(え・・・海未ちゃん・・・?)
にこ(もしかして取り憑かれて・・・!)
海未「すいません。取り乱しました」
にこ「びっくりしたわよやめなさいよマジでそういうの」 海未「でももう嫌な感じはまったくしないですね」
にこ「そう・・・」
にこ「とりあえずもうバイトやめるわ・・・」
海未「それがいいですよ」
にこ「やめます」
店長「えっ」
海未「やめます」
店長「きみ誰?」 にこパイって普段主張してないぶんそういうとこあるよね ホラーなのに余計な色気だすから空気がふわっとなってるよ 私はバイトを辞めた
といってもすぐには辞められず
1ヶ月くらい勤務してから辞めた(夜勤には入らなかったが)
辞める前同僚にそれとなく夜勤中のことについて聞いてみたが
私のような経験をしたことはないみたいだ
海未ちゃんにはにこは取り憑かれやすいのかもしれませんね
と言われた
あの女は私の時だけ声をかけるのだろうか
日中の勤務では声が聞こえることはなかった
というより、あれ以来あの声を聞くことはなくなった
あの女は一体どこに行ったのだろう
誰かに憑いて行ったのか
成仏したのか
見えていない
聞こえてないだけで
今でもあそこにいるのか 客来たときの舌打ち分かりすぎる
意味不明なタイミング来るとキレそうになるわ たまにはこわくないうみにこを書いてくれてもいいんですよ 乙
海未のやめますをにこの台詞だと勘違いしてて店長のきみ誰?で勝手にゾッとしたわ わ、わかったぞー、は、犯人は髪をほどいた希ちゃんだよ、絶対っ(迫真)
乙でした ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています