海未「SS?」
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希「海未ちゃん知らんの?」
海未「はい、あまりネット用語には詳しくなくて……」
希「簡単に言うと妄想の産物、欲望の集大成」
海未「は、はぁ……」
希「人なら誰しもが持つ願望が形となったものやねと」
海未「なんだか怖いですね」 希「ためしにこれ見てみ」ササ
海未「これは……え、私のSSですか?」
希「海未ちゃんは人気やからね、たくさんのSSがあるんよ」
海未「そうなのですか…なんだか恥ずかしいです」
希「タイトルで気になるやつがあれば見てみるといいよ」
海未「はい」 一時間後
希「どう?」
海未「私はビッチという内容が多いですね」
希「そうやねー」
海未「あと、よくことりと争っているようです」
希「宿命のライバルみたいなもんやしね」
海未「そうなのですか…」 希「どう?ちょっと刺激が強かったかな?」
海未「え、なにがです?」
希「だから、SSの内容とか…過激やん?」
海未「そうですね。ですが実際の私がこのようなことをするわけでもありませんし…」
希「あれ、案外平気?」
海未「希は私に何を期待しているのですか?」 海未「はあぁ……♡おちんぽ様逞しいですぅ……♡♡♡」
最近こんなのばっかだからね 希「いやー……もうちょっと恥ずかしがったりするかなーと」
海未「最初から創作物と言われているのですから、余計な意識はありませんよ」
希(むぅ…残念)
海未「それより希…」カタ…
希「な、なに?」
海未「ロッカーの上に隠してあるのは、カメラですか?」
希「え!?」ドキ 海未「よく見るとレンズがこちらを向いていますね」
希「そ、そうなん?」
海未「さらにこれ……小さい音ですが機械の駆動音ですか…」
希「地獄耳!?」
海未「………」
希「はっ!」 海未「ロッカーの上にいるのは、誰ですか?」
希「な、なんのことかなー……?」
海未「あのカメラも希は知らなかったと?」
希「えーっと……」
海未「……」 バッ
ガサッ
希「あっ」 凛「………………」
海未「……………」
希「………………」
海未「凛」
凛「」ビクッ
海未「凛はカメラが趣味だったのですか」
凛「………」ダラダラ…
海未「凛」
凛「」ビクッ
海未「降りてきなさい」 凛「のんたんに命令されました」セイザ
海未「希」
希「なんでしょう」
海未「私が卑猥なSSを目にして羞恥に揺らぐ姿を隠し撮りしてどうするつもりだったのですか?」
希「ど直球!?」
海未「はぁ……まったく懲りないですね、二人とも」 希「リリホワの新衣装を作るお金がありません」セイザ
凛「ないにゃ」セイザ
海未「お金?」
希「おもに凛ちゃんラーメンの負債が原因やん」
凛「返す言葉もないにゃ」
海未「そんなに財政難だったとは……」 凛「最初はのんたんがほのうみのSSをブログにアップして、収益をあげてたにゃ」
海未「え、あのSSの作者、希だったのですか?」
希「えへへ」
凛「でも人気があったのは最初だけで、次第にことほの勢に押されて……」
希「あいつら数で攻めてきよるんよ…」
海未「そんなとこで争ってたのですか」 凛「ことほの勢に一人、すごいSS作者がいるにゃ」
希「ことりちゃんと穂乃果ちゃんの細かい仕草、雰囲気までよく表現されてて、正直太刀打ちできへんの」
海未「ほう……」
凛「で、SSがだめなら次はYouTubeになって稼ごうと希ちゃんが」
希「起死回生の一手やね」
海未「…………」
ボキボキ… 希「キュー」
海未「ふぅ……凛」
凛「は、はは、はいにゃ!」ガタガタ
海未「そのことほのSSというのを見せてください」
凛「え…海未ちゃんまさか……」
海未「どれほどの文才か、興味があります」 一時間後
海未「…………」
凛「ぅぅ…いい話にゃ〜」
海未「そうですね。ことり達だけでなく、でてくるμ'sメンバー全員の特徴をよくとらえています」
凛「うんうん」
海未「まず間違いなく、これはμ'sの誰かが書いたものです」
凛「にゃ!?」 海未「そしてそれはおそらく……」
凛「おそらく…?」
海未「…………」
海未「いえ、よしましょう。憶測でしかありません」
凛「えー」
海未「しかし、ふふ…これはなかなか良い挑戦状といえます」
凛「海未ちゃん?」
スタスタ バッ!
海未「私が真のほのうみSSを書いて、このことほのSSの作者コトホノスキーに勝負を挑みます!」 一週間後
海未「」チーン
希「惨敗やね」
凛「おもしろくなかったにゃ」
海未「なぜですか、これほど高度な文芸作品を……!」
希「そんな堅苦しいのがウケるわけないやん」
凛「地文だらけで一万文字オーバーにゃ」
海未「ぐぬぅ……」 希「その間にも、コトホノスキーのSSはすごい閲覧数や…」
凛「ブログに合同誌に参加するってあるよ」
海未「合同誌?」
希「SSやイラストを持ち寄って本を作ってるサークルがあってな、その本に参加するんやって」
海未「くっ、コトホノスキー……!」
凛「一体何者なんにゃ……」 海未「このままでは遅れをとるばかりです!」
希「なにか違う形で対抗しないとね」
凛「直接本人をやっつけるとか?」
海未「μ'sの誰かとはわかっていても特定には至っていません」
凛「海未ちゃん思い当たる人がいるんじゃ?」
海未「いますが……ことりと穂乃果の傍にいて二人をよく観察中できる人物…」
希「まさか、花陽ちゃん!?」 凛「かよちんはラブライスって名前で隣人シリーズを書いてるから違うにゃ」
海未「そうなのですか」
希(あれ花陽ちゃんやったんか…)
海未「むぅ……直接倒す作戦は無しですね」
希「どこまで本気やったんや……」
凛「ほのうみが駄目なら別のジャンルで勝負するのはどうにゃ?」 希「リアリティーをだすために、ここにいるメンバーで攻めてみよか」
海未「なっ、まるで私のほのうみにリアリティーがないよう事を…」
凛「全部読んでられないにゃ」
海未「では……のぞりん、とかですか?」
希「うみりんやんね」
凛「のぞうみ〜」 海未「…………」
希「…………」
凛「…………」
海未「無しですね」
希「イメージわかんなー」
凛「SS界隈でも弱い勢力にゃ……」
海未「カップリングにだけ捕らわれていても進みません」 海未「こののんたぬというキャ…」
希「アカン」
凛「…………」
海未「え、でもなかなか可愛らし」
希「無し、却下や」
凛「…………」ホロリ…
海未「ではなにか強烈なキャラクター性を模索しましょう」
凛「ネットだと海未ちゃんはだいたいビッチにゃ」
希「凛ちゃんは無気力症候群」
希「希は壁から顔だけ覗かせている謎のキャラ……」 海未「もしかして私達って、単体ではあまりにかけ離れた個性をしているのでしょうか?」
希「妄想の産物やから深く受け止めんでいいよ」
凛「あ、これみて!」
希「これは、コトホノスキーが参加する合同誌のサイト?」
海未「これですか……えっと、サークルBiBiットST……どこかで聞いたような」
凛「参加枠が空いたので参加者募集中のお知らせにゃ!」
希「ほほう」
海未「これは、チャンスです!」 希「募集項目は……えっと……」
凛「…………」
海未「あ、あーるじゅうはち作品!?」
希「エロやね」
凛「エロにゃ」
海未「な、なぜこのような指定が!?」
希「参加予定だったとこがそういうジャンルやったんとちゃう?」
凛「合同誌には不可欠な要素らしいにゃ」
海未「ぬ、ぅ……」
希「どないするん?」 凛「でも実際エロSSの反応はすごいものがあるよ」
海未「前に目にしたときにそれは感じました」
希「簡単に釣れるからなー」
凛「参加……するにゃ?」
海未「…………」
希「海未ちゃん……」
海未「希……」
希「ん…」
海未「凛……」
凛「にゃ」
海未「やります………その、ちからを貸してくれますか?」
希「そんなん…」
凛「当然にゃ〜♪」 一週間後
海未「」チーン
希「惨敗やったね」
凛「だからなーんで手を繋ぐシーンまでに地文一万文字使うにゃ!?」
希「なんか勝手に追加してると思ったら……」
海未「で、ですがどうにも主人公の心境というか、想いの描写が弱いかなと感じまして……」
希「そんなの台詞だけでも伝わるっちゅーに」
凛「落選どころかなんかネタSSの新星としてスレ立っちゃってるにゃ!」
海未「ぬぅ……」 希「結局他の参加者が決まってしもたね」
凛「合同誌の4割埋めかねない量だし当然にゃ」
海未「…………」チラッ
BiBiットST合同誌参加者一覧
イラスト
まきちゃん
SSカプもの
KKE、073、コトホノスキー
SS R18
ラブライス
海未「く……コトホノスキー…!」 それが海未ちゃんとコトホノスキーとの長きにわたる戦いの日々の始まりだとは、この時は知るよしもなかったにゃ
希「次の衣装、ことりちゃんに無理いって作ってもらったわ」
凛「さすがことりちゃんにゃ」
海未「うおおぉぉぉコトホノスキーぃぃ!!」カタカタカタカタッターン
凛「だからその地文やめろにゃ」 SSやめてリリホワのコント(日常生活)をツベにあげた方が儲かりそう。
あとは海未ちゃんと穂乃果の日常隠し撮りや! いいリリホワや ボケとツッコミがいい具合にローテーションしておる 海未ちゃんがスレ立てるたび渋でやれって毎回言われてそう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています