にこ「もう疲れたー!」海未「頑張って下さい」
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にこ「もう歩けないー!」
海未「しっかりしてください!登山をしてみたいと言ったのはにこですよ?」
にこ「海未ちゃんおんぶしてぇ〜」
海未「バカ言うんじゃないですよ」
海未「ホラ、後は帰るだけなんですから」
にこ「こんな本格的な登山になるなんて聞いてないわよ・・・」
にこ「てか海未、この道で合ってるの?」
海未「えぇ、もうすぐ通りに出られるはずです」 >>36
妖怪っていうか伝承ですね
静岡の山男の間に伝わる土達磨って話 >>37
へぇー面白いね
こういうのもっと書いて欲しい うみにこで色んな場所に行ってその度に災難に巻き込まれるホラーSSが見たい 1です皆レスありがとう
もう1作勝手に書きますゆっくりですが
元ネタは両方とも洒落怖からです にこ「海未ちゃん早く!」タッタッ
海未「はいはい」タッタッ
にこ「あー!疲れた!」
にこ「急に雨降ってくるんだもんびっくりしたわね」
海未「そうですね」
にこ「・・・海未ちゃんちょっと機嫌悪い?」
海未「いえ、別に・・・」
にこ「まぁでもここの停留所屋根があって良かったわよね」
海未「・・・良くありませんよ。開城戦の跡地っていうから楽しみにしてたのに何も無いなんて」
にこ「何かあったらたまらないわよにこは」 今日は海未ちゃんと少し曰く付きのある山に登りました
ですがこれといった事は起こらず
頂上でお弁当を食べて景色を楽しんで普通に帰ってきました
霊感のある海未ちゃんは何か視えるのではと、楽しみにしていたそうなので少し不満顔
にこは二人でピクニックができて楽しかったのになぁ ブロロロロ プシュー
にこ「あっバス来たわよ」
海未「分かってますよ」
にこ(良かった空いてる)
にこ(乗客は2人だけか・・・ん?)
海未(・・・!)
にこ(何でこの2人他の席が空いてるのに膝の上に座らせてるんだろう)
にこ(姉妹・・・なのかな)
にこ(いや姉妹だとしても妹さんの方ずぶ濡れじゃない)
にこ(いくらにこでもずぶ濡れのこころやここあを座らせるのはなぁ)
にこ(というかあんまりジロジロ見るのは失礼よねさっさと座ろっと) スタスタ ポスッ
にこ「ねぇ海未ちゃん。あの2人・・・」
海未「にこ。驚くかもしれませんが黙ってじっとしていて下さい」
にこ「え?」
海未「」スッ
にこ(な、何でにこの膝に座ろうとするの!?)
にこ(いや別に嫌じゃないけど心の準備が///)
にこ「ちょっと何やってんのよ///」
海未「いいから座らせて下さい」
海未「あと、次のバス停で降りますよ」
にこ「へっ?」 にこ「・・・」
海未「・・・」(膝の上に座っている)
にこ「あ、あの」
海未「しっ」
にこ「ちょっと」
海未「静かに」
にこ(発言権無いにこぉ)
ブロロロロ キーッ プシュー
海未「!」グイッ
にこ「ちょ、ちょっと!」
スタスタスタ
プシュー ブロロロロ
海未「・・・」
にこ(本当に降りちゃったにこ) にこ「海未ちゃん忘れ物でもしたの?」
にこ「雨も強いのに何でこんな所で降りるのよ」
海未「・・・にこも視たでしょう」
にこ「は?」
海未「膝に座っていた子の事ですよ」
にこ「え?まさか・・・」
にこ「あ、あの子が霊って言いたいの?はっきり人の形っていうかそのものだったのに!」
にこ「霊感の無いにこに見えるっておかしいわよ!」 海未「アレは多分、【自分の気に入った人】の膝の上に座って降りるときについて行くんだと思います」
にこ「つ、ついて行くって?」
海未「・・・気に入られたんでしょうね。にこの方じーっと見て笑ってましたから」
にこ「」ゾッ
海未「それでこっちの方に歩いてきたので、『まずいな』と思い、私が先ににこの膝に座りました」
海未「そして言いました」
『この人の膝は私のです。貴方にはあげません』
にこ「わ、私のって///」
海未「そしたら恨めしそうにしながら後ろに戻って行きましたよ」
海未「・・・後ろの女の人には悪いですけど、ハッキリ視えてましたからね、アレは相当危険なやつだと思います」
海未「良かったですね、憑いてこられなくて」
にこ「・・・良くない」 海未「えっ?」
にこ「アンタ次のバスいつだと思ってんのよ!」
海未「え、えぇっと」
にこ「30分後よ30分後!」
にこ「それまでこの雨の中待つわけ!?屋根も無いのに!」
海未「あ、あの」
にこ「絶対風邪ひくわよこれ!」
海未「わ、分かりました!にこが風邪ひいたら看病に行きます!」
にこ「アンタもひくでしょーが!」
海未「私はひきません!絶対!」
にこ「適当言うんじゃないわよー!」 翌日
にこ(バッチリ風邪ひいたにこぉ)
にこ(つ、つらい・・・今日は寝てよ・・・)
にこ(あー、練習出たかったなぁ)
にこ(これも全部海未ちゃんのせいにこ)
にこ(・・・まぁでも海未ちゃんがいなかったらにこは憑かれてたわけだし)
にこ(風邪くらいで済んだから良しと・・・)
カチャ…
にこ(・・・え?) にこ(玄関が開いた・・・?)
にこ(え?誰?ママ?)
ヒタ…ヒタ…
にこ(こっちに来る・・・!)
にこ(だ、誰なの?)
にこ(声が出ない!)
ヒタ…
にこ(部屋の前にいる・・・)
にこ(もしかして昨日の・・・!)
カチャ
にこ(嫌だ、怖い!)
にこ(助けて・・・!)
にこ(助けてよ・・・!)
にこ「海未ちゃん!」 海未「海未は私ですが?」パタン
にこ「・・・」アゼン
海未「にこ、本当に風邪をひいてしまったようですね」
海未「なので昨日言った通り今日は私がにこの看病を・・・」
海未「にこ?泣いているのですか?」
にこ「・・・」ポロポロ
にこ「・・・う」
海未「う?」
にこ「うわあああああああん!」
海未「え!?」ビクッ
にこ「うみちゃんのばかあああああ」
海未「す、すみません・・・?」
にこ「なんでかってにはいってんのよおおおおお」
海未「いや、鍵が開いてたので・・・」
にこ「ふほおしんにゅうよふほおしんにゅううううう」 しばらくして
にこ「ぷん」プイッ
海未「か、勝手に入ったのは謝ります」
にこ「知らないもん」プイッ
海未「あ、ゼリー買ってきたんですよゼリー!」
にこ「ゼリー!」パアッ
にこ「あ・・・」
にこ「ぷん」プイッ
海未「にこ〜機嫌直して下さい〜」オロオロ
にこ「ぷん」プイッ
海未「・・・そうですよねもう許してくれませんよね」
にこ「えっ」
海未「ごめんなさいにこ。もう帰った方がいいですよね・・・」スッ
にこ「ま、待って!」 海未「?」
にこ「ぜ、ゼリー」
にこ「せっかく買ってきてくれたんだし、た、食べてあげるわ」
海未「」クスッ
海未「はい、スプーンここに置いときますね」
海未「では私はこれで・・・」
にこ「ま、待ちなさい!」
海未「?」
にこ「いや、にこ風邪じゃない?」
海未「はい」
にこ「体中ダルいわけじゃない?」
海未「えぇ」
にこ「自分で食べようとしたらこぼしちゃうかもじゃない?」
海未「そうですね」
にこ「・・・」
海未「・・・すみません。にこの言いたい事が分かりません」
にこ「・・・」
海未「に、にこ?」
にこ「海未ちゃんのばか。もう知らない」
海未「ええ・・・」ガーン にこ「ぷん」プイ
海未(ゼリーでご機嫌を取るどころかさらに悪くしてしまいました)
にこ「ぷん」プイ
海未(・・・)
海未「にこは怒った顔もかわいいですね」
にこ「・・・そんな事言ってももう許さないもん」プイ
海未「かわいいです、にこ」ギュ
にこ「・・・海未ちゃんの方がかわいいもん」プイ
海未「ふふっ」ナデナデ
にこ「あうぅ・・・///」
海未(改めてみると本当ににこはかわいいです)
海未(早くゼリーを食べて元気になってほしい・・・)
海未(しかし一人でにこは食べられないと言いますし、どうすれば・・・)
海未(あ、そうか)スッ
にこ「?」 海未「はい、にこ。あーんして下さい」
にこ「///」カアァ
にこ「や、やっぱり一人で食べれる!」
海未「まぁまぁそう言わずに。はい、あーん」
にこ「うぅ・・・」
にこ「あ、あー///」パク モニュモニュ
海未「どうですか?」
にこ「・・・おいしい」
海未「ふふっ。良かったです」
海未「今日は付きっきりで看病するので、一杯甘えて下さいね?」
にこ「・・・うっさい、ばか///」 ホラーは維持しつつもうみにこにも応えやがってちくしょう! 最後海未ちゃんにゼリー食べさせてもらってたら電話が鳴って出たら海未ちゃん
とかじゃなくて本当に良かった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています