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「ありがちなこと」の短編ssを書くスレ
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0001名無しで叶える物語(たこやき)
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2018/07/19(木) 18:37:10.43ID:MAVF42uh
代行
0002名無しで叶える物語(茸)
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2018/07/19(木) 18:38:16.95ID:gxzTpeZN
代行ありがとうございます

誰かが「ありがちなこと」を上げて､それに対するレスがしばらくついたら､参考にして短いssを書いて投稿する
一段落したら次の「ありがちなこと」に移る
0003>>2(茸)
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2018/07/19(木) 18:39:16.16ID:gxzTpeZN
書きたくなったらおれ以外もぜひ書いてください
0011>>2(茸)
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2018/07/19(木) 19:02:59.00ID:gxzTpeZN
ｺﾝｺﾝ

ダイヤ「どうぞ」

花丸「こんにちは〜」ﾋｮｺ

ダイヤ「あら､花丸さん｡どうかなさいましたか?」

花丸「有志活動の申請書を持ってきたずら」つ紙

ダイヤ「バンドをなさるつもりなのでしたっけ」

花丸「そうだよ｡ルビィちゃんと善子ちゃんと」

ダイヤ「善子さんは良いにせよ､ルビィは楽器など弾けるの?」

花丸「わかんないな｡少し触ってみてだめそうなら歌ってもらうずら」

ルビィ「え! きいてない!」ｶﾞﾊﾞｯ

花丸「ルビィちゃんどこから」

ダイヤ「わたくしの膝で寝ていましたよ」

花丸「ダイヤさんお仕事中なんじゃ…」

ダイヤ「まあ膝を貸していたところで執務には差し支えませんので」

花丸(相変わらず甘いな…)

ルビィ「まあでもはなまるちゃん達と一緒ならいっか…」ﾑﾆｬｺﾞﾛ

ダイヤ「そろそろお昼休みも終わるわよ?」

ルビィ「んー」

花丸(甘え方も物凄いな…)

花丸「とりあえず置いておくから､不備があったら連絡してください」

ダイヤ「承りましたわ」
0012>>2(茸)
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2018/07/19(木) 19:04:17.71ID:gxzTpeZN
こんなスレ立てておきながら非常に申し訳ないことに､林檎ちゃんネタに明るくないので､ついてるレスとの関係性がよくわかってない
なんか違うかもしれないけど容赦してほしい
0014>>2(茸)
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2018/07/19(木) 19:07:04.92ID:gxzTpeZN
>>13
「姉にベッタベタ」を…
ここでの姉が梨子なのかダイヤなのかわからなくて､ダイヤにしてみました
あと何レスか続きます
0015名無しで叶える物語(茸)
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2018/07/19(木) 19:07:17.40ID:4zxmEacc
>>2さん、即興でSS書けて凄いです！
あとネタ上げた皆さんありがとうございます
恐らくアーティストの椎名林檎さんネタなんでしょうけど正直私もさっぱりでした、すみません

ということは次のありがちなことに移行ですかね？
0016>>2(茸)
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2018/07/19(木) 19:14:06.40ID:gxzTpeZN
〜音楽室〜

ｶﾞﾗﾘ

梨子「こんにちは」

善子「あらリリー」

花丸「梨子ちゃんが来たということは!」

梨子「お察しの通り｡曲ができたから持ってきたよ」

善子「さすが､仕事が早いわね｡我がリトルデーモンとして文句なき働きだわ」

梨子「突然無茶言うのはこれっきりにしてよ｡バンド用の曲なんか書いたことないんだから」

花丸「えへへ…ありがとう､梨子ちゃん」

梨子「この中に入れてあるから」つUSB

花丸「さっそく聴いていい?」

梨子「もちろん」

ルビィ「ルビィがさす!」ﾊﾟｿｺﾝ ｽｽｽ…

ルビィ　ｶﾂﾝ､ｶﾂﾝ

善子「…早く刺しなさいよ」

ルビィ「今やってるから」ｶﾂﾝ､ｶﾂﾝ

梨子「………」

善子「………」

ルビィ　ｶﾂﾝ､ｶﾂﾝ…

花丸「…もうちょっと右だよ」

ルビィ　ﾌﾞｽｯ

ルビィ「させたあ!」ｷｬｯｷｬ

善子「穴の位置もよく分かんないのにどうして見ずに刺そうとするのよ…」

花丸「なんにでも挑戦したいお年頃ずら」
0017>>2(茸)
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2018/07/19(木) 19:16:34.19ID:gxzTpeZN
>>15
安価ssが難しかったので､練習がてら即興ssに挑んでみようかと｡
安価よりやや難易度を下げ気味で…

もう何レスか続きますが､この間も他の「ありがちなこと」を挙げたり「ありがちなこと」にレスをつけたりしてくださって結構です
0018>>2(茸)
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2018/07/19(木) 19:24:48.81ID:gxzTpeZN
〜♪

善子「うん｡安定のリリークオリティね」

花丸「当然だけど､あんまりやったことのない曲調だね｡上手くやれるか不安ずら〜」

善子「楽しみの間違いでしょ｡ところで､楽器はどうするの? そんなにたっぷり練習の期間もないわよ」

花丸「善子ちゃんはなにか弾ける?」

善子「んー…がっつりやったことはないけど､一時期配信でベース弾いてたから､少しは」

花丸「そっかあ｡おらは聖歌隊の伴奏でオルガン触ったことがあるからキーボードならできるかも」

善子「なら､ルビィは…」ﾁﾗｯ

花丸「ギターかドラムってことに…」ﾁﾗｯ


ルビィ「差し入れのお菓子だあ!」ﾜｰｲｯ

ルビィ　ｸﾞｯ　←「こちら側のどこからでも開けられます」

ルビィ「??」

ルビィ　ｸﾞｲｸﾞｲ　←「こちら側のどこからでも開けられます」

ルビィ　ｸﾞｲｸﾞｲｯ　ｷﾞｭｯｷﾞｭｯ　←「こちら側のどこからでも開けられます」

ルビィ「ふぬぬぬぬぬ…っ」ｷﾞｭｰｯ

ﾊﾟｧﾝ!!

ルビィ「わ〜〜っ! とびちっちゃった〜〜っ!!」ｱﾜﾜ


花丸「できるといいずらねえ」

善子「なんでこのメンバーでバンドやろうと思ったのよ…」
0019>>2(茸)
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2018/07/19(木) 19:35:54.38ID:gxzTpeZN
善子　ｷﾞｭｰﾝ…

花丸「それっぽいずら」


花丸　〜♪

善子「まあそれなりね」


ルビィ「　」　←ドラムを前にしている

善子「この絵面やばいわよ」

花丸「ルビィちゃんが小さすぎてこっちから見えない」

ルビィ「おもいっきり叩くなんてかわいそう…」ｵｽﾞ

善子「チェンジチェンジ! どう考えても務まらないでしょこの子には!」

花丸「いやでもルビィちゃんなら」

善子「こういう方面に期待させてくれるポテンシャルなんか垣間見たことないでしょ?! どこで期待してんの?!」

花丸「…ルビィちゃん」

ルビィ　…ｺｸｯ

善子「あなたもあなたよ! それ箸の何倍重いと思ってるの?! まともに振るえやしないでしょ――」


ルビィ　ｽﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯｯ!!


花丸「も､物凄いビートずら!」

善子「嘘でしょなんでよ」

ルビィ「インパクトの瞬間に手首だけで5回打てばいいって『めだ●ボックス』で」

花丸「さすがルビィちゃん!」

善子「どこに伸び白残してるのよ…」
0020>>2(茸)
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2018/07/19(木) 19:37:25.55ID:gxzTpeZN
林檎ちゃん超無関係ですがこんな感じで…
次に進みます
どなたか「ありがちなこと」を挙げていただければ
0021名無しで叶える物語(茸)
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2018/07/19(木) 19:40:03.10ID:4zxmEacc
>>2さん乙
連続で上げるのはアレなのでどなたかお願いします

……というか「こちら側のどこからでも開けられます」が開けられないのは私も結構あるなぁ
0024名無しで叶える物語(神宮)
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2018/07/19(木) 20:01:45.97ID:F9uyzPEQ
誰でも書いていいなら書いてみよ
0025名無しで叶える物語(神宮)
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2018/07/19(木) 20:12:15.96ID:F9uyzPEQ
>>9


ーーー千歌の部屋


ｶﾞﾗﾗﾗ

千歌「おまたせー！ 今日のおやつ、盗(と)ってきたよー」

曜「遅いよ、千歌ちゃん！ 危うくお腹と背中がくっつくところだったよー」

千歌「あはは、ごめんごめん。なかなか良いおやつが見つからなくって」

梨子「おやつを持ってきてくれたのは嬉しいけど、盗(と)ってきた、って……そんなことしていいの？ 」

千歌「いーのいーの。どうせ美渡姉も、買ってきたことを忘れてるようなお菓子だしね」

梨子「いくら忘れてたとしても、美渡さんのおやつなら、余計に食べちゃダメなんじゃ……」

千歌「大丈夫大丈夫。もしバレても……みんなで謝れば許してくれるよ」

梨子「怒られる前提で食べるの……」

曜「怒られるのは千歌ちゃんだけにしてね。私と梨子ちゃんは『知らなかったです』の一点張りで否定するからさ」

千歌「むぅ、曜ちゃんの裏切り者め……！」
0026名無しで叶える物語(たこやき)
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2018/07/19(木) 20:13:31.74ID:hrLRKmOK
階段もう一段あるとおもってカクッとなる
0028名無しで叶える物語(神宮)
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2018/07/19(木) 20:25:28.17ID:F9uyzPEQ
曜「で、それは置いといて、一体どんなおやつを持ってきたの？」

千歌「ふっふっふっ、興味津々だねぇ。流石は食い意地の張った曜ちゃん｣ﾆﾔﾆﾔ

曜「千歌ちゃんだけには言われたくないね」

千歌「ぐぬぬ、手痛い返し……！ まぁ、いいや。とにかく、聞いて驚け、見て笑えー！｣ｸﾜｯ

ｼﾞｬｼﾞｬｰﾝ

曜「おおっ、これは……」

梨子「これって、もしかして……」

千歌「そうだよ。今沼津を中心に、密かに話題になっている……」

千歌『みかんチップス〜！』ｳｰﾌｰﾌｰ

梨子「……なんで今、ダミ声で紹介したの？」

千歌「いやぁ、ちょっとドラえもんを意識してみたんだけど……、似てた？」

曜「似てない」

千歌「そんなハッキリ言わなくてもいいじゃん！ もっとビブラートに包んでさぁ……！」

梨子「それを言うならオブラートだよぉ……」
0030名無しで叶える物語(神宮)
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2018/07/19(木) 20:33:31.33ID:F9uyzPEQ
曜「うーん、それにしてもねぇ……」

梨子「みかんチップス……実物を見るの、初めてだけど……」

曜「曜もだよ。噂でしか聞いたことなかったからね」

千歌「どう、どう？ なかなか興味惹かれるでしょ？」

曜「ほんとにみかんを薄切りにして、そのまま揚げてるんだね」

梨子「バナナチップスみたいな感じだね」

千歌「美渡姉も、水臭いよねぇ。こんなおやつ買っておいて、チカに一言も言わないんだから」

曜「そりゃあ、千歌ちゃんに言ったら、千歌ちゃんが一人でこっそり食べちゃうから……」

千歌「チカはそこまで、食い意地張ってないよ！｣ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

梨子「一人じゃないけど、梨子と曜ちゃんを巻き込んで食べようとしてる時点で、ね……」

千歌「じゃあいいですぅー！ チカ一人で食べるから、梨子ちゃんと曜ちゃんは指咥えて眺めててくださいぃー！｣ﾌﾟｲｯ
0031名無しで叶える物語(神宮)
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2018/07/19(木) 20:44:07.70ID:F9uyzPEQ
曜「まあまあ、そう拗ねないで千歌ちゃん。私もそれ食べてみたかったからさ。ね、梨子ちゃん」

梨子「う、うん。りこも、ちかちゃんとみかんチップス、たべたいなぁー……」

千歌「……梨子ちゃん演技下手、さっきのセリフ棒読みだったんだけど」

梨子「うっ……」

千歌「……まあいいや。おやつはみんなでワイワイ食べてこそだしね、独り占めしても、寂しいだけだから」

千歌「というわけで、みんなで食べよー！」

曜「わーい、千歌ちゃん太っ腹ー！」

梨子「さ、さすがはちかちゃん！ そ、そこにしびれる、あこがれるぅー……！」

千歌「一体どこでそんなセリフ覚えたの、梨子ちゃん。もしかしてよっちゃん辺りから教わったの、ていうかもう棒読みいいから」
0032名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2018/07/19(木) 20:46:29.03ID:lNlDopJl
ラブライブ！サンシャイン！！が制作MAGES./志倉千代丸の時にありがちなこと

千歌のメンタルがボッコボコに叩きのめされる
0033名無しで叶える物語(神宮)
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2018/07/19(木) 20:57:24.62ID:F9uyzPEQ
千歌「それじゃ、早速袋を開けるよー」

梨子「あっ、そのみかんチップス、切り口のところがジップロックみたいに閉じれるんだね」

曜「最近多いよね。ちょっと残しても、湿気らないように閉じておけるタイプの口。あとどこからでも切れるタイプの口とか」

梨子「お寿司に付いてくる、ミニパックのお醤油みたいなタイプの切り口だよね。あれって、結構便利だよね。力を入れなくても、スッ、って切れちゃうから」

曜「……梨子ちゃんがそういう例えをすると、まるでなんだか一人暮らしのOLの体験談っぽく聞こえる……」

梨子「なんでそんな風に聞こえるの？ おかしいよ、まだ私高校生だよ……？」

千歌「うぬぬぬぬぅ……！」

ｸﾞｯ ｸﾞｯ

曜「ねぇ千歌ちゃん。なに力んでるの？」
0034名無しで叶える物語(プーアル茶)
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2018/07/19(木) 20:58:07.20ID:G5JBx7sb
まやかしの救いエンドなら俺の大好物
0036>>2(茸)
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2018/07/19(木) 21:00:19.64ID:gxzTpeZN
鞠莉　ﾄﾞﾝ!!

鞠莉「シャーイシャイシャイシャイ!」

鞠莉「皆さんごきげんよう!」

ダイヤ「きゃ､きゃあああああ｡怪人シャイニーですわ｡」

果南「内浦の平和を脅かす悪いヤツがどうしてこんなところに!」

鞠莉「ここが内浦だからデース!」

ダイヤ「理に叶ってますね」

鞠莉「今日は巷で噂のみかんチップスを辻宗さんで買い占めちゃうわよ!」

果南「そ…そんな! 毎朝のジョギング帰りの楽しみがなくなっちゃう!」

ダイヤ「辻宗さんその時間開いてないでしょう」

ダイヤ「こんなときは…助けて! リリ♡ズラ!」

果南「後輩に頼るまでもないよ｡こらしめてやらなくちゃね」ﾎﾟｷﾎﾟｷ

鞠莉「Nooooooooo!! 果南Nooooooooo!!」

ダイヤ「果南さん､展開! 展開!」
0037>>2(茸)
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2018/07/19(木) 21:03:53.33ID:gxzTpeZN
>>35
それを楽しもうとできる方向けのスレということで､ここはひとつ…
0038名無しで叶える物語(神宮)
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2018/07/19(木) 21:04:19.24ID:F9uyzPEQ
千歌「おっかしいなあ…、全然切れてくれないよ……。『こちら側のどこからでも切れます』って書いてあるのに……」

曜「もしかして、逆から開けようとしてるんじゃないの？」

千歌「チカ、そこまで日本語不自由じゃないんだけど。ちゃんと読んだ上で実践して、苦戦してるんだけど」

梨子「切れ線が甘いのかな？」

千歌「だとしたら、迷惑この上ないよね。『どこからでも切れます』って書いてあるから、それを信じて開けようとしてるのに。舐めてんの、もしかしてチカ舐められてるの？」

梨子「別に舐めてるとかじゃなくて、単に加工不足なだけじゃ……」

千歌「うぬぬぬぬぬぬぅっ……！」

ｸﾞｯｸﾞｯｸﾞｯ

千歌「はぁ、ダメだ……ビクともしない……」
0039名無しで叶える物語(神宮)
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2018/07/19(木) 21:12:12.87ID:F9uyzPEQ
曜「千歌ちゃん、貸して貸して。曜ちゃんが代わって開けてしんぜよう」

千歌「おおっ、内浦のヒーロー曜ちゃんが満を持して開けてくれるの！？」

曜「あっはは、これくらいの袋なんて、お茶の子さいさいだよ！」

梨子「頑張って、曜ちゃん」

曜「よおーっし！ 見ててよぉー！」

ｶﾞﾊﾞｯ

千歌「おっ、袋を勢い良く握った！」

ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｯ

曜「ふぬぬぬぬっ……！」

梨子「曜ちゃん、顔が真っ赤……！」

千歌「頑張れ！ 頑張れ曜ちゃん！！」

曜「ふぬぬぬぬぬぬぬっ……！」

ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｯ

曜「……全然ダメだ、開く気配が無い」

千歌「曜ちゃんの役立たず」

曜「もうちょっとそういうのは小声で言って！？ すっごく傷つくから！」
0040名無しで叶える物語(神宮)
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2018/07/19(木) 21:21:59.31ID:F9uyzPEQ
千歌「だって、お茶の子さいさいとか言っといて、結局開けられないんだもん……かませ犬にもほどがあるよ」

曜「やめてよそういうの、グサグサ心に突き刺さるんだから……」

千歌「……よし、こうなったら」

梨子「ハサミで、切っちゃうの？」

千歌「それだと、切り口に屈したことになるから……あくまで人の力で開けたいの、道具なんて借りたくないの」

梨子「どこから湧いてくるプライドなの……？」

千歌「……梨子ちゃん！ 開けて！」

梨子「え、ええっ！？ ……無理だよぉ、千歌ちゃんや曜ちゃんで開けられなかったものを、梨子が開けられるわけないよ……」

千歌「柔よく剛を制す、っていうじゃん。押してダメなら引いてみろ、ともさ」

梨子「それらしい事を言ってるだけで、全然根拠にもなってないよぉ……！」

千歌「とにかく！ 梨子ちゃんならやれる！ 口だけの曜ちゃんよりも絶対！」

曜「傷口に塩を塗らないでよ！」
0041名無しで叶える物語(神宮)
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2018/07/19(木) 21:27:47.68ID:F9uyzPEQ
梨子「うぅん、梨子に出来るわけなんて……」

千歌「頑張れー、梨子ちゃーん！」

梨子「……千歌ちゃんの期待の眼差しが痛い……。はぁ、とにかく、やってみよ……」

ｸﾞｯ

梨子「ふ、ふんぬぅ……！」

千歌「おおっ、梨子ちゃんの顔が……！」

ｸﾞｯ ｸﾞｯ

梨子「ふんぬぅぅぅ……！」

曜「見る見る赤くなっていく……！」

ｸﾞｯｸﾞｯｸﾞｯ

梨子「ふん、……にゅぅぅぅう……！」

ようちか「梨子ちゃん、鬼気迫る表情だ……！」

梨子「ふんにゅぅぅぅぅう！」
0042名無しで叶える物語(神宮)
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2018/07/19(木) 21:35:21.79ID:F9uyzPEQ
梨子「……ごめんなさい、やっぱりダメでした……」

千歌「梨子ちゃん、よく頑張ったよ。正直、梨子ちゃんの『ふんにゅう』って掛け声、可愛かったよ｣ｸﾞｯ

梨子「掛け声を褒められても戸惑うよ……」

千歌「口だけの曜ちゃんより断然良かった」

梨子「まだそんなことを言うんだから……曜ちゃん拗ねちゃうよ？」

曜「千歌ちゃん！ 曜に……汚名挽回させて！」

梨子「曜ちゃん、汚名は返上するものだよ……挽回したらさっきの二の舞になっちゃう……」

曜「今度こそ、今度こそ袋を開けてみせるから……！」

千歌「……よしっ、曜ちゃん。そこまで言うなら、名誉返上のチャンスをやろう！」

梨子「名誉は返上したら駄目だよ、千歌ちゃん……」
0043名無しで叶える物語(神宮)
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2018/07/19(木) 21:41:37.96ID:F9uyzPEQ
曜「いざっ……」

ｸﾞｯ

曜「……」

千歌「すごい集中力、まるで飛び込み前の曜ちゃんだ……」

梨子「飛び込みの時と同じくらい集中してるの、袋を開けるだけなのに……」

ｸﾞｯ ｸﾞｯ

曜「ふぬぬぬ……」

ｸﾞｯ ｸﾞｯ ｸﾞｯ

曜「ふぬぬぬぬ……」

ｸﾞｯ ｸﾞｯ ｸﾞｯ ｸﾞｯ

曜「ふぬぬぬぬぬ……」

ﾋﾞﾘｯ

千歌「おおっ、今切り口が少し動いた！」

梨子「すごい、すごいよ曜ちゃん！」

曜「……はあああんっ！」

ﾊﾞｰﾝ
0044名無しで叶える物語(神宮)
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2018/07/19(木) 21:49:02.02ID:F9uyzPEQ
千歌「うっそ！ 袋が破裂しちゃったよ！」

ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

梨子「破れた袋から、みかんチップスが桜吹雪みたいに飛び出して、舞い散ってる……」

千歌「曜ちゃん！ 力み過ぎぃ！ みかんチップスがもったいないじゃん！」

曜「……」

ﾋｮｲｯ

ﾊﾟｸｰｯ

千歌「何食わぬ顔で落ちたみかんチップス食べないでよ！」

ﾓｸﾞﾓｸﾞ ﾓｸﾞﾓｸﾞ

曜「……あんまりこれ、美味しくないね」

千歌「さらっと感想まで言われちゃったよ！」

曜「これなら普通のみかんの方が美味しいよね」

梨子「身も蓋もないよぉ……」

曜「あとは千歌ちゃんと梨子ちゃんで食べてよ、私もういらないから」

ちかりこ「曜ちゃんも食べてよ！」



終わり
0045名無しで叶える物語(神宮)
垢版 |
2018/07/19(木) 21:49:27.97ID:F9uyzPEQ
長くなった上に、あんまりお題関係無い感出してしまってごめんなさい
0046名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2018/07/19(木) 21:50:27.61ID:w5M3C0GO
神宮さん乙
もしかして不定期に立つようちかりこスレによくSS上げてる方ですか？
0047>>2(プーアル茶)
垢版 |
2018/07/19(木) 21:50:45.23ID:v+CJoVSm
可愛いからいいと思います
わかってたけど袋が破裂したとき笑いました
0048名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2018/07/19(木) 21:53:22.08ID:odt8gEoV
俺嫁厨の同性愛差別主義の神宮だろ
0049>>2(プーアル茶)
垢版 |
2018/07/19(木) 21:56:11.48ID:v+CJoVSm
果南「要は悪さしなくなればいいんだからさ｡誰がやったって同じことだよ」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

鞠莉「ノー! ノー果南ノー!!」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ!

？？「待ちなさい､怪人シャイニー!」

？？「悪事はそこまでずら!」

果南「な､何奴?!」

ダイヤ「この声は…」


リリ　ﾄﾞﾝ!!

ズラ　ﾄﾞﾝ!!


ダイヤ「みんなのヒーロー､二人はリリ♡ズラですわ!」

鞠莉「助かった! help me お二人さん!」

果南「いいところで…」ﾁｪｯ

リリ「なにか状況が変な気が…」

ズラ「環境に違和を覚えるのは自己が揺らいでいる証だよ､リリー｡確たる自己があれば､如何な環境に動じることもなくなるから」

リリ「う､うん」ｺｸ

ダイヤ「大丈夫ですかこれ」
0050>>2(プーアル茶)
垢版 |
2018/07/19(木) 22:05:47.50ID:v+CJoVSm
ダイヤ「リリ♡ズラが来たからにはもう安心ですわ｡果南さん､わたくし達は避難を」ｸﾞｲ

果南「逃げるなんて性に合わないなあ」ｽﾞﾙｽﾞﾙ…

リリ「また鞠莉さんですか｡今度はなにしてるんですか」

鞠莉「ちょっとおやつを買いにネ」

ダイヤ「その人､商店のお菓子を買い占めるとか言ってましたわ!」

リリ「だめじゃないですか､そんなことしちゃ!」

ズラ「自分がされて嫌なことはしちゃいけないよ」

鞠莉「だって…善子に意地悪したいんだもの…」ｼｭﾝ

リリ「だからって買い占める必要はありませんよね」

ズラ「みかんの一つでもあれば充分いじわるになるはずだよ」

鞠莉「ごめんなさい」

リリ「わかればいいんです」

ズラ「過ちを犯すことは罪ではなくて､過ちに気付かず､あるいは過ちを良しとすることが罪だから」

リリ「さ､みんなで仲良くおやつにしましょう」

ズラ「お〜い｡ダイヤちゃんと果南ちゃんもこっち来るずら〜｡…善子ちゃんも」

善子「ヨハネよ! …あっ」

鞠莉「いたの?!」

善子「ぐぬぬぬ…堕天・闇融合が見破られるとは…」

ズラ「そんな真っ黒だと目立つだけだよ」

果南「相変わらず暑そうなカッコしてるね〜､善子は」ｽﾀｽﾀ

善子「だからヨハネだってばあ!」

ダイヤ「…一件落着なのですか?!」
0051>>2(プーアル茶)
垢版 |
2018/07/19(木) 22:06:34.20ID:v+CJoVSm
その頃ちかちゃん達はみかんチップスの袋を開けるため奮闘していた…ことにしようとしたけど､梨子がこの場にいるのでできませんでした
0053>>2(プーアル茶)
垢版 |
2018/07/19(木) 22:22:24.41ID:v+CJoVSm
ルビィ　ｳｽﾞ…

ルビィ　ﾀﾞｯ!

善子「?!」

花丸「る､ルビィちゃんが逃げ出したずら!」

ルビィ「もう練習いやだあ〜! うで疲れた〜っ!」ﾋﾟｰｯ

善子「慣れないドラム練習はそりゃきついわよね…」ﾊｱ

善子「待ちなさ〜い」ﾄｺﾄｺ…


花丸「ルビィちゃん待つずらー! 無理に練習させる気なんかないから戻ってきて!」

ルビィ「ぴぎゃああああっ」ﾀﾀﾀ…

花丸「あんまり走ると危ないよー!」ﾀﾀﾀ

ルビィ　ﾀﾀﾀ…　ﾋﾟﾀｯ

花丸「ん?」

階段(下り)

ルビィ　…ｿｯ　ﾄｺ､ﾄｺ､ﾄｺ…

花丸(手すり持って下りてる…)

花丸「…ルビィちゃ〜ん」

ルビィ「っ!」ﾊｯ

ルビィ「来ないでーっ」ﾀﾀﾀ…

花丸「あっ階段で走ったら」

ルビィ「えぐっ」ｶｸﾝｯ

花丸「いつもそうなるのに…」ﾔﾚﾔﾚ…　ﾄｺﾄｺ

花丸「ルビィちゃん大丈夫?」

ルビィ「うん…」ｸﾞｽ
0054>>2(プーアル茶)
垢版 |
2018/07/19(木) 22:23:48.21ID:v+CJoVSm
>>32
無視するつもりはないのですが､MAGES./志倉千代丸さんというのがぴんと来ず…
書けなくて申し訳ありません
0056名無しで叶える物語(茸)
垢版 |
2018/07/19(木) 22:49:31.57ID:w5M3C0GO
能力によるけど誰かを傷付けるためには使わないかと

テレポートで車に轢かれそうになった子どもを助けたりとかありそう
0057>>2(プーアル茶)
垢版 |
2018/07/19(木) 23:06:16.38ID:v+CJoVSm
今日は寝ちゃうので､明日まだスレが残っていれば書きます
他の方も好きに「ありがちなこと」を挙げたりレスをつけたり､ssを書いたりしてください
お休みなさい
0060名無しで叶える物語(神宮)
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2018/07/20(金) 05:05:32.18ID:9GnzEkRi
>>10

ｽﾀｽﾀ ｽﾀｽﾀ

ルビィ「……それでね、よっちゃんが『此処はヨハネの出る幕ね……』って颯爽と現れて挑戦したんだけどね、結局よっちゃんもできなくって、けん玉の玉で頭をぶつけてこぶを作ったの」

鞠莉「なるほど、どおりで今日のヨハネは、シニヨンがシンメトリーになってたわけね｣ｸｽｸｽ

ルビィ「鞠莉ちゃん、それはちょっと大げさな言い方……」

鞠莉「ふふっ、でもこれで、ヨハネが大きなこぶを作ってた理由がわかったわ。教えてくれてアリガト、ルビィ」

ルビィ「よっちゃんには内緒にしておいてね？ ルビィが喋ったこと、バレたら怒られちゃうから……」

鞠莉「大丈夫、絶対言わないから。あれは、ヨハネの名誉の負傷、ってことにしておくから」

ｽﾀｽﾀ ｽﾀｽﾀ

ルビィ(あっ、道路に小さな段差ができてる……避けなきゃ……)

ﾋｮｲｯ

ルビィ「鞠莉ちゃん、気をつけて？ 足元に小さな段差が……」

鞠莉「えっ？」

ｶﾞｸﾝｯ

鞠莉「ワオッ！」

ﾊﾞﾀｯ

ルビィ「だ、大丈夫鞠莉ちゃん！？」

鞠莉「……あっぶないなー。もう少しでコケるところだったじゃない」

ルビィ「いや、思いっきりコケてるよ鞠莉ちゃん！」
0061名無しで叶える物語(神宮)
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2018/07/20(金) 05:17:45.80ID:9GnzEkRi
鞠莉「あ痛たた……」

ルビィ「あああっ、膝に擦り傷ができちゃった、血が出てる……｣ｱﾜﾜ

鞠莉「一生の不覚ね。マリー、傷物になっちゃった……」

ルビィ「とにかく、止血しないと！ えっと、バンソーコーがカバンの中にあった気が……」

ｶﾞｻｺﾞｿ

鞠莉「大丈夫よ、これくらい別にどうってことないわ？」

ルビィ「だ、ダメだよぉ！ 血が出てるのに、ほったらかしにはできないよ！」

ｶﾞｻｺﾞｿ

ルビィ「うーん、バンソーコー無いよぉ……もしかしてこの前、怪我した時に使ったのが最後だったかな……？」

鞠莉「……ルビィ、ありがとう。その優しさだけで充分だから」

ルビィ「……こうなったら！」

ｻｯ

ルビィ「これで止血して、鞠莉ちゃん！」
0062名無しで叶える物語(神宮)
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2018/07/20(金) 05:31:34.61ID:9GnzEkRi
鞠莉「それ、あなたのお気に入りのハンカチじゃない……ダメよ、血が付いたら使い物にならなくなる」

ルビィ「そんなこと言わないの！」

ｶﾞﾊﾞｯ

鞠莉「……血が、ハンカチに染みちゃった。ルビィ、本当に、ここまでしなくても良かったのに……」

ルビィ「……だって、血って赤くて怖いもん……ちょっとの出血でも、ルビィ見たくなかったから……」

鞠莉「……ルビィは本当に優しいね。ただ、ちょっと頑固だけど……そんな、自分の大事なものを犠牲にしなくたっていいのに……」

ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

鞠莉「……けど、その優しさが何よりの傷の特効薬ね。ありがとう、今日はとことん、ルビィの優しさに甘えるわ｣ﾌﾌｯ

ルビィ「……えへへっ///」
0063名無しで叶える物語(神宮)
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2018/07/20(金) 05:46:01.23ID:9GnzEkRi
ーーーところ変わって、黒澤家 食卓


ダイヤ「……なるほど、転けた鞠莉の傷の手当てをしていて、帰りが遅くなった、と」

ルビィ「……ごめんなさい」

ダイヤ「理由もなく寄り道をして遅くなったのなら、怒りもするけれど……理由があったのなら、別にガミガミ怒ったりしないわ？ むしろ……ほんの少し、お姉ちゃんは誇らしい気持ちになったわ」

ルビィ「えへへ……」

ダイヤ「……その気持ちを、忘れてはダメよ？ ルビィ」

ルビィ「うんっ！……それにしても、鞠莉ちゃんも意外とおっちょこちょいだよね、あんな小さな段差でコケちゃうなんて……」

ダイヤ(……あえてそこには何にも申さないけど、ルビィ……鞠莉はおっちょこちょいでもなんでもないわ)

ルビィ「うふふ、なんだか今日はご飯がいつもよりおいしいよぉ……！｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ダイヤ(鞠莉が転けたのは恐らく……あの胸が邪魔をして、足元が見えなかったからよ……)



終わり
0064名無しで叶える物語(神宮)
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2018/07/20(金) 05:47:24.44ID:9GnzEkRi
あまり長くならないようにしてみました
0065名無しで叶える物語(プーアル茶)
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2018/07/20(金) 06:47:24.94ID:mdQUG37U
いまだに善子のあだ名のよっちゃんがしっくりこない
カッコ付けの中二病なのに昭和臭いあだ名を受け入れてるのに違和感
0067名無しで叶える物語(SB-iPhone)
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2018/07/20(金) 07:44:02.43ID:GJwVvUL4
G'sだとヨハネちゃんだったりよっちゃんだったり、色々呼ばれてるね
0068>>2(茸)
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2018/07/20(金) 07:57:06.12ID:Qoq1LLbm
曜「おはよう善子ちゃん!」ゞ

善子「ヨハネって呼んでよ! おはよう」

曜「おとなり失礼〜…って､うわ?! なんか今日は一段と濡れてない?!」ｽｯ…ﾋｴｯ

善子「人を万年びしょぬれ女みたいに言わないで! …家からバス停までの間に三回も水を浴びたんだもの」

曜「あの短距離で?!」

善子「庭先の水撒きにやられて､蛇口で遊ぶ子どもにやられて､あとは通り掛かった金魚屋さんの自転車がよろついてやられたわ」

曜「らんまか」

曜「しかし相変わらず不運体質ですな〜｡私だったら心折れて帰っちゃうよ」

善子「慣れっこだもの｡こんなんでいちいち帰ってたら一日だって学校に行けないわ｡…それに」

曜「?」

善子「ククク…これは言うなればヨハネの美しさに拍車が掛かっていることの証｡雉も鳴かずば撃たれまいと言うのなら､堕天使も醜ければ神の怒りになど触れないのよ」ｷﾞﾗﾘ

曜「よしよし｡善子ちゃんは前向きで偉いね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

善子「んにゃあ! あやすなー! あとヨハネっつってんでしょ!」

善子「だから､不運が降り掛かること自体はなんともないのよ｡残るはこの身に降り掛かる災厄を第三者に転移させる能力さえ身につけてしまえば…そう､ずら丸あたりに…」

曜「考えが悪いな〜」

花丸「口ではそういうこと言いつつ､結局善子ちゃんは悪ぶるだけだから」

曜「あはは｡いい子だもんね」

善子「余計なこと言ってんじゃないわよ､ずら丸」

花丸「ふあ…二人ともこんな時間からバスなんて大変ずらねえ」

曜「…」

善子「…」

花丸「…」

ようよしまる「「「んんんん??!!」」」
0069>>2(茸)
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2018/07/20(金) 08:55:27.99ID:Qoq1LLbm
花丸「…と､いうわけで｡善子ちゃんが晴れて異能を身に付けたんだよ」

ルビィ「ええ…」

花丸「状況から察するに､善子ちゃんの意思によっておらは自宅からバス…善子ちゃんの傍に呼び出されたらしいずら」

善子「リトルデーモンの召喚ね」

花丸「ちょっと｡版権」

ルビィ「で､でもその一回だけなんでしょ? まだ善子ちゃんの異能だって決め付けるのは…」

善子「ククク…甘いわね､ルビィ｡私ほどになるとね――"わかる" のよ」ﾄﾝﾄﾝ

ルビィ(うぜえ)

善子「ま､とは言え目の当たりにしてもいないのに信じろと言うのは酷よね｡いいでしょう｡今日中にあなたにも私の力を見せてあげるわ!」

花丸「おらの迷惑にならないタイミングでね」

善子「ククク…どうかしらねえ」

ルビィ(はなまるちゃんが乗り気気味なのはどういうことなの…)
0070>>2(茸)
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2018/07/20(金) 08:56:01.32ID:Qoq1LLbm
仕事に行きます
日曜は僕ラブですね〜
0072名無しで叶える物語(たこやき)
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2018/07/20(金) 09:31:02.77ID:Ykcbq1vL
大金手にしたら急に堕天使やめそう
0073名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2018/07/20(金) 12:54:43.56ID:pd2tsZ68
μ’sの兄弟設定が残ったままの世界線にありがちなこと
0074名無しで叶える物語(茸)
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2018/07/20(金) 13:27:02.66ID:cB5kdGyR
花丸「物好きな魔女が、興味本位でこっそり電気と魔法を融合させたところ…大きな事故が起こってしまった」

花丸「やがて、これを真似されては危険だからと…世界中で魔女狩りと呼ばれる迫害が始まったずら…」

ミライ「酷いね。他の魔女がかわいそう」

花丸「今も魔女はほんの少し子孫が残っているそうだけど…もうほとんどいないね。少なくともマルの周りにはいないずら」

花丸「そして、魔女狩りが終わったと同時に、エネルギーの統一化が一気に進んでいったんだ、電気に」

花丸「これまで使われてた石油やガスといった燃料は一切使われなくなった。魔女を連想させるからと…」

花丸「そうこうして今に至るってわけ。だからミライちゃんの火は今はとっても珍しいんだよ」

花丸「だって、魔女以外は目にすることのないものだから…はい、これでマルのお話はおしまい」

ミライ「花丸ちゃんは詳しいね」

花丸「ただ興味があったから本で読んだだけだよ」

ミライ「魔女…魔法…火…」

花丸「ミライちゃんみたいなアンドロイド自体はもう結構前から作られてはいたよ。でも、そのずっと前から火は使われなくなったずら…」

ミライ「ミライはレアモノなんだねっ！」

花丸「レアモノ？まぁいいや。これだけは約束して！」

ミライ「何なにー？」

花丸「さっきみたいに、決して人前で火を出さないこと！いい？」

ミライ「わかったよ…決して人前で火を出さないこと、記憶回路に登録したよっ！」

花丸（バレたら大騒ぎどころじゃ済まないね…魔法を使うアンドロイドなんて）
0075名無しで叶える物語(茸)
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2018/07/20(金) 13:27:11.48ID:PKSu4p9q
　　　
梨子「今日、曜ちゃんちに行っていいかな？」曜「もちろん、梨子ちゃんとお泊まりであります！」

1.名無しで叶える物語(妹)

梨子「へぇ〜、ここが曜ちゃんのお部屋なんだね」ﾆｺﾆｺ

曜「うん、自分の部屋だと思って存分にくつろいで欲しいであります！」

梨子「ごめんね、急に曜ちゃんの家に泊りたいなんて言い出して」

曜「ううん、そんなことないって

　　梨子ちゃん、曲作りが詰まってて環境を変えたいんだもんね」

梨子「そうなの、家に帰ってもピアノの前で焦るばかりで全然進まなくて

　　　ピアノがある家に帰るのがちょっと気が重くなって……」ﾊｧ

曜「よし、梨子ちゃん、今日は気分転換だヨーソロー！」

梨子「曜ちゃん、少しはしゃぎすぎじゃない？」ｸｽｸｽ

曜「だって千歌ちゃん以外の子が家にお泊りにくるって初めてなんだもん」

梨子「そうなんだ……」

曜「だから梨子ちゃんさえ良かったら今回だけじゃなくて、もっとお泊りしにきていいからね」

梨子「ありがとう、曜ちゃん」

曜「む、むしろ毎日お泊まりに来てくれてもいいよ///」

梨子「よ、曜ちゃん///」ｶｧｧ

曜「な、なぁーんてね、何言ってるんだろ、私///」ｱﾊﾊﾊ

梨子「そうよ、毎日お泊まりってただの同棲だから///」

曜「そうだよね、あははははっ///」

梨子「…………///」

曜「…………///」

梨子（よ、曜ちゃんと同棲かぁ///）ﾄﾞｷﾄﾞｷ

曜（梨子ちゃんと同棲……///）ﾄﾞｷﾄﾞｷ


ルビィ「これでよしっと！」ｶﾀｶﾀ..ｯﾀ-ﾝ!!
0076名無しで叶える物語(茸)
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2018/07/20(金) 13:27:18.59ID:a4yQnazN
曜「でねでね！」

ルビィ「はは…（本当に日が暮れちゃった）」

曜「あれ、暗くなってきちゃったね」

ルビィ「うん、そろそろルビィも元の場所へ帰るね」

曜「えっ待って！」

曜「舟、乗ってよ！誰もいない静かな空に眺める星空…本当に綺麗だから一度見てほしいんだ。お願い、あともう少しだけ付き合って！」

ルビィ「…！うん！」

ルビィ『舟が行くよ』

理亞『了解！海に出た1分後に奇襲かけるから！』

ルビィ（ああ…始まっちゃうんだ。魔女狩りが…）

理亞『〈舟釣り〉が人魚と呼ばれる所以は独特な魔法の使い方にある』

理亞『水中に溶けている元素を分解して酸素や窒素を取り出して呼吸、潜水を行うことからまるで魚のように自在に海を泳ぐの。水中に逃げられたら厄介だからなるべく陸へ誘導させて』

ルビィ『了解です！』

曜「んっ？どうしたのー？」

ルビィ「ああ、ちょっとね…」
0077>>2(茸)
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2018/07/20(金) 13:39:29.29ID:Qoq1LLbm
教師「…このように『する』における活用形をサ行変格活用といいます｡同様に特殊な活用形の代表であるカ行変格活用を行う動詞が…黒澤さん､わかりますか?」

ルビィ「ぴっ?! えっと…」ｵﾛｵﾛ

善子(退屈ねー) ﾁﾗ

花丸　ｽﾔｧ

善子(堂々と寝てるし｡ああ見えて図太いというか…)

善子(…そだ) ﾋﾟｰﾝ

善子(リトルデーモンずら丸｡堕天使ヨハネの名において命じる…闇の盟約に従いて､私の元まで転移するがいい!) ｶｯ


教師「教科書を読んでくるように言っておいたはずですよ〜?」

ルビィ「うう…うゆ…」

花丸　ｽﾔｧ


善子「…あれ?」

善子(ずら丸! 私の席まで転移!)

花丸　zzz…

善子(ずら丸ーっ! リトルデーモンの分際で主の命を無視するなーっ!)
0078>>2(茸)
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2018/07/20(金) 13:41:54.67ID:Qoq1LLbm
善子(転移!)

善子(転移! 転移!! 転移ィ!!!)


ｼｭﾝ…　ﾊﾟｯ

善子「!」

善子(目の前にずら丸が!)


教師「…あら? こら､なにをやっているんですか｡授業中に――」

善子(やっと上手くいったわね!)

教師「――津島さん!」

善子(ふふふ…せいぜい怒られるがいいわ､ずら丸………って)

善子「はい?」

教師「国木田さんとお喋りするのは休み時間になさい｡席に戻って」

善子「あれ………あれぇぇぇぇぇぇっっ??!」

教師「大きな声を出さない!」

花丸「…むにゃ」
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