海未「間違った氷の使い方」
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部室
ことり「……」グデェ
希「……何してるん?」
ことり「机が……ひんやりして気持ちいいの……」
希「ああ、なるほど……」 ことり「でも……すぐぬるくなっちゃうから……」ススス…
希「おおう……」ビクッ
ことり「うう……暑い……」ススス…
希「……タオルでも濡らして来よっか?」
ことり「うう……お願いします……」グデェ 希「……」ギュッ
にこ「何してんの?」
希「あ、ことりちゃんが部室で死んでるから」
にこ「……は?」
希「濡れタオルで冷やしてあげよっかと」
にこ「ああ……なるほどね」 希「にこっちもやる?」
にこ「にこはいいわ、後でなんか冷たいものでも持って行くわ」
希「ありがと、ほな」 にこ「……」ピッ…ガタン
海未「にこ、どうしたんですか、そんなにジュースを抱えて」
にこ「ん?あー、部室にね、暑いから」
海未「なるほど、私も手伝いましょうか?」
にこ「大丈夫よ、アンタまだ弓道部の途中でしょ?」 海未「ええ、休憩中ですが」
にこ「それにしてもその恰好暑くないの?」
海未「正直かなり暑いです」
にこ「でしょうね、気をつけなさいよ」
海未「ありがとうございます、あ、せっかくですので後で涼しくなるようなものを持って行きますね」
にこ「そうね、助かるわ」
海未「それでは」 海未「よい……しょ……」
花陽「海未ちゃん?」
凛「おっきい氷なんか運んでどうしたの?」
海未「あ、凛に花陽、今から部室ですか?」 花陽「うん、そうだけど」
海未「すみませんが、これを部室まで運んで貰えませんか?」
凛「なんで?」
海未「涼しくするためです、ですが、弓道部の先輩から呼ばれてしまっていて……」
凛「わかったにゃ」 花陽「部室に持っていったらどうしておけばいいのかな?」
海未「バケツごとそのまま置いててもらえば大丈夫です」
花陽「はぁい」
凛「いくよー、よいしょー」
海未「気をつけてくださいねー」 凛「うんしょ……」ヨタヨタ
花陽「よいしょ……」ヨタヨタ
絵里「何してるの?」
凛「あ、絵里ちゃん!」
花陽「海未ちゃんが部室に運んでって」 絵里「そんなに大きな氷を?」
花陽「うん」
絵里「何に使うの?」
凛「分かんない」
花陽「涼しくするためだって」
絵里「涼しく……かじるのかしら?」 凛「こんなおっきな氷を?」
花陽「無理じゃないかな……?」
絵里「じゃあ……かき氷にするとか?」
凛「かき氷!」
花陽「そうなのかなぁ?」
絵里「でもかき氷機が無いわね」
凛「誰か持ってないかな?」 花陽「海未ちゃんが何か決めてるんじゃないの?」
絵里「海未が持ってくるのかも……海未1人じゃ1台しか持ってこれないでしょうし、せっかくだから穂乃果にでも聞いてみましょうか」
凛「はーい」
花陽「じゃあ私達これ運んでおくね」
絵里「ええ、すぐ私も行くわ」 穂乃果「はい」
真姫「これは?」
穂乃果「うちで出してるシロップ、ちょっとだけど貰ってきたから」
真姫「色々あるわね」 穂乃果「氷だけじゃ味気ないしね」
真姫「機械はそれ?」
穂乃果「うん、自動のはおっきくて持ち出せないし」
真姫「まぁ、私達で食べる分なら十分でしょ」
穂乃果「じゃあ氷溶けちゃうし急ごっか」
真姫「ええ」 海未「で……何を……してるんですか?」
ことり「あ、海未ちゃん」シャクシャク
凛「ひんやり美味しいにゃぁ♪」シャクシャク
穂乃果「ちょうどよかった、もうすぐ出来るからねー」ガリガリガリ 海未「いえ……そうではなくて……」
希「でも意外やね、海未ちゃんが部室でかき氷食べようなんて」シャクシャク
にこ「ほんとね」シャクシャク
花陽「でも、こんなに暑いと我慢出来ないよね」シャクシャク
真姫「海未はシロップ何がいい?レモンは無くなっちゃったけど」シャクシャク 海未「あの……ですから……」
絵里「あれ?海未、かき氷の機械は?」シャクシャク
海未「そんなもの持ってきてません」
花陽「え?」
凛「それじゃ穂乃果ちゃんが持ってこなかったらどうするつもりだったの?」 海未「そもそもかき氷を食べるためにわざわざ氷を持ってきたのではありません」
希「じゃあ何のためにこんなおっきい氷を?」
海未「涼むため以外に何があるんですか……」
穂乃果「……」ガリガリ…
穂乃果「えっ!?」ガーン 凛「どーゆーこと?」
海未「ですから、こうして氷に扇風機で風を当てて……」
真姫「あ、涼しい」
穂乃果「だからこんなおっきいの持ってきたんだ……」ガクッ 海未「そもそも誰ですかかき氷とか言い出したの」
真姫「海未じゃないの?」
海未「だから違います」
穂乃果「かき氷機持ってこいって……絵里ちゃんが」
花陽「きっとかき氷するんだって絵里ちゃんが……」
希「海未ちゃんがかき氷差し入れしてくれるってエリチが」
絵里「うっ……」シャクシャク 海未「……はぁ」
絵里「だって……氷にそんな使い方あるなんて知らなかったんだもの……」シャクシャク
にこ「かき氷食べながら謝ってどうするのよ……」
絵里「……溶けちゃうし」シャクシャク
ことり「……」シャクシャク 海未「はぁ……もういいです、どうせ全部食べられないでしょうし、残りの氷で涼を取りましょう」
凛「さんせー♪」シャクシャク
真姫「まぁ涼しくはなるし」シャクシャク
ことり「おかわりー♪」 絵里「ちょっ……と、待って」ガクッ
ことり「お腹痛い……」ヨタヨタ
凛「ちゃぽちゃぽで……」ヨロヨロ
花陽「うう……食べ過ぎた……」ガクッ
真姫「キツい……」ヘロヘロ
穂乃果「削りすぎで……腕が上がらない……」ガクガク
希「ギブ……」ドサッ
にこ「死ぬ……」バタッ
海未「ほら、頑張ってください、ダラダラしていたら終わったあとの氷が無くなりますよ」ニコッ かき氷のシロップは味が変わらないって聞いてから食ってないな… 部室でことりちゃんが死んでるって話を勘違いした海未ちゃんがことりちゃんの死体を冷やすためにデカい氷を用意したのかと思ったら違った ほのにこのぞまき イチゴ
うみえり ブルーハワイ
ことぱな メロン
りん レモン 海未ちゃんのことだから一貫ぐらいの巨大なやつ持ってきたんだろうな シャクシャクが地味に良かったw
涼めたよ〜ありがとう 口の中を氷で冷やして、ひんやりフェラかと思ったら違った ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています