善子「この雑誌に載ってるのって、花丸?」花丸「……」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
ルビィ「わぁ! このまるちゃんすっごくかわいい!」
花丸「まったく身に覚えがないずら」
花丸(ま、まさかこんな田舎でも販売されるなんて思ってもみなかったずら……)
善子「いやいやっ! どう見たってあんたでしょ、これ」
《次世代の天然美少女カリスマモデル降臨 !!》
〈 ☆くにっきー☆(静岡県 15歳)〉
『まるはふぁっしょん?とかよくわからないけど、まるなりにがんばっておしゃれしてきたずら! 普段は本を読んだり、おいしいものを食べたりしてるずら!』
善子「ぷっ……くにっきーって! あはははっ!」
花丸「ひ、人違いずらっ…!」
ルビィ「でも静岡とか年齢とか」
花丸「た、たまたまずら…」
善子「ふーん、あくまでしらをきるつもりなのね! ならこっちにも考えがあるわ!」
ルビィ「な、なにするつもりなの? 善子ちゃん」
善子「そんなの決まってるじゃない。これが花丸なのか花丸じゃないのか、みんなに聞いて回るのよっ!」
花丸「や、やめるずらぁ〜!!」 花丸「白状するずら……」
花丸「実は前にみんなで東京に行った時に声を掛けられて……軽い気持ちで写真撮ってもらったらこんなことに……」
ルビィ「でも雑誌に載るって知ってたんでしょ?」
花丸「もしかしたら載るかも、とは聞いてたけど……東京だから大丈夫と思って」
花丸「うぅ……恥ずかしすぎるずらぁ……!」
ルビィ「そうかなぁ? こんなに可愛く撮れてるんだから気にすることないと思うけど」
善子「そうよ! 羨まし……いや、生意気よ! 花丸のくせに!」
花丸「カリスマとか美少女とか、まるには全然そぐわない表現ずら…」
花丸「とにかく、このことは絶対に秘密に」
千歌「あっ、くにっきーちゃんだ! おーい!」
花丸「」 花丸「ち、千歌ちゃん? まるは花丸で、そんな名前じゃ」
千歌「もー、なに言ってるのー? だってここにそう書いてるじゃん」
ルビィ「あ……この雑誌、千歌ちゃんも」
花丸(そりゃ善子ちゃん以外にも見てる人いてもおかしくないよね……)
善子「諦めてすべてを受け入れなさい、花丸」
花丸「ずらぁ……」
曜「それで、花丸ちゃんはモデルになったの?」
梨子「モデルっていうか、読者モデルじゃないかな?」
千歌「なにが違うのー? 梨子ちゃん」
梨子「私も詳しくはないんだけど、専属のプロのモデルじゃなくて街中でスカウトされた普通の子のことだと思う」
ルビィ「うん、まるちゃんもそう言ってたよ。東京で写真撮らせてって声掛けられたんだって」
曜「へー! すごい!」
梨子「花丸ちゃんはかわいいしね」
花丸「ず、ずらぁ……」 曜「じゃあ将来はプロのモデルさんだねー」
千歌「芸能人だ! 今のうちにサインもらっちゃおーっと!」
梨子「まあ有り得ない話じゃないかもね」
花丸「そ、そんな…」
ルビィ「すごいなぁ、まるちゃんは」
花丸「ぜ、全然すごくないずら……まるはべつに」
善子「気に入らないわっ!」
曜「善子ちゃん?」
善子「だからヨハネよっ!」
善子「そこのくにっきー!」
花丸「だから花丸ずら…」
善子「あんた自分が本当にモデルになれるなんて思ってるんじゃないでしょうねっ!」
花丸「そ、そんなこと思ってないずら」
善子「思ってるわよっ!」
花丸「え、えぇ……」
善子「調子に乗ってんじゃないわよっ! こんなど田舎でちょっと目付けられたくらいで勘違いしちゃって」
ルビィ「スカウトされたのはここじゃなくて東京って言ってたけど…」
曜「それに花丸ちゃん自身そんな言動まったく…」
善子「いいえ! 調子に乗っているわっ!」 読モはよっぽど話題になってテレビやら出たり、ブログや書籍でお金になるくらいのレベルじゃないと超低賃金&撮影によっては私服と合わせる服や小物も自分の持ち出しで職業としては成立してないにこ
有名芸能人と仲良くなれるかもって希望や人気モデル(読モではない)になれるかもって夢、それと周りの友人知人への優越感が全てにこ… 曜「たぶん善子ちゃんは自分が撮ってもらえなかったから嫉妬してるんだよ」
善子「そ、そんなわけないでしょ……! 堕天使であるこの私が」
千歌「じゃあ私が撮ってあげよー! ポーズ決めてー!」
善子「ギランッ★」
千歌「はーい! オッケーでーす!」
パシャッ
梨子「あの一瞬で、無駄にポージング完璧だわ……」
曜「なかなか良い写りだねー」
ルビィ「よかったね。善子ちゃん」
善子「これくらい当然よ…………じゃなくてっ!!」
善子「花丸っ! じゃなくてっ、くにっきー!」
花丸「わざわざ言い直さなくていいずら、善子ちゃん」
善子「ヨハネよっ!」
花丸「だったらまるもくにっきーじゃなくて花丸ずら!」
善子「私はヨハネだけどあんたはくにっきーなのよっ!」
曜「なにこの会話…」
梨子「妄言堕天使と雑誌に掲載された読者モデルとでは勝負にならない気がするけど」
善子「とにかくっ、あんたは調子に乗ってるのよっ! これでもかというくらいに乗りまくってるのよっ!」
花丸「だからまるはべつに…」
善子「証拠がこれよっ!」
ルビィ「雑誌に載ってるまるちゃんの写真のこと?」 善子「なにこの表情。フッ……自分が世界一可愛いとか思ってるんじゃないの?」
花丸「そんなこと思ってないずらっ…!」
善子「思ってるわよっ!」
梨子「もういい加減にしなさいよ、善子ちゃん」
曜「まあこの写真もすごく可愛く撮れてるけど、花丸ちゃんが可愛いのも事実だしね」
千歌「うんうん。なかなかいないよねー、こんな美少女」
善子「か、可愛ければいいって話じゃなくてっ!」
梨子「あ、可愛いのは認めるんだ」
善子「モデルっていうのはあんたが思ってるほど楽な仕事じゃないのよ!」
花丸「いや、べつにまるは楽とかそんなこと全然思って」
善子「モデルに必要なのは何かわかる?」
花丸「全然話を聞いてもらえないずら…」
曜「モデルに必要なもの……身長とかスタイル?」
善子「まったく違うわ」
梨子「いや……まったく違ってることはないと思うけど」
千歌「笑顔じゃない? 表情の作り方とか!」
善子「フッ……愚かね。そんなものは必要じゃないのよ」
梨子「いやいや、大事だよね?」 善子「モデルに最も必要なもの……それは、オーラ!」
ルビィ「オーラ?」
善子「このヨハネのように選ばれし者だけが持つとされる特別な魔力を纏ったオーラ! これを欠いてはモデルなんて務まるわけがないわ!」
千歌「へぇー、なるほど」
梨子「いやいやっ、それだとモデルさん全員魔力持ってることになっちゃうよね!?」
曜「千歌ちゃんもなに納得しちゃってるの…」
善子「つまり、魔力を持たないただの一般人、それもこのような辺境地の田舎者であるくにっきーにモデルなんて到底不可能なのよっ!」
曜「いや、なれるよ…」
曜「少なくとも魔力とか関係無いし…」
梨子「ていうか辺境地って……それを言ったら善子ちゃんもなんじゃ」
花丸「もう付き合ってられないずら…」
善子「ま、待ちなさいっ! 逃げるということは調子に乗ってたことを認めるってことなんだからねっ!」
花丸「えぇ……調子には乗ってたつもりないけど」
ダイヤ「こんなところでなにを騒いでいますの?」
曜「あ、ダイヤさん」
梨子「ちょうどよかった。善子ちゃんが僻んじゃって大変で」
善子「ひ、僻んでなんかないからっ…!」
ダイヤ「ええ、たしかにちょうどよかったですわ」
善子「な、なによっ…」
ダイヤ「いえ、善子さんではなく」
善子「へ?」
ダイヤ「花丸さん……いえ、くにっきーさんと呼んだ方がよろしいでしょうか?」
花丸「ずらっ!?」 ダイヤ「くにっきーさん……これはどういうことか説明していただけますわよね!?」
ルビィ「お、おねぇちゃん?」
梨子「ダイヤさんまで!? ていうかダイヤさんがファッション誌を持ってるのが意外すぎるんですけど…」
千歌「それでなんでダイヤさんは怒ってるの?」
ダイヤ「まず始めに確認ですが、このくにっきーさんは花丸さんで間違いないですわね?」
花丸「…………」
梨子「花丸ちゃん、ここは正直に」
花丸「……そうずら…………ずっと隠してきたけど……まるが、くにっきーずらっ!!」
曜「満を持してみたいになってるけど、最初からみんな知ってるからね!?」
千歌「そうだったの!?」
曜「いや、千歌ちゃんも知ってたよね…」
千歌「うん、知ってた!」
梨子「それで、ダイヤさんは何が言いたいんですか…?」
ダイヤ「何が言いたいか? そんなの決まっていますわ!」
千歌「わかる? 曜ちゃん」
曜「全然」
ダイヤ「ならば教えてさしあげます。花丸さん……いえ、くにっきーさん」
ダイヤ「伝統ある浦の星の生徒でありながら、このようなチャラチャラした雑誌に載ってしまうなど……っ、何を考えていますのぉ!?」 ダイヤ「学生の本分である勉学を疎かにしてまで、このようなチャラチャラしたものに現を抜かすなど言語道断!!」
ダイヤ「生徒会長として恥ずかしいですわぁっ……!!」
ルビィ「そこまで言わなくても……まるちゃんはちゃんと勉強もしてるし、それにそんなチャラチャラしてる雑誌じゃないと思うけど……」
ダイヤ「いいえっ! チャラチャラしてますわ! 鞠莉さんくらいチャラチャラしてますわ!」
ルビィ「そうかなぁ……?」
善子「そうよっ! ヨハネはそれを言いたかったのよっ!」
曜「ややこしくなるから善子ちゃんはちょっと静かにしててね」
善子「なによっ!」
鞠莉「グッモーニーンッ! 呼んだー?」
梨子「呼んでません」
ダイヤ「呼びましたわ」
曜「呼んだんだ…」
ダイヤ「くにっきーさんっ!」
花丸「は、はい…」
ダイヤ「この鞠莉さんを見て、どう思いますか?」
花丸「……え?」
鞠莉「ほーら! もっとマリーをルッキングしていいんだよ!」
花丸「えぇ……」 鞠莉「マル? 正直に言っていいんだよ?」
ダイヤ「思った通りに答えなさい」
花丸「え、えーと……金髪ずら」
ダイヤ「それは見たままの感想でしょう? もっと他にありませんの?」
ダイヤ「たとえば、そうですわね……チャラチャラしてるとかノリが軽いとか、チャラチャラしてるとか、チャラチャラしてるとか、いろいろあるでしょう?」
梨子「ダイヤさんはそれを言わせたいんですね…」
曜「ていうか鞠莉ちゃんはチャラチャラというより、陽気というかラテンな感じなんじゃ」
ダイヤ「同じことですわ!」
善子「そうよ! 鞠莉はチャラついてるのよっ!」
鞠莉「ワッツ!? マリーイズチャラチャラ?」
千歌「いえーす!」
曜「なんで千歌ちゃが答えてるの…」
ダイヤ「鞠莉さんがチャラチャラしているという証言は数多く私のもとへ届いていますわ」
曜「そんなのあるの!?」
ダイヤ「ルビィ、これを再生していただけますか?」
ルビィ「うゅ? パソコン?」
千歌「あ、映像が流れた!」
梨子「ていうか、これ…」
曜「果南ちゃん…」
果南『鞠莉? うーん……よく覚えてないけど、たぶん毎年鞠莉に抱かれてるかなー?』
果南『え? 恋人同士じゃないかって? 違う違う。なんかただ私を抱くのが好きなんだって』 34 名前:名無しで叶える物語(玉音放送) :2018/06/26(火) 17:45:52.58 ID:op6P4GMa
>>33
はぁ、ようちかアンチがあまりの面白さに嫉妬してるんですねわかります
この僕のssは普通のようちか好きな方々にはとても面白く読んで貰えること間違いなし!
だって曜ちゃんは1番愛している人に殺されたんですもの
嬉しくて嬉しくて堪らないでしょう!
千歌ちゃんだって大好きな曜ちゃんを殺すことが出来て満足していますしね! 善子「・・・・ばぶー♥」
善子ママ「ふふっ、よっちゃんったら本当、おむつを履いた途端に赤ちゃんになっちゃうわね♥」
善子「・・・!」ブルッ
善子ママ「・・・ちっち?」
善子「うん。でも、せっかくママが履かせてくれたばっかりなのに汚すのは・・・」
善子ママ「ふふっ、気にしないで。ママは大丈夫よ。よっちゃんが気持ちよくちっちしてくれればそれで十分」ナデナデ
善子「あっ♥」
ジョロロロロロロ〜〜
善子ママ「しちゃったね。履いたばっかりで早々だけど、換えよっか♥」
ルビィ「あ、善子ちゃん。随分長風呂してたんだね。一緒にアイス食べよ。はい、いちご」
善子「ありがとう」パクッ
ルビィ「>>78」 翌日
小林(昨日はうっかり中出ししちゃったけど、大丈夫だったかな……)
小林(りきゃこ、まったく返信してくれないし)
小林「……まぐろ」
あいにゃ「まぐろ?」
小林「あ、いや、こっちの話!」
あいにゃ「なにそれ? ま、いいや。小林、まぐろ買ってきてー!」
小林「なんで!?」
あいにゃ「小林がまぐろまぐろ言ってるから食べたくなっちゃったのー! ねー小林ー! はーやーくー!」
小林「やだよっ! てか小林小林ってあたしの方が歳上だからね!?」
あいにゃ「ここでは私の方が先輩じゃーん!」
小林「それはそうだけど……まぁべつにいっか。ていうかバイト中なんだからちゃんと働いて!」
あいにゃ「はぁーい!」
あいにゃ「ね、小林。終わったらお寿司食べいこうよ!めっちゃお寿司の気分になっちゃった!」
小林「あ、ごめん。今日はこの後、約束あるんだ」
あいにゃ「えーー!! つまんなーーい!!」 34 名前:名無しで叶える物語(玉音放送) :2018/06/26(火) 17:45:52.58 ID:op6P4GMa
>>33
はぁ、ようちかアンチがあまりの面白さに嫉妬してるんですねわかります
この僕のssは普通のようちか好きな方々にはとても面白く読んで貰えること間違いなし!
だって曜ちゃんは1番愛している人に殺されたんですもの
嬉しくて嬉しくて堪らないでしょう!
千歌ちゃんだって大好きな曜ちゃんを殺すことが出来て満足していますしね! 曜「でねでね!」
ルビィ「はは…(本当に日が暮れちゃった)」
曜「あれ、暗くなってきちゃったね」
ルビィ「うん、そろそろルビィも元の場所へ帰るね」
曜「えっ待って!」
曜「舟、乗ってよ!誰もいない静かな空に眺める星空…本当に綺麗だから一度見てほしいんだ。お願い、あともう少しだけ付き合って!」
ルビィ「…!うん!」
ルビィ『舟が行くよ』
理亞『了解!海に出た1分後に奇襲かけるから!』
ルビィ(ああ…始まっちゃうんだ。魔女狩りが…)
理亞『〈舟釣り〉が人魚と呼ばれる所以は独特な魔法の使い方にある』
理亞『水中に溶けている元素を分解して酸素や窒素を取り出して呼吸、潜水を行うことからまるで魚のように自在に海を泳ぐの。水中に逃げられたら厄介だからなるべく陸へ誘導させて』
ルビィ『了解です!』
曜「んっ?どうしたのー?」
ルビィ「ああ、ちょっとね…」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています