千歌「花丸ちゃんのプロフィールを変えるじゅら」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
千歌「花丸ちゃんこと、国木田花丸ちゃんのプロフィールを変えるじゅらー!」
花丸「ずらずら!」
千歌「じゅら!」
花丸「ずーらー!」プンスカ
ダイヤ「……ずら」
ちかまる「おぉ〜!」
ダイヤ「///」 ―スクールアイドル部室―
千歌「……」モグモグ…
花丸「……」モグモグ…
ダイヤ「今度はいきなりのっぽポンですか」
千歌「たくさん騒いだらお腹減っちゃって。それにしても花丸ちゃん、いつものっぽパン持ち歩いてるよね」
花丸「毎朝、バッグに五本入れてくるの。放課後にはなくなっちゃうけど」
ダイヤ「……花丸さん。少し二の腕を触っても?」
花丸「へ?あ、うん」
ダイヤ「では失礼して……」
プニプニ
花丸「なんだかくすぐったいずら///」
千歌「私も〜」
プニプニ
千歌「あっ……これはちょっと……」アセアセッ
ダイヤ「よく鍛えられた二の腕ですわ」
千歌「えぇっ!?」
花丸「やったぁ♪」
千歌「いやいやいや!ぷにぷにだったよ!?悪く言ったらぷにょんぷにょんだよ!?」
花丸「筋肉だよ」
千歌「どこが!?」
ダイヤ「ではプロフィールの確認ですわー」
千歌「あれ!?この話終わり!?」 【国木田花丸のプロフィール】
年齢:15歳(高校1年生)
誕生日:3月4日(魚座)
血液型:O型
身長:152cm
3サイズ :B83/W57/H83
好きな食べ物:みかん・あんこ
嫌いな食べ物:麺類・牛乳
趣味:読書
特技:独唱(聖歌隊所属) 千歌「花丸ちゃんってなんか三月生まれっぽいよね」
花丸「ぽい?」
千歌「ぽい」
ダイヤ「冒頭のやり取りを繰り返すのは、ぶっぶーですわよ?」
千歌「ちぇっ……なんて言うのかな、の〜んびりした感じっていうの?そこが花丸ちゃんっぽくない?」
ダイヤ「三月ってのんびりしていますかね」
花丸「卒業式とかいろいろ忙しいと思うけど……」
千歌「イベントとか抜きして、ほら、なんか春が近づいてくる感じとか……ね?」
ダイヤ「千歌さんの感性はよくわかりませんが、のんびりしているのは花丸さんの特徴ですわね」
花丸「えー?オラ、よくしっかり者だって言われるのに」ムスー
ダイヤ「昨日ルビィに聞きましたが、休みの日に散歩に出て迷子になったとか」
千歌「え、何それ大丈夫たったの?」
花丸「うん。すまほで善子ちゃんに連絡したらすぐ来てくれたずら」
千歌「善子ちゃん良い子だね……どうして迷子に?」
花丸「えっと……散歩してたら面白そうな路地とか蝶々とかお花畑とか見つけて歩いてたら……てへ♡」
ダイヤ「仕方ありませんわね。可愛いですし」
千歌「急に何言ってるの?」
ダイヤ「花丸さんは可愛いから何をしても許されるのです。ね?」
花丸「可愛いだなんて……えへへぇ///」 ダイヤ「ルビィがよく言う、きゃわたんと言うやつですわ」
花丸「よくわかんないけど褒められてるよね?」
千歌「いやそうだけど……ダイヤちゃん。花丸ちゃんにも甘いんだね」
ダイヤ「当然ですわ。私にとっては二人目の妹のような存在ですからね」ナデナデ
花丸「黒澤花丸ずら」エッヘン
千歌「ちょっと気になったんだけどさ」
花丸「うん」
千歌「花丸ちゃんとダイヤちゃんってどれくらい仲良いの?」
ダイまる「え?」
千歌「ルビィちゃんのお家に遊びに行ったら、そりゃあダイヤちゃんはいるから昔から顔見知りだろうし、AZALEAで練習することも多いよね?」
ダイヤ「そうですね」
千歌「だけど二人が仲よさそうにしてるのってあんまり見たことないなぁって」
花丸「結構お話してるよ?図書室や生徒会室でルビィちゃんのお話とか」ニコニコ
ダイヤ「えぇ。ルビィに秘密で可愛い会議をよく開いてますわね」ニコニコ
千歌「秘密って……これ録音してるんだよ?」
ダイまる「あっ」
千歌「第一回のよーちゃんから録音してるじゃん」
ダイヤ「最近、話し合い前の決まり文句で言わなくなったので、すっかり忘れていましたわ……千歌さんがデータを保存していますよね?」
千歌「うんっ。お家のどこかにある!」
ダイヤ「……」ジトー
千歌「あ、あるから、きっと多分。それでルビィちゃん以外の話は?」 ダイヤ「他は……ん?」
花丸「あんまり……?」
千歌「じゃあ今してみよう!ルビィちゃん禁止でお話……スタートッ!」
花丸「えっ、あっ、えぇ……」オロオロ…
ダイヤ「……いい天気ですわね」
千歌「お見合いじゃないんだよー?」
花丸「さ、最近嬉しかったことは?」
ダイヤ「るび、」
千歌「罰ゲームはのっぽパン一本おごり」
ダイヤ「……新しくできたケーキ屋さんのプリンが美味しかったです。花丸さんは?」
花丸「……新しく出た本を買ったずら」
ダイヤ「そうですか」ソワソワ
花丸「うん」ソワソワ
千歌「え、何なの?二人とも喧嘩でもしてるの?」
ダイヤ「ちっ、違いますわ!基本的にルビィの話から世間話や自分自身の話に持っていくのです!」
花丸「そうそう!ルビィちゃんはおらたちの接着剤なの!」
千歌「接着剤……まぁ、仲は良さそうでよかった。AZALEAでもルビィちゃんの話をしているの?」
ダイヤ「ユニットの話は……置いておきましょう」アセアセッ
花丸「うん」コクコクッ
千歌「……あ、果南ちゃん?AZALEAのユニット練習の時にどんな話をしてるのか聞きたくて、」ピッ
ダイヤ「電話するなんてずるいですわ!」
千歌「二人が隠すからじゃーん」
花丸「……じょ、女子高生の話ずら」 千歌「は?」
ダイヤ「私たちAZALEAは、流行に疎いメンツで構成されいますので、その……普通の女子高生が好むものを知らなくて」
花丸「本屋さんでキラキラした雑誌を買ってきて、練習の合間に見て流行りを学んでるの」
千歌「花丸ちゃんはともかく、ダイヤちゃんはスクールアイドル好きなんだから流行には敏感じゃないの?」
ダイヤ「スクールアイドル以外興味ありませんわ」
千歌「えぇ……」
花丸「それで……なんだけど」
千歌「うん」
花丸「……オラ、自分のプロフィールにカタカナを足したいずら!」
ダイヤ「カタカナ?」
花丸「だってほら、オラのプロフィールたけカタカナが一つもないずら」
千歌「ほ、ほんとだ!」
果南「いや、ひょっとすると果南さんも……」
千歌「えっと果南ちゃんのプロフィールは……」
花丸「……」
ダイちか「ダイビング……!」アセアセッ
花丸「オラだけばーちゃんみたいずら」ショボン
千歌「そ、そんなことないよ!花丸ちゃんすっごく可愛いし!」
ダイヤ「そうですわ。自信をお持ちになって」
花丸「プロフィールだけ見たら?」
千歌「……」トオイメ
ダイヤ「で、では私たちで今風の女子高生っぽいプロフィールにしてみましょう。花丸さん、きっとうまくいきますわ」ニコッ
花丸「……うんっ♪」
千歌(果南ちゃんの時は上手くいかなかったけど……大丈夫だよね♪)
千歌「張り切っていこー!まずは好きな食べ物から!」 ―『好きな食べ物』―
千歌「これも花丸ちゃんっぽいよね。あんこだけ食べるの?」
花丸「ううん。おまんじゅうとかどら焼きとか大福とか……あんこが入っているものなら何でも好きずら」
ダイヤ「縁側でおまんじゅうを頬張る花丸さん……実に絵になりますわ」
花丸「ばーちゃん……」ボソッ
千歌「と思ったけどダメだね!今時はカフェだよ!」
花丸「かへ……オラみたいな田舎もんが行っていいの?」
ダイヤ「おや、行ったことがないのですか?」
花丸「うん。善子ちゃんとルビィちゃんと出かけても、いつもはんばーがー屋さんに連れていかれるの」
ダイヤ(善子さんはジャンクフードが好きそうですし、ルビィはフライドポテト目的でしょうね……)
千歌「他の皆ともないの?」
花丸「うん。なぜか喫茶店とか和風なお店に連れて行かれるんだ」
千歌「勝手なイメージだけど、花丸ちゃんってカフェとか苦手そうなイメージあるんだよね。だからつい避けちゃうって言うかさ」
花丸「すっごい興味あるのに」ムスー
ダイヤ「では今度、駅前のカフェに行ってみますか?」
花丸「いいの!?」キラキラッ
ダイヤ「何ごとも挑戦あるのみ。千歌さんもご一緒にどうですか?」
千歌「んー……果南ちゃんを誘ってAZALEAで行ってきなよ。女子高生っぽいことして楽しんできて♪」ニコニコ
ダイヤ「ではAZALEAの三人で行きましょうか」
花丸「うんっ!」
千歌「いいねぇ。じゃあ好きな食べ物はこのままにして今度変える?」
花丸「今度って?」
千歌「さぁ」 花丸「今変えるずら」
千歌「えー?あんこもみかんも美味しいのに?特にみかんなんて食べ物の王様だよ?」
ダイヤ「王ではないかと」
千歌「じゃあ姫」
ダイヤ「それならまぁ」
花丸「ダメ。食べ物の王様もお姫様も……のっぽパンだよ!」
千歌「えー?」
花丸「元祖クリームのっぽやチョコ、ピーナッツ。変わり種として柚子、野菜ミックス、ミルクティー……全六十種類もあって食べ物の神を名乗るにふさわしいずら」
ダイヤ「お味があまりよろしくない物もあったのでは?」
花丸「ありませーん」
ダイヤ「昔あった、ぬまづ茶とやらは……」
花丸「美味しいずらー」
ダイヤ「食べ物になると強情になりますわね」
千歌「じゃあ好きな食べ物、のっぽパンでよくない?」
花丸「それはちょっと……のっぽパンに失礼だもん」
ダイちか「は?」
花丸「のっぽパンが好物なんて名乗ったら、のっぽパンのどの味が好きか決めなきゃいけないんだよ?オラは全部好きなのに……一番なんて決められないよ」
千歌「全部好きでいいよねそれ」 花丸「じゃあ千歌ちゃん。Aqoursの中で1番誰が好きって決められる?」
千歌「そ、それは……」オロオロ…
花丸「ダイヤさんは?」
ダイヤ「ルビィですわ」
千歌「果南ちゃんと鞠莉ちゃんは?」
ダイヤ「……同率一位」
花丸「ほらぁ〜」ニヤニヤ
千歌「わからなくもないけど……でも、みかんとあんこも種類たくさんあるよね」
花丸「みかんは寿太郎、あんこはつぶあんが一番ずら」
ダイヤ「そこは一番があるのですか!?」
花丸「うん」
千歌「花丸ちゃんの基準がよくわからない……」
花丸「濃厚な味の寿太郎と粒がしっかり残ってるつぶあん……ちょっとのっぽパン食べるね」ガサゴソ……ヒョイ
ダイヤ「まーたバッグから。花丸さんが食べている間に次いきますか」
千歌「うん。この流れ、また何も変わらない気がする」
ダイヤ「変なところで頑固ですからねぇ」 ―『嫌いな食べ物』―
千歌「これ見た時、最初はびっくりしちゃったんだよね」
花丸「?」
千歌「だって何でも美味しそうに食べる花丸ちゃんに、嫌いなものがあるなんて信じられなかったもん」
ダイヤ「たしか麺がすすれないから嫌い、でしたっけ?」
花丸「うん」
千歌「あ、もう食べ終わったの?」
花丸「のっぽパンは飲み物ずら」
千歌「じゃあラーメンとかも飲んだら?」
花丸「あ、あれはダメ!すぅっごく危ないもん!」
ダイヤ「危ない?ラーメンがですか?」
花丸「そう。下手すれば死んじゃう悪魔の食べ物ずら」
千歌「美味しいけどなぁ。すするのってそんなに難しいかな」
ダイヤ「すするということは、食べ物と空気を同時に吸い、食べ物を口の中に留めつつ、空気だけを気管に送り込むこと……赤ちゃんや高齢の方には難しいのですよ?」
千歌「そう聞くと大変そうだけど……花丸ちゃん、おばーちゃんなの?」
花丸「……」ドヨーン
千歌「あっ、ちがっ、赤ちゃん!花丸ちゃんは赤ちゃんだよ!」アセアセッ
ダイヤ「どういうフォローですか。まぁ、海外の方もすすれない方が大半ですし」
花丸「ということはオラ……外国人?」
ダイヤ「違います」
花丸「(´・ω・`)」 ダイヤ「海外の方がすすれない理由としては、やり方がわからないそうで……花丸さんもそうなのですか?」
花丸「似てるけど、オラは小さい頃にむせてからトラウマになってるね」
千歌「トラウマなら仕方ないんじゃない?無理して食べなくてもね」
ダイヤ「克服してほしい気もしますが……牛乳はどうして嫌いなのですか?」
花丸「これもトラウマで」
千歌「むせちゃって鼻から出たの?ドバーッて?」
花丸「それならまだよかったんだけど、えっと……大きいから」モジモジ
千歌「何が?」
花丸「……」ユビサシッ
ダイヤ「心が?」
花丸「もっと外側」
千歌「胸?」
花丸「うん。小学生の時に、牛乳たくさん飲んだから大きくなったんだろーって言われて……それ以来、飲んでないずら」
ダイヤ「小学生とは言え……でも飲めないこともないのでしょう?」
花丸「たまーに、焼き芋と一緒に飲むずら」
千歌「美味しかった?」
花丸「うん」
千歌「じゃあそろそろ克服できるはずだよ!まずは牛乳ラーメンにチャレンジしてみよう!」
花丸「えぇ……?」
ダイヤ「いきなり最難関にチャレンジさせてどうするのですか」
千歌「いけると思うけどなぁ。他に嫌いな食べ物とかは?」
花丸「他は特にないずら」
千歌「それでこそ花丸ちゃんだねぇ。この調子で嫌いな食べ物はないって言えるようになろう!」
花丸「やだ」
千歌「(´・ω・`)」
ダイヤ「次いきますわよー」 ―『趣味』―
千歌「花丸ちゃんが冷たい……昔はそんな子じゃなかったのにぃ」
ダイヤ「知り合ってもうすぐ1年でしょうが」
千歌「まぁね」
花丸「四月に出会ってアイドルになって……感慨深いずら」シンミリ
千歌「いろいろあったねー」
花丸「いつの間にか読書する時間より、ダンス練習する時間の方が増えて……昔のオラなら考えられないよ」
ダイヤ「あまり読まなくなったのですか?」
花丸「うん。月十冊に減っちゃった」
千歌「十分多いよ!?」
ダイヤ「スクールアイドルを始める前は?」
花丸「二十」
千歌「目、何個付いてるの……!?」
ダイヤ「楽しいから夢中になってしまうのですよね。たしか、日本文学がお好きでしたっけ」
花丸「うん。夏目漱石とか芹沢光治良とか……」
千歌「夏目漱石……あ、吾輩は猫であるの人だ」
ダイヤ「し、知っているのですか!?」
千歌「私のことそんなにおバカさんだと思ってたの……?」
ダイヤ「吾輩は千歌ちゃんである、など言いだすかと」
千歌「ひどい……花丸ちゃんは他のジャンルも読んだりするの?ファンタジーとか、ミステリーとか」
花丸「たまーに読むよ。最近はね、えっと、梨子ちゃんから借りて……何だっけ……」
ダイちか「?」
花丸「……あっ!ゆり!」
千歌「えっ」 ―『趣味』―
千歌「花丸ちゃんが冷たい……昔はそんな子じゃなかったのにぃ」
ダイヤ「知り合ってもうすぐ1年でしょうが」
千歌「まぁね」
花丸「四月に出会ってアイドルになって……感慨深いずら」シンミリ
千歌「いろいろあったねー」
花丸「いつの間にか読書する時間より、ダンス練習する時間の方が増えて……昔のオラなら考えられないよ」
ダイヤ「あまり読まなくなったのですか?」
花丸「うん。月十冊に減っちゃった」
千歌「十分多いよ!?」
ダイヤ「スクールアイドルを始める前は?」
花丸「二十」
千歌「目、何個付いてるの……!?」
ダイヤ「楽しいから夢中になってしまうのですよね。たしか、日本文学がお好きでしたっけ」
花丸「うん。夏目漱石とか芹沢光治良とか……」
千歌「夏目漱石……あ、吾輩は猫であるの人だ」
ダイヤ「し、知っているのですか!?」
千歌「私のことそんなにおバカさんだと思ってたの……?」
ダイヤ「吾輩は千歌ちゃんである、など言いだすかと」
千歌「ひどい……花丸ちゃんは他のジャンルも読んだりするの?ファンタジーとか、ミステリーとか」
花丸「たまーに読むよ。最近はね、えっと、梨子ちゃんから借りて……何だっけ……」
ダイちか「?」
花丸「……あっ!ゆり!」
千歌「えっ」 ダイヤ「ゆり……花の名前のジャンルなのですか?」
花丸「女の子同士の高度な恋愛小説なんだって。オラも半分しか読んでないからまだわかんないけど……」
千歌(梨子ちゃんめ、なんてものを……)
ダイヤ「千歌さんは知っているようでしたが、読んだことがおありで?」
千歌「梨子ちゃんに無理やり読まされたから、まぁ」
ダイヤ「私も一度読んでみたいです。梨子さんに言えば貸してもらえるのですか?」
千歌「え、読むの?」
ダイヤ「はい」
千歌「梨子ちゃんが書いたやつだよ?」
ダイヤ「梨子さんが?」
千歌「ようまりだよ?」
ダイヤ「よう……へ?」
千歌「多分見たら倒れると思うから、やめた方がいいよ。うん」
ダイヤ「そう言うなら……花丸さん?」
花丸「ん?」モグモグ…
千歌「隙あらばのっぽパン……もはや食べることが趣味だよね」
花丸「ひょれいいひゅら。はへるほほもふいはへ」
ダイヤ「まず飲み込みなさい」ジトー
花丸「……ふぅ。お腹減ったずら」
千歌「ねぇねぇ、他の趣味とかは?」
花丸「他は本屋さん巡りとお昼寝とお散歩かな」
千歌「花丸ちゃんらしい……あっ、カタカナの趣味とかないの?」 花丸「そ、そんなハイカラな趣味ないずら」アセアセッ
ダイヤ「いつの言葉ですか」
千歌「じゃあ趣味を先取りしちゃおうよ!先にプロフィールに載せておいて、後から趣味にするの」
花丸「いいの?」
千歌「大丈夫大丈夫。多分バレないって」
ダイヤ「まぁ活動終了後のプロフィールですし……大目に見ましょうか」
花丸「ついにカタカナが……ど、どんな趣味なら女子高生っぽいかな」
千歌「んー、ス◯バ巡りとか」
花丸「す◯ば?」
ダイヤ「名前は聞いたことがありますわね。たしかカフェだと」
花丸「かへ?」
千歌「カフェだよカフェ。沼津駅からずぅーっと右に行ったらあるらしいけど、私も行ったことないんだ」
花丸「なんだかよくわからないずら……他にカタカナは?」
ダイヤ「では……最近テレビでよく聞くボルダリングとやらはいかがでしょう」
花丸「ぼ……りんぐ?輪っか?」 千歌「ボルダリングだよ。あれでしょ、なんか壁登るやつ」
ダイヤ「はい。オリンピックの競技であるスポーツクライミングの一種ですわね」
花丸「壁を……オラにもできるの?」
ダイヤ「誰でもできる競技らしいので」
花丸「おぉ……オラ、ぼるだりんぐやるずら!」
千歌「おぉー」パチパチ
ダイヤ「ちなみに、競技の動画がこちら」スッ
花丸「あ、やっぱりやめる」
千歌「あれぇ!?」
花丸「壁は登るものではない、壊すものである。μ'sさんが言ってたずら」
ダイヤ「使い方かなり間違っていますが……となるとどうしましょう」
千歌「他のスポーツは?」
花丸「運動はあんまり……」
千歌「散々踊ってきたのに?あんまり動かない趣味……カラオケとか!」
ダイヤ「ぴったりですわね。花丸さんの歌唱力が活かせる趣味ですわ」
花丸「そうなったら読書は?」
ダイヤ「そりゃあ変更になるので、プロフィールからは消えますわね」
千歌「でも好きなのは変わらないから、」
花丸「やっぱりいいかな」
ダイちか「えぇ……?」
花丸「だって読書はオラの生きがいで……ほ、他のとこ!他のところを女子高生っぽく!」
ダイヤ「では次いきますわよー」トオイメ
千歌(あっ、ダイヤちゃんが諦めた) ―『特技』―
千歌「これってさ……かけてるの?」
花丸「かけ……?」
千歌「読書と独唱……」
ダイヤ「|c||・.- ・|| 」
花丸「ノcノ,,・-・,,ノレ」
千歌「ちょっと待って!なんで私がスベったみたいになってるの!?」
ダイヤ「前にダジャレを連発して、失笑を買っていた時期があったではありませんか」
千歌「あー!あー!聞こえなーい!」
花丸「善子ちゃんと同じ黒歴史ってやつずら?」
千歌「花丸ちゃんってたまにエグるようなこと言うよね……」
ダイヤ「口に出した千歌さんが悪いのですよ。気にせず続けましょう」
千歌「うん……花丸ちゃんの声、きれーだよね」
ダイヤ「えぇ。包容力があるというか優しい歌声というか」
花丸「照れるずら///」
千歌「昔から聖歌隊で鍛えてると違うんだねぇ。私も何か習いごとでも始めよーかなー」
ダイヤ「和琴はいかがですか?」
千歌「遠慮しまーす」
ダイヤ「即答ですか……楽しいのに……」ムスー
花丸「千歌ちゃんも聖歌隊に入る?」
千歌「そうしよっかなぁ。でも曜ちゃんに高飛び込み、梨子ちゃんにピアノやらないかって誘われててさ」
花丸「じゃあオラは辞退するずら」
千歌「辞退?なんで?」
花丸「幼馴染のゴタゴタに巻き込まれたくないずら……下手すると新しい学校で大変なことになるずら」
ダイヤ「賢明な判断ですわ」
千歌「?」 ダイヤ「ところで、他に特技は?」
花丸「人間、普通は特技を何個も持ってないずら……」
千歌「わかるわかる」
ダイまる「……」ジーッ
千歌「え、何?」
ダイヤ「何でもありません」
千歌「そっか。でもこのままだと一緒だね」
花丸「仕方ないずら」
千歌「ねね、やっぱりさ、趣味をカラオケに、」
花丸「しないずら」プイッ
千歌「頑固だなぁ……でも残り三つあるから大丈夫でしょー」
ダイヤ「そう言って今まで、三人変更なしですわ」
千歌「こ、今回から本気出すから」アセアセッ
ダイヤ「まぁ得意料理くらいはカタカナでいけるでしょうし。チャームポイントも狙い目ですわ」
花丸「チャームポイント……チャームポイント!?」
千歌「うん」
花丸「あわわ……!」アセアセッ
ダイちか「?」 ―『チャームポイント』―
花丸「あわわ……!」アセアセッ
ダイヤ「花丸さん?」
花丸「ちゃ、チャームポイントってあれだよね?か、可愛いところとかそういう……///」
千歌「うん」
花丸「そんな……お、オラにはないずら!」
ダイヤ「またまた」
千歌「あるよぉ〜。たっくさんあるよ」
花丸「……ほんと?」
千歌「もっちろん!」
ダイヤ「では千歌さんからいきますか」
千歌「うんっ!花丸ちゃんはねぇ……可愛い!」
ダイヤ「賛成です。チャームポイントは可愛いにしましょう」
花丸「いや、その、どこがとか……」
千歌「お、花丸ちゃん欲張りさんだねぇ。個人的にいっぱい食べる花丸ちゃんが好きかな」
花丸「それダイエット食品のCMで聞いたずら」
千歌「花丸ちゃんが食べてるとさ、何でもかんでも美味しそうに見えるよね。のっぽパンとか、のっぽパンとか……のっぽパンとか」
花丸「他にもいろいろ食べてるよ?」
ダイヤ「食べるのは良いことですが、さすがに食べすぎですよ」
花丸「そう?」
ダイヤ「北海道に行った時も、ずっと食べっぱなしだっとルビィから聞きました」
花丸「う……」
千歌「それなのに全然太らないよね。陰でフルマラソンでもしているの?」
花丸「してないしてない。オラ、太りにくいだけだから」
千歌(太りにくいというか、脂肪が全部胸にいってるような……)
ダイヤ「なんと羨ましい。プリンを食べ過ぎてしまった分の脂肪を分け与えたい……」
千歌「ダイヤちゃん、充分痩せてるのに?」 ダイヤ「乙女というのは、100gの増減で一喜一憂するものなのですよ。千歌さんもそうでしょう?」
千歌「いっつも動いてるからわかんなーい」
花丸「オラはどうしてだろ……」
千歌「……」チラッ
花丸「?」ボイ-ン
ダイヤ「……」チラチラッ
花丸「?」ボインボイン
ダイちか「はぁ……」
花丸「え、な、何?何かした?」
千歌「ううん。チャームポイントはおっぱいでいいよねって」
ダイヤ「素晴らしいお胸ですからね」
花丸「む、胸はさすがに破廉恥ずら……」モジモジ
千歌「じゃあいっぱい食べるとこ」
ダイヤ「それか、物静かでおっとりしているところとか」
花丸「あ、それがいい!」キラキラッ
千歌「えー?食べてる花丸ちゃんの方が可愛いって」
ダイヤ「それもそうですわね」
花丸「ダイヤさん!?」
ダイヤ「花丸さんのためを思ってのことです。私を……信じてください」
花丸「……わかったずら。オラ、いっぱい食べる可愛い花丸でいいずら!」
千歌(ぴゅあだなー)
ダイヤ(素直ですわー) ―『子どもの頃の夢』―
千歌「これは何となくわかるよ」
ダイヤ「私も」
千歌「それなら二人同時に……せーのっ」
千歌「コックさん」
ダイヤ「絵本作家」
千歌「絶対コックさんだって。自分で作って自分で食べたいなーって思っていたはずだよ」
ダイヤ「いやいや、自分だけの世界を絵本で表現したいと思っていた。違いますか花丸さん?」
花丸「うん。違う」
千歌「じゃあやっぱりコックさん、」
花丸「でもないずら」
ダイヤ「ではどんな夢を?」
花丸「天使」
ダイちか「えっ」
花丸「天使知らないずら?」
ダイヤ「知ってはいますが、どうしてそんな善子さんみたいな夢を?」
花丸「善子ちゃんに影響されちゃって。いっつも隅っこで遊んだり本ばかり読んでいたオラと、自分のことを天使だって思ってた善子ちゃん……何だか気が合っちゃって」
千歌「そうだったんだ。幼稚園で別れて再開しても仲よしなんていい話だよねぇ」
花丸「ふふっ」ニコニコ
ダイヤ「少し気になったのですが、小学生になっても天使になりたかったのですか?」
花丸「ううん。その頃には読書に夢中になっていたから、小説家になりたかったの」
千歌「花丸天使ちゃん、可愛いと思うけどね。今からでも遅くないよ?天使目指したら?」
花丸「お、オラが?」
ダイヤ「花丸、降臨!……みたいなのはいかがですか?」
花丸「み、未来ずら……!」 千歌「これは採用された感じ?」
花丸「でもやっぱり小説家かな。今も梨子ちゃんと頑張ってるんだ♪」
ダイヤ「梨子さんと?」
花丸「うん。なんかね、どーじんし?みたいなやつを一緒に作るって話してて。梨子ちゃんが挿絵を描いてくれるんだって」
ダイヤ「ほぅ。どのようなお話で、」
千歌「はいこの話終わりね。うん、子どもの頃は天使になりたかった。これでいいよね?」
ダイヤ「ちょっと千歌さん、もう少し梨子さんの話を、」
千歌「終わろ……ね?」ウワメヅカイ
ダイヤ「なんていう後輩力……!し、仕方ありませんわ。花丸さんもよろしくて?」
花丸「……」モグモグ…
ダイヤ「またのっぽパン……」 ―『得意料理』―
千歌「花丸ちゃんってお家でお手伝いとかするの?」
花丸「うん。よくばーちゃんのお手伝いで料理するよー」
ダイヤ「お手伝いをよくするのに、なぜ三津シーであのような暴挙に?」
花丸「な、何のことずら?」アセアセッ
千歌「わかんないねぇ」アセアセッ
ダイヤ「まぁ料理とは関係ありませんし……それで得意料理は?」
花丸「いろいろ作れるけど……ふと巻きとかおいなりさんとかが得意かな」
ダイヤ「寿司系……これまたピンポイントですね」
花丸「ばーちゃんから、酢飯を作らせたら日本一って言われて、嬉しくて何回も作ってたら上手になってたの」
千歌「褒められると嬉しいもんねぇ。にぎり寿司も作れるの?」
花丸「綺麗にはできないけど、一応」
ダイヤ「一度食べてみたいですわね」 花丸「っ!じゃ、じゃあ今度、そのぉ……」
千歌「?」
花丸「お、おらの家で……お寿司とか……」モジモジ
千歌「えっ、いいの!?」
花丸「う、うんっ」
ダイヤ「皆さんも誘っていいですか?」
花丸「もちろんっ!」パァァァ
千歌「花丸ちゃんのお寿司楽しみだなぁ」
ダイヤ「果南さんと一緒に、新鮮なお魚を手土産としてお持ちしますわ」
花丸「やったっ♪」
千歌「じゃあ得意料理もちゃちゃっと決めて皆に連絡しよっか。得意料理は……寿司でいいの?」
花丸「それだとにぎり寿司が得意ってならないかなぁ」
ダイヤ「ではふと巻きとおいなりさんで。これなら誤解も生みませんし」
千歌「りょーかーい。ちょっと振り返、えっ、て……ああぁあっ!」
ダイヤ「ぴぎゃっ……いきなり大声を出さないでくださいまし」ジトー
花丸「どうしたの千歌ちゃん?」
千歌「カタカナがなーい!」
ダイヤ「あっ」
花丸「おら、やっぱりばーちゃんなんだ……」ドヨーン
千歌「いやだからそんなことないってぇ」
花丸「だっておら、最近のものよくわかんないし……」
ダイヤ「……わからなくてもいいのです」 花丸「え?」
ダイヤ「私だってす◯ば?とやらはわかりませんし、ルビィが時折使う『まんじ』とやらも意味不明です。ですが私は……浦の星女学院の女子高生だという誇りがありますの」
花丸「……」
ダイヤ「たしかに流行りは大切かもしれません。ですが古き良き伝統を守ることも必要ですわ。私たちがその役割を担う……とても素晴らしいことではなくて?」
花丸「伝統を……」
ダイヤ「名前は残り続けますわ。その名を胸に沼津の女子高生として、背伸びをしないありのままの花丸さんでいて欲しいのです」
花丸「オラ、今のままでいいの?」
ダイヤ「えぇ。今の花丸さんが一番可愛いですもの」
花丸「えへへ……///」
千歌「でもス◯バ行きたくない?」
花丸「行きたい」
ダイヤ「え?」
千歌「花丸ちゃん、今度一緒に行こっか」
花丸「うん!」
ダイヤ「わ、私も……」
千歌「伝統守らなくていいの?」
ダイヤ「……コーヒーを飲みつつ守りますわ」アセアセッ
千歌「じゃあ皆もね!寿司パも含めて電話しながら帰ろー」テクテク…
ダイヤ「えぇ。私は鞠莉さんから連絡してみますわ」スタスタ…
花丸「……」ジーッ
千歌「花丸ちゃん?」
花丸「ん?あ、今行くずらっ」
花丸「何だかんだ……オラらしいのかも♪」トテトテ… ―数時間後・花丸部屋―
花丸「……」ピッ
prrr prrr prrr
『はーい』
花丸「善子ちゃん。こんばんは」
善子『ヨハネっての……で、何か用事?』
花丸「ううん。何となく電話しちゃった」
善子『こちとらゲームで忙し、あっ、ちょっ!……まーた死んだ』
花丸「ご、ごめんね。また明日、」
善子『気にしないでいいわ。でもずら丸が何となくで電話なんて珍しいわね。何かあったの?』
花丸「うーん……今日ね、千歌ちゃんとダイヤさんとプロフィールの話をしたの」
善子『あー、こないだルビィもやってたわね』
花丸「それで昔のこととか思い出しちゃって。幼稚園で善子ちゃんと出会わなかったら、こうしてAqoursで一緒にいなかったのかなぁって」
善子『……』
花丸「善子ちゃん。ありがとう」
善子『……ばーか』
花丸「あー、人にバカって言ったらダメなんだよ」
善子『……わっ、わた、私の方が感謝してるわよ!ありがと!じゃっ!あっ、あとヨハネ!』ピッ
花丸「ありゃりゃ……切られちゃった」ピッ
prrr prrr prrr
花丸「……」ピッ
prrr prrr prrr
花丸「……」ピッ
prrr prrr prrr
善子『……今すっごい恥ずかしいから明日じゃダメ?』
花丸「ふふっ、素直じゃないずら。じゃあね、おやすみなさい」
善子『えぇ』 花丸「……」ピッ
prrr prrr prrr
『うゅ……はーい……』
花丸「る、ルビィちゃん?まだ起きてる?」
ルビィ『今寝てちゃ……よぉ……』
花丸「ごっ、ごめんね。やっぱり明日話すよ」
ルビィ『うん……』ピッ
花丸「……大好き」
ルビィ『……え?』
花丸「おやすみなさい♪」
ルビィ『ちょっ、花丸ちゃん!?』ピッ
花丸「……言っちゃったずら」
prrr prrr prrr
prrr prrr prrr
prrr prrr prrr
花丸「……うぅ///」 【国木田花丸のプロフィール(最新)】
年齢:15歳(高校1年生)
誕生日:3月4日(魚座)
血液型:O型
身長:152cm
3サイズ :B83/W57/H83
好きな食べ物:みかん・あんこ
嫌いな食べ物:麺類・牛乳
趣味:読書
特技:独唱(聖歌隊所属)
チャームポイント:いっぱい食べる姿が可愛いって言われたずら……
子どもの頃の夢:天使になりたかったり……えへへ♪
得意料理:おいなりさんとふと巻き寿司はおまかせ!
今一番頑張りたいこと:かふぇに行っても慌てず騒がず頑張りますっ♡ 数日後、カフェに行ったりルビィちゃんとお泊りしたり、少しだけアクティブな花丸ちゃんがボルダリングも始めちゃうのはまた別の話。
完 のんびりまったりまっすぐな花丸ちゃん可愛いです。乙したー。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています