千歌「END OF THE 安価で出た目を必ずやるすごろく」
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千歌「────私の成し遂げたこと」
千歌「────私が成せなかったこと」
千歌「そんなものは、宇宙の真理に比べれば塵に等しい」
千歌「愛する学校は守れず」
千歌「しかしその名は日本中に」
千歌「ならば────私がすべき事はあとひとつ」
千歌「これは、私からの挑戦」
千歌「Aqoursへの挑戦」
千歌「そして────私自身への挑戦」
千歌「さあ人類」
千歌「最後のゲームを始めようじゃないか────」 〜1時間後〜
千歌「うぅ……」←冷えピタ
梨子「大丈夫?」
千歌「むり……」
果南「ごめんごめん〜」
曜「さっすが果南ちゃんすごい音だったよ〜」
曜「私もあれくらいの音出せるようならなきゃな〜」
よしりこ『いやいやいやならなくていいから!』
果南「曜も鍛えたらできるよ」
曜「もっと鍛えなきゃなぁ……よし、それでは曜ちゃんのターン、参ります!」
果南「CDTVでもバッチリアップで抜かれてたしね!」
曜「えへ〜///」
曜「じゃ、行くでありますよ!」
曜「よーい……ヨーソロー!」ポイッ
コロコロ……
>>104 即興でプレゼントを買って交換する
千歌「あ、初めてみんなでやってる意味のある罰ゲームだ!」
果南「罰ゲームなのかなん?」
梨子「物によっては……?」
善子「誰もふざけなかったら、ね」チラッ
千歌「?」
善子「あなた絶対ふざけるでしょう?」
千歌「ふざけないよ!」
善子「絶対自分の新作ゲームとか渡すでしょ」
千歌「渡さないよ!」
曜「まあまあ、とりあえずみんな一回買いに行ってみようよ! またあとで集合で!」
みんな『はーい』 ・・・
果南「みんな買ってきたかなん?」
みんな『はーい』
果南「それじゃあ……今回は時計回りでそれぞれ交換しようか。歌に合わせて回すのもめんどくさいし」
千歌「おっけー! じゃあ私は果南ちゃんにプレゼントだね」
果南「ん!」
善子「ふざけてないでしょうね……」
千歌「ふふん! 聞いて驚け私から果南ちゃんへのプレゼントは〜」
千歌「>>109!」 千歌「カイコガ10匹!」
善子「ほらふざけてるじゃないの!!」
千歌「なんでさ! 高級絹糸製造機だよカイコガ!!」
善子「カイコガって人間が世話しすぎたせいで単体じゃ生きていけないらしいわよ」
千歌「!!????」
果南「んー……この子たちはカイコガの養殖? ……なんか育ててる人に寄付かなあ」
千歌「そんなー……」
果南「私が育てていいものじゃなさそうだしね」
梨子「……よく見ると可愛いかも」
千歌「さわる?」
梨子「そ、それはいらない……」
千歌「むう」 果南「よーしきみたち! あとでちゃんと養蚕農家のおうちに持ってってあげるからね!」
曜「心当たりがあるの?」
果南「ないけど、ダイヤに聞けば色々手回ししてくれるでしょ」
曜「なるほど……」
果南「んじゃ、次は私が梨子にプレゼントだね」
梨子「は、はい」
果南「私のはまともだから安心してよ」
梨子「……はい」
果南「あはは、デコピンのせいか、怯えられてるな〜」
千歌「あたりまえなのだ」
果南「とりあえず。はい、受け取って!」
梨子「あ、ありがとうございます……ええと、これは?」
果南「私から梨子へのプレゼント……それは」
果南「>>114!」 果南「お菓子詰め合わせ!」
梨子「お菓子!」
果南「そ! クッキーとかだけどね」
梨子「う、うぅぅっ……か、かなん、さん……っ」ギュウッ
果南「おっと……どした?」
梨子「ありがとう、ありがとうございます……っ」ムギュー
果南「よしよし、私はふざけないって〜」
千歌「私がふざけてるみたいじゃん!」ε٩(。•ˇ₃ˇ•。)۶з
曜「ふざけてるんだってば」 梨子→善子
梨子「それじゃあ、次は私からよっちゃんへ……だね」
善子「さあリリー、この我に供物を捧げたまえっ!」
梨子「もう、供物なんかじゃありませんっ! プレゼントだよ!」
善子「は、はい……ごめんなさい」
善子「ではいただきます!」
梨子「はいっ」
果南「梨子は何を用意したのかなん?」
梨子「はい、私がよっちゃんに贈るプレゼントは〜……」
>>119 梨子「五線譜ノートですっ!」
善子「五線譜!」
果南「ノート?」
曜「作曲に使うやつだよ! それに音符を書き込んで曲にするんだ」
果南「へー」
千歌「いつも梨子ちゃんが使ってるやつだね!」
梨子「うん! これでよっちゃんにも作曲やってみてほしいなって」
善子「作曲……私が?」
梨子「うん……その、いつか、自分のソロ曲を歌うことになったら……使ってほしいな」
善子「……」
善子「ソロ曲は……そうね! この私、堕天使ヨハネと人間態の津島善子をテーマに作るわ!」
千歌「なんかもう決まってる!?」 善子→曜
善子「では私は曜センパイへプレゼントよ!」
曜「ヨーソロー!」
曜「何をくれるのかな? ふざけた?」
善子「ふざけてないから!」
曜「ほんとかなー」
善子「ほんとだから!」
善子「ほら、センパイ! ヨハネからのプレゼントよっ」
曜「ありがと!!」
善子「ったく……」 千歌「おっきい箱!」
曜「ねー! ……それで、中身は?」
善子「気になる? 気になっちゃう?」
曜「うんうん!」
善子「ふっふっふ! センパイへのプレゼントは……」
善子「>>126!」 レトルトの親子丼を箱一杯に作ってくるとは…新手の嫌がらせだな… 善子「レトルトの親子丼1箱よ!」
曜「おお! 私のお昼ご飯だ!」
曜「ってふざけてるじゃん!」
善子「いや……うん、ルンバとかリーダーのテラ寝そとか考えたけどすぐ用意できなくって……」
曜「親子丼……でも好きだからいっか! ありがとう善子ちゃん!」
善子「ヨハネよ! ……またちゃんとテラ寝そプレゼントするわね」
曜「楽しみにしてるねっ」 曜「よし、これは休みの日に1個ずつ食べよう」
善子「本当にごめんなさい……」
曜「いいのいいの!」
曜→千歌
曜「最後は私が千歌ちゃんにプレゼントだね!」
千歌「待ってました!」
果南「曜が千歌に……何かなん?」
梨子「お揃いのパジャマとか」
善子「みかんね」
果南「どっちもありそー」
曜「よ、予想はダメだよ! 面白みがなくなるから!」
果南「あはは、はいはい〜」
曜「はい千歌ちゃんプレゼント!」
千歌「ありがとう! 中身は中身は〜」
曜「中身は……」
曜「>>133!」 曜「めっちゃ可愛いデコレーションのみかんケーキ!」
千歌「曜ちゃん結婚して!!」ガバッ
曜「ふぇえっ!!?///」
千歌「みかんやったーー!」
果南「どれだけみかん食べるのさ……」
千歌「みんなで食べよう! いい、曜ちゃん!?」
曜「もちろん! みんなで!」
みんな(善子以外)『やったー!』
善子「えー……」 ・・・
みんな『ごちそうさまでしたー!』
善子「けぷっ……」←結局食べた
曜「食べれたね?」
善子「まあ……美味しかったわよ? 嫌いだけど食べれないわけじゃないし」
曜「うんうん♪」
千歌「さてさて一周したね! やっぱりみんなでやると時間かかるな〜」
千歌「でも梨子ちゃん一人が苦しまずに済んでるよね!」
梨子「え?」
千歌「ね?」
梨子「えっ……」
千歌「ね??」
梨子「……はい」
善子「リリー……よしよし」
梨子「ぐすん……」
果南「梨子のこといじめんなー!」
曜「そーだそーだ!」
千歌「いじめてないよーだ! 私のターン行っちゃうぞ!」
千歌「それっ!」ポイッ
コロコロ……
>>137 みんなで喜子ちゃんの家までマラソン
しばらく喜子ちゃんちですごろくをやる すごろくシリーズって鞠莉ダイルビ花丸があんまり出ないよね
特に花丸 >>134
買う時点では誰に渡すとか決まってなかったのにみかんケーキ買うあたり善子への憎悪が見え隠れしてる 千歌「リレー小説だって!」
梨子「わあ、楽しそう……かも」
善子「これもみんなでやる意味のある罰ゲームね。平和なのはいいけど、今までの惨状に慣れてしまうと物足りない気も」
梨子「よっちゃん?」ギシッ
善子「いやー平和っていいわ!」
千歌「曜ちゃんも果南ちゃんもがんばろ……えっ」
ようかな『』
梨子「し、しんでる……!」
善子「いやいや死んでないからっ!」
善子「これはもしかして、センパイたち……」
果南「……曜、小説とか書ける? 話考えたり」
曜「……うふふ、遅刻魔で走りたがりでスポーツのことしか頭にない私にそんな賢いオーラ満々のことができるとでも?」
果南「……私も同じ感じ」
曜「……」
ようかな『私たち帰るね!』
千歌「罰ゲームは絶対だよ!!!」
ようかな『だって〜! でも〜!』
千歌「だってもでももないよ! 頑張るの、みんなでっ」
千歌「とりあえず話のテーマを決めようよ! これは適当に……そうだなぁ」
千歌「テーマは>>160にしよう!!」 千歌「じゃあテーマはラブ、愛だよ!」
よしりこ『おぉ〜!!』
ようかな『えぇえ〜!!?」
曜「そんなの私達から一番遠いじゃん!」
果南「誰も彼氏持ちいないじゃん!」
梨子「少女漫画読めばわかりますよ!」
善子「そうよギャルゲーやれば分かるわよ!」
曜「やらないし読まないし!」
果南「ブルマがビルスに叩かれて怒るベジータの感情を考えれば……あれはラブ……」
梨子「ドラゴンボールから恋愛を勉強するのは無理がありすぎると思います……」
千歌「とにかくこれをテーマにみんなで書いてみよう!」
千歌「順番は……んー」
善子→曜→果南→梨子→千歌
千歌「これで! 善子ちゃんが土台を作って、曜ちゃんが展開、梨子ちゃんが軌道修正しつつ果南ちゃんが盛り上がりを作って私が軌道修正しながらいい感じに着地させるよ!」
曜「いやあすみません……」
果南「足手まといになっちゃって……」
千歌「普通にやれば大丈夫だよ? ももたろうみたいに」
梨子「せめて泊進ノ介とバディを組む詩島霧子のゆっくり時間をかけて相棒として成長しながら意識していく展開を」
善子「仮面ライダーから恋愛を学ぶのも若干無理があるからね、リリー」 千歌「というわけで書いてみるからまた明日!」
千歌「ごめんねちょっと進めるだけになっちゃって……明日はちゃんとやります!!」
千歌「おやすみなさん!」 でも最近のライダーは恋愛成就して誰かが所帯持ちになってるの多かったりして そういえばオーズの比奈とアンクに恋愛感情があったっていう説を聞いてへーってなったなぁ ・・・
千歌「お待たせしました!!」
果南「はい……」
善子「ええ!」
曜「……///」
梨子「……///」
千歌「なに照れてんの二人とも」
ようりこ『わかってるくせに!!!』
果南「?」
善子「わたしと果南センパイの後になにがあったのかしら……」
果南「きっと物語が急展開を迎えたんだよ多分」
千歌「とりあえず一人ずつ紹介していこうか」
善子「にしても、すごろくらしくないわね」
果南「こういうのもありじゃないかなん? 平和で楽しいし」
善子「……まあ、ね」 ────私は、この気持ち、この感情を理解すべきではなかった。
これは誰にも知られてはいけない気持ち。誰からも許されてはいけない感情。
古来、ゾロアスター教においては最高の美徳とされたこの感情は、現代では宗教上かつ倫理上で最大の禁忌として扱われ、創作の中で時々見かけることがあるのみ。
当然、私が知らないだけで────この広い世界のどこかでは、この感情を是とし、手を取り合っている者もいるかもしれない。
そして、わたしも。
もし、許されるのならば────どうか、そのように。
……なんて、許されるわけないのにね。
インセスト・タブー。
わたしは、姉を愛している。 ・・・
その肌は、あらゆる物を反射し輝いているかのように白く。
その髪は、万象一切を飲み込んでしまいそうなほどに黒く。
双子の姉はその美しい容姿から、気高い性格から、誰からも愛され、誰からも敬われる女神のような存在だ。
その全てがわたしとは違う。
わたしは姉ほどの気高き性格でもなければ、忍耐力もないし、美しい容姿もない。
姉は1年生の頃から生徒会役員として立候補し、2年生になった今では生徒会長として生徒たちの頂点に立っている。
そのおこぼれで副会長の席に座らせてもらっているわたしとは、何もかもが違う。
同じ姉妹であるはずなのに、髪色から性格から心の在り方から、何から何まで違う。
友人からも全く似ていないと言われ。
教師からはなぜお前が生徒会副会長なのかと言われ。
姉と二人で歩いていても、わたしは誰からも見向きはされない。
いつも姉が誰からの目を奪い、誰からの愛をも独り占め。
わたしの姉は生まれるとき、きっと神様が配分する要素を間違えてしまったのだ。
わたしと半分こするはずだった性格、容姿────ありとあらゆる要素のほとんどを姉に分配してしまったのだ。
だからわたしは、その残り。
姉に注ぎ切れなかった残りカス。
そんなわたしを、一体誰が愛するというのだろう。
人から愛される要素をすべて姉に捧げた、残りカスのようなわたしが。
けれど、そんな姉が羨ましいとは思わない。なぜならわたしも、姉に愛を捧げるひとりだから。
わたしは姉を見ているだけで幸せだった。
姉が人から愛を捧げられるのは嬉しくはないけれど、姉がもてはやされ、人々から羨望の眼差しを浴びているだけで幸福だった。
自慢の姉。
わたしの宝物。
そんな姉のそばに居られるなら、見ていられるなら。
わたしは、満足──── 「帰りましょうか」
生徒会の仕事を終え、書類を整理しながら姉が言った。
「あ、うん……姉さん」
姉はすでに終わっていたけれど、わたしの仕事が遅かったため、明日の分もこなしながら待ってくれていたのだ。
こんなわたしのために、いつも姉は待っていてくれる。申し訳なくも思うけど、独り占めできているみたいで、とても嬉しかった。
わたしもすぐに書類を片付け、姉に続いて生徒会室を後にする。
校門を出る頃には18時を少し過ぎていて、校庭で走っていた運動部も片付けを始めていた。 「姉さん」
「なに?」
「今日の晩御飯、なにかな」
「そうね……今日は暑いし、素麺とか食べたい気分かも」
「あ、いいね。お母さんにお願いしてみよっか」
こんな風に雑談しながら家に帰る。
姉さんとゆっくりした時間を過ごすのはとっても楽しい。誰にも邪魔をされないで、二人きり。
優しい姉さん。
すごく可愛くてすごく優しくてすごく頭のいい姉さん。
それと歩く、ブサイクで可愛くないおバカなわたし。
きっと姉さんは優しいからわたしと一緒にいてくれるんだ。
優しいから、わたしのことを放っておけないんだ。
わたしにとって都合がいいから、甘えてる。
そしたらずっと一緒にいられるから。
結局今日の夕飯は焼き魚とお味噌汁だった。
「そうめん食べたかったね」って姉さんに言うと。
「そうだね」って返してくれた。
可愛かった。 夕食を終えたわたし達は部屋に行って……姉さんはお勉強で、わたしは宿題。
姉さんは宿題は学校で全て終わらせてしまうから、おうちではそれ以外の勉強をしている。
姉さんはいつも学年1位で、わたしは学年で中の方……を維持するのがやっと。
たくさんお勉強見てもらってるのに、やっぱり姉さんとわたしはこんなにも違う。
姉さんはわたしの勉強を毎日見てくれて、さらに自分のお勉強もしてるのに絶対に1位。
全部の科目で1位……多分学校始まって以来の快挙なんじゃないかな。
すごい、すごいよね。
さすがわたしの姉さん、わたしの、大好きな姉さん。
「どう?」
「わっ」
唐突に話しかけられたからびっくりしちゃった。
「なにを驚いてるのよ。宿題、わからないところはある?」
「あ、えっと……」
言いながら姉さんはわたしの隣に立って、ノートを覗いてくる。
姉さんが長い黒髪をかき上げると、ふわりといい香りが漂ってくる。
甘くて優しい、姉さんの香り。
同じシャンプー、リンスを使ってるはずなのに……どうしてこんなに香りが違うのだろう。
わたしの香りは不快じゃないだろうか? 同じシャンプーとリンスを使っているはずだから大丈夫だとは思うけれど…… ……というか、こんなに姉さんの顔が近くにあると、さすがに恥ずかしくなってしまう。
ほんのりピンクの頰。
ぷくりと膨らんだ綺麗な口唇。
ツンと筋の通った綺麗な鼻。
……いま、姉さんにキスをしたらどうなるんだろう。
驚く……だろうか。
姉さんの、やわらかそうな口唇。
指で触れたら、確かな弾力で跳ね返してきそうなくらい、ぷるっとしていて。
見ているだけで……ドキドキしてしまう。
姉さん……わたし、姉さんが好きなんだよ?
こんなに、ドキドキしてる……伝わらない、かな。
もう、心臓がうるさいくらいなんだよ?
ドキドキ、ドキドキ……って、いっぱいいっぱい。
宿題のことなんて、頭に入んないよ……姉さん、姉さん……♡
「……ちょっと聞いてるの?
「は、っ……あ、ぇ……?」
声をかけられて、入り込んでいた気持ちが一瞬で引き戻された。
まずい、話を聞いてなかったのがばれてしまう。
「なにをボーッとしてるの? 宿題、早く終わらせないとお風呂に入れないでしょ」
「う、うん……ごめん姉さん。もう一回お願い」
「うん。だからね、ここは……」 ・・・
「ふぅ…………」
ちゃぷんと、熱いお湯に肩まで浸かる。
じわりと熱が身体に染み渡って、今日一日蓄積された疲労が解放されていくような気持ちになる。
「今日も疲れたね、姉さん」
「そうね……」
姉さんと向かい合わせに、湯船に座る。
姉さんは髪が濡れないようにタオルで頭の上に留めていて。
ふと、横を向いた時に見えるうなじが……とても綺麗で。
また、わたしの胸がドキドキしてしまう。
「……姉さん、こっちに来て?」
「え?」
「いいからいいから」
そう言うと、「どうしたのよ……」と言いながら姉さんはわたしにもたれかかるように背を預けてくれた。
わたしは膝を立ててその間に姉さんを座らせ、後ろからぎゅうっと抱きしめた。
身体が密着する。
心臓のドキドキが、どんどん強くなる。
わたしの小さな胸から、姉さんの背中へ……伝わっているのかな。
このドキドキは、姉さんに伝わっているのかな……?
……なんて、考えていると。
「あなた、ほんとに胸ないわね。
姉さんがそんなひどいことを言い出した。 「た、確かに姉さんと比べたら無いけど……」
姉さんだって胸はかなり大きいというわけではない。だが小さいわけということでもなく、つまりは適正なサイズなのである。
手のひらで包むと少しはみ出すくらいの大きさ。下品にならないギリギリというか……って、何を言ってるんだろうわたし。
無意識に姉さんの胸に触ろうと持ち上げかけていた手を急いで引っ込めた。
「ふふ、どうしたの? 触らないの?」
「さ、触らないよっ」
「触ってもいいよ? ほら」
「触らないったら……もう」
姉さんは時々こんなふうにわたしをいじめてくる。胸が小さいこととか背が小さいこととか、女の子として気にしている部分を、的確に。
「誰か彼氏でも見つけて揉んでもらえば?」
「いらないよそんなの」
だって姉さん以外の人に興味ないもの。姉さん以外の人に触れられたくないもの。
……まあ姉さんにも揉まれたことはないけど。
「それと違ってわたしのは天然ものだから。誰かに揉んでもらう必要なんてないわ」
「……むう」
いったい誰のおかげで胸が大きくなったと思って……もう。
それに、別にわざわざ許可を取って触る必要ないですし。
「同じ双子なのにどうしてこんなに違うのかしら」
「二卵性だから、でしょ?」
「わかってるわよ。わたしとあなたは全て違う。わかってることよ」
「……どうしたの?」
「別に、大した意味はないわ」
「? そっか」 ・・・
わたしは違ってて、良かったと思う。
だって全部同じだったら、姉さんを好きになっていなかったかもしれない。
わたし姉さんはこんなにもすごいんだぞ……と、周りに誇れることもなかったかもしれない。
だって姉さんと同じということは、わたしも姉さんと同じくらいすごいってことになってしまうのだから、誇れなくなってしまう。
「……姉さん」
「……zzz」
隣で眠る姉さん。
わたしたちは小さな頃から同じ部屋で、ベッドも同じだからずっと一緒。
お風呂も一緒に入るし、登下校も一緒だ。
とにかく何をするにも必ず姉さんが隣にいる。姉さんを病的に心酔してる変な人たちから腰巾着とか邪魔者とか言われたこともあるけど……ざまあみろ、だ。
だって……こんなに可愛い姉さんの寝顔を独占できるんだもの。 「……好きだよ姉さん」
小声でつぶやきながら、姉さんの頬を撫でる。もちろん熟睡しているのは確認済みだ。
つんつん。ぷにぷに
「んぅ……zzz」
ふふ、よく寝てるね。
「……今夜も始めるね、姉さん」
姉さんのパジャマをゆっくりと外すと……大きな胸があらわになる。
姉さんは下着をつけずに寝るタイプなようで、パジャマの時点で綺麗な乳首が浮いているのだけど……やっぱり、直視すると恥ずかしくなってしまう。
でも、寝てるなら……♡
わたしは形の整ったふたつの乳房に、ゆっくりと両手を添える。
ふにゅ、としか形容できない触り心地がわたしの手のひらに伝わる。
姉さんの乳房が、手の動きに合わせて形を変える。
姉さん、気づいている? 私がこうやって、毎晩……小さな頃からずっと、揉んでいること。
だから姉さんの胸は大きくて、大きくて……形も綺麗なの。
誰にも触らせない。
姉さんの乳房も、乳首も……寝汗で髪が張り付いたうなじも。
そして、この口唇も……♡
姉さん。姉さん。姉さん。
愛してる。愛してる。愛してる。
気づいて欲しい。でも気づかないで。
誠実な姉さんがそれを知ったら、きっと私を拒絶してしまう。
だから、絶対に気づかないで。
姉さんは知らないまま、ずっと私だけに愛されていて。 「おはよう」
「うん。おはよう姉さん」
朝がきた。
清々しい、とっても清々しい朝。
姉さんはとっくに眼を覚ましていて、寝ぼけ眼のわたしとは大違い。
可愛いなあ姉さん。
……おっと、あんまりゆっくりしていられない。今日も学校だ。
「姉さん」
「なに?」
「今日の朝ごはん、なにかな」
「そうね……今朝はお豆腐が食べたいかも」
「あ、いいね。暑くなってきたし、ひんやり冷たい冷奴だね」
こんな雑談をしながらリビングに降りていく。
ご飯を食べて、用意をして、学校に出発。
「今日もお昼、生徒会室で食べるでしょ?」
「うん」
わたしと姉さんはなにをするにも一緒。
ずっとずっと、わたしだけの姉さん。
わたしの好きって気持ち、これからも気づかないでね。
わたしからのお願いであります! そう、気づかれてはいけない。
気づかれたらきっと、わたしは拒絶されてしまう。だからこの愛は隠し続けなくてはいけない。
大丈夫、大丈夫。だってわたしは生まれたときから愛しているから。
もう18年も愛し続けているのだから、これから先も、きっと気づかれることはない。
「……可愛い、愛しているわ」
わたしは隣で眠る妹の顔を撫でながら、愛の言葉を口にする。
面と向かって言えたなら、どれだけいいだろう。受け入れてくれたなら、どれだけ救われるだろう。
けれどわたしの愛は禁断の愛。友人にも家族にも知られてはいけない、全てから拒絶される禁忌の気持ち。
「はあ……ふふ、今日も気持ちよくさせてあげるからね」
妹が眠るのはいつもわたしより遅いから、わたしは朝方に、妹よりも先に起きる。
そしてよく眠る妹の身体を愛してあげる。
この子は眠ると簡単には起きないから、パジャマを脱がせても、下着を外しても。
「ん、ちゅ……」
こんな風に、全身に舌を這わせても。
眼を覚ますことはない。
「ねえ、どう? 気持ちいい?」
わたしの問いかけに、妹は何も答えない。 言葉での返事はない代わりに、
「ぅ、んっ……ふう、っ……」
乱れた吐息でわたしに応えてくれる。それがたまらなく可愛くて、愛おしくて……だからわたしも、つい気持ちが入ってしまう。
小さな乳房に指を這わせ。
口唇と口唇を重ね。
下腹部の濡れそぼったトコロも────ふふ、これ以上は内緒♡
ああ、可愛い妹。
どうしてわたしとあなたは双子なのに、全然似ていないのかしら?
だけどそんなところも愛おしい。
だって全く同じならつまらないもの。違うからこそ、愛おしさに拍車がかかる。
あなたの小さな胸、軽くウェーブのかかった髪、声、わたしを見る眼差し。
わたしと全てが違うあなたの全てを愛している。
彼氏なんて、作ってはダメよ? あなたはお姉ちゃんのものなんだから♡
わたしだってそんなものは作らないわよ? だってあなたがいるんだから。
ふふ、うふふ……愛しい、愛しい妹。
朝までまだ時間がある────もっともっと気持ちよくさせてあげる。もっともっと愛してあげる。
だから、わたしからのお願い。
わたしの気持ちに気づかないで。
わたしに愛を捧げさせて。
わたしを拒絶しないで。 ・・・
善子「な、なななななな……っ///」
果南「う、うそでしょ……///」
曜「くぅぅっ……///」
梨子「っ……///」
千歌「はい! というわけでリレー小説でした! 色々ツッコミどころあるよね!」
千歌「まず善子ちゃん!」
善子「は、はい!?」
千歌「厨二感溢れる地の文でした! ゾロアスターってなに?ポケモン?」
善子「違うわい! 古代の宗教よ古代の宗教!」
善子「善の神と悪の神がいて、この世で起こる全ての悪いことは悪の神の仕業だよ!って宗教」
果南「難しいよそれ」
善子「ぐぬぬぬ……」
善子「というかそれよりそこ!リリーとリーダーよ!
梨子「……はい」
千歌「へ?」
善子「なにあのエロ小説!? わたしが土台作ったのに!」
梨子「気分が乗ってしまって……」
千歌「梨子ちゃんがあんなの書くから……」
善子「人のせいにするなー!」
梨子「うぅぅぅぅ……///」シャカシャカシャカシャカシャカシャカ
善子「ボトル振って誤魔化さないで!」
梨子「だ、だって姉妹の愛だもん!どうしたらいいのかわかんなくって……少女漫画読んで勉強したんです……」
千歌「わたしも!」
善子「ばっっっかもーん!」
ちかりこ『ごめんなさ〜〜い!!』 善子「それとセンパイたち」
ようかな『?』
善子「適当すぎ」
果南「いや無理だよあんなのー! しかもわたしのとか善子の難しい言葉ばっかでよく分かんないし!」
果南「とりあえず帰る流れだったからそのまま帰らせただけだし!」
善子「むう……ま、まあ果南センパイは仕方ないかもしれない……わね」
曜「わ、私はほら! 梨子ちゃんがその、えっちぃやつ書くから……///」
善子「……むむむ」
曜「あ、あんなのって……は、初めて、見るから……///」
善子「……うぶ、だと……?」
曜「少女漫画とか読まないもん……ドラゴンボールとかナルトとかだもん」
果南「私も」
曜「ねー」
梨子「……///」シャカシャカシャカ←急に自分が汚れてるように感じ始めた
千歌「むー……でもおっぱい触るくらいはいいじゃん! みんな泊まりにきたら私こっそり触ってるよ?」
みんな『えっ……』
千歌「嘘だよ」
みんな『ほっ……』 善子「……と、ともかくこれで私たちのリレー小説はおしまい」
千歌「頑張ったってことでどうか許してください!」
梨子「エロティックにしちゃってごめんなさーーい!///」
曜「許してしんぜよう!」
果南「仕方あるまーい!」
ちかりこ『ははーっ』←土下座
・・・
千歌「さて、リレー小説の罰ゲームは終わり」
千歌「次の人!」
果南「私かなん?」
曜「がんばってー……」
梨子「ください……///」
果南「よっし! エロ梨子とエロ千歌の汚名は私が払ってみせよう!」
ちかりこ『もーーーー!!!』
果南「ふふふ、んじゃあいくよ!」
果南「それっ!」ポイッ
コロコロ……
>>200 ダイヤの物真似をして、審査員ルビィに採点してもらう。1位にはプリン、2位以下にはルビィによる電気アンマ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています