【SS】続・矢澤にこ「感じるVR風俗……?」
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上原「店長、お茶どうぞ。きょうは暑いので冷茶にしました」
桜内「あら、悪いわね。気を使わせて」
上原「いいんです。お客様も――」
善子「私は結構よ。堕天使は冷えた緑茶は飲まないの」
善子「イメージがあるから」
上原「はあ」 かすみ「おや、歩夢ちゃんが店長室からお盆持って出てきますよ」
かすみ「歩夢ちゃん、なんですかなんですか? お茶出しなんかして点数かせぎですか?」
歩夢「かすみちゃん。そりゃそうだけど」
歩夢「店長のところに来てるお客さん、変わってるね、あの人アタマ湧いてんの?」 かすみ「あのひとは、堕天使ヨハネさんというひとで、近所で占い師をやってるひとです」
かすみ「なんでも、店長の静岡県時代のお知り合いみたいですよ」
歩夢「ふーん、それならあのキャラも納得できるなあ」
歩夢「夏でも厚手のゴシックドレスなんか着て。キャラ作りに命懸けてて感心するよ」 かすみ「日中は暇なのかよく来ているみたいですね」
かすみ「店長とおしゃべりして紅茶飲んで帰って行きます」
歩夢「いつもどんな話してるの」
かすみ「まあ、普通の世間話してるみたいですよ」 善子「それでさー、最近店の前に変なキリスト教徒が来てこまってるのよ」
善子「信徒大勢連れてきて、「悪魔は出て行け」とかシュプレヒコールあげていくの」
桜内「ああ、その人うちにも来たかも」
善子「リリーのところにも?」
桜内「まあね、即お引取り願ったけど」 桜内「よっちゃんは店名に『堕天使』とか挿れてるんだもん、格好のターゲットだね」
善子「毎日毎日来られるからうんざりよ。あいつら暇なの?」
桜内「暇なんでしょ」
善子「そうそう、きょうはその件で気になることがあって?」
桜内「どんなこと?」 善子「その教団のなかに知った顔がいたの」
善子「内浦のひとよ、確か」
桜内「えっ嘘!? 誰!?」
善子「それがねー。喉まで出かかってるんだけど、名前が出てこない」 桜内「外見は? どんな感じ?」
善子「髪型はショートカットで……そんな感じ」
桜内「それだけじゃ全然わからないんですけど」
善子「私にとってはさほど重要人物じゃなかったようね」
善子「まあ、思い出したら教えるわ」 桜内「もう、そんな半端にネタ出しされても気になるだけじゃない」
善子「もうひとつ、大きな話題があるわ」
桜内「それも消化不良な話題じゃないでしょうね?」
善子「今度こそビックニュースよ。リリーったら、腰を抜かすわよ」
桜内「本当〜!?」 善子「うちの店の向かいに、新しい風俗店がオープンするの」
桜内「ふーん」
善子「『感じるVR風俗』を謳っているわ」
桜内「…………」
善子「どう!? びっくりした!?」
桜内「それって……うちのライバル店ってこと?」 善子「うん、そうなるんじゃない?」
桜内「いつオープンするか知ってる?」
善子「もうしてるわよ。三日前だったかしら」
桜内「早く教えなさいよ!!! 昨日もおとといも来てるでしょあんた!!!」
善子「そ、そんな怒らないでよ〜〜」 桜内「こうしちゃいられないわ」
桜内「早速敵情視察に行ってきます!」
桜内、脱兎のごとく部屋を飛び出していく
――
善子「……じゃあ、私もお暇しようかしら」
かすみ「あの〜堕天使ヨハネさん?」 善子「あら?」
善子「この堕天使ヨハネになにか用?」
善子「ひょっとしてあなたもリトルデーモ……」
かすみ「結構です。ていうか」
かすみ「ヨハネさんのお友だちという方が訪ねて来られているんですが」
善子「へ!? 私の?」 善子(いやな予感がする……)
善子「あの、かすみさんだっけ?」
かすみ「はい。かすみんといいます」
善子「悪いんだけど、ヨハネはいないと伝えてくれない?」
善子「それからもう少し部屋に避難させて……」 かすみ「あの、ヨハネさん?」
かすみ「申し訳ないんだけど、それはできないんです」
善子「なんでよぉ!?」
かすみ「だってそれは……」
花丸「それは……もうこの部屋に足を踏み入れているからずら」
善子「きゃあああああ!!!」 花丸「それじゃあ、お邪魔しましたずら〜」
善子「うえーん。見逃してよ〜」
歩夢(あ、首根っこつかまれて引きずられている)
花丸「ところで梨子ちゃんは留守ずら?」
かすみ「は、はい。いまなにか飛び出していきました」 花丸「そっかー。ざんねんずら」
歩夢(ヨハネさんのお友達ってことは、この人も店長のお友達ってことになるんだね)
歩夢「あの、もしよかったらお尋ねしたことを伝えますが」
花丸「お、気が利くずら」
花丸「シャイニーファイナンスの国木田が来たと伝えてほしいずら」 園田「いやー楽しみですね。オープンまもない風俗にいくのは無上の喜びです」
にこ「ったく、あんたは風俗と聞けば行かずにはいられないんだから」
園田「もちろんです。VR風俗は界隈に一店しかありませんからね。こうして店が増えるのはうれしいことです」
園田「お、お客さんが列を作ってますよ。あそこでしょうか」 にこ「モダンな感じの店構えね」
園田「オンボロの桜内店とは天と地の差ですね」
園田「犬小屋とモダンハウスぐらいの差です」
にこ「店員が出てきてビラと風船配ってるわよ」
園田「オープン記念のサービスってやつでしょうか」
園田「大々的ですね。いろいろな面で桜内店は敗北していますよ」 にこ「あ、あそこにいるの」
園田「店長ですね。バレバレな位置から偵察しているようですよ」
桜内「うー。お金かかってる〜。くやしい〜」
桜内「ただでさえ借金地獄なのにここにお客さん取られたら大変よ」ブツブツ
園田「店長店長! スパイ行為ですか?」
桜内「きゃあ!」 にこ「もう、びっくりさせるもんじゃないわよ」
園田「すみません、スパイを邪魔してしまって」
桜内「園田さん、声がでかい!」
桜内「まあ、実際そういうところなんですけど……」 にこ「普通に入ればいいじゃない」
にこ「ライバル店のサービスを確認するなんて客商売の基本でしょ」
園田「そうですよ。そんなにコソコソしてたら怪しいですよ」
桜内「園田さん、声がでかい!」
桜内「そうしたいところはやまやまなんですけど……」
にこ「けど……?」 桜内「店頭に思いっきり知った顔がいるんです……」
ダイヤ「いらっしゃいませ、いらっしゃいませですわ〜」
ルビィ「あ、新しい風俗店で〜す……」
ダイヤ「あらそこのお姉さま、どうです一本抜かれていきません?」
綺羅「ふうん。いいわねえ」
ダイヤ「一名様ご案内ですわ〜」 にこ「なるほどね」
にこ「じゃあ、私達と一緒にくる? どさくさでごまかせるかもしれないわよ」
桜内「それでも不安で……」
園田「じゃあ私が常時持っているトレンチコートとマスクとサングラスをお貸ししましょうか?」
にこ(なんで常時持っているのかしら?) ダイヤ「いらっしゃいませですわ〜」
ダイヤ「!?」
梨子(ひっ!?)
ダイヤ「あなた……」
梨子(バレた……!?) ダイヤ「μ'sの矢澤にこさまでは!!!???」
にこ「えっ」
ルビィ「そっちは園田海未さん!」
梨子(そういえば、この二人μ'sだったのね……)
梨子(ダイヤさんとルビィちゃんが見逃すはずないか……) ダイヤ「奇跡ですわ〜」
ダイヤ「もう列なんか無視してなかへどうぞですわ」
にこ「そんなの悪いわよ」
園田「やったあ。うれしいです」
ダイヤ「お連れの方も……?」 ダイヤ「………」
梨子「うわ、めっちゃ見られてる〜」
ダイヤ(なーんか、見覚えがありますわ)
ダイヤ(もしかして、この方もμ'sですの?)
ダイヤ(うーん) にこ「早く案内してくれるかしら?」
ルビィ「お姉ちゃん……?」
ダイヤ「はっ」
ダイヤ「失礼しました。こちらへどうぞ〜」
綺羅「ちょっとまってよ。こっちは並んでるのに〜」 ダイヤ「三名様、それぞれスタッフが個室までご案内します」
ダイヤ「お連れのかたは……店長が対応しますわ」
ルビィ「園田……様はこちらへ……」
梨子(店長……ということは、この二人は少なくとも従業員だったのね)
梨子(同種の店をぶつけてくる大胆不敵な人物……この店の店長とはいったい何者かしら?) ダイヤ「店長がくるまでしばしお待ちくださいませ」
梨子(う……待合室もおしゃれな感じ……)
梨子(うちも雑誌くらいおこうかしら…?)
店長「おまたせしたわね」
店長「こんにちわ。店長の綾瀬よ」 梨子(う……なかなかオーラのある……)
梨子(って、この人もμ's!)
梨子(ダイヤさんの信仰対象じゃない。それならここにいるのも納得ね)
絢瀬「店内は広いから迷子にならないようにね」 絢瀬「奥の突き当りの部屋よ」
梨子(あれ、なんだろう…?)
梨子(この「特別ルーム」って部屋、金張りでやけに豪華な扉ね)
絢瀬「そこはVIP専用なの。申し訳ないけど、お客さんをいま案内することはできないわ」 梨子(特別ルーム……そこではやっぱりかなりエッチなサービスが……?)
絢瀬(ニヤッ)
梨子(ふ、不敵な笑みっ!)
絢瀬「さ、部屋についたわよ。どうぞ入って」
梨子「はい」 梨子(部屋の中央にあるのは、マッサージチェアーを思わせる大きな筐体……)
梨子(パーマネントみたいに上から下がってる金魚鉢みたいなのは、きっとヘッドギアね)
絢瀬「さあ、腰掛けてちょうだい」
絢瀬「もちろん服を脱いでね」 梨子(絢瀬店長美人ね。美人の前で脱ぐのは興奮する……)
梨子「脱ぎました」
絢瀬「じゃあ、椅子に座ってちょうだい」 梨子(椅子には手すりと足置きがついてて、)
梨子(それぞれに両手両足がすっぽり覆われるカバーがついている)
梨子(そして……あっ……)
梨子(肌に触れる部分はすべて吸着素材でできていて……これだけで気持ちいい……) 梨子「はぁ……はぁ……」
絢瀬「じゃあ、ヘッドギアを下ろすわよ」
ウイーンと音を立ててヘッドギアが梨子の頭を覆う
絢瀬「さあ……スイッチをいれるわ」 梨子「!!!???」
梨子(場面が変わった……ここは?)
千歌「あれえ? どうしたの、梨子ちゃん?」
梨子(千歌ちゃん!?)
梨子「ここは……浦の星女学院?」 梨子「――の、スクールアイドル部の部室???」
曜「なんかボーッとしてるけど、大丈夫梨子ちゃん?」
梨子「曜ちゃんまで???」
千歌「それよりさ、続きしようよ」
曜「そうだね」
梨子「続きって?」 千歌「決まってるじゃない。エッチの続き……」
梨子「えっ……」
千歌「ああ、曜ちゃんキス……れろっれろっ」
曜「ちゅっ……ずちゅっ……はぁはぁ」 梨子(すごい淫靡な光景……)
梨子(このVR世界……きっと利用者の思考をAIが読み取って、性癖にそった世界を再現する仕組みね)
梨子(ここまでドンピシャな性癖を当てられるなんて……うちのマシンじゃ勝てっこないわ……)
梨子(でもまあ今は……ようちかりこを堪能しますかwww)
梨子、ルパンダイブでようちかに飛びつく 千歌「ねぇ……梨子ちゃぁ〜ん、おっぱい吸わせて〜」チュッチュッ
梨子(んくっ! 肌に物理的な快感が……)
梨子(マシンの吸着面が刺激を与えてきているんだ……)
梨子(こんなマシン……一基で百万はくだらない……)
梨子(これだけの機械をそろえるなんて……絢瀬絵里なにものなの?) にこ「真姫ちゃん……」
真姫「にこちゃん、好き。ずっと一緒よ」
にこ「絶対ににこから離れないって約束してくれる……」
真姫「絶対に離れない」
にこ「穂乃果とは別れると言って……」
真姫「穂乃果とは別れるわ」 園田「おほ〜、ゴジラ並にでかい穂乃果が向かってきますよ」
穂乃果「海未ちゃんちっちゃーい、踏んづけちゃうよ〜」
園田「ああー! 踏みにじってください!」
園田「ぐにぐにと吸い殻を踏むときのように!」
穂乃果「えいえい!」
園田「あははー! おほーっ!」 どれだけの基地害性癖を持ち合わせてるんだよ園田さんは… 一ヶ月後――
かすみ「暇です……」
歩夢「ぼーっとしてると店長に叱られるよ、かすみちゃん」
かすみ「どーせ店長も店長室でふて寝しますよ。こうお客さんが来ないんじゃ」
桜内「そうね……」
かすみ「わっ、て、店長!」 桜内「シャイニーファイナンスの借金取りが来る……」
歩夢「国木田さんのことですね」
桜内「お客さん取られて借金が返せない……」
かすみ「視察以降、店長ひどい落ち込みようですもんね」 桜内「あれだけ贔屓にしてくれてた矢澤さんと園田さんも来てくれないし……」
桜内「このままじゃ、首吊るしかなくなっちゃう……」
かすみ「なにを言っているんですか、店長!」
桜内「かすみちゃん……」
かすみ「諦める前にやれることをしましょうよ!」 桜内「あんな店に太刀打ちできないわよ〜」歩夢の膝に顔面うずめる
歩夢「そうだよねえ」
歩夢(そっちの店舗に移ろうかな)
かすみ「やれることはあります!」 桜内「やれることって?」
歩夢「そうだよ。なにかあるの?」
かすみ「営 業 妨 害 です!」
歩夢「は……????」
かすみ「営 業 妨 害 です!」 歩夢「それって犯罪では……?」
桜内「乗ったっっっ!!!!!!」復活
歩夢「えええええ」
桜内「目にものを見せてあげましょう、機械をぶっ壊したり……」
かすみ「店内にシロアリばらまくのもいいですね!」
歩夢「それって犯罪では……?」 絢瀬「よく働いてくれたわね、ふたりとも」
絢瀬「きょうは遅いからゆっくり休んでちょうだい」
ダイヤ「もったいないお言葉ですわ」
ルビィ「社長のためなら、ルビィ過労死するまで働きます」 ダイヤ「そうですわ。近くに素敵なバーを見つけたんです」
ダイヤ「今日こそ一緒にいけたらこの上なく嬉しいですわ」
絢瀬「あら嬉しい。でもごめんね」
絢瀬「今夜は特別なお客様をお迎えすることになっているの」 ダイヤ「それなら私どももまだ帰れませんわ。一緒にお迎えしないと……」
絢瀬「そういってくれるのはとても嬉しいのだけれど……」
絢瀬「今夜のお客様は――URクラスなの」
ダイヤ「UR! 私どもなど目に触れるのも失礼千万にあたるやんごとなき方々ですわ! ルビィ、直ちに消えますわよ!」
ルビィ「うゆゆ〜!」 ――特別ルーム
きらびやかな室内、ベルベットばりの椅子に三人の女性が深く腰掛けている
絢瀬「お待たせいたしました」
??「きょうも盛況ですね」
??「けっこうなことだと思います」
??「こうでなきゃ出資した意味がないよね」 絢瀬「あなた方のおかげです――総理、官房長官、それから都知事」
フミコ総理「いいえ、医療機器で財を成したあなただから任せられたこと」
ヒデコ官房長官「我々の計画の遂行にあなたが適任だったと実感できるわ」
ミカ都知事「そう、わたしたちの夢……人類ノンケ計画……」 フミコ総理「VR風俗とは裏の顔」
ヒデコ官房長官「そしてVRマシーンは、実はレズをノンケへと変える洗脳装置……」
ミカ都知事「これを持ってすれば、五輪までに東京はクリーンな街にできる……」
フミコ総理「すでに街中の変態が矯正されているとも知らずにここに集まっている」
ヒデコ官房長官「思ったより早く計画は実現しそうだよ」 ミカ都知事「最近変わったことはないわね?」
絢瀬「変わったことといえば、最近キリスト教の狂信者が騒がしいことぐらいです」
フミコ総理「問題ありません」
ヒデコ官房長官「彼女たちも私達が差し向けたもの」
絢瀬「そうだったのですか」 ミカ都知事「腑に落ちたって感じの顔だね」
フミコ総理「さすが。薄々気づかれていたといったところですか」
絢瀬「疑問もあります。狂信的な人間たちというのはいささか手にあまるのでは」
ヒデコ官房長官「それも使いようですよ」
ミカ都知事「とにかく、東京から異物を排除するのに役立てられればいいんだよ」 絢瀬「それにしてもよいのでしょうか」
フミコ総理「なにがです?」
絢瀬「世界は多様性に向けて進んでいるように見受けられます」
絢瀬「レズ排除というのは……」 ヒデコ官房長官「絢瀬社長、あなたもまだまだですね」
ミカ都知事「世界のやんごとなき人々が望んでいるのはね……ノンケなの」
フミコ総理「レズ排除こそ世界の宿願」
ヒデコ官房長官「絢瀬社長、ノンケマシーンによる計画の遂行を」
絢瀬「…………」 宮下「すみませーん、ちょっといいですか〜」
絢瀬「用心棒の宮下さん、あなたは入ってはいけないと言ったでしょう」
宮下「でも、お耳にいれなくてはいけないことがあったので〜」
フミコ総理「よろしい。おっしゃってみてください」 宮下「ここを嗅ぎ回ってるやつがいるみたいなんです」
宮下「これ、そいつが落として行きました」
ヒデコ「それはなんですか?」
宮下「タロットカードみたいです」
絢瀬「!!!」 桜内「さて、ライバル店対策本部を立ち上げたわよ」
善子「なんでウチの店でやるの??」
桜内「だってライバル店の向かいなんですもの協力しなさい」
善子「自分のお店は開かなくていいの???」
かすみ「どうせ人来ませんし」 桜内「まずは作戦を立てましょう」
かすみ「イタ電はどうでしょうか?」
かすみ「カツ丼とかざるそばとかを大量に」
桜内「最近はバレやすいって聞くわよ」 かすみ「じゃ、壁に落書きするのはどうですか?」
かすみ「『怨』とか『死ね』とか」
桜内「ふむふむ。精神的ダメージは与えられそうね」
かすみ「真っ赤なペンキを塗りたくったマネキンを店の前に転がしておいたり」
桜内「かすみちゃん天才ね」 桜内「マネキンは予算的に無理だけど、とりあえずできる嫌がらせとして落書きを実行します」
かすみ「おー!」
桜内「それでは夜までここに待機しましょう」
善子「もう帰ってよ!」 園田「愛してますよ〜穂乃果〜」
穂乃果「うん。海未ちゃん、私も」
穂乃果「でも、海未ちゃんがノンケだったらもっと好きだよ」
園田「えっ!? 私がノンケ? ありえないです」
園田「私は女の子一筋ですから」 穂乃果「そんなことないよ!」
穂乃果「海未ちゃんは男が大好きだもん」
穂乃果「だって私は男の子だったんだよ」
園田「えーっ、そうだったのですか!?」
園田「それでは……私は……男好き……」 ダイヤ「園田さん、お目覚めですか?」
園田「………」
園田「なんだか男の子とデートしたくなってきました……」
ダイヤ「えっ!?」
園田「男狩りに……行ってまいります」
園田「八木崎銀座のエロ同人みたいに……」 ダイヤ「あれだけ百合だった海未さまが……」
ダイヤ「他にも男性に目覚めるお客様が多発している」
ダイヤ「おかしい。この店はなにかおかしいですわ!」
ダイヤ「絵理さま、あなたを信じていいんですの?」 にこ「こんばんわ。あれ、店長は?」
歩夢「矢澤さん……戻って来てくれるなんて」
にこ「あの店なんだかしっくりこなくてね」
にこ「やっぱり、私にはここかな、と思っただけよ」 歩夢「聞いてくださいよ、店長とかすみちゃんなんか店を襲撃するっていなくなっちゃったんですよ」
にこ「浅はかなことしてるわねえ」
にこ「さて、きょうは一本抜いていけるのかしら?」
歩夢「当然ですよ。さあ、店の奥へどうぞ」 歩夢「それにしても、絢瀬店がそんなに合わなかったんですか?」
にこ「ん……まあね」
にこ「あんまりいたれり尽くせりなのよね〜。なんだか逆に怖い感じ」
にこ「それに……」 歩夢「それに?」
にこ「いや……なんでもない」
――
にこ(それに……マシンの調子がおかしい)
にこ(真姫ちゃんが『私みたいにノンケになって!』)
にこ(なんていうはずないじゃない!!!) かすみ「見てください、きょうの営業を終えたみたいですよ」
かすみ「従業員が出ていきます」
桜内「高級車が走り去っていった。絢瀬社長も帰宅したみたいね」
かすみ「さあ、やるなら今です!」 桜内「ふたりともスプレー持った? 覆面はした?」
かすみ「はい!」
善子「どうして私まで!?」
桜内「突撃!」
かすみ「おー!」 桜内「さあ、いっぱい噴射して!」
善子「気が進まない……」
かすみ「とりゃあああ!」ブシュー!!! 宮下「おーっと。今夜も不届き者があらわれるとはねえ」
桜内「だ、だれ?」
宮下「ここの用心棒だよ。あなたたちは誰!?」
かすみ「シャ、シャイニーファイナンスの回し者でーす」 宮下「あの闇金!?」
宮下「どう考えても嘘でしょ、あいつらが関わる理由ないし!」
かすみ「バレました!」
善子「あたりまえよ!」 宮下「スプレーで落書きだなんて……」
宮下「今のラブライバーにとっての禁句を犯すとは! 絶対に許されないよ!」
かすみ「あわわ、すごい怒ってます!」
桜内「逃げるわよ!」
善子「ああん、待って!」 宮下「逃さない!」
かすみ「回り込まれました!」
善子「万事休すね」
宮下「愛さんは、万人を逃さない……番人だけに」
桜内「オーウ」 ??「こっちやで!」
桜内「え、なに!!!???」
かすみ「なにか煙がもわっと!」
宮下「煙幕!!」
??「はよ、こっちに逃げるやん!」
善子「はあん。引っ張られる!」 宮下「げほっげほっ」
宮下「ちっ。逃げられたか……」
宮下「あいつら……なにもの??」 ??「ほんまにむちゃするねえ、あなたたち」
??「あの店は強い用心棒がいるから正面突破するのは無理よ」
桜内「あなたは何者なの?」
??「うちは東條希。あの店とはちょっと因縁があるんや」 希「あなたちも、あの店になにか用があるみたいやね」
桜内「ま、まあ。そうですね」
希「お互い目的は一緒みたいや」
希「ねえ、あなたたち、うちと組まない?」 希「それじゃ、さっそく行こか」
かすみ「店長、あの人信用していいんですか?」
善子「いきなり現れて協力するなんてどう考えてもおかしいわよ」
桜内「そうねえ……」 希「ほら早くいかんと」
希「用心棒は一夜に二度もくるとは思わへんやろうから油断してるで」
希「隙きを突くならいまや」 桜内「聞かせて。あなたはどうして私たちに協力を?」
桜内「あなたと店との因縁ってなに?」
希「……」
希「どうしても知りたい?」 桜内「え、ええ。でないと、いまいち信用を置けないし……」
希「そうやねえ。この案件は深入りすると殺されてまうかもわからんからかいつまんでいうで」
希「絢瀬店長が巨悪とつながっているというデータを盗めればうちはいいの」
善子「なんか話がでかい方向に……」 希「あなたたちはライバル店の店長さんたちやろ」
希「まあ、うちがデータを奪っている間に、あなたたちはマシンの破壊でもなんでもしてて」
桜内「関わっていいのか不安になってきたわ」
希「まあ、うちにまかしとき」 希「さ、裏口に来たで」
善子「でもどうするのよ。いかにもセキュリティが強固な感じよ」
かすみ「強行突破したところで、警備会社の人がすっ飛んできそうです」
希「ま、見といてちょうだい」 桜内「それは?」
希、タバコの箱大の装置を取り出す
希「うちが特別にこしらえた装置や」
希「セキュリティの強制解除装置。でも、解除と同時にニセの信号を送るので警備会社には気づかれない」
希「つまり、警備会社にはバレずに侵入できるってこと」 かすみ「なんかすごいですね」
希「スピリチュアルやろ?」
善子「スピリチュアルっていい響きね」
希「では解除、と」
希、装置を裏口のキーにセット、扉があく 希「成功や」
桜内「すごい。こんなの発明しちゃうなんて」
希「でも、十分しか持たないから。急ぐで」
善子「は? それだけ?」 桜内らは足元の非常灯が照らす回廊のなかを進んでいく
桜内「分かれ道ね」
希「うちが目指す店長室は右手や。あなたたちは左手のプレイルームにでも行くといいやん」
桜内「そうするわ」
かすみ「急ぎましょう。あんまり時間ないですよ」 善子「う〜ん」
かすみ「どうしたんですか?」
善子「なんかすっきりしないのよね。うまく行き過ぎるというか」
桜内「確かに……」 かすみ「いいことじゃないですか」
かすみ「とりあえず手近な部屋にはいってマシンでもぶっ壊しましょう」
桜内「女子トイレの奥にプレイルームがあるわね」
善子「まあいいわ、適当にいたずらして帰りましょ」 三人はプレイルームへ
直後、トイレに駆け込む影が
宮下「トイレトイレ〜!」
宮下「ふぅ、間に合った」 希(三人とも、悪いわね)
希(うちにはなんとしてもやらなくちゃいけないことがあるの)
希(絢瀬の部屋を発見。中は無人)
希(絢瀬のPC。ここをハッキングしてデータ回収や) 希(パスワード入力画面。解析に要する時間は十二分。それじゃああかん)
希(なにか適当な文字列をいれなきゃ)
希「………AYASEと」 ログインできません
希「………HARA SHOWと」 ログインできまん 希「思い切って長く……!」
希「ARIFURETA ZETSUBOU NO HATE」
希「んーーわからん……」
希「絢瀬が使いそうなことば……」 希「以前愛し合ったうちらならわかるはず……!」
希「NOZOELI」 ログインできません
希「なんでや!」 かすみ「すごい室内ですね……うちと大違い」
かすみ「マシンはこれですか」
桜内「不用意に触っちゃだめよ」
善子「えっだめだったの?」
マシン「侵入者! 侵入者!」 かすみ「なんで!?」
マシン「侵入者! 侵入者です!」
桜内「セキュリティは解除されていたんじゃないの?」
善子「悪い予感がしたわ……私達はめられたのよ!」 宮下「こらー! 侵入者!」
かすみ「わあ! 用心棒が来ました!」
宮下「って、さっきのやつらじゃない!」
宮下「どうやって入ってきたのさ!」 桜内「逃げないと!」
善子「入り口塞がれて逃げられないわよ!」
かすみ「ふたりは差し出すので、かすみんだけ助けて!」
桜内「おい!」
宮下「それはあかんで。悪漢だけに。圧巻のダジャレじゃない、これ?」 希「パスワードは……」
希「HANAZONO」 ログインしています……
希「よしっ。肝心のファイルは……これやな」
『絵里の極秘ファイル』
希「あかん、これうちのハメ撮りやん///」 希「気を取り直して」
『総理大臣と官房長官と都知事から預かったファイル』
希「これやね」
『コピーしています 作業時間あと三分……』
>>侵入者! 侵入者! 侵入者!
希「始まったか。急がなきゃあかんね……」 かすみん「戦うしかありません!」
かすみ、コッペパンを刀のようにして構える
善子「おお、正眼の構え」
宮下「ふーん。やるじゃない。じゃあ、これはどう?」
宮下、大根の漬物を刀のようにして構える
善子「おお、薩摩示現流トンボの構え」
桜内「なにしてるのこの人達?」 宮下「一本!」
かすみ「コッペパン……敗れました」
宮下「さーてと、残りのふたりもボコボコにしてやりますか」
善子「ひええ……」
桜内「これまでか……」 絢瀬「そこまでよ」
宮下「店長。まだ帰っていなかったんですか?」
絢瀬「この方は桜内店長ね」
かすみ「さっそくバレてます」
絢瀬「もう遅いわ」
桜内「???」 絢瀬「宮下さん、彼女たちを開放してあげて」
宮下「はーぁ? それってどういう――」
絢瀬「最後のお願いよ。店長としての」
宮下「…………はい」 かすみ「というわけで、あっさり帰されちゃいましたけど……」
善子「なんだったのかしら。私だったら警察に突き出してたけど」
桜内「……きっと希さんね」
桜内「データとやらを盗むのに成功したんだと思う」
かすみ「絢瀬社長が窮地に陥って、これ以上あがいても無駄だから、開放してくれたと?」
桜内「多分ね」 希「データ回収成功やん」
希「…………えりち、いつからそこに?」
暗がりのなかから、絢瀬が現れる
絢瀬「そのデータを公表されると困るわ」
絢瀬「返してちょうだい」 希「それは……できん」
絢瀬「日本がひっくり返るわ。レズ排除なんてものがバレたら」
希「なんで、そんなやつらのいいなりになってるん?」
希「えりち、あなただって……」 絢瀬「分かってる」
希「……わざとやらせたんやな」
希「えりちはうちがここに侵入するとわかってて……」
絢瀬「希、まだ愛しているわ」 希「ねえ、えりち、一緒に逃げよう」
希「逃げたあとでデータを公表すれば……」
絢瀬「用心棒がなにか騒いでる。私いかないと……」
希「そうか」
希「さようなら、えりち」 後日、各紙の見出し――
「フミコ内閣、百合排除に暗躍。ヒデコ官房長官、ミカ都知事も関与か」
「倒閣間近。与党エースのいつき氏がフミコ総理徹底追求の構え」
「共謀した絢瀬バイオ工業の絵里社長宅を警察が捜査」
「データ公開のフリージャーナリスト・東條希氏が真相を激白」 にこ「なんか世の中すごいことになっているわねえ」
園田「絢瀬店がノンケ洗脳をやっていたなんて驚きでした」
園田「私なんてうっかり逆レイプしてしまいましたよ」
にこ「えっ、男としたの?」
園田「幸運なことに、相手は凛でした。凛って男の子っぽいじゃないですか。それで間違えてやっちゃたんですね」
園田「親しき中にもレイプありということで許してもらいましたが」 上原「矢澤さん、園田さん、おつぎどうぞ」
園田「お、順番です」
園田「やっぱりこの店じゃないと駄目ですね、私は」
にこ「私もそうね。なんか知らないけど、しっくりくるのよね、ここ」 歩夢「いらっしゃいませ……」
かすみ「あわわ……この人は」
鞠莉「シャイニー!」
桜内「鞠莉さん、奥へどうぞ」 かすみ「いよいよ借金の返済日だったんですね……」
歩夢「店長、無事返済できるのかなあ……」 (>ω<)海未ちゃんはどんな気持ちで凛を逆レ●プしたのかにゃ? 鞠莉「さて、梨子ちゃんきょうがなんの日かわかっているわね」
梨子「これをどうぞ」
梨子、ブリーフケースを開ける
鞠莉「1000万……確かに」 鞠莉「借金完済ね……」
鞠莉「ひとつ聞いてもいいかしら? このお金をどうやって工面したの?」
鞠莉「あなたの台所事情じゃあ、到底払えないと思っていたんだけど」 梨子「………」
昨日――
希「こんにちわ」
梨子「あ、あなたは?」 希「えりち……絢瀬社長からのプレゼントを預かってきたんや」
梨子「小切手……一千万円????」
梨子「どうして私に!!!???」
希「さて。うちにはわからないけど、あなたの商売センスを買っているってところやないの?」 梨子「絵里さんのことは残念です」
梨子「あとで知ったのですが、お二人の恋仲はとても有名だったのですね」
希「ありがと。それじゃ、急ぐんで帰るわ」
梨子「これからどこへ?」 希「ちょっと監獄まで」
梨子「??」
希「そんな変な顔しないで。ちょっとえりちを助けるために侵入するだけや」
梨子「ええええ!!!???」 希「うちの愛する人を獄中で放っておけるわけがないやん」
希「命を掛けても助ける」
梨子「希さん……」
希「そうそう、あなた、まだ変な連中に狙われているみたいよ。今後も気をつけてね」
希「ほな!」 鞠莉「ふーん、あなたはとてもラッキーね」
鞠莉「ともあれ、これで用はなくなったわ」
鞠莉「チャオ、梨子」 梨子「待って!」
梨子「きょうがなんの日かわかっている」
鞠莉「……」
梨子「誕生日おめでとう、鞠莉さん」 鞠莉、背中越しに「ありがとう」と言って立ち去る
梨子(やっぱりまだ……)
梨子(まだ許してもらえないのね)
梨子(しょうがないよ……だってAqoursを終了に追い込んだのは……私だもん) ――都内某所
高坂「私は百合をゆるさない……」
高坂「フミコさんたちは……失敗か。がっかりだな」
高坂「クリスティーナちゃん」
クリスティーナ「ここに」 高坂「人類ノンケ計画はまだ終わらない」
高坂「桜内梨子……彼女は危険ね」
高坂「VR風俗店に圧力をかけてちょうだい。どんな手を使っても構わないから」
クリスティーナ「へえ……どんな手でも」
クリスティーナ「それでは内浦の切込隊長を差し向けましょう」 なぜかシリアスになってきた
おもろいからアリだけど
とりあえず乙 >>164
ついでだから誕生日も祝っておく作者の鏡 (園田二枚取りが危うくなってきたので明日書きます) なるほど、黒幕はあの子か
それにしても園田さんはどこまでイくのか… 桜内「ええっ!? みなさん撤退しちゃうんですか?」
果林「そうなのよ。今週中に締めることにするわ」
かすみ「どうしたんですか?」
かすみ「人妻ヘルス経営者の果林さんに、売人のせつ菜さんじゃないですか」 桜内「お二人ともこの街を出ていくんですって」
せつ菜「私は今夜にも高跳びします」
歩夢「いったいなにかあったんですか?」
果林「それがね……」 桜内「例の狂信者集団!?」
果林「最近過激化してきてね、店に張り紙していったり、ネットで抽象したりひどいのよ」
せつ菜「私なんていつもどおり草売ってたら通報されました」
果林「東京はもう危険ね。西の方に引っ越そうと思うわ」 かすみ「それなら例の堕天使の人も……」
桜内「前から目をつけられているって言ってたしねえ」
善子「なに? なんの集まり?」
歩夢「堕天使さん。いらっしゃいませ」 >人妻ヘルス経営者の果林さんに、売人のせつ菜さん
字面が強すぎる 桜内「生きてたのね」
善子「はあ!?」
かすみ「みんな心配していたんですよ」
歩夢「例の狂信者のひとたちのことで……」 善子「私のところは全然よ?」
善子「むしろおとなしくらいで……」
果林「前はオカルト関係を狙い撃ちしてたみたいなんだけど」
果林「最近は性風俗やおくすり関係を集中的に襲ってるのよ」
せつ菜「なにか彼女たちに心変わりがあったのでしょうか?」 善子「次はここが標的かもね」
桜内「えっそんな」
桜内「せっかく借金返済してこれから黒字に転換したいところだったのに」
果林「それじゃあ、行くわ。やつらに気をつけてね」 にこ「仕事疲れた〜」
にこ「郵便受けに封書が入ってるわ。なにかしら?」
にこ「どれどれ」
にこ「…………」 【私達結婚します】
高坂穂乃果☆西木野真姫
結婚式への招待
X月X日 秋葉原の式場 住所XXXX 電話番号XXXXX にこ「はは……ははは」
にこ「そうなの、結婚するの……」
にこ「式なんてどんな顔して行けっていうのよ!」
にこ「ぐすん……」 かすみ「ビデオ「穂乃果「海未ちゃん、私いまからこの人に抱かれます」」」」
海未「えっそんな……」
かすみ「ビデオ「穂乃果「ごめんね。穂乃果、心も身体もツバサさんのものにされちゃったの」」」
かすみ「ビデオ「穂乃果「きょうもね、ツバサさんに命じられた通りエッチな下着を履いているんだよ」」」
綺羅「ビデオ「綺羅「うふふ。園田さん、あなたの奥さん最高よ」」」 海未「くっ。くやしいです……」
海未「こんなビデオレター送りつけてくるなんて!」号泣
かすみ「ビデオ「穂乃果「ああんっ! 気持ちいいようっツバサさん!」」」
綺羅「ビデオ「綺羅「さあ、言いなさい。私と園田さん、どっちが気持ちいい!?」」」 ――40分経過
園田「ふう……最高でした」
綺羅「良かったわ、園田さん。あなたとのコラボ」
園田「VRならではのプレイですね」
かすみ(いつもの三倍疲れた……) 綺羅「あなたとはセンスが合うわ」
園田「このあと飲みに行きましょう」
かすみ「二名様お会計です」
桜内「お二人で80万円になりまーす」 にこ「こんばんわ……」
桜内「あ、いらっしゃいませ」
園田「おや、にこではないですか」
綺羅「久しぶりね、矢澤さん」 綺羅「どうしたの? 浮かない顔ね?」
園田「お腹でも壊したのですか? アクエリでも飲むといいですよ」
にこ「あなたたちは来てないの、招待状」
園田「ああ、ほのまきの結婚式のやつですね」 園田「そうそう、それで今日穂乃果NTRを思いついたんですよ」
綺羅「へえ。いい想像力してるわねえ」
にこ「あんたたち、悲しくないの? どっちも穂乃果に恋してたわけでしょう?」
綺羅「フラレちゃったし、割り切っているけど」
園田「私もそうですね」 にこ「そうなの……」
にこ(ふたりともたくましいのね)
にこ(私にはそんなふうに割り切ることは無理……)
にこ(だからこの店で癒やされるの) 真姫「会いたかった……にこちゃん」
にこ「真姫ちゃん……私もよ」
にこ「抱きしめて、真姫ちゃん」
にこ「そう、ぎゅっとして……」 ピピピピピピ……
歩夢「はい、お時間でーす」
にこ「いいのよ……これで」 クリスティーナ「明日は桜内の店に突撃です」
クリスティーナ「だというのに、切り込み隊長はどこに行ったのでしょう?」
ジェニファー「はぁ、はぁ、はぁ、大変だよ!」
クリスティーナ「まあ、どうしたというのですか?」 ジェニファー「脱走! 切り込み隊長が逃げた!」
クリスティーナ「なんですって!?」
クリスティーナ「高坂さんからは前報酬を受け取っているんですよ!?」
クリスティーナ「桜内店はなんとしてでも滅ぼさなくてはいけません!」 ジェニファー「でも肝心の隊長がいないんじゃねえ」
ジェニファー「この街の風俗を滅ぼしてきたのは全部彼女の力だったのに……」
クリスティーナ「彼女になにが???」
クリスティーナ「草の根をかき分けてでも探しなさい。すこしぐらい手荒な手段でもかまいません」
クリスティーナ「私の教団を脱退したらどうなるのか身をもって教えてやるのです」 久しぶりに見に来たらめっちゃ進んでて草
つーかあんたもきりたんぽだったんか… かすみ「店長お!!!」
桜内「どうしたの、そんなに青ざめて……」
かすみ「ヤバイお客さんが来ました??」
桜内「ヤバイお客さんですって……!?」 桜内「闇金とは話がついたはずじゃあ……」
かすみ「もっとヤバイ連中です?」
桜内「ヤクザ??」
かすみ「近いけど違います!」 ことり「こんにちわ。警視庁から来ました警部補の南です」
優木「警部補の優木よ」
桜内「えーと」
桜内「ちゃんと自治体に届けは出していますし……私どもはしょっぴかれるようなことはなにも……」 ことり「きょうは違う要件ですよ?」
優木「うふふ。この子ったらなに動揺しちゃってるのかしら、かわいいわね」アゴクイ
桜内「ち、違うんですか!?」
ことり(頬を膨らませて優木をにらむ) 優木「なにかやましいことでもあるの? お姉さんに言ってご覧なさい?」
桜内「なにもないですっ」
優木「じゃあ、いいんだけど」
桜内「ではどういうご用件なんですか?」 ことり「クリスティーナ教団をご存知ですか?」
桜内「ええ、このあたりを騒がせている……」
優木「きょうこの店を襲撃するというタレコミがあったのよ」
桜内「とうとううちが標的に……」 優木「あなたたちも一応は警察として守る義務があるでしょ?」
ことり「なにか危険な行為をしたら即座に身柄を拘束しようと考えているです」
桜内「そうだったんですか……」
桜内「それは願ったりかなったりで……」 優木「つきましては」
ことり「ここで見張りをさせてくれないかなと」
桜内「えっ」
桜内「それは……」
桜内(とっても迷惑) 桜内「それでは店長室でお願いします」
桜内「店内でお二人の姿をみたらお客さんが動揺してしまいますから」
桜内「ここからでも十分見張りはできるはずです」 優木「そうよね。じゃあ、ここでゆっくりさせてもらうわ」
ことり「すみません」
桜内「なんだか気が重いなあ……」 歩夢「クリスティーナ教団ってどういう人達なんですか?」
優木「表向きは熱狂的な宗教団体ってことになってるけど」
ことり「どうやら実態はお金をもらってお仕事するひとたちみたいですよ」
桜内「そうなんですか!?」 かすみ「待ってください、ここってそんな人達に目をつけられるような店なんですか?」
かすみ「襲ってもしょうもないですよ……」
歩夢「そうだよね。誰が雇ったんだろう?」
優木「その辺は調査中。捕まえてみるまでわからないわね」 優木「二時間粘っても動きはなしか……」
優木「疲れてきちゃった〜。おっぱいもんでいい、ことりちゃん?」
ことり「えっえっ」
優木「だめなの?」
ことり「だめじゃあ……ないですけど」 優木「じゃあいいわね……触るわよ」
ことり(/////)
桜内「なにやってるんですか……?」
ことり「きゃあっ」
優木「うふふ」 桜内「そういえば、ひとつ言い忘れていたことがあったんです」
優木「あら、どんなこと?」
桜内「ある友人が、クリスティーナ教団のなかに、私と共通の知人を見かけたと」
ことり「静岡……内浦出身者のことですね」 優木「占い師さんから事情は聞いているわよ」
ことり「短い髪型の人物だとか……」
桜内「なんだ、もう知っていたんですね」
優木「ちゃんと捜査しているのよ、私達だって。じゃあ、続きをしましょう」
ことり「いやあ、店長さんが見てるよお〜」 桜内「どんな人物かわかりますか?」
優木「詳しくはわからないんだけど、とにかくその人物が破壊活動の中心にいるという噂」
優木「残酷で手段を選ばない人間だと聞いているわ」
桜内「……内浦からそんな人が」 桜内(信じられない……誰なんだろう?)
プルルルル……
優木「もしもし、優木です」
優木「しいたけ警視総監……!」
優木「そんな……でも……わかりました」 ことり「あんじゅさん……?」
優木「上からストップがかかったわ。捜査は中止よ」
ことり「そんな?」
桜内「え……どうして???」
優木「全てはナゾ。申し訳ないけれど、しばらく自分の身は自分で守ってちょうだいね」 桜内「もうどうしろっていうのよ〜」歩夢の膝に顔を埋める
かすみ「お客さんも来ますのでしっかりしてください」
歩夢「そうですよ。常連さんたち早速きてますよ」
桜内「うちも用心棒雇おうかしら……」 園田「今日もメチャシコでした。まさか触手になって穂乃果を襲うなんて天才の発送です」
綺羅「ふふ、そうでしょう? 不定形の魔物になるのって楽しいのよ」
園田「今度はにこも一緒にやりましょうよ。三人だときっと楽しいですよ」
にこ「ちょっと待って……」 園田「どうしたのです? 急に立ちどまって」
にこ「向こうから怪しいやつが近づいてくる」
園田「?」
綺羅「確かに……妙な感じのやつね」 いんけんねんちゃくどすけべがふつうぶっていやがrせで
うろうろか
あまおとか フードを目深にかぶった女、猫背で足早に園田らへと近づいてくる
警戒した三人だが、フードの女は素通りして先を歩いていった
にこ「心臓止まるかと思った〜」
園田「それでですね、触手が……」
にこ「その話はいいから。よく怖くないわねアンタ」 綺羅「闇に紛れてあるく女か……」
にこ「どこに行くのかしら?」
園田「あ、桜内店へと向かっていきますよ」 かすみ「いらっしゃいませ……」
かすみ(う、見るからに怪しい客です)
かすみ「ご利用は初めてですか」
フードの女、うなずく かすみ「お部屋はこちらになります。使用方法は……」
フードの女「ここでは指定したアイドルと擬似体験できるんでしょ?」
かすみ「は、はい。そうです」
かすみ「どなたかご指定ですか?」 フードの女「この人……」
かすみ「この人は……」
かすみ「ピンで活躍している、高海千歌さんですね」
フードの女、うなずく かすみ「ではこのヘッドセットを――」
女、フードを脱ぐ
ショートの髪が現れた
(続く) >>202
全然割り切れてるようには見えない変態達w ジェニファー「こんばんわ」
かすみ(わっ、外人さんです)
かすみ「は、ハロー」
ジェニファー「ちょっと人を探しているの。ちょっとこの写真を見てもらっていいかしら?」
かすみ「い、イエース」 かすみ「この方は誰なんですか?」
ジェニファー「友人よ。一緒に東京にきて迷子になってしまったの」
かすみ「どこかでみたような……」
ジェニファー「本当?」
かすみ「みなかったような……」
ジェニファー「……」 ジェニファー「それじゃあ、申し訳ないんだけど、彼女を見つけたら一報くれないかしら」
ジェニファー「お礼はするから」
かすみ「はあ」
かすみ「あ、警察に連絡は……」
ジェニファー「必要ないわ。それじゃ」 かすみ(このショートのひと……)
かすみ(……)
かすみ「思い出しました!」
かすみ「たった今お相手したお客さんじゃないですか!」 フードの女、狭い路地を慎重な足取りで進む
広い通りに出ようとしたとき、
桜内「ちょっと待って!」 フードの女はその場に立ち止まって
女「あなたは……」
女「どうしてここに……」
桜内「なぜなら私の経営する店だからです」 女「そうだったんだ……」
女「梨子ちゃんがね……」
女「もしかして知られちゃったかな?」
女「私の好きな人のことも」 桜内「はい……」
女「それで、どうするの?」
女「脅迫でもする?」
桜内「聞きたいのは、どうしてあなたが……」 桜内「どうしてあなたがクリスティーナ教団にはいったのかということです」
女「多分アンタと同じだよ」
女「なにもかもが嫌になって」
女「宗教に逃げたんだ。それもやばめのやつ」
女「実態は暴力団みたいなもんだったけど、やけになってた私にはぴったりだったんだね」 桜内「それならどうして脱退を?」
女「……」
女「アンタの店のせいだよ」
女「アンタの店なら私の想いを満たせると思ったから…・…」 女「でも、どうして脱退のことを?」
宮下「それは聞き出したからだよ、この女のひとからさ」
女「誰!?」
女「ジェニファー……」 桜内「彼女は私の用心棒よ」
宮下「あんた、つけられてたよ、この子にさ」
ジェニファー「う……裏切り者め」
桜内「もういいわ、開放してあげて」
ジェニファー「くっ……」 桜内「ねえ、下手に逃げ回ると逆に危険だよ」
桜内「私ならあなたをかくまえる」
女「…………」
桜内「一緒に来て、美渡さん」 ダイヤ「退屈ですわね、テレビとかありませんの、ここ」
ルビイ「ルビィ、アイス食べたい」
善子「なんであんたたち私の店に入り浸ってんのよ!」
ダイヤ「だって失業してしまいましたもの」 ダイヤ「エリチカ様がお戻りになられるまではここで厄介になることに決めましたわ」
ルビィ「うゆ〜」
善子「なんで勝手に決めてるのよ!」
ルビィ「あいしゅ」
善子「それは水晶玉よ!」 ガラッ
ダイヤ「あ、お客様ですわ」
ルビィ「接客したほうがいいんじゃない?w」
善子「分かってるわよ!」 桜内「よっちゃん!」
善子「リリー!? どうしてあなたここに!?」
ダイヤ「まあ、ずいぶん珍しいお客様ですこと」
ルビィ「うゆ〜」
美渡「…………」 桜内「というわけなの……」
善子「ちょっとまってよ、どうしてそんな厄介になってる美渡をここへ?」
桜内「ここなら攻撃も手薄になっているという話だったし……」
善子「勘弁してよ!」 ダイヤ「それはなんですの?」
宮下「ジェニファーから奪ったパンツだよ」
宮下「あなたも嗅ぐ?」
ダイヤ「うーん強めでいい香りですわあ〜」
ルビィ「うゆ〜」 美渡「私は自分で帰るからいいよ…・…内浦まで……」
美渡「うっ……」
ダイヤ「美渡さん!」
桜内「美渡さん、ひどい怪我……きっと抜け出すときに暴力にあったのね」 美渡「いや……」
美渡「それはアンタの店でヒートアップしすぎて……」
桜内「そんな趣味が!?」
ダイヤ「ともかく休んでくださいまし」
善子「勝手に決めないでよ!」 美渡(すやすや……)
ダイヤ「さて、これからどうしますの?」
桜内「美渡さんを無事に内浦まで届けたい」
ダイヤ「そうですわね。地元任侠ヤクザとしては、内浦の人間に傷一つつけさせたくありませんわ」 ダイヤ「協力しますわ」
桜内「ダイヤさん……」
ダイヤ「梨子さんと協力しあうことが二度とくるとは思いませんでしたわ」
ダイヤ「Aqoursを終わらせた梨子さんと……」 宮下「なんの話?」
ダイヤ「あなたは知る必要はないですわ」
ダイヤ「さて、行くなら今ですわね」
ダイヤ「車を手配して内浦までいきましょう」 ダイヤ「ではこのレンタカーで行きましょう」
美渡「あいては手強いわよ。巻き込んでしまうかも」
桜内「いいんです」
ダイヤ「いざとなったら奥の手がありますわ」 クリスティーナ「ここだったのね」
ジェニファー「逃げようとしても信者の車が囲っているわよ」
桜内「どうしてここが!?」
ジェニファー「園田という客が洗いざらい話してくれたわ。あなたちちの人間関係をね」
桜内「あの人は〜っ」 善子「用心棒」
宮下「おう!」
ジェニファー「二度はやられないわよ」
ダイヤ「ゲッ。拳銃(チャカ)持ってますわよ」
ジェニファー(バキュン! バキュン!) 桜内「シートに伏せて!」
善子「きゃー!」
銃弾がパリンパリンとウインドウを割る
美渡「くっ……」 クリスティーナ「まだまだ終わらないわよ」
クリスティーナ、サブマシンガンをぶっ放す
レンタカーが蜂の巣に…… 善子「なんとかしなさいよ、用心棒!」
宮下「無理無理、銃は扱ったことないし!」
ダイヤ「しょうがないですわね……」
善子「待って、パトカーが来てるわよ!」 ことり「逮捕します!」ニューナンブ
優木「観念なさい、教団!」ニューナンブ
クリスティーナ「どうして……早すぎる!?」
優木「上の命令に背いてずっと見張ってただけよ」
優木「さあ、銃を離しなさい!」 ジェニファー「どうしましょう?」
クリスティーナ「アレを出しなさい」
ジェニファー「はい」 優木「おとなしくなった?」
ことり「あ、教団の車から誰か連れ出されてきます!」
ダイヤ「女性が出てきますわ」
美渡「あ……あれは……」 クリスティーナ「全員動かないで! この人がどうなってもいいの!」
桜内「人質とは卑怯な!」
志満「逃げて、美渡ちゃん!」
美渡「お前ら、志満ねえに手を出すなんて! 絶対に許さない!」 クリスティーナ「美渡と交換よ」
クリスティーナ「無事に返してほしければ、美渡をこっちに引き渡しなさい」
志満「だめよ、美渡ちゃん! 私のことはいいから!」
美渡「いま、そっちにいく」
志満「だめえ!」 ダイヤ「麗しい姉妹愛ですわ」号泣
ルビィ「ルビィ、アイス食べたい」
善子「一体どうするの?」
桜内「人質を取られているうちはどうしようもできない……」 ダイヤ「デウス・エクス・マキナですわ」
桜内「え?」
善子「機械仕掛けの神々のことね!」
ダイヤ「デウス・エクス・マキナですわ」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b) 桜内「こんなときにそんな意味のわからないことを……」
ダイヤ「つまり、絶体絶命の危機をあっさり解決してくれる存在=神を知っているのですわ」
クリスティーナ「神!? どこ!?」
桜内「神でもなんでも連れてきてよ!」
ダイヤ「連れてこれるのですが……」 ダイヤ「少々コレがかかりまして」手で輪っかを作る
桜内「神はいくら掛かるの?」
ダイヤ「軽く一千万ほど」
ダイヤ「払えますか? 絶縁状態にある友人のお姉さまのために?」 桜内「………」
桜内「それくらい惜しくないわよ。払えるものなら」
ダイヤ「二言はありませんわね?」 ダイヤ、携帯電話を取り出す
ダイヤ「もしもし、鞠莉さん?」
鞠莉「シャイニー?」
ダイヤ「そうです。神をよこしてくださいます?」
鞠莉「シャイニー!」 ダイヤ「秒できますわ」
ルビィ「うゆ〜」
桜内「???」 その時、天を割って、少女が姿を現した
ダイヤ「ほら来ました」
桜内「えっ? 果南さん?」
クリスティーナ「だ、誰ですかあなたは?」
優木「人間?」 果南「事件解決に来たかなん」
果南「志満ねえ、美渡ねえ一緒に帰ろうか」
クリスティーナ「ち……近寄るんじゃありません!」
果南「それ、マシンガンってやつ?」
果南「いいよ、撃ってみて」 クリスティーナ「うわああああああ」
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
果南「…………」
クリスティーナ「…………」
果南「あはは、かゆいかゆい」 果南「今度はこっちから行くよ」
果南「えい」ボカッ
大地がひび割れ、信者の大半が飲み込まれていく
ジェニファー「きゃああああ!」戦線離脱
クリスティーナ「きゃああああ!」戦線離脱 ダイヤ「すごいでしょう?」
桜内「めちゃくちゃすぎる……」
果南「じゃあ、内浦まで帰るよっ」
桜内「待って! あいつらを捕まえて! どうしてこんなことをしたのか聞き出さないと!」 果南「その依頼はないからなあ」
果南「プラス一千万でやるけど」
桜内「うっ……・さすがにそこまでは」
美渡「まって、梨子ちゃんと話をさせて」 美渡「きょうはありがとう、いろいろと助けてくれて……」
桜内「いいんです。無事でよかった」
美渡「あいつらを雇ったのは高坂ってやつだよ」
優木「高坂?」
ことり「高坂?」 桜内「高坂……さん?」
桜内(どっかで聞いた名字だな?)
美渡「私も一度目にしただけだから、詳しくはしらない」
美渡「でも激しい憎悪を燃やしていた、百合に」 美渡「やつらはこの前捕まった総理大臣たちを影で操っていた」
美渡「恐ろしく財力があり、裏から社会を動かしている実力者……」
桜内「なんでそんなひとにうちが狙われてるの?」
美渡「詳しくはわからない……」 美渡「一つ言えるのは、梨子ちゃんのレズ度はすさまじいってこと」
美渡「だから高坂は梨子ちゃんを狙っているんだと思う」
桜内「すごい納得いかないんですけど……」
美渡「やつはいよいよ仕掛けてくると思う。気をつけてね!」 梨子たちは、果南に連れられ飛んでいく美渡、志満を見送る
警察は、信者を片っ端から逮捕していく
善子「人類ノンケ計画の首謀者かな?」
桜内「この前希さんが暴いたやつ? 本当だったのか」 ダイヤ「まあ、今日はもう遅いですわ。帰って休みましょう」
ルビィ「あいしゅ」ぺろぺろ
宮下「それ拳銃だよ」
ダイヤ「あ、それと支払いはシャイニーファイナンスにお願いしますわ」
桜内「……・……」 ――都内某所
高坂「クリスティーナも失敗か」
高坂「まあ、これは大方予想がついていたけど」
高坂「今度は私が直々に出る」 高坂「一緒についてきてくれる?」
天王寺「うん」
高坂「今度こそ……百合を……ラブライブ世界から消す……!」 【招待状】
・私は結婚式に 参加 不参加 します
にこ「………」
・私は結婚式に XXX 不参加 します
にこ「いいのよ……これで」 かすみ「店長店長、手紙が来てますよ」
上原「外国らしいですけど……」
桜内「いったい誰から…?」 Dear 店長
東條希です
(時候の挨拶)
というわけで、エリチを助けたうちはいま北海道に亡命し、函館という都市で暮らしています
この街はレズだらけで、人も優しく、二人で楽しい生活を送っています ここまで遠くまで逃げてくればさすがに政府もおってこないでしょう
穂乃果ちゃんと真姫ちゃんの結婚式には出られなくなったのが唯一の心残りです
北海道の畑で取れた北緯41度をお土産に送ります
みなさんで味わってください かすみ「監獄から絵里さんを助け出せたんですね」
歩夢「お友達と会えなくなっちゃったのはかわいそう……」
桜内「……そうね」
桜内「手紙には、とっても親切な姉妹の家で暮らしているって書いてあるわよ」
桜内「新しい国でなんとか楽しくやっているといいわね」 ――函館
聖良「いい加減家賃払ってください! 何ヶ月滞納しているんですか!」
理亜「姉さま、もうこの人達には出ていってもらいましょう!」
絵里「この子たちなんて言っているのかしら」
希「北海道の言葉って難しくてわからんわwwwwww」
絵里「本当ねwwwww」 桜内「さて、きょうも一生懸命働きましょう」
桜内「また新たに借金を背負ってしまったことだし……」
歩夢「そうですね。もうお客様も並んでいますし」
かすみ「じゃあ、開店しますよ〜」 綺羅「きょうもタッグでシコるわよ!」
園田「きょうもビンビンです!」
歩夢(面倒な客きやがった)
歩夢「いらっしゃいませ〜」 かすみ「あれ? 矢澤さん」
矢澤「………」
かすみ「どうしたんですか、フラフラですよ?」
桜内「ずいぶん飲んできたようね。顔真っ赤」 矢澤(バタッ)
かすみ「きゃあ、倒れちゃいましたよ!」
桜内「大変、はやく休憩室に運んで!」
矢澤「うーんうーん……」 しずく「すみませーん、初めてなんですが」
かすみ「またお客さんです。でもいまはそんな場合じゃあ……」
桜内「ここはいいから、かすみちゃん接客の方を」
かすみ「でも……」 しずく「立て込んでいるようですね」
桜内「すみません」
しずく「それでは、手前のプレイルームで待機していてもいいでしょうか?」
桜内「お客様が良ければ……」
しずく「ではそうさせていただきます」 桜内「よいしょ…よいしょ…」
かすみ「よいしょ…よいしょ…」
にこ、ベッドに横たえられる
にこ「うーん、真姫ちゃん……」 桜内「なにかあったのかしらね?」お布団かけかけ
かすみ「なにかうわ言いってますね」
桜内「あとは私が面倒を見ているから、あなたはご新規さんの対応を」
かすみ「ああ、そうでした」 かすみ「手前の部屋、手前の部屋……」
かすみ「すみませーん、おまたせしましたー」
かすみ「……あれ?」
かすみ「誰もいない」 しずく「もしもし? しずくです」
しずく「いま、桜内店を出たところです」
しずく「アクシデントがあったようで、それを幸いに店内中の画像データを撮っておきました」
しずく「それと、店のあちこちに盗聴器も」
高坂「ご苦労さま」 にこ「あれ……私……」
桜内「あ、起きられましたか?」
にこ「どうしてここに……? 痛っ! アタマ痛っ!」
桜内「うふふ、どうやら飲みすぎたようですね」 にこ「迷惑かけたわね……」
桜内「いいんですよ、他ならぬ矢澤さんなんですから」
にこ「ワンプレイしていくわ……」
にこ「あっ」ふらり
桜内「駄目ですよ、まだ寝ていないと」 にこ「出直すわ……」
桜内「でも……」
にこ「いいから、コレ迷惑料よ」万札
桜内「そんな、受け取れません」 桜内、タクシーに乗せられ帰宅するにこを見送る
桜内「なんだか心配だわ……」
かすみ「そうですねえ」
桜内「あれ、かすみちゃん、お客さんのお相手は?」 かすみ「それが、いなくなっちゃったんですよ」
桜内「いなくなった?」
かすみ「部屋にいったらもぬけの殻で」
桜内「もう、迷惑なお客さんね」 桜内「まあ、いいわ」
桜内「閉店まで時間も長いし、頑張っていきましょう」
かすみ「はい!」 警視庁本部庁舎
むつ警視「あなたたちは命令に背きましたね」
むつ警視「処分を発表します」
優木「待ってください、あの不合理な命令には従えません」
ことり「そうです! それに教団の件は丸く収まりました!」 優木「彼らから手をひく理由はなかったでしょう?」
ことり「結局警察も信者を全員逮捕できたわけですし!」
よしみ警視「そうですね……結局のところ彼らは果南信仰に目覚め、無害な教団となりました」
よしみ警視「彼らによると現人神だとかなんとか」 優木「そうでしょう?」フフン
むつ警視「問題は結果にあるのではありません」
優木「どうせ命令を無視したことそれ自体が問題だとでもいうのでしょう?」
優木「公務員お決まりのパターンね」
ことり「あんじゅちゃん……言い過ぎだよ」 むつ警視「まだ問題の本質をわかっていないようね」ため息
優木「えっ?」
しいたけ警視総監「!」
ことり「あ、しいたけ警視総監がなにか伝えたがっています!」 しいたけ警視総監「クゥ〜ン……」
よしみ警視「トイレだそうです」
むつ警視「壁際のトイレシートの上で用足しを」
しいたけ警視総監(じょろじょろじょろ) 優木「まだなにかお話がお有りですか?」
むつ警視「話の腰が折れましたが、警告しておきます」
むつ警視「本件の捜査を止めたのは日本の最高権力だと」
ことり「内閣はいまは空位になっているはずじゃあ……」 むつ警視「内閣なんてもんじゃない」
よしみ警視「日本を裏から牛耳る権力……そういうものがあるの」
よしみ警視「その人の意志なの、本件は」
優木「デタラメよ」
ことり「にわかには信じられません」 むつ「ところであなたたち、昨日はお盛んだったようね」
むつ警視、一枚の写真を取り出す
優木「え……」
ことり「…・…そんな」
そこには、一糸まとわぬ姿でベッドに横たわる二人の姿が…・ むつ警視「あなた達はもう目をつけられている……」
むつ警視「『あの方』が本気になれば、なんでもできるという証拠よ」
優木「そんな……」
ことり「あんじゅちゃん……私こわい……」 むつ警視「怖かったら、処分を甘んじて受けることね」
むつ警視「あなたたちは今日から一ヶ月レズセックス禁止!」
優木「そんな!!!」
ことり「ひどすぎる……!!!」
しいたけ警視総監「クゥ〜ン……」
よしみ警視「こんどはウンチだs ??「………」
かすみ「あ、ごめんなさい」
かすみ「もう閉店の時間なんですよ」
??「…………」
かすみ「お客さん、ちょっとちょっと〜」 歩夢「かすみちゃん、どうしたの?」
かすみ「このお客さんが、勝手に入ってきちゃったんですよ〜」
歩夢「お客さん、閉店です!」
歩夢「だめ…・…ガン無視」 かすみ「そうだ、用心棒を呼びましょう」
歩夢「そうだね、こういうときぐらい役立ってもらわないと……」
宮下「どうしたの? なにか呼んだ?」
かすみ「ちょっと、今までどこいってたんですか!」
宮下「いやー、それがさー、出玉好調だったんだよね!」 かすみ「それはどうでもいいから、あのお客さんを止めてください」
宮下「へーいへい」
宮下「ちょっとお客さん、手荒なことしたくないし、さっさと出ていってくれると嬉しいんだけどなあ?」
??「彼方ちゃん」 宮下「は?」
彼方「わかりました」
突如少女が現れ、宮下の身体を一本背負いで地面に叩きつける
??「ご苦労さま」
宮下「………」 かすみ「あ、あの用心棒さんが一撃で……」
歩夢「この子いったい……」
彼方「眠くなってきた」
??「先に車に戻ってていいわよ」 ??「さて、私は適当な部屋で待ってるから」
??「店長に伝えてちょうだい」
??「高坂が来た、と」 ことり「結婚おめでとう!!!」
海未「幸せになってください!!!」
穂乃果「……ありがとう!!!」
真姫「もう、穂乃果ったらなに締まりのない顔しているのよ」
穂乃果「だって……真姫ちゃんと結婚できて幸せなんだもん」 真姫「もう……なに言ってるのよバカ」///
凛「ふたりとも、神父さんの前で近いの言葉を言うにゃ」
花陽「そうだよ、ほら早く」
希「写真撮るで〜」
絵里「さあ、笑って〜」 穂乃果「私は、生涯、西木野真姫ちゃんを愛することを――」
穂乃果「誓います!」
真姫「穂乃果……」
絵里「感動している場合じゃないわよ」
凛「次は真姫ちゃんにゃ!」 真姫(深呼吸して緊張を鎮める)
真姫「私、西木野真姫は……」
真姫「生涯……」
にこ「ちょっと待ったあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 花陽「にこちゃん!?」
海未「なにをしているのですか!」
にこ「真姫ちゃん!!!」
真姫「………」
にこ「好きです、真姫ちゃん。私と結婚してください!!!」 真姫「!!!!!」
真姫(じわっ……)
真姫「ひどい……ひどいよ、にこちゃん」
にこ「えっ……?」 穂乃果「どうして私達の式を台無しにするようなことをするの……?」
にこ「えっこんなはずじゃあ……」
花陽「最低です!」
凛「出ていくにゃ!」 真姫「自分の気持を伝えればすっきりするんでしょうけど……」
真姫「言われた私はどうなるの……」
真姫「どうすればいいの?」
真姫「どうすればいいのよ……」
にこ「あわわわわ」 園田「やってまいましたね矢澤」
園田「『気持ちを伝えればなんとかなるでしょ』作戦は大失敗に終わりましたよ」
にこ「あたし……ひどいことを……悪夢だわ」
園田「安心してください」
園田「そのとおり夢です」 にこ「ひどい夢だった……」
にこ「十二時すぎ……まだ真っ暗ね」
にこ「今の夢…・…」 にこ「まるで私がこれからやろうとしていることを暗示しているような夢だった……」
にこ「真姫ちゃんに気持ちを伝えようとは考えたけど」
にこ「多分こういう結末もあるわよね……」
にこ「どうしたら……」 桜内「高坂が……来た?」
歩夢「そうなんです……」
かすみ「どうしましょう……用心棒も一発でのされてしまいましたよ」
桜内「逃げましょう……」
しずく「無駄ですよ」 しずく「逃げたら追うだけですから」
桜内「誰よ……」
かすみ「この人さっき……」
しずく「はい、侵入しました」 しずく「それに逃げたりしたら、友達の命が危ないですよ」
しずく「善子さんでしたっけ?」
歩夢(逃げられそうですね)
かすみ(逃げちゃいましょう)
桜内(逃げようか)
しずく「やっぱり強制的についてきてください」コルトM1911
桜内「銃……!」 しずく「さあ、入ってください」キィ…
桜内「…………」
高坂「これがVRマシンなんですね」
高坂「なんとおぞましい」
高坂「これで百合の人相手にいくら稼いできたんですか?」 桜内「あなたは一体何なんですか!?」
桜内「一方的に商売の妨害ばっかりしてきて!」
高坂「私は百合が憎いだけ」
高坂「ラブライブのすべてから百合を追い出す」 高坂「そのためにあなたには狂信者をけしかけたり、絢瀬絵里さんを差し向けたりした……」
桜内「どうしてそこまで百合を憎むの……!?」
高坂「私は……百合にすべてをうばわれた」 高坂「姉の穂乃果を奪った西木野真姫という女が許せない……」
高坂「親友の亜里沙を手篭めにした園田海未という女が許せない……」
高坂「特に後者!」
桜内(その人知ってる……) 高坂「私は百合をこの世から排除するため、世界中の金と権力を手に入れた」
高坂「誰も私は止められない……」
高坂「桜内店長、世界に百合を蔓延させてきたあなただって許さない!」 高坂「店長、あなたには治療をほどこしてあげる」
高坂「絢瀬絵里がなしえなかった治療を……」
高坂「あなたのトラウマを見つめなさい」
高坂「璃奈ちゃん!」
天王寺「はーい」 桜内「なに、この子顔にお面みたいなのつけて……」
高坂「いまこそ、そのボードを剥がすときよ」
天王寺「りなちゃんボード……」
天王寺「開帳」 桜内「少女の顔が……私の顔?」
桜内「いいえ、顔が鏡になっているんだわ」
桜内「うっ、めまいが」
桜内(気絶) 高坂「彼女はトラウマのなかに埋没する……」
高坂「目覚めたときには百合ではいられなくなっているはずよ」
高坂「行きましょう、璃奈ちゃん」
天王寺「うん」 桜内「うー……」
桜内「ここはどこ……?」
桜内「私制服姿……そしてここは部室……」
桜内「前にもこんなことが……?」 ぴちゃ……ぴちゃ……
桜内「なにかいやらしい音が……」
千歌「曜ちゃん……はぁはぁ」チュパチュパ
曜「ああ、好き……千歌ちゃん……」 桜内(二人が部室でエッチしている……)
桜内(………)
桜内(………これは、私の記憶!?) 千歌「ぁぁ……うぅ……はぁはぁ……あっ……んっ」
桜内(そうだ……Aqoursの練習が長引いた日。みんなで一緒にかえろうということになった)
桜内(帰りの遅い二人を迎えに、私はひとりで部室に戻った)
桜内(そこで見てしまったんだ……) 曜「ああっ……んっ……んはぁぁぁああっ……いやぁぁあ……」
桜内(あのとき私は……二人に激しい憎悪を感じた)
桜内(どちらのことも欲しかった。でもそれが叶わなかったから)
桜内(どちらのことも悪くなった)
桜内(その気持はやがてAqoursそのものに向かった) 桜内(私は自らアンチAqoursになり……)
桜内(5ちゃんねるのラブライブ板にアンチスレを立てまくった……)
【速報】 Aqours終わったなwwwwwww
【顔評価スレ】 Aqoursって一人だけブスいるよなwwww
【速報】 みかんの美味しさ 和歌山 > 静岡
【速報】 静岡って茶畑しかないよな 桜内(これは驚くほど効果があった)
桜内(Aqoursのみんなは5ちゃんねる依存症だったので、すっかり意気がそがれてしまったのだ)
桜内(そんなある日、私はfusianasanに引っかかってIPを晒してしまい、それが原因で正体が知られてしまった) 桜内(当然、みんなからは糾弾され、私は洗いざらい白状した)
桜内(私はみんなか許されることはなかったけど、中には同情してくれるひともいた)
桜内(ともかくこの一件が原因で、Aqoursは人間関係がバラバラになり……)
桜内(ラブライブに出場することもなく……チームは解散に終わった) 桜内(残りのメンバーのその後は、いままで見てきた通り)
桜内(千歌ちゃんはソロアイドルになって、曜ちゃんはマネージャーをやっているらしい)
桜内(二人は結婚して、幸せにやっているらしい)
桜内(その後は一度もあったことがないけれど) 桜内(後悔しているけど、反省はしていない)
桜内(私は攻撃的なレズ……)
桜内(そう、世界中の女の子にセクハラしてやるって)
桜内(このとき決めたから) かすみ「あ、店長目覚めましたよ!」
歩夢「大丈夫ですか店長!」
桜内「百合は一生治らない……」
かすみ「は?」
桜内「高坂を返り討ちにしてやるわよ」 おつ
どんどん訳のわからん方向に進んでいくな
面白いけど 園田さん亜里沙を手篭めにしてるのにこんなとこ通ってんのかよ 外ではこんなだけど亜里沙の前だとちゃんと海未ちゃんとして振る舞ってそう ――都内にある高坂のアジト
高坂「さて、桜内は片付いたね」
高坂「あとは邪魔な人間を消していくだけ……」
高坂「まずはお姉ちゃんを籠絡したメス犬をこの世から葬る……」
高坂「しっかりやってね、スナイパー」
兵藤「任せておいて!」 高坂「西木野真姫は死ぬ……」
高坂(これでいいの……これで)
しずく「あの……高坂さん」
高坂「どうしたの?」 しずく「桜内ですが……」
高坂「なにか動きはあった?」
高坂「もっともいまは、ノンケとしての桜内でしょうけど」
しずく「いえ、彼女の百合風俗が普通に営業しているのです」 高坂「璃奈ちゃんの特殊能力が効かなかった……そうなのね」
しずく「はい」
天王寺「ごめんなさい」
高坂「あれだけ脅しをかけたのに、営業を続けるなんて大した挑発だよ」
高坂「盗聴器にアクセスして」 しずく「つながりました」
―――
園田「あのう、どうして私店長室に呼ばれたんでしょうか?」
桜内「まあまあ」
高坂「園田が店に? 音量を上げて!」 かすみ「高坂さん聞こえてますか〜?」
高坂「!!!」
高坂「盗聴器に気づかれた……!?」
かすみ「いまから園田さんの性生活についてインタビューしますので楽しんでくださいね!」
しずく「挑発のつもりでしょうか? 通信を切ります」
高坂「いいの……続けて」 桜内「まず、園田さんは付き合っている方はいますか?」
園田「今はいませんね。こう見えても妻帯者ですので」
桜内「奥様がいらっしゃったんですか?」
園田「はい。亜里沙という名前です」
高坂(イライライライラ) 桜内「奥様は園田さんの風俗行きをどう思っていらっしゃるんでしょうか?」
園田「さあ? 聞いたことがないもので」
桜内「止められたりしませんか?」
園田「妻は夫に尽くすものです。夫である私にまず口答えはしません」
高坂(イライライライライライライライライラ) 桜内「園田さん自身は申し訳ないとおもうようなことはありますか?」
園田「いえ、まったく」
桜内「奥さんのことは愛していないのでしょうか?」
園田「普通に愛していますよ。まあ、心と身体は別ですから」
園田「それはそれって感じです」
高坂() 桜内「奥さんとはどのような性生活を?」
園田「それはもうドスケベな生活をしてますよ」
園田「私が風俗で学んだテクを教え込んだり」
園田「あと、レズAV見ながらやったり」
高坂(ぶくぶくぶくぶくぶく)
しずく「大変! 高坂さんが白目向いて泡吹いてる!」 桜内「奥さんもエロエロなんですか?」
園田「エロエロですね。毎晩求めてきますからね。私が風俗帰りで疲れているときだって求めてきます」
園田「よくよく考えるといい女を嫁にもらいました。飯炊きから掃除まで完璧ですし、夜は娼婦のようですし」
園田「それに、私以外に亜里沙を抱いた女をいないというのが独占欲をそそります」
桜内「処女は園田さんが?」
園田「はい、いただきました」 かすみ「生きてますか、高坂さん?w」
かすみ「園田さんのインタビューはどうですか?」
かすみ「お店でお待ちしていまーす」
園田「誰かとお話しているんですか?」
桜内「なんでもありませんよ」 高坂「あは……あはははは」
しずく「???」
高坂「やってくれるじゃない、桜内」
高坂「全勢力を持って叩き潰してやる!」 歩夢「これで良かったんですかね」
宮下「ミサイルとか打ち込まれたらどーすんの?」
桜内「憎悪に燃える人間の心理なら任せて」
桜内「きっと直々にここに乗り込んでくるはず」 桜内「そこをこっちが叩くわ」
かすみ「なにか勝算があるんでしょうか?」
桜内「まあ、なんとかなるでしょ」
歩夢「え、ノープラン?」 にこ「眠れないにこ……」
にこ「こんなときは…・…」
にこ「やっぱりVR風俗に行こう」
にこ(あそこじゃないと私は癒やされない……) にこ「この時間でも街は賑わっているのね」
にこ(恋人たちばっかり……フンだ)
??「にこちゃん?」
にこ「えっ?」
??「やっぱりにこちゃんだ!」 ダイヤ「それで、高坂とやらは来ましたの?」
善子「面白そうだから遊びに来たよ」
ルビィ「ルビィ、アイス食べたい」
桜内「遊びじゃないのよ」
ダイヤ「表に戦車が止まってますがアレでしょうか?」 桜内「アレっぽいわね」
かすみ「わあ、戦車が5,6台囲ってます……」
歩夢「先頭車両から女の人が数人降りてくるよ」
高坂「桜内ァ!」 かすみ「刀持って乗り込んで来ますよ」
歩夢「強い部下の人達も一緒です」
桜内「いいじゃない。お招きして」
桜内「プレイルームにご案内してやろうじゃない」 入り口を蹴破って、高坂がなだれ込んでくる
高坂「殺してやる……」涙目
桜内「ようこそ」
桜内「奥の部屋に園田さんがお待ちですよ」
高坂「なんですって……?」 園田「ハァハァ、縛り放置プレイというのは久しぶりです」
園田「まさかVR風俗でこんなプレイもあるとは思いませんでした」
園田「それにしてもいつまでこうしていればいいんでしょう?」 高坂「本当に園田がいる……」
園田「おや、雪穂ではありませんか、こんなところでなにを?」
高坂「ここであったが百年目……」
高坂「斬る」
園田「それ真剣? えっえっ?」 ダイヤ「いまですわ!」
善子「ルビィちゃん、催涙ガスを!」
ルビィ「うゆ〜」ポチッ
―――
高坂「部屋のあちこちから管が伸びて白いガスが……」
しずく「一旦引きましょう」
彼方「この部屋にいたら危険だよ」 高坂「でも、園田が……」
桜内「やったわ、ガス室を化したプレイルームに高坂を閉じ込めた!」
かすみ「そろそろガスで倒れているころですかね」 ダイヤ「それにしても、どこから催眠ガスなどを?」
善子「鞠莉からですって」
ダイヤ「なるほどですわ」
ルビィ「あいしゅ」ぺろぺろ 桜内「気絶しているうちに ア レ をやるわよ!」
施錠されたドアを蹴破って、高坂とその一味が這い出てくる
高坂「園田で釣るとは卑怯な……」
しずく「げほっげほっ」 桜内「ガスが効かないなんて!」
かすみ「不死身ですか!?」
歩夢「なかで園田さんはぐっすり寝ているというのに」
園田「ぐぅ〜かぁ〜」
ダイヤ「地味に海未さんに気の毒な作戦ですわよ!」 高坂「あいにく死線をくぐり抜けた身でね……」
高坂「ガスは効きにくくなってる……」
しずく「苦しい……」
彼方「彼方ちゃんはいつも寝てるので効かない」 ダイヤ「ですが刀を取り落とすほどには効いているようですわね」
高坂「くっ……」
高坂「彼方ちゃん、やつらを殺しちゃえ!」
彼方「うん」
彼方、桜内に襲いかかる 宮下「おっと、この前のお返しだよ!」
彼方「きゃあ」
横から飛び出た宮下が彼方ともみ合う
高坂「しずくちゃん、銃をちょうだい」
しずく「もう駄目……」転倒
しずく「ぐぅ〜かぁ〜」 高坂はしずくの胸元をさぐり、銃を探し当てる
高坂「やった……!」
銃を構えた手をコッペパンが薙ぎ払う
高坂「……くっ!」
かすみ「させませんよ!」 桜内「さあ、どうするの? 降参?」
高坂「ふん、こっちは表に戦車を止めてあるんだよ」
高坂「歩兵三千人を待機させてある。空には戦闘ヘリが3台も」
高坂「こっちはすでに優位なんだ」 果南「ふー、終わったよ」
桜内「ごくろうさま、果南ちゃん」
果南、手に持っていたものを床に放り投げる
それはもぎ取られた戦車の主砲で、床にめり込む
高坂「…………」 善子「また雇ったのね、果南さんを」
鞠莉「そのとおりデース。梨子ちゃんはこの前の倍額払いました〜」
ダイヤ「鞠莉さん、来てましたの」
高坂「そう……神をカネで雇ったの……」
桜内「もう一回聞くよ、降参?」 高坂「……」
高坂「……いくら?」
鞠莉「えっ?」
高坂「桜内は神をいくらで雇ったの?」
高坂「こっちは十倍……いや百倍出す」 桜内「え、ちょっと、待って……」
高坂「財力では絶対に負けやしないよ」
高坂「ねえ、金融屋さん。私に逆らわないほうがいいことは知ってるでしょ?」
高坂「私はアンチ百合主義者だけど、あなた達のことだけは法で認めてあげる」
高坂「こっちにつかない手はないよ」 鞠莉「…………」
ダイヤ「鞠莉さん、耳を貸しては駄目ですわ!」
鞠莉「そうよね、高坂さんに逆らうと商売しづらくなっちゃうもんね」
鞠莉「果南」
果南、宮下を張り手一発で打ち倒す
宮下「うう……」ガクッ 鞠莉「悪いわね、梨子ちゃん。こっちも商売でやっているものだから」
桜内「嘘よね……鞠莉さん」
高坂「形成逆転だね」
かすみ「あわわわわ」
高坂「全財産さしだしてもいい、こいつらを皆殺しにしてっ!」 穂乃果「やっぱりにこちゃんだ!」
穂乃果「おーいおーい!」
にこ「ほ、穂乃果……」
穂乃果「真姫ちゃん、ほらにこちゃんだよ!」
真姫「………」 にこ「真姫ちゃん……」
真姫「………」
真姫「久しぶりね、にこちゃん」にっこり
にこ「………」
にこ(真姫ちゃん、そんな風に笑うようになったんだね) 穂乃果「ちょうどよかった、にこちゃんも席にどうぞ」
穂乃果「デザートいっぱいあるんだよ」
真姫「もう、あなたが頼みすぎるから」
穂乃果「えへへ、ごめーん」 穂乃果「ほら、にこちゃん、座ってよ〜」
にこ「で、でも……わたし……いかないと」
真姫「無理に引き止めちゃだめよ、穂乃果」
穂乃果「だって、にこちゃんに会えてうれしいんだもん」
にこ「……わかったわ。五分だけよ」 テーブルの上にはどう考えても二人では食べ切れない量のケーキが載っている
にこ「穂乃果ったら全く、変わってないわね」
穂乃果「えー、そうかなあ」
真姫「まあ、そのとおりね」
穂乃果「そんなあ、真姫ちゃんまでー」 レストランのテラス席……
にこは、お互いにケーキを食べさせ合う恋人同士を見つめながら、
ウエイターの持ってきたコーヒーをすする
にこ(真姫ちゃんは変わった……)
にこ(なんだか穂乃果に似てきた)
にこ(人と付き合うって、そういうことよね) にこ(こんな二人の幸せをぶち壊すようなことが言える……)
にこ(でも……)
にこ(自分の本心を打ち明けなければ、私は一生後悔しそうな気がする) 穂乃果「そういえば、にこちゃんはどうして結婚式きてくれないの?」
穂乃果「不参加になってたよ」
真姫「そういうことは聞くものじゃないわよ、穂乃果」
にこ「いいの……」
にこ「そのことについて二人に言いたいことがあったから」 すっくと、にこは立ち上がる
きょとんとする二人を見つめ返す
にこ「聞いて真姫ちゃん、私……」
にこ「私……真姫ちゃんのことが、まだ……」 真姫「きゃああああああ!!!!」
穂乃果「あ………あ………」
にこ「なに? どうしたn……」
にこ「ゲホッ!」
にこ(あれ、私吐血してる……) にこ(立ちくらみが……)
にこ(背中が痛いわ……)
にこ(なんなのよ、もう……)
にこ、テーブルクロスを巻き込んで地面に倒れ伏す 真姫「そんな、にこちゃん……」
穂乃果「なに……なにがあったの……」
一般客A「銃撃だ!」
一般客B「あのビルに人影があるぞ!」
一般客C「あそこからだ!」 ――ビルの屋上
スナイパーライフルを構え、苦渋の表情の兵藤
兵藤「くそ……西木野真姫の暗殺に失敗か……」
兵藤「急に立ち上がるなよ〜、あのツインテ……」 兵藤「今度こそ仕留めて…・…」
兵藤「駄目だ、この場所が気づかれた!」
兵藤「戦線離脱!」
兵藤「すみません、任務失敗です、高坂さん!」 ――桜内店
鞠莉「お金のためよ、仕方ないわ」
果南「……わかった」
かすみ「どうするんですか……こうなったらもう打つ手なしですよ〜!」
歩夢「こ、降参します!」
高坂「駄目! 一人残らず片付けて!」 善子「もう駄目ね、でも元仲間に殺されるなら本望だわ」
ダイヤ「そうですわ。他ならぬ果南さんなら」
果南「ごめん……」
ルビィ「謝らなくていいよ、果南ちゃん」
果南「せめて苦しまないように……やってあげるから」
鞠莉「…………」 桜内「それでいいの……?」
鞠莉「もちろんよ。お金のため。なんども言わせないで」
桜内「鞠莉さんは自分たちだけが得するためだけに、百合全体を裏切ろうとしているんだよ」
鞠莉「それが世の中というものでしょう」
鞠莉「自分たちが良ければそれでいい……」 桜内「でも、それじゃああのときの私と一緒じゃない!」
鞠莉「!」
桜内「自分の気持を晴らすためだけに、グループを壊した私と……」
桜内「あなたが憎み続けてきた行為をあなたがしてしまうの」
鞠莉「それは……!」 高坂「わけわかんないこと言ってないで、早く始末してよ!」
果南「やっぱり駄目だね、こういうの」
鞠莉「果南……」
果南「性に合わないよ」
果南「私は一抜け。百合を裏切れない」
高坂「嘘でしょ!?」 鞠莉「ごめんね、高坂さん。そういうことだから」
高坂「はああああ!??」
ダイヤ「鞠莉さんならそういうと思っていましたわ」
善子「ま、そうよね」
ルビィ「うゆゆ〜」 高坂「くっ逃げ……」
かすみ「おっと、逃しませんよ」ガシッ
歩夢「帰るにはまだ早いです」
高坂「ひっ!」
桜内「さあ、プレイルームにご案内して」
二人「はい」 高坂「私をどうするつもり……またガスを……」
桜内「そんなことはしませんよ」
桜内「ただプレイをしてもらうだけです」
かすみ「さあ、ヘッドセットです」
歩夢「スイッチオン」 高坂「あ……」
高坂(ここは……音ノ木坂の部室
亜里沙「雪穂」
高坂「亜里沙……なんでここに亜里沙が……」 亜里沙「雪穂ったらどうしてずっと会いに来てくれなかったの?」
亜里沙「私、雪穂のことずっと待ってたんだよ」
雪穂「だ、やめ、さわらないで……ギュっとしないで……」
雪穂「私は百合じゃない……百合じゃ……」 亜里沙「ちゅっ」
高坂「あっ……」
亜里沙「れろっれろっ……はぁはぁ……ちゅばっ」
高坂「はぅ……んっ……ふぅ……はぁ……」 雪穂「亜里沙……好き……」
桜内「亜里沙「雪穂も…・…ハァハァ……やっぱり百合だったんだね」」
桜内(水蜜桃やでこの唇)
雪穂「うん……自分では認めるのが怖かったの……」
桜内「ようやく、認めたわね」 雪穂「あなた達には完敗だわ……」
雪穂「私は百合……あなた達と同じく」
善子「百合嫌いは百合。そういうものよね」
ダイヤ「それでこの始末、どうつけますの?」 雪穂「贖罪のために生きていく……百合のみんなのために」
桜内「これでまるく収まったのかな」
しずく「まだ終わりませんよ……」
かすみ「しぶといですね。まだ生きてたんですか」 しずく「私達が倒れたところで、ノンケ絶対主義者はまだまだいます……」
しずく「果たして百合主義者のひとたちがどこまでやれるでしょうか?」
桜内「それならそれで、私達は抗い続けるだけよ」
桜内「むしろ全人類をレズにする勢いで」
歩夢「それはやりすぎでは?」 百合嫌いは百合…
百合嫌い俺嫁派の俺は百合だった?
うっ頭が にこ(あれから一年……)
にこ(私の受けた傷はさほど重いものではなく、命に別状はなかった)
にこ(背中にすこし跡が残ってしまったけど) にこ(穂乃果と真姫ちゃんは私が銃撃をかばったのだと思い込み、私を一生の恩人だと言ってくれた)
にこ(二人から大きな感謝を受け取ったことで――不思議なもので――真姫ちゃんへの執着心は霧散していった)
にこ(以降穂乃果と真姫夫妻とはいい関係を続けている) にこ(それなら新しい恋を、とは思ったけど、私の周りはお手つきばかりだ)
にこ(他にだれもいないなら店長なんかいいかも……)
にこ(なんて思ったりもしたけれど、その店長も姿を消した) 園田「おや、にこではありませんか」
にこ「海未。あんたもここに?」
園田「ええ、自然と足が向いてしまいました」
にこ(桜内店はいまやもぬけのからだ) にこ(銃撃事件の直後、ノンケと百合の激しい闘争が起きた)
にこ(血で血を洗う激戦。その中心に店長はいた)
にこ(やがて、闘争に空き始めた両陣営の穏健派が和平を結んだ)
にこ(平和が訪れたのだ)
にこ(一方で、急進派の店長らは日本を出ていった) 園田「このあたりもいかがわしい店が少なくなって寂しくなりましたね」
にこ「本当ね」
園田「おや、店のなかにだれかいますよ?」
にこ「なにか機材を運んでいるわね」
園田「あれは……VRマシンでしょうか?」 にこ(まさか、店長が帰ってきた??)
にこ(海未と私は、いそいで店の中へと駆け込んだ)
にこ(中にはふたりの女の子がいた) 女の子A「すみません、いま開店準備中なんですよ」
女の子B「オープンは来月です」
にこ(桜内店長ではなかった……)
園田「もしかして、VR風俗ですか?」
女の子A「そうです!」 園田「やったじゃないですか、にこ」
園田「これで下半身の寂しさが少しは減ってくれそうですよ」
にこ「……そうね」
にこ「開店、楽しみにしているわ。それじゃ」 女の子A「ちょっと待ってください!」
にこ「えっ?」
女の子A「もしかして、元スクールアイドルの矢澤にこさんと園田うみさんですか」
園田「そうですよ」
女の子A「きゃー! サインください! この色紙に!」
にこ「いいわよ。あなたの名前は?」 千歌「高海千歌っていいます。そしてこっちの女の子は曜ちゃんっていいます」
にこ「千歌……もしかしてあなたもアイドル?」
千歌「え、ご存知でしたか? いやだなあ……恥ずかしい」///
曜「じーっ。嫉妬しちゃうなあ」
千歌「違うよ、曜ちゃんそういうのじゃないから」 にこ「仕事は好調じゃない。どうしてここでVR風俗を?」
千歌「サイドビジネスもいいかなって曜ちゃんと話していたんです」
千歌「そしたらここに伝説のVR風俗があったという話を聞いて、これだと思って」
にこ「なるほどね」
千歌「よかったら体験していかれますか?」 にこ「うーんこれはちょっと、不気味の谷を超えてない感じのCGねえ……」
園田「これではシコシコできませんよ」
千歌「しゅん……」
曜「出直してくるであります……」 にこ「できることがあったらなんでもいってね、協力するから」
千歌「えっ本当ですか!?」
園田「ここの風俗は私達にとって思い出深いものでもありますから」
曜「やったあ!」 にこ「それにしても、ふたりともどこで風俗のことを知ったの?」
千歌「5チャンネルです!」
曜「5チャンネルです!」
にこ「へ……へえ」 にこ(なにはともあれ、ここに活気が戻るといいわね)
にこ(店長、よろしくやってるかしら)
園田(どっちかと浮気したいですね) ――函館
桜内「絢瀬さんの手引きで函館に入国出来たわよ」
善子「なんで私ついてきちゃったんだろう?」
桜内「もしもし、スイス銀行?」
エマ「はい。なんでしょうか?」
桜内「レズ洗脳装置を開発したから資金がいるの指定の口座に振り込んでおいて」
エマ「了解しました」 桜内「風俗の会計からちょろまかしてきた資金で、レズを世に広めるわよ」
絢瀬「協力するわ」
希「この世の全員をレズにしてやるで」
桜内「見てなさい、人類百合計画はまだ始まったばかり」 聖良「どうして居候が増えているんですか!」
理亜「もう、みんな家賃ちゃんと払ってよ!」
桜内「この子達なんて言っているのかしら?wwwwww」
善子「北海道の言葉は難しいわねwwwww」
終わり 以上です
ここまでお付き合いいただきありがとうございました
誤字脱字多くてすみませんでした
(とりあえず、ニコ生見てきます) 園田の描写が好評めだったので多めにいれてたら、いつの間にかシナリオの中核に来てしまった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています