この繋がりは何だろうか。それは、運命だ。

幾星霜を経て、光の速さを超えて、宇宙を旅するこの繋がりに、その言葉が相応しく思えた。

だから、私は手を伸ばす。

広大無比の宇宙に散りばめられた、輝かしい星々に手を伸ばす。

あの星空に手を広げる。

側にいたくて。

大切なものを探したくて。

そのために。

それだけのために。

私が。

誰かが。

ただ、手を伸ばした。

ただただ、星を望んでいた。
 
 
 
 
 
 
 
 
end