真姫「凛」

 凛「あ、真姫ちゃん。待ってたよ」

真姫「そう」
 
 
話す内容もないので、じっとグラウンドの向こうにある校舎の窓を見つめ、物静かな夜の音を感じていた。
 
 
 凛「真姫ちゃん」
 
 
話しかけられたから答える。
 
 
真姫「何よ」

 凛「辛いの?」

真姫「何が」

 凛「いつもより、寂しそうだもん」

真姫「さあ」