訳のわからないおとぎ話に付き合った。

いうところによると、気が付くとここに意識があるらしく、この場所、この時間にしかないらしい。

だから自分の居場所はここだ、と彼女は言う。
 
 
真姫「何時頃までいるの?」

  「いつの間にか意識が消えていっちゃうの。だからはっきりは知らないけど、2時くらいまでは記憶にあるよ」

真姫「何時間も星見てて暇じゃない?」

  「そうでもないかな。自然と、無意識のうちに、吸い込まれるように見上げてるんだ。そうすると、2時間、3時間、って経ってる。それにね、暇じゃないのは、お喋りしてるから」