占占占

黒澤邸の門扉をくぐり、母屋までの道を行く。

確かにしこたま怒られたけれど、その場所は紛れもなくこの黒澤邸だったけれど、実はそこまで怯えてもいない。

だって、


南『はあ……はあ……』

園田『…これくらいにしておきましょう。よく伝わったでしょうから…』

希『 』(← !DEAD!)

南『それじゃ私たちは、先に失礼しますね…よかったら泊めてあげて』フラフラ

黒澤『ええ。離れを使わせます。お休みなさい、皆様』


黒澤『聞こえていますか。今日は泊まっておゆきなさいな』

希『は………はい………』

黒澤『希さん』

希『はい………』

黒澤『…ありがとうございました』


その言葉で、私の中に後悔などわずかにも残らなかったから。

占占占