0082名無しで叶える物語(やわらか銀行)
2018/05/12(土) 01:01:27.14ID:W2PjMw5p希「それはウチもそう言ったんやけど…」
果南「だめだよ。なにがあるかわからないんだから、急な出来事で遅れちゃったら大変じゃん」
希「…って果南が聞かんのやもん」
にこ「過保護ねえ。控えテントまで送ったら、すぐ抜けるわよ。最前列行かなきゃいけないんだから」
果南「最前列なんかとっくに埋まってるよ。今さら急いだって無駄だよ」
にこ「薄情ねえ、あんた。そんなん、いくらか押し退けてでも前に行くわよ。希の晴れ舞台よ?」
希「やめてや…」
果南「別に関係者席から見ればいいからね」
にこ「あんたはね。私なんの関係者でもないから」
希「ええんちゃう? 一人増えたくらいなんてことないやろ」
にこ「そうかしら? だったらそっちのが楽ね。そうしよ」
果南「…うわ、人多いな〜。希、大丈夫? 緊張してない?」
希「あはは…してる」
にこ「ま、頑張んなさいよ。いくらか間違って構いやしないわ。私と果南が見てるから、大船に乗った気持ちでやってきなさい」
希「…うん。ありがと」
占占占