0057名無しで叶える物語(やわらか銀行)
2018/05/12(土) 00:44:38.96ID:W2PjMw5pダイヤ「はい?」
南「その本を渡しなさい。棘刀式が終わるまで預かっておきます」
ダイヤ「っ?! だ、だめです。これは人から借りているもので…」
南「没収するとは言っていません。村祭りの翌日には返します」ヒョイ
ダイヤ「そ、それでも………もう読みませんわ! 祭りの日までは棘刀式の稽古に集中します! だから、お願い…」
南「それならば、預かっていても同じでしょう」
ダイヤ「お願いです、返して…! 手元に置いておきたいの!」ガシッ
南「こら、放しなさい……あっ」ポロッ
バサッ
ダイヤ「ああっ! 希さんの本なのに…ひどい…」
南「…あなたが突然掴み掛かってきたりするからです」
南「そう軽率に手を出してはいけません。あなたは棘人なんだから…………あっ」ハッ
ダイヤ「……っ!」
ダイヤ「…」ギリ…
南「……ごめんなさい、今のは私が」
ダイヤ「 」ダッ
ガラガラッ ダダダダ…
南「ダイヤさん!」
南「…ああ。私はなんてことを…」
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