0056名無しで叶える物語(やわらか銀行)
2018/05/12(土) 00:43:53.57ID:W2PjMw5p南「ダイヤさん…」
ダイヤ「あら、南さん。そうですわね、もうそろそろ稽古でしたか…」
南「もう一時間も前に終わりました」
ダイヤ「え?! …ああっ、今日は開始が早いのでしたっけ…」
南「………ハァ」
ダイヤ「すみません、南さん。今日は本当に私の不注意で、」
南「いい加減になさい!!」
ダイヤ「 」ビクッ
南「あなたは…黒澤家の長女! やがて御三家当主の一角を担う存在なんですよ!」
ダイヤ「え、ええ…わかっています。だから、」
南「またその本を読んで…」
南「本を読むのは結構。夢を見るのも結構です。でも、それならば拗ねているより先にやることをやりなさい! いつまでも皮肉な子どものままでいないで!」
ダイヤ「そ、そんな言い方……いえ、今までの私の行いが悪かったのですよね」
ダイヤ「私も棘刀式の代表として、黒澤家の長女として、きちんと務めを果たしますわ」
南「…当然です」スタスタ…